Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

1月の和小物たち

2013-01-31 23:06:51 | 着物
今日で一月も終わり、節分を過ぎれば季節は少しずつ春に向かっていきます。

とはいえ、実際はまだまだ寒い日が2月中は続きますので、体調には気をつけない
といけませんね。インフルエンザの流行もピークを迎えています。

さて、今月も和装の際に活躍してくれた和小物達を仕舞う前に撮影しました。


1月の豆簪は、毎年新しいものを購入しています。12月のはじめ頃に予約をして、
出来上がるのが年末なので、手元に届くまではどんなデザインかわかりません。
色使いは2種類あって、「おふく」用のものは赤が少ない少し落ち着いた色合い、
「割れしのぶ」用は赤が目立つ派手目の色使いです。

何も指定しないと「割れしのぶ」用のものが送られてくるのですが、毎年それを
忘れてしまって、派手目の簪になってしまっています。来年からは予約する時に
きちんとお伝えしなければ。

今年の豆簪は、紅白の寒菊に大きな赤い梅と、赤い実(つぼみ?)と葉が添え
られたものでした。祇園の金竹堂製。
帯に挟む扇子はお正月らしく金銀の松が描かれたもので、浅草の文扇堂製。
懐中時計につける根付は今年の干支もので、緑色のヘビでした。


手拭いはピンク地。餅花に様々な縁起物が下がったもので、濱文様シリーズ。
小風呂敷は黒地。干支が円を描くように描かれているもので、濱文様シリーズ。
ハンカチは落ち着いた紫と白の染め分けに、南天が描かれたもの。
懐紙は巳年の絵馬を描いたもの。
一筆箋は宝船、餅花、日の出鶴の3種類。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます。I


可愛いクッキー頂きました / おうちごはん(夫作)

2013-01-30 23:20:33 | 日記
今日のおやつタイムは、同じチームの方から可愛らしいクッキーを頂きました


手のひらくらいの大きさの、くまさんの顔のクッキーです。その大きなサイズと
可愛らしさに惹かれて買ってしまったとおっしゃっていましたが、その気持ちが
良くわかります。口の周りの白い部分の立体感なども可愛い

おやつに...と頂いたのですが、可愛すぎてすぐに食べるのがもったいないので、
しばらくデスクに飾って楽しんでから食べようと思います

今日は夫が早めに帰宅してくれたので、久しぶりに平日のディナーを一緒に
楽しむことができました。12月はお互い忙しかったので、かなり久しぶりです。


前菜はブーケレタス・ミックスビーンズ・プチトマトを使ったサラダです。
バルサミコ・オリーブオイル・塩コショウ・ハーブで作ったドレッシングで。


パスタはトマトクリームベースにナス・自家製パンチェッタ・玉葱を使った
シンプルなものですが、チーズを混ぜているのでコクがあって美味しいです


平日なのでメインはいらないかなと思ったのですが、夫は少し足りないようで、
チキンのハーブソテーを作ってくれました。フライドオニオンで、シンプルに。
付け合せのカブと人参も蒸しただけのシンプルなものです。

最近、私の胃腸の調子があまり良くないので、全体的に軽めにしてくれました。
どうやら年末の胃腸風邪以来、ちょっとクセになってしまったようです

しばらくはお酒も控えて、体を温めることに集中して、早く治そうと思います


1月のデスク飾り

2013-01-29 23:19:23 | 季節行事
ついこの間までお正月だと思っていたのですが、もうすぐ1月も終わってしまうの
ですね年末年始のお休みが長かったせいか、1月はとても早く過ぎました

今月も会社のデスクで私に癒しをくれた飾りを、仕舞う前に撮影しました。


大きな竹ザルの中に、宝船に乗った弁天様を中心として七福神が配されている、
お正月らしいおめでたい飾り物です。どれもとっても穏やかで可愛いお顔をして
いて、見ているとほっこりする七福神

たしか京都に旅行に行った時に買ったものだったと思うのですが、ずっと実家に
飾ってあったのを、結婚を機に母から譲り受けました

七福神の小さな持ち物までも、全て縮緬でできているので、温かみがあります
これを見ていたら、そういえば、今年は元旦の夜に「宝船の絵」を枕の下に入れ
なかったな~と、今さらながら思い出しました

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


【小紋の別誂え(フルオーダー)第2弾】《送り図案編》

2013-01-28 23:17:49 | 着物
別誂えを始めた新たな小紋ですが、もとの図案に私のリクエストを取り入れて
作られた送り見本(柄の繰り返しのパターン)が送られてきました


リズミカルな動きのある誰が袖を繋ぐように、袖の柄の中に描かれている桜や
梅や橘や萩など、季節の花々が散りばめられ、大きな流れを作っています

今回は地色を少し印象的な色にする予定なので、柄は華やかながらもうるさく
ならないようにしたいため、周りに散らした花は白か薄いピンクのみで仕上げて
頂く事にしました。そうすることで、誰が袖を引き立てる効果も狙っています

本当は総柄小紋にしようかとも思ったのですが、今回は地色が少し強めの色に
なりそうなので、総柄よりはスッキリさせた図案にして頂きました

ベースのイメージは、京都の舞妓さんが着ていた誰が袖の小紋柄の振袖ですが、
そちらはかなり濃い水色だったので、それより淡い色で作るつもりです

これで図案が固まりましたので、次は生地を決めます。


踊り初めに参加しました

2013-01-27 23:12:35 | 日舞&三味線
今日は日舞のお稽古場の踊り初めがありました。毎年1月の最後の日曜日に開催
されているもので、同門の皆様が華やかに装って集まります


