Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

鹿島&阿字ヶ浦日帰り旅行 / 竹のお茶室を見学しました

2013-08-31 23:34:34 | 旅行
昨日は東京でも気温が37度近くになり、とっても暑い一日でしたね。もう秋の
気配が近づいて来たのかと油断していただけに、体にこたえる一日でした

今日も昨日ほどではないにせよ暑~い一日でしたが、出産する前に最後の遠出を
したいと思って、茨城への日帰り旅行を敢行しました

お泊りでの旅行は先月に行った箱根が最後ですが、日帰りで行ける場所も行きた
かったところがいくつかあったので、臨月に入る前に、と思いまして

朝はゆっくりめの出発にして、まず向かったのは鹿島です。


目的はもちろん鹿島神宮。今年は伊勢神宮と箱根神社に参拝したので、3大パワー
スポットを制覇しようと、夫にお願いして連れてきてもらいました


こちらに伺ったのは初めてでしたが、夏の暑い日だからなのか夏休み最後の週末
だからなのか、参拝に来る人影はまばらで、とても静かでした。日差しに青々と
した緑と楼門の赤が綺麗に映えています


まずは手水舎で手と口を清めます。こちらで出ているお水は飲用水だということ
でしたので、お水を少し頂いて、参道を歩いて乾いた喉を潤わせます


楼門をくぐろうと思ったところ手前にこんな看板が。なんと毎年9/1から例大祭が
行われるそうで、今日参拝する方が少ないのもお祭りの前日だからなのですね。

また、来年には12年に一度という大祭が行われることになっているようです

御船祭と言われるこのお祭りは3日間に亘って行われ、初日には宮内庁から勅使の
御参向があり、二日目には神輿を奉戴した御座船が数十隻にも及ぶ船団を従え、
千葉県の香取神宮まで向かうという一大水上巻が繰り広げられるとか

それはそれは壮麗な景色でしょうねぇ。せっかくなら一度見てみたいなぁ


楼門の前には明日の儀式用の舞台も用意されていて、祭りの前の静けさが漂って
いました。



楼門をくぐるとこちらもまた例大祭の準備がされていました。境内を埋め尽くす
ような数の椅子とテントと飾り物たち。特に、例大祭でしか見ることの出来ない
であろう、参道の両脇に立てられた朱と白の織物などはとても美しかったです


本殿もいつもよりも華やかな装いになっているようです。鹿島神宮自体はとても
大きな敷地なのですが、本殿は楼門をくぐってすぐの場所にあるので、妊娠中の
私にとっては歩く距離が短くて助かりました


夫と共に拝殿前にてお参りをさせて頂きました。私はたいていの神社へ行っても
ご挨拶をさせて頂くだけでお願い事はしないのですが(あまりたくさんの神様に
お願いをしては良くないと思うので)、夫は私が無事出産できるようにとお願い
してくれたようで、お参り中に私のお腹を撫でていました


お参りをしたあとは緑豊かな奥参道を歩いて少し散策をすることに。神宮の森は
なんと20万坪にも及ぶ天然記念物の森。800種をも超える草木が繁茂しているのだ
そうですよ

両側には大きな杉が立ち並んで、伊勢神宮の参道を思い起こさせます。



参道を少し行くと、鹿園がありました。鹿島神宮周辺の森には、かつては多くの
鹿が生息していたようで、その歴史を伝えるべくニホンジカが飼育されているの
だそうです。


鹿園の横に売店があったので、そちらで餌となる人参を購入して、しばらく鹿と
触れ合ってみました。小鹿ちゃんもいてとても可愛らしかったです


そのあとは奥宮まで歩いたのですが、そのさらに奥にある「要石」まで歩くのは
少し大変そうでしたので、ここで引き返すことに。「要石」とは、頭頂部だけが
わずかに露出している霊石のことで、鹿島神宮の大神が光臨した御座とも地震を
起こす大鯰の頭を抑えている鎮石とも言われているものです。


ちょうどお昼時だったので、鹿島神宮の表参道にあるお蕎麦屋さんでランチ
頂くことにしました。この「吉野家」さんは、その創業はなんと室町時代。宿屋
時代には本陣として講中の人々で賑わったそうです。


こちらでは九割そばを出してくださるそうなので、蕎麦の香りが一番わかり易い
ザル蕎麦を頂きました。さすが九割、コシが強く蕎麦の香りもしっかりしていて
蕎麦にうるさい夫も大満足の一皿でした


鹿島を出て次に向かったのは、鹿島から海岸線を北上した場所にあるひたちなか
海浜鉄道の終点である「阿字ヶ浦」駅。田舎町にぽつんと佇むとても小さな駅。

なぜこんなところまで来たかというと、実はこちらの駅では今日まで竹で出来た
茶室が展示されているということで、せっかく鹿島まで行くので見に来ました



とっても小さな駅に可愛らしい電車が止まっていて、田舎町らしい風景に心が
なごみます。駅の看板がやけに可愛らしかったのですが、こちらは今回の茶室を
企画したのと同じ「みなとメディアミュージアム」というアートイベントにて、
以前作られたものなのだそうです。

うわさの茶室はどこかな~と思ったら、なんと駅舎の脇にある筵で囲まれている
一角がそのお茶室でした


茶室は壁と天井が全て数百本から成る竹で出来ていて、6畳ほどの広さがあって、
奥には床の間も設えられていました。手前側には白い玉砂利が敷き詰められて、
夏らしく涼しげな雰囲気です


こちらのお茶室は「竹遷庵」と名づけられており、茶室の入り口から奥にかけて
最初は青々とした竹から、進むにつれて枯れた色合いの竹に変わっていくという
面白いコンセプトのお茶室です

こちらの画像を見て頂くとよくわかると思うのですが、右側がまだ青い竹、左に
いくにつれてだんだんと茶色い竹に変わっていきます。入り口付近に使っている
竹は今年伸びてきたもので、奥の床の間には5年近く経った竹を使っているそう。

このお茶室は、竹の色の移り変わりによって仏教や茶の湯でいう「無常」を観る
ことができるようになっているのだとか


お軸には藤田東湖の「正気歌」がかけられていました。こういった掛け物は普段
茶席にはあまり使われないものですが、ご亭主がこのあたりにちなんだものを、
という気持ちで選ばれたそうです。


お茶席には無料で入ることができるためか、近くの海岸に遊びに来た観光客や、
地元の人たちで終始賑わっていました。もちろん、ひたちなか市内に散らばった
このイベントの出品作品を回っている方も多数いらっしゃいました

私達も早速中へ入ってお茶を頂いてみることに


お菓子は干菓子が2種類で、ひとつは日本で一番薄いと言われている、熊本の名物
和菓子「松風」。もうひとつはなにやらピンク色のくじらのような...

ご亭主の説明によると、阿字ヶ浦海岸の海水浴場には、海に浮かぶ海上滑り台の
「くじらの大ちゃん」というものがあって、その大ちゃんが今年30周年を迎える
ということで、なんと型からお手製で作られたものなのだそうです


こちらがウワサの大ちゃん。帰りがけに撮った写真ですが、確かに海の上に突然
大きなオレンジのくじらが現れました。子供達の遊び場なのでしょうね。


こちらのお茶室はほぼ屋外に近い状態で設置されているので、昨日くらい暑い日
にはさすがに冷茶を点てたそうですが、今日は最終日ということもあって、熱い
お抹茶を点ててくださいました。火の前にいるご亭主は汗だくで大変そう

面白いお茶室を見学して、美味しいお菓子とお抹茶を頂いたあとは、帰りがけに
ビーチに寄ってみることになりました

ところが阿字ヶ浦の海水浴場はあまり環境が良くなく、夫が滞在を渋ったので、
車で少し移動をして、近くの大洗海岸まで足を伸ばしました



もう日も暮れかけていましたがここでやっと夫も遊ぶ気になったようです。少し
遅い時間にもかかわらず、多くの親子連れが来ていました


私達もカキ氷を買って、ビーチでしばらく遊ぶことに。近くの売店でカキ氷
お願いしたら、とっても懐かしくて可愛い機械で作ってくれました。氷を手動で
削るのを久しぶりに見た気がします


ビーチにシートを敷いて、カキ氷を食べながらのリラックスタイム。波の打ち
寄せる音を聞きながら子供達の遊ぶ姿を見たりと、ゆっくりした時間を過ごして
いました。そうしているうちに夫が眠くなったようで、シートの上で少し仮眠


仮眠から目覚めたあとは私も一緒に波打ち際を歩いたりして、しばらくのあいだ
今年最後になるであろう海を満喫しました

移動距離がけ結構あったので体調を少し心配していましたが、何事もなく無事に
帰宅することができて、これで出産前最後の遠出も終わりました

来週からはもう臨月に入りますので、近場でおとなしく過ごそうと思います。


後期マザークラスとマタニティーヨガに参加しました

2013-08-30 23:51:39 | 日記
今日は病院にて、後期のマザークラスとマタニティーヨガに参加してきました

前期と違って、今回のマザークラスでは出産予定日が近い方々の参加が多くて、
また、2人目出産の先輩ママさんもいらっしゃったので、色々なお話を伺ったりと
有意義な時間を過ごすことができました

クラスの内容は、入院に関することとお産の進み方についてがほとんどでした。
入院中や赤ちゃんに関するグッズは今週あたりで準備し終えていないといけない
ようなのですが、私はまだほとんど揃っていないので、来週中にはなんとかして
揃えておこうと思います


入院用に、病院からはこちらのグッズが用意されているそうです。そのほかにも
入院中の赤ちゃんに関するものはすべて用意して頂けるようなので、他の病院に
比べると入院時の荷物は少なくてすみそうです

午後からは病院が主催するマタニティーヨガに初挑戦してみました


こちらは少人数で行われているもので、今日は5名ほどの参加でした。お部屋には
人数分のヨガマットが敷かれていて、到着するとすぐに赤ちゃんの心音を機械で
確認し、お腹の張り具合もチェックして大丈夫であれば参加が可能となります

妊婦用のヨガなので筋力を使うものはほとんどなく、多くがストレッチの延長の
ような軽めのものだったので助かりました。1種類だけ出産するときに必要となる
腹筋を鍛えるためのものがありましたが、それも比較的軽いものでした

リラックス系の音楽をかけて頂きつつ、アロマを炊いた空間でのゆったりとした
ヨガはとても気持ちが良くて、途中で全身の力を抜いて横になる時間もあって、
60分間ではありましたが、かなりリフレッシュできた気がします


ヨガのあとは病院お手製のスイーツと紅茶でティータイムがありました。今日の
スイーツは抹茶ミントのアイス。こちらの病院では入院時のお料理が美味しいと
評判なのですが、スイーツまで全て手作りされているようで、こちらのアイスも
とっても美味しかったです

とても楽しい時間だったのでもっと早くから参加していればよかったのですが、
出産前にあと1回は行けそうなので、早速申し込みをしようと思います


イタリア料理教室《クイックレッスン編・8月》

2013-08-29 23:59:24 | イタリア料理
一昨日に引き続き、今日もイタリア料理の教室へ行ってきました。週に2回も通う
ことができるなんて、やはり自宅から近いお教室というのはとても便利ですね


今日は初めて受講するクイックレッスンのコースでした。いつものレッスンでは
アンティパスト(前菜)・プリモ(パスタ)・セコンド(メイン)からなる3つの
メニューを教えて頂きますが、こちらのクイックレッスンでは2品になり、パスタ
以外の1品はメインであったり前菜的なものであったりと、月によって異なります

基本的には、1時間以内で調理・試食を終えられる忙しい人向けのコースになって
いますので、メニューの内容も、あまり手のかかるものは出てきません。忙しい
平日の夜もちょっと素敵なイタリアンを食べたいという人にぴったりのレッスン
だと思います

いつもどおり一通りの手順の説明を受けてから、調理スタート。


まずはパスタの準備から始めます。パスタは「Capellini alla puttanesca freddi」。
プッタネスカといえば以前に習ったことがあり、自宅でも何度も作っているもの
ですが、今回はその冷製ソース版

イタリアには冷製パスタは存在しないはずなのですが、この冷たいプッタネスカ
ソースはあるらしいのです。というのもこのソースはパスタに限らずお肉やお魚
料理に合わせても美味しいので、夏のメイン料理に使うソースになっているのだ
とか。例外としてナポリ地方ではショートパスタにこのソースをあわせることは
あるそうです


温かいプッタネスカはトマト缶を使いましたが、冷製ソースはよりフレッシュな
感じを出すためプチトマトを使います。イタリアではチェリートマトを使うそう
なのですが、自宅では大きめのミニトマトで代用するのが良さそうです

ミニトマトは1/6にカットして、塩を一振りしておきます。しばらくしてトマトの
皮が柔らかくなったら粗いみじん切りにしたオリーブ・ケッパー・アンチョビ、
そしてみじん切りにしたニンニクを合わせてから、トマトの種を外して少しだけ
潰すように水気を出していきます。塩コショウとオリーブオイルで味を整えたら
ソースの完成です

もしも彩りを添えたい場合には、みじん切りにしたイタリアンパセリを混ぜても
良いそうですよ



次はメインの準備に入ります。メインは「Pollo al limone」。夏らしく、レモンを
使った鶏肉料理です。鳥もも肉に塩コショウをし、皮側に小麦粉をまぶします。


フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、丸ごとのニンニクを入れて弱火で
じっくりと加熱しオイルにニンニクの香りを移していきます。しっかりと香りが
出たら皮目を下にして鶏肉を入れ、弱火のままでじっくりソテーします。

このお料理では皮をパリッとさせつつお肉は柔らかく仕上げたいので、強い火は
避けて弱火でじっくりと皮を揚げ焼きの状態にしつつ、皮がきつね色になったら
裏返します。


裏返したらすぐに白ワインを入れてアルコールを飛ばして、水を少し加えてから
2分程度焼きます。こうすることでお肉側がフライパンに触れる時間を少なくして
お肉が硬くなるのを防ぎます


お肉側にも火が通ったところで、火を止めて仕上げにレモンを絞って、焼き汁を
乳化させてソースにします。これでメイン料理の完成です


茹でたカッペリーニを氷水に入れて引き締め、しっかり冷やしたらザルを使って
水気をギュッと絞ります。


作っておいたパスタソースと冷えたカッペリーニを混ぜて、最後に塩コショウで
味を調えたらパスタも完成となります

ここまでで調理時間は30分ほど。とても早くてびっくりしました。これなら仕事
から帰ってきてからでも充分に2品作ることができますね

いよいよお待ちかねの試食タイムです


パスタは冷製プッタネスカのカッペリーニ。温かいカッペリーニと比べてだいぶ
イメージが違い、フレッシュなトマトの爽やかさと軽さが感じられる、夏らしい
パスタになっていました


メインはチキンのレモンソテー。皮はパリパリお肉はふんわり、レモンの効いた
ソースが良く合う一品でした。このレモンソースは豚肉や白身のお魚にも良く
合うそうで、夏ならスズキやヒラメがオススメのようです


食後はいつものティータイム。私はいまはアルコール類が飲めないので、いつも
食後に紅茶を頂いていますが、飲める場合には、紅茶の代わりにお料理を頂き
ながらメインに合わせて白か赤のワインを出して頂けます。早くワインが飲める
ようになりたいものです...

今日のレッスンは短時間の調理で素敵なイタリアンを楽しめるものだったので、
また来月もこのコースを受講してみたいと思います


ランチ会@銀座「サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京」

2013-08-28 23:57:11 | レストラン
先週に急に決まった会ではありますが、今日は元上司と一緒にランチを楽しむ
べく銀座にある老舗のイタリアン「サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京」へ
行って来ました


今までに夫のお世話になっている方々とのランチで何度かお伺いしていますが、
夫抜きで伺うのは今日が初めてです。ソニービルの7階にあるこちらのお店は、
ビルの外からは想像できないほど素敵な店内で、いつも感動してしまいます


店内は重厚な大理石の床に、木をふんだんに使ったクラシカルな内装で、高級店
でありながらもどこか安心感のある、居心地の良い空間です。ディナータイムの
雰囲気はわかりませんが、ランチタイムには大きな窓から光がたっぷり差して、
気持ちが良いです


上司が来るまでウェイティングスペースで待たせて頂き、揃ってから席に案内を
して頂きます。今日は窓際の広々としたスペースをご用意くださいました


昼間ではありますが、せっかくの素敵なランチなのでスパークリングで乾杯。
元上司はクルアゼ・マッツォリーノを、私はもちろんノンアルコールでデュク・
デュ・モンターニュを。先日夫が買ってきてくれたワインと同じものでした

私は同じスパークリングをもう1杯だけ頂きましたが、元上司はこれに加え、白・
赤・デザートワインまで飲んでいました(笑)


せっかくなのでアラカルトメニューの中から好きなものをコース風に選ぶことに
しました。前菜は3種類の盛り合わせを。アスパラのミモザ風・キングサーモンの
マリネ・生ハムメロンでした。いずれも爽やかで食が進みます


パスタはフンギ・ポルチーニ(ポルチーニ茸)がオススメだということなので、
ポルチーニ茸のタリアテッレと、海老とカラスミのフェデリーニを選びました。
こちらではパスタをワゴンで運んで、目の前でそれぞれのお皿に取り分けして
くれます。ポルチーニ茸は香り豊かで美味しく、カラスミもフェデリーニによく
絡んでとっても美味しかったです


メインは以前も食べたことがあるものですが、北海道産ワインラムのグリルを。
ワインラムとはワインを造るときに出る搾りかすを食べて育った仔羊のことで、
生産数が少ないことから常に入荷できるものではないそうです。普通のラム肉
よりも臭みが少なく風味豊かで、とても弾力のあるジューシーなお肉でした


実は今日一番の目的はこちらのデザートです。元上司が「サバティーニと言えば
コレというものが食べたい」と言っていたので、通常ランチタイムにはあまり
やらないそうなのですが、お願いしてクレープシュゼットを作って頂きました。

こちらのお店のクレープシュゼットは、メートル・ドテルであるトンバ・プリモ
さんが席の目の前で作ってくれることで有名なメニューなのです。コンロ付きの
大きなワゴンが席に運ばれてくると、周りのお客様からも注目が...


まず砂糖をフライパンにかけて溶かしたところに、オレンジの皮を入れて風味を
付けたら皮を取り出し、大量のオレンジから果汁を絞って煮詰めていきます。


そこにコアントローをはじめとしたリキュール類を数種類入れて更に煮詰めて、
ソースを作っていきます。


ソースが出来上がったらクレープを入れて、クレープ全体にソースを絡めます。



こちらはトッピングとなるバニラアイスとベリー類。クレープとソースをお皿に
移したら、このベリーをお砂糖で軽くソテーしていきます。


そこにリキュールを入れてフランベをしたら、クレープの上に盛って完成です。
フランベの火があがった瞬間周りからも小さく歓声があがりました

こんな風にデザートを作って頂けるのはこちらのお店ならではなので、お願いを
してみて良かったです。この一品でランチのコースが食べられるくらいの値段は
しますが、その価値は充分にあります。元上司もとても喜んでくれていました


できあがったクレープシュゼットがこちら。クラシカルで豪華なお皿に盛られ、
食べるのがもったいないくらい美しい一皿です。甘みと酸味のバランスがとても
良い上に、リキュールの香りがしっかりと効いていて、本当に美味しいのです


食後には紅茶とプチフールを頂きながら元上司とゆっくりおしゃべりの続きを。
10月から仕事が忙しくなるようですが、その前にオーストリアへ旅行に行かれる
そうで、ウィーンでオペラ鑑賞などを楽しむとか。羨ましいな~


美味しいお食事と元上司とのおしゃべりに夢中になっていたら、気がついたら
3時間以上が経っていました。そろそろお開きに...となったところで、帰り際には
お店からビスコッティーのお土産を頂きました。このビスコッティーはとっても
美味しいのでお気に入りです。私たちの結婚式でも、プチギフトとして使わせて
頂きました

今日も本当に素敵なランチタイムを、どうもありがとうございました



帰り際にはソニービルの1階に設置されているアクアリウムで色とりどりのお魚を
見て、とっても楽しい気分で帰宅することができました

元上司とは会う度に次の約束をするのですが、次回は私の体調がよければ、9月の
上旬にディズニーシーに行こうという話になっています

こればっかりは体調と夫の許可次第ですが、行けるといいなぁ


イタリア料理教室《基本編・8月》

2013-08-27 23:53:42 | イタリア料理
今日は夜からお料理教室へ行ってきました

今月は産休に入った後半からレッスンを集中的に入れていたので、実は明後日も
またレッスンがあります。来月は後半になると早ければ出産している可能性
あるので、出来る限り前半にレッスンