Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

梅を見に梅園へ

2016-02-29 23:20:31 | 季節行事
昨日の雛祭りランチの前に、夫のご両親と一緒に自宅近くの梅園へ、娘を連れて
梅を見に行ってきました。ここ数年の恒例行事になっています


いつもであれば3月中旬になってからピークを迎える梅の花ですが、今年は暖冬の
影響もあってか開花がかなり早く、2月下旬の昨日でもうすでに満開状態。昨日の
午前中はポカポカ暖かく風もなかったので、最高の梅見日和でした


こちらの梅園は地元でもあまり知っている人がいないので、こんな満開の日でも
私たちが行ったときには2組くらいの家族連れがいる程度。下は全て芝生になって
いるので、娘が走り回っても安心です

自然の地形を利用して勾配があるので、娘の遊び場にはもってこいでした。



見ていて綺麗なのはまるで霞がかったように咲く白梅ですが、その中に数本ある
紅梅はとても香りがよくて、やはりハッと目を引きますね



去年はまだ手を引かれて歩いていた娘も今年は元気に走り回って楽しそうです。
去年は夢中になったお花拾いも今年はそこそこで終わらせて、梅園を自由に走る
のが楽しかったよう


私の後をついてきていたかと思うとパパに駆け寄って手を繋いだり、興味のある
ものを見つけると走り出したりと忙しく動き回っていました。



途中からパパに肩車をしてもらうと、目線が高くなって梅の枝が近くなったのが
嬉しいのか「キャーッ」と声を上げて喜んでいました。肩車ができるのはパパの
特権ですよね。私にはちょっと難しい…


目線が高くなったおかげで顔の近くにある梅の花をじっくり見ることができて、
「いい香りがするからお花をかいでごらん」といわれると、「くんくん」と言い
ながら梅の香りをかいで楽しんでいました


こちらの梅園はハーブ園に併設されている採集用の梅の木なのですが、一区画は
オリーブオイルの実を採るためのオリーブ畑になっています。梅園から一転して
まるでイタリアに来たような景色

気持ちの良いお天気のなか満開の綺麗な梅を見ながらたくさんお散歩ができて、
家族全員とっても楽しい時間でした


娘の雛祭りランチ会(プチ懐石料理:2016年2月)

2016-02-28 23:20:19 | ホームパーティー
まだ2月中ではありますが、来週末になるともう過ぎてしまうので、ひと足早めに
娘の雛祭りのランチ会を自宅で行いました

例年通り、両家の両親を招いてのランチ会。初節句から続けていますので今年で
3回目になりました。お腹にいる赤ちゃんが女の子なら来年からは2人分のお祝い
ですし、男の子であればまた5月にランチ会をすることになりますね

娘を夫に見てもらって今日は朝からバタバタと支度に追われていました。昨年は
自分で考えたメニューでおもてなしをしましたが、せっかくプチ懐石料理教室に
通っているので、今月習ったメニューを取り入れることに

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【プチ懐石料理教室:2016年2月】


テーブルコーディネートは去年と同じく淡いピンクのテーブルクロスを敷いて、
白い折敷に赤い小さな二段重、赤い越前塗りのお椀、ぼんぼり型の蓋付き器など
女の子のお節句らしいものを取り揃えて

他にも本物の蛤の貝柄に金彩を施した器や、お雛様やお内裏様の箸置き、そして
黒に金彩の施されたの蓋付き椀を


八寸は湯葉となめ茸のみぞれ酢かけを、ぼんぼり型の蓋付きの器で可愛らしく。
そして昨日の余りの菜の花のローストビーフ巻き。やはり雛祭りらしく菜の花を
取り入れたかったので急遽追加しました会津塗りの小皿に2品を載せて。


前菜はふきと干し海老の煮物。春を感じる食材を、本物の蛤に金彩を施した器に
載せて、梅の枝を添えて華やかに盛り付け

揚げ物は季節の野菜の天ぷら。筍やこごみやわらびなどの、春らしい食材を取り
入れています。お教室では鱈や白子を使いましたが、今日は山の恵みのみで。

ご飯はちらし寿司。こちらも昨日のディナーで使っていたサーモンやホタテなど
使い切りたかったので、共通の食材を使えるようにしています。そこにマグロや
いくらや錦糸卵などを加えて、木の芽を添えて彩り豊かに


椀物は金目鯛のかぶら蒸し。昨夜のディナーの鯛と同じ食材が使えるようにと、
組み合わせをよく考えました。きのこや空豆や百合根なども一緒に入れて蒸し、
黒に金彩の施された蓋付き椀に入れて。


お吸い物は蛤のお吸い物。花麩や手鞠麩に三つ葉を添えて。


デザートはこれまで何度かお世話になっている地元の和菓子屋さんにお願いして
道明寺(桜餅)を作って頂きました。お煎茶を添えて。やはり雛祭りには桜餅が
食べたくなりますよね

食後は小菓子として、高坏風の器に乗せたひなおこしとひなあられを。両方とも
小麦粉のお菓子なので、娘には梅の形の可愛らしいおせんべいを用意しました


食後は娘が眠くなる前にと、お雛様の置いてある娘の部屋に移動して記念撮影。
写真を撮ってから気づいたのですが、せっかくなので娘には着物を着せておけば
よかったかなぁと。来年は着せてあげようと思います

ゆっくりとランチをしておじいちゃんおばあちゃんにたくさん遊んでもらって、
娘はお見送りをするベビーカーの中で夢の中へ旅立っていきました


おうちごはん(フランス料理:2016年2月)

2016-02-27 23:20:05 | おうちごはん
今日は振替稽古の日なのですが、あまり体調がすぐれなかったのと、明日の娘の
雛祭りランチ会のための食材集めや仕込をしたかったので、お稽古はお休みして
自宅でゆっくり過ごしました

人をお招きしてのランチ会は、普段使っていない食器をロフトから出してきたり
食材を集めたりと事前の準備が大変なので、そのあいだ夫に娘を見てもらって、
不足のないよう準備を進めました

夜は娘を早めに寝かしつけて、ゆっくりディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【フランス料理教室:2016年2月】


前菜1品目はミックスビーンズの洋風白和え、2品目は菜の花のローストビーフ巻き
です。どちらも小さい前菜なので、2品盛りにしました


前菜3品目は投入のブランマンジェ・魚介のマリネ添え。レッスンではデザートの
ブランマンジェと一緒に作るためこちらのブランマンジェにも砂糖が入っていた
のですが、作り方にひと手間加えこちらは砂糖無しにしました。魚介のマリネが
夫も気に入ったようです


パンはメゾンカイザーのものを数種類用意しました。やはりフレンチにパンは
必需品ですね。


メインは金目鯛のポワレ・ジャガイモのウロコ仕立て、白ワインソース。とても
手間のかかっていそうな料理ですが、実はスライサーを使えばそれほどでもなく
簡単に出来るのです。この見た目には夫が感動してくれました

白ワインソースに使ったフュメ・ド・ポワソンですが、明日のランチ会と今日の
このメインに使うために金目鯛を一尾さばいてもらっていたので、アラを使って
自家製で作りました。煮込んで漉すだけなのでとっても簡単です


デザート1品目はいちごのクラフティ、2品目は豆乳のブランマンジェ・メープル
シロップがけ。明日のランチ会が懐石料理なので、今日は和風テイストではない
お料理にしたくて、デザートをレッスン時のものから少しアレンジしました

クラフティは抹茶を入れず小豆の代わりにいちごをあわせて。ブランマンジェは
黒蜜ではなくメープルシロップ&刻みナッツをあわせました


人間ドック受診 / ランチ@「Fish Bank TOKYO」

2016-02-26 23:19:52 | 日記
我が社では毎年必ず年度末までに健康診断か人間ドックの受診をしないと人事の
厳しいチェックが入るので、毎年誕生日前後に受診するようにしています

通常は40歳以降で人間ドックが必須ですが、30歳を過ぎると任意で人間ドックか
健康診断かを選べるようになっているため、私も30歳からは毎年人間ドックを
受診させてもらっています

本当は1月中に行く予定だったのですが、年末に妊娠が分かったため、予定を少し
ずらして、安定期に入ってから受診することにしました

今日は午前中から人間ドックへ。昨年と同じく汐留シティセンターのセントラル
クリニックで、脳ドックや腹部MRIなども出来るコースを予約していたのですが
妊娠中ということもあって、いくつかの項目が検査できず、昨年より早く終了

終わったのがちょうどランチタイムだったので、そのまま上階のレストランへ。
去年と同じく41Fにある「Fish Bank TOKYO」さんへお邪魔しました




ランチタイムのパスタセットに、デザートを追加でお願いしました。サラダには
野菜のテリーヌがついていてボリュームたっぷり。パスタは菜の花とメカジキの
パスタで、とっても美味しかったです。パンも私好みのお味


デザートはマカロンを添えたバニラアイスに、フランボワーズのムースでした。
添えられたフランボワーズのソースが甘酸っぱくて、バニラアイスにぴったり

窓際のソファー席にゆったり座らせて頂いてのランチタイム。窓から気持ち良い
陽射しが入ってきて、採血したあとということもあり眠くなってしまいました

このあとに会社に戻るのが億劫になってしまうようなゆったりランチでしたが、
熱い紅茶を頂いて、気分を入れ替えて午後は会社に戻りました。



北野天満宮の梅花祭

2016-02-25 23:19:40 | 京都花街
今日2月25日は、平安時代の文人・菅原道真公の忌日にあたります。

菅原道真公といえば朝廷で右大臣にまでのぼりつめた貴族であり、漢学者・文人
としても高名な方ですね

しかしながら時の権力者であった藤原氏の思惑によって晩年は大宰府に流され、
失意のうちに亡くなったといわれています

その後、当時の都であった京では道真公の左遷に関わった貴族たちの相次ぐ死、
日照りによる不作、疫病の流行などと、不可解な出来事が続きます。極めつけは
清涼殿への落雷。この落雷によって藤原氏の貴族が即死。落雷のショックで時の
天皇であった醍醐天皇もまもなく亡くなりました

これらすべては道真公の祟りと考えられて、落雷事件以降、道真公は雷神として
都人に恐れられていました

そんな中、道長の乳母とされる多治比文子の枕元へ道真公が立ち、「北野の地に
祀ってくれれば心も安らぐだろう」と伝えたことから、朝廷が北野の地に社殿を
造営し、道真を雷神として祭ったのが京都の北野天満宮の始まりです。

その後、歌人であり優秀な学者でもあったことから学問の神とされて、現在では
京都以外にも道真公を祀った天満宮があります


(画像は報道系サイトからお借りしました)

京都の北野天満宮では、毎年2月25日は祭祀が行われ、道真公が梅の花をこよなく
愛したことから「梅花御供」を神前にお供えします。それに加えてちょうど梅の
咲く時期でもあることから、この祭祀は梅花祭とも呼ばれています


(画像は報道系サイトからお借りしました)

この梅花祭りでは、北野天満宮のすぐそばにある上七軒から芸舞妓さんが総出で
参加される野点が開催され、毎年賑わいを見せています

もともと上七軒は、室町時代に行われた北野天満宮の再建で残った機材を使って
7軒の御茶屋を建てたのが始まりですので、北野天満宮とは縁が深いのです

梅の花と生きた花(芸舞妓さん)を愛でられる、とても素敵な野点でしょうね