Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

3月の和小物たち

2015-03-31 23:50:05 | 着物
3月も終わりで、今月着物を着る機会はもう無いので、3月の和小物達を仕舞う前に
ご紹介しますね


3月の簪は2種類あります。一輪の白水仙と、小さな菜の花と桜に蝶々の簪。
どちらも祇園の「金竹堂」さん製のもの

子は少し季節を先取りして桜の柄のものを使っています。浅草の「文扇堂」製。
懐中時計に付ける根付は桃の節句にちなんで桃の実を。平安神宮のお守りです


手拭いはオフホワイト地に可愛らしい吊るし雛が描かれている濱文様シリーズ。
小風呂敷はピンク地の中央にお内裏様とお雛様が描かれている濱文様シリーズ。
ハンカチはオフホワイトと鶸色の市松のガーゼ地に子供雛で、濱文様シリーズ。

懐紙ももちろんお雛様の柄です。
一筆箋は立ち雛、源氏絵巻風の十二単の姫君、貝桶と合わせ貝の3種があります

来年また活躍してくれる時期まで、大切に仕舞っておきます


3月のデスク飾り

2015-03-30 23:49:16 | 季節行事
早いものでもう3月も終わりになりますね。ついこのあいだ年が明けたと思って
いたら、もう桜が咲いて本格的な春がやってきてしまいました

今月も仕事中にデスクの上を華やかに彩ってくれたデスク飾りをご紹介します


3月といえばやはり一番に思い浮かぶのは雛祭り。今月のデスク飾りはと~っても
可愛い親王飾りのお雛様です

内裏様・お雛様・小道具などの全てが縮緬で出来ているもので、こども雛なので
お顔も丸く幼い感じで、縮緬の風合いがさらに可愛らしさを引き立てています。
桜と橘もお花付きの縮緬のお手玉で作られているので見ていてほっこりします
京都の「龍虎堂」さん製。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


土手でお散歩 / おうちごはん(フランス料理・2015年3月)

2015-03-29 23:45:12 | おうちごはん
今日の午前中はとってもお天気が良かったので、娘を連れて近くの土手へ遊びに
行ってきました。今日は少し動くと暑いくらいの陽気でしたね


土手にはところどころに桜の木が植えられているのですが、いまにも開きそうな
ぷっくりとした蕾が濃いピンク色に色づいていて、遠目からでも木全体が少~し
ピンクがかって見えるようでした


一部日当たりの良い枝はもう花が開いていて、淡いピンク色の可憐なお花を見る
ことができました。来週末あたりが見ごろですが、いまのところの天気予報では
あまりお天気が良くないようなので少し心配しています

できれば来週末はお花見に行きたいな。


娘は土手の芝生の上をかけまわり、転んだあとに座り込んで膝を撫でて「いたい
いたい~」と言っていました。疲れたのかそこから動かず、ずっとだっこ(笑)
実家に遊びに行っておやつをもらうとまた元気復活したのか、お庭で探検をして
楽しんでいました

午後は娘のごはんを作り溜めしたり、ディナーの準備をしたりして、夜は早めに
娘を寝かしつけて、ゆっくりディナータイム

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【フランス料理教室:2015年3月】


前菜は鮮魚のカルパッチョ。フランス料理教室でのレッスンでカルパッチョとは
意外だったのですが、すでに国を超えた前菜となっていますものね。おしゃれに
カブの紅色マリネ、ラディッシュ、ベビーリーフ・桜の塩漬けを添えて


カブは赤玉ねぎと一緒にマリネすることで、自然なピンク色に染めました。桜の
塩漬けは乾燥させて花びらをフレーク状にして散らしてから食べます。これには
夫もとても驚いていて、フレンチはおしゃれだね~と話していました


スープは新玉ねぎのヴルーテ。ただでさえ甘い新玉ねぎを弱火でじっくり炒めて
旨味と甘みを引き出したスープ。血液サラサラ効果も期待できるため、こちらは
たくさん作っておいたので、夫や娘の朝ごはんにも出そうと思っています


今日のお料理のおとものパンはメゾンカイザーから。プチバゲット、コンプレ・
レザン・ノワ、パン・オ・フィグの3種類です


メインは豚肉のナヴァラン。ベビーキャロットやペコロスやかぶなど可愛らしい
お野菜を添えています。じっくり煮込んだお肉は柔らかくてボリュームもあり、
しっかりメインを食べた~という気分になりました


デザートにはアミアンのマカロンと桜のアイスクリーム。素朴な味わいながらも
しっとり美味しいマカロンのあとに桜のアイスクリームを食べると、甘みの後の
ほんのり塩味で、とっても良い組み合わせなのです

今日はJ.L Coquetのピンク系の食器に合わせてランチョンマットは濃いピンク、
テーブルのお花もピンク系で統一しました

春がテーマのお料理でしたので、ピンクのコーディネートで春らしいディナーを
楽しめた夜でした


お茶のお稽古(薄桜色枝垂れ桜に丸紋柄小紋) / おうちごはん(イタリア料理:シチリア料理・3月)

2015-03-28 23:42:04 | 着物
今日は朝から娘の相手をしながらお化粧とヘアセットをして、夫が起きてからは
夫に娘の相手をお願いして着付けをし、朝一番でお茶のお稽古へ行きました


東京では桜が開花したとのことで、それに合わせてこちらの着物を選びました。
桜が咲いてから桜柄の着物を着るのは野暮、先取りで着るものだと言われるのは
重々承知していますが、それでも私はこの時期に着るのを好みます

さすがに満開になってから着るのは最近は少しためらいますが、まだ咲き始めと
いうことなので、今日くらいならまだ大丈夫かと


こちらの着物は定期的に着物を着始めるようになった初期の頃に買ったものだと
思いますが、出来る限り毎年着るようにしています。お稽古用に買ったのでそれ
ほど高価な着物ではありませんが、以前祇園の舞妓さんが着ていらっしゃるのを
拝見したことがあります

柄は可愛らしいのですが地色が落ち着いているので、もうしばらくは着られるの
かなと思っていますが、さすがに40代になったら娘に譲るつもりです。


着物は灰色がかった淡い桜色地に、柔らかな色彩の枝垂れ桜が描かれて、所々に
束ね熨斗や鼓や鴛鴦を描いた花の丸が飛んでいる、金彩使いの可愛らしい小紋

帯は大和鈴柄の地模様のある淡い卵色地に、可愛らしい色使いの大きな大和鈴が
織り出されている、私の大好きな西陣の老舗「藤原織物」製の唐織の名古屋帯。

帯揚げは菱形の地模様のある白い綸子地にピンクで葵柄が絞り出された輪出し。
帯締めはピンク~白のグラデーションになった組紐。

今日のお稽古は八千代棚を使った薄茶のお稽古でした。八千代棚は箱型になって
いて、中にはめ込まれている桐の薄板を外して、芝点てをすることもできます。

お菓子はこの時期に合わせて、小ぶりの「桜上用まんじゅう」で「伊勢屋」製。
茶花は白と赤の絞りが美しい「光源氏」椿とレンギョウが活けられていました。

お軸には珍しく能の題目を絵に描いた短冊が掛けられていました。今回の題目は
「草紙洗小町」。歌合せで大伴黒主の計略により古歌の盗作を疑われた小町が、
無実を証明するためにその古歌が書かれたという草紙を水で洗う場面です

お茶の世界では能や歌舞伎などの知識も必要なので、歌舞伎はまだしも、能には
全くと言って良いほど触れたことがないため、これから勉強が必要な分野です


帰りがけにお花屋さんに寄って、テーブルに飾るお花を買ってきました

冬ですとアレンジメントを作ってもらっても長く持つので良いのですが、最近の
暖かさで10日以上持たせるのは難しいので、これからしばらくは小さいブーケを
毎週末買って新しいものに取り替えるようにするつもりです

今日のテーマはピンク。桜が咲き始めた時期なので、やはりこの時期には可愛い
ピンクのものを身の回りに置きたくなりますよね

今日のお花は、濃いめのピンクの薔薇をメインに、赤い縁のピンクベージュ系の
カーネーション、鮮やかなピンクのチューリップ、ごく淡いピンクのガーベラ、
アンミ・マユスのような白い小花とともにグリーンを添えて。

適当に束ねて短いブーケにして、小さなガラスの花器に入れました。出来る限り
どの季節もリビングには生花を絶やさないようにしています

夜は娘を早めに寝かしつけて、ゆっくりとディナータイムを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:シチリア料理編・3月】


前菜がアンチョビとドライトマトのジャガイモサラダ。このサラダは夫がとても
気に入ってくれているので、たくさん作っておきました。今週のランチや朝食に
食べてもらえたらいいな。お酒の進む一品です


パスタがクスクス・トラパネーゼ。イタリアで唯一クスクスを食べるシチリア。
トラーパニという村にアフリカから入ってきたのが始まりです。アフリカからの
影響なのか、シナモンを使うので少しエキゾチックなお料理なのです


メインがメカジキのソテー・サルモリッリオソース。綺麗な緑色のソースの中に
浮かぶメカジキの色の対比が美しい一皿です。アスパラガスを添えていますが、
ソースはアスパラではなくイタリアンパセリを使ったものです

明日の夜は先日習ったフランス料理を作る予定です


今週東京では桜が開花しました

2015-03-27 23:35:00 | 季節行事
今週月曜日、東京ではとうとう桜が開花しましたね。東京の開花基準となるのは
靖国神社にある標本木で、5~6輪以上の開花が開花基準なのだそうです

春にたくさんの人々の目を楽しませてくれる桜ですが、もともと桜の「さ」とは
山の神様、「くら」は座する場所という意味なのだそうで、あの花の咲いている
辺りに山の神様がいるというのが名前の由来なのだとか


古来の日本で桜といえば、主流は野生種の山桜。花と葉がほとんど同時に出たり
色が少し濃かったり、また咲く時期もかなりばらつきがあるようですね


それに対して今の桜の主流は染井吉野。日本に自生していた江戸彼岸と大島桜の
交配で生まれたとされており、江戸末期から明治初期にかけて、江戸の染井村で
育成されたのが始まりです。

園芸品種で種子では増えず、接木で増やすしかないものですが、葉が出るまえに
花が咲く華やかさから人気を博し、明治の中頃から急激に植えられ始めました。
原木からのクローンのため開花時期は気象条件の同じ場所ならほとんど同じで、
一斉に咲いて一斉に散るのが特徴です。

淡いピンク色の桜が満開になると、まるで一面霞がかかったように見えて、昼は
春の青空に良く映えますし、夜には少しの明かりでもまるで花が光っているかの
ように明るく見えます

日本人は花を愛でるのが好きですが、ことに江戸時代からは、花見といえば桜

江戸時代の女性達は花見のために新しい着物を誂えたり、もっと裕福な女性達は
いくつもの新しい着物を綱にかけて幕の代わりにする「小袖幕」を張ったりと、
花見は特別なイベントだったようです

我が家でも今年は家族でお花見を楽しみたいので、近所のお花見スポットを良く
調べておこうと思っています