Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

フランス料理教室【2015年9月】

2015-08-31 23:04:48 | フランス料理
今日は楽しみにしていたフランス料理の日。イタリアンや懐石のように毎月開催
されるのではないせいか、いつも次回のレッスンが待ち遠しくてたまりません

それでも先生は、小さいお子様がいながら年に8回はレッスンをしようと頑張って
下さっているので、できる限り予定を合わせて毎回参加したいと思っています


今日はいつもとは違ってフィンガーフードをメインにお料理を作っていきます。
フランスではディナーの前に、お酒と一緒にナッツやドライフルーツなど簡単な
おつまみを食べながら気軽におしゃべりを楽しむ習慣があるそうです

その時間を「アペリティフ(食前酒)」からとって「アペロ」と最近は一部雑誌
などでは呼んでいるようですね。今日はその「アペロ」をテーマにして前菜から
デザートまでを作っていきます

でも、本来のアペロは何も準備していないけれど気軽に飲んでね、という集まり
なので、こういったお料理は作らないのだそう。それをお料理教室でどうやって
レッスンにすれば良いかと考えて、色々メニューを用意してくださったとか

というわけで、品数は多いもののどれもとても簡単に作れるお料理ばかりです


まずはウェルカムドリンクから。いつもお教室ではアルコールは出さないので、
今日もノンアルコールで作ります。カクテルのモヒートならぬ「桃ヒート」。



グラスに小さめに切った桃、ちぎったミント、レモン汁を入れて軽く潰したら、
輪切りのレモンを入れて、ピーチシロップ・氷・炭酸水を入れて混ぜ、ミントを
上に飾れば完成です

ピーチシロップをピーチリキュールに変えればきちんとカクテルになりますよ




テーブルセッティングは秋の夕暮れをイメージして、深い色のテーブルクロスに
秋らしい花を飾り、シックな色合いの食器とガラス類でまとめて。手でつまんで
食べられるお料理が多いので、ナイフは置かずカトラリーはフォークのみ。

カトラリーレストも気軽なものということで、ワインやシャンパンのコルクを。


ディスプレイコーナーはバーカウンター風になっています。色々なお酒を置いて
ここからご自由に、ということですね



では、お料理を作っていきましょう。1品目はトマトジュレのカプレーゼ。無塩の
トマトジュース半量・塩・お砂糖を鍋に入れて温めます。そこに水でふやかして
おいたゼラチンを加えて溶かして、残りのトマトジュースを加えて混ぜ合わせ、
グラスに注ぎ冷蔵庫で冷やし固めます。

こちらは固まったら上にミニトマト・モツァレラチーズ・バジルを飾れば完成



次にデザートを作ります。今日のデザートは3種類ありますが、調理といえるのは
こちらの1種類だけ。塩キャラメルのムースです。

大きめの鍋にお砂糖を入れて火にかけ、溶けてキャラメル色になってから温めて
おいた牛乳を少しずつ加えて火を止めます。このときに牛乳がぶくぶく泡立って
あふれそうになるので、お鍋は大きめ、入れるのは少しずつがオススメです



卵黄・お砂糖・塩をボウルに入れて泡だて器で混ぜて、お鍋のキャラメル牛乳を
少しずつ混ぜます。水でふやかしておいたゼラチンも加え、ゼラチンが溶けたら
生クリームを加えます。

1cm角にカットした缶詰の洋ナシをグラスに入れ、その上にボウルの中身を注ぎ
冷蔵庫で冷やし固めます。

生クリームとお砂糖を泡立てたものにコーヒーもしくはカルーアミルクを混ぜ、
固まったムースの上に乗せて、その上にチョコクランチもしくは刻んだナッツを
散らせば完成です


前菜2品目は採れたてラディッシュ。フランスではラディッシュにバターと粗塩を
付けて食べるのが一般的なのですが、そのラディッシュを畑から収穫するような
演出で、楽しみながら食べられる1品

黒オリーブとパン粉をミキサーにかけて細かく刻んで、それをオーブンシートに
広げて150度のオーブンで30分ほど焼いて乾燥させます。これを土に見立てて

ラディッシュに切れ込みを入れてバターを詰め、オリーブとパン粉で作った土を
器に敷き詰めて、その上にラディッシュを置きます。スプラウトなどを植えて、
雑草が生えている雰囲気にすれば完成


次はメイン料理作り。メインはケフタ・ヨーグルトソース。ケフタはモロッコの
言葉で挽き肉という意味で、もともとモロッコ料理ですが、フランスでもとても
良く食べられているお料理です。


ボウルに牛挽肉・みじん切りの玉ねぎとニンニク・刻みミント・卵白・クミン・
パプリカパウダー・シナモン・塩コショウ・ナツメグを入れて、粘りが出るまで
混ぜ合わせます。


少しだけ取り分けて置いて、残りを人数分に分け竹串にきりたんぽのように巻き
付けたら、フライパンで焼くだけ。

添えるヨーグルトソースはヨーグルト・刻みきゅうり・オリーブオイル・塩を、
混ぜ合わせるだけの簡単なもの。


ついでにもう1品作ってしまいますね。前菜3品目は椎茸のファルシ。取り分けて
おいたケフタのタネを椎茸に詰めて、ラディッシュで使ったオリーブの土を上に
かけたら、200度のオーブンで10分ほど焼くだけ。


椎茸のファルシを焼くときに、小分けにした舞茸・シメジ・マッシュルームなど
きのこ類にオリーブオイルをかけて一緒にオーブンで焼きます。これはメインの
付け合せにもなる、前菜4品目のきのこのサラダ用に


焼き上がったきのこは、お醤油・マスタード・わさび・オリーブオイルを混ぜて
作ったドレッシングと和え、さらに水菜やクレソンなどと合わせて出来上がり。



前菜5品目はサーモンのタルタル。きゅうりと赤玉ねぎは3mmの角切りにして、
サーモンは7mmほどの角切りに。白ワインビネガー・マスタード・塩コショウ・
オリーブオイルのドレッシングで和えておきます。

水500ml:酢大さじ2を沸騰させお箸でぐるぐるかき混ぜて、渦を巻いた湯の中心に
あらかじめ割っておいたうずらの卵を落とし、1分半茹でてポーチドエッグに。

それをサーモンのうえに乗せてセルフィーユを飾れば完成です


前菜6品目はニース風サラダのタルティーヌ。こんがりトーストしたバゲット
クリームチーズをぬり、その上に茹でたうずらの卵・きゅうり・ミニトマト・
ツナ・黒オリーブを乗せれば出来上がり。



前菜7品目も同じくタルティーヌで、こちらは茄子と無花果のタルティーヌです。
イカスミのバゲットをトーストして、クリームチーズと白味噌を合わせたものを
塗ったら、上に焼き茄子と無花果を乗せて、セルフィーユを飾るだけ



前菜8品目はマグロの漬け・ピスタチオ風味。お醤油・わさび・オリーブオイルを
混ぜて作った漬けダレにマグロを上下返して5分ずつ漬け込み、3cmの角切りに
したら、上に刻んだピスタチオをまぶして完成


前菜9品目はヨーグルトのヴェリーヌサラダ。グレープフルーツときゅうりを少し
小さ目にカットして、はちみつ・オリーブオイル・塩コショウのドレッシングで
和えておき、水切りしたヨーグルトをグラスに入れ、その上に乗せるだけ。


これで全てのお料理が完成しましたのでお料理をテーブルに並べました。とても
素敵なテーブルにお料理が乗ると、いかにもパーティーらしい雰囲気で素敵






お料理は種類毎に高低差を付けたお皿に盛り付けて華やかに。このような素敵な
パーティーにお呼ばれしたら、とっても嬉しいですよね


食前酒は白豪銀針という中国の白茶と青りんご(グラニースミス)から作られた
スパークリングティー。ほのかなお茶の香りと林檎の酸味で、ノンアルコールの
ドリンクなのに、ちょっとアルコールが入っているかのような気になります


それぞれのお皿に前菜を取って、試食がスタート。色とりどりの小さなお料理が
とっても可愛らしくて、食べるのがもったいなくなってしまいます

まぐろの漬け・ピスタチオ風味
ヨーグルトのヴェリーヌサラダ
サーモンのタルタル
トマトジュレのカプレーゼ
ニース風サラダのタルティーヌ
茄子と無花果のタルティーヌ
採れたてラディッシュ
椎茸のファルシ


メインのお料理もアペロらしく、小さな食器も活用して。お皿の中でもこうして
高低差をつけるだけで、グンとおしゃれに見えますね

きのこのサラダ
ケフタ・ヨーグルトソース


そしてこちらはデザート。1品だけはきちんと作りましたが、あとはとても簡単な
ものを用意しました。タルティーヌはトーストしたバゲットにクリームチーズを
塗って無花果を乗せ、ピペットにメープルシロップを入れて添えたもの。

塩キャラメルのムース
無花果のメイプルタルティーヌ
バウムクーヘン&ポッキー


紅茶は秋らしくLUPICIAの「CHAUD LES MARRONS!」。ドライマロンブレンドの
紅茶で、本当に栗らしい香りがします。お好みでブランデーを入れても美味しい
そうですよ。毎月変わる紅茶も楽しみです

今日はたくさんの可愛らしいお料理を習うことが出来てとても楽しかったです。
ちょうど来月末に両家の両親を招いて娘の誕生日パーティーを行う予定なので、
その日のメニューにさせてもらおうと思っています


おうちごはん(プチ懐石料理:2015年8月)

2015-08-30 23:22:27 | おうちごはん
今日もお天気の悪い一日で、おでかけにはあまりむかない日曜日でした

午前中は家でのんびりして、お昼からは夫の実家へ行ったり夫の親戚の果樹園に
行って梨やぶどうをお世話になっている方々に発送したり

夜は早めに娘を寝かしつけて、夫と二人でゆっくりディナータイム

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【プチ懐石料理教室:2015年8月】


今日は懐石ということなので、1品ずつ出しても良かったのですが、イタリアンと
違って食事中に火を入れにキッチンに立つ必要もないので、すべて一緒に卓上に
並べてしまいました


まず先付けは「金糸瓜の酢の物」。本当に綺麗な黄色なのでキュウリの緑が良く
映えて、素朴なのに存在感のある一品。酢の物が大好きな私はパクパクと食べて
しまいますが、娘の夕食にも少し出したら、意外にも気に入ったようでした


お凌ぎは「無花果の白和え」。地元のスーパーではお教室で使ったような皮まで
柔らかくて美味しく食べられる無花果は売っていなかったので、皮を剥いて使い
ました。練り胡麻を混ぜてクリーム状にしたお豆腐がとっても美味しい


椀物は「牡丹鱧」。骨切りされた鱧が地元の百貨店に売っていたので、お教室で
習ったとおり、片栗粉をハケでまぶして湯引きしました。梅肉もセットになって
いたので助かりました。梅肉の赤・冬瓜の緑・簾巻き卵の黄色が綺麗ですね


炊き合わせには「夏野菜の冷製炊き合わせ」。お教室で習ったものと同じ野菜を
揃えたのですが、ずいきは父の趣味の畑で八つ頭を作っているので、その茎を1本
もらってきました。お出汁が染みると美味しい


焼き物は「牛肉の治部煮風」。ちょうど良い厚さの牛モモ肉がなくて、今日は
薄切り肉を使って、数枚重ねて作りました。


ご飯は「青紫蘇ご飯」。こちらの紫蘇も父の趣味の畑から。お教室ではしらすを
混ぜ入れて炊いていましたが私がしらす(頭の付いた食べ物全て)が苦手なので
今回は入れずに、少し塩を多めにして炊きあげました


水物は酒粕のアイスクリーム。実習はせずにレシピだけ頂いたものです。本来は
アイスクリーマーで撹拌して作るのですが、今日は固まる前に数回ブレンダーで
かき混ぜて仕上げています。夫もこのアイスの美味しさには驚いていました

懐石はイタリアンに比べて作るのに本当に手間がかかりますが、お茶席の茶懐石
などにも応用できると思うので、頑張って習い続けて、自宅でもきちんと復習で
作っていきたいと思っています


うさぎをおんぶ / おうちごはん(イタリア料理・基本中級:8月)

2015-08-29 23:20:29 | おうちごはん
今日は夫がお昼過ぎまでお仕事に行っていたので、午前中から娘と実家へ行って
たくさん遊びました


のんびりお絵かきをしたりパズルをしたりして遊びました。ここ1ヶ月ほどで娘も
ぬいぐるみやお人形を可愛がるということが分かってきたようで、今日は背中に
ふわふわウサギのぬいぐるみをおんぶさせてあげました


とっても嬉しかったようで「おんぶ」と言っては嬉しそうに駆け回ったり
「うさぎさん見せて」というと得意げにくるっと回って背中を見せたりして、
眠くなるまでずっとおんぶしていました


娘のお昼寝タイムを使って、アレンジメントを作りました。今日はオレンジ色の
カーネーションをメインにして、淡い黄緑のトルコキキョウ、オレンジがかった
ベージュ色のスプレーカーネーション、ワレモコウ、グリーンを合わせて

まだ8月ですがこの1週間はグッと寒くなったので、お花も秋をイメージして

3時頃には夫が帰宅してきたので、私と娘も合わせて帰宅して、夕食の食材の買い
出しへ行きました。明日は懐石料理を作るので、必要な材料が多いのです

夜は早めに娘を寝かしつけて、夫と二人でゆっくりディナータイム

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:基本中級編・8月】


前菜はホタテとグレープフルーツのサラダ。ホタテをグレープフルーツやセロリ
などと一緒にさっぱり食べられる、夏らしいサラダです。ホタテが白系なので、
ピンクグレープフルーツで彩りを入れて


パスタの代わりには菜園風リゾット。お教室で作ったときに、お肉もコンソメも
入れていないのに、濃厚なダシの味にびっくりした一皿。色々なお野菜の旨味が
ぎゅっと詰まっているので、体調の悪い時にも良さそうです


メインは白身魚のポテト包み焼き・ローズマリーのソース。じゃがいも大好きな
私としては、好きなメイン料理上位に急浮上した一品です。表面がカリッとした
ジャガイモにローズマリーのソースがとっても良く合うのです


8月のデスク飾り

2015-08-28 23:22:05 | 季節行事
来週からは9月にはいりますので、8月にデスクの上で癒しをくれたデスク飾りを
仕舞う前にご紹介します


7月のデスク飾りはとっても涼しげに泳ぐ金魚たちです。

水色系の大小の円の中に黒や赤の金魚が泳ぎ、水草が揺れています。ちりめんは
ぽってりとしているので、涼しさを表現するのはなかなか難しいものだと思うの
ですが、こちらは見ていて本当に涼しげで癒されます

以前は違う金魚の飾りを使っていたのですが、こちらに出会って一目ぼれをして
しまい、入れ替えたものです。京都の「夢み屋」さん製

また来年活躍してくれる時期まで、きれいにして大切に仕舞っておきます


8月の和小物たち

2015-08-27 23:21:11 | 着物
先週末で今月の着物を着る機会も終わりましたので、8月の和小物たちを、仕舞う
前にご紹介しますね


8月の豆簪は、一輪の薄紫色の朝顔を模したものです。祇園の「金竹堂」さん製。
帯に挟む扇子は先月と同じく薄や桔梗や萩の秋草柄で浅草の「文扇堂」さん製。
懐中時計に付ける根付は、涼しげな尾ひれが美しい赤い金魚


手拭いは生成り地に赤い金魚と水草がリズミカルに描かれた、濱文様シリーズ。
小風呂敷は波紋と金魚が描かれた涼しげなもので、同じく濱文様シリーズです。
ハンカチも水色地に赤や黒の金魚と水草が描かれたもので、今月は金魚だらけ。
懐紙は骨組みだけの団扇に、桔梗やアザミなど秋草が描かれた秋らしいもの。
一筆箋は花筏に撫子柄・ほおずき柄の2種類です

また来年活躍してくれる時期まで、きれいにして大切に仕舞っておきます