例年は小紋に伊達衿をつけ袋帯を締めて参加していました。というのも、舞台は
板張りで、所作の中には膝をついたり横座りになったりというものも多くあり、
よっぽど綺麗に拭き掃除がされていなければ着物が汚れてしまうからです

踊っていると足袋の裏が汚れることからも分かるように、どうしても舞台上には
ほこりなどがあり、それに着物を擦り付けることになると思うと、訪問着などは
怖くて着られなかったのです

ですが、今年は立ったままで踊るような振りだけだったので、初めて訪問着での
参加に挑戦してみました


この着物は一昨年の三味線の舞台用に誂えた着物で、馴染みの百貨店を通して、
私の大好きな「千總」に別誂えをお願いしました。これが初めての別誂えです。
せっかく全て好きに決められるならと、既製品では絶対見かけないような地色を
選びました

図案は、祇園の舞妓さんがお正月に来ていた色紋付の写真をお渡しして、それを
ベースに書いていただいたものです。その着物は紫色だったのですが、私は同じ
くらいの濃さで別の色を選びました。

今まで二回程着ているのですが、鶸色や黄色など色物の帯を合わせていたので、
今回はもっとすっきりした装いになるように心がけました。

そのおかげで踊り初めの場では着物も帯もたくさんの方にお褒め頂いて、着物は
特に地色を褒めてくださる方が多くて、少ししたら染め直しを考えていることを
お話ししたら「もったいないから40歳まではこのままで着たほうが良いわ」と
おっしゃって頂きました。

また、帯をとても気に入ってくださった方がいらっしゃり、この方は私と着物の
趣味が近いようで「この帯本当に素敵。あなたがいつも着ている着物も帯も、
全部欲しいものばかりよ」と嬉しいお言葉を頂きました。

先日偶然にも出会ってしまって急いで仕立てをして頂いた帯ですが、この着物に
合わせて踊り初めに締めることが出来て本当によかったです


着物は鮮やかなロイヤルブルーのような青い縮緬地に、貝桶と、流水上に浮かぶ
四季の花々を描いたもので「千總」製の別誂えの訪問着。刺繍も上前と後ろ、
そして肩にもたっぷりと入っています。
伊達衿は着物の一番目立つ柄に色を合わせて、深めの橙色にしました。

帯は銀通しの白地に格子取の場を設け、その中に松竹梅・雪輪・唐草・華紋を
金糸や綺麗な色糸を使って織り上げた、華やかながらも品格のある、西陣の名門
「藤原織物」の唐織の袋帯。
帯揚げは流水を表現した鶸色の総絞り。
帯締めは橙色と白と金のグラデーションになった礼装用の平組紐。


(この写真が一番実物に近い色です)

お稽古場に着くと、まずはお師匠さんにご挨拶をして、御年賀をお渡しします。
もう一月も終わりなので、今までのお稽古にてお正月のご挨拶は済ませているの
ですが、踊り初めでは改めてお正月のご挨拶をします。


その後は、お名取のおねえさんの前でご挨拶をして、お屠蘇を注いで頂きます。
お屠蘇を頂いてから踊るので、空腹で行かないように気をつけておかないと、
踊った後に気持ち悪くなります(笑)


お稽古場は20~30代の若い女性が多いので、皆様が晴れ着を着て集まると本当に
華やかになります。男性も4名いらっしゃるので、なお一層華やかでした


踊る順番が書かれた番組表は、毎年大きいお師匠さん(お師匠さんのお師匠さん)
がとても美しい字で書いてくださいます。私が踊らせて頂く「藤娘」は比較的
初めのほうでした。




男性の踊りや、綺麗どころによる華やかなおどり、そして小さいお嬢さんによる
可愛らしい踊りなど、沢山拝見して楽しませて頂きました。やはりその中でも、
お名取のおにいさんおねえさん方の踊りは素晴らしく、同じ踊りを踊っていても
どうしてこんなに違うのかと、色々と勉強になりました



私は藤娘の最初と最後の部分だけを、おねえさんと一緒に躍らせて頂きました。
こちらのおねえさんは春にある本舞台で藤娘を踊られるそうで、華やかな踊りを
見られるのが今から楽しみです


全ての演目が終わったところで、テーブルを出して宴会が始まります。皆さんは
お酒が入るので毎年とても賑やかで、毎回楽しい宴会が2時間ほど続くのですが、
私は体調の心配があり、今年は初めてお酒を飲まない踊り初めになりました


お弁当は毎年、お師匠さんが「亀戸枡本」さんの二段重ねのものを用意して
くださいます。ボリュームたっぷりなので今日はほとんど食べれずに、家に持ち
帰って夫と一緒に食べました。


帰る前には、お師匠さんからお年賀を頂きます。浅草仲見世の「評判堂」さんの
もので、お正月らしく可愛らしい飾り付けがなされたお菓子の籠盛りでした


今日は朝から夜までの長時間で少し疲れましたが、とっても楽しい一日を過ごさ
せて頂きました。同門の皆様が全員集まるのは年に1~2回しかありませんので、
沢山お話をさせて頂けて嬉しかったです

今年も一年、お稽古をがんばって行こうと思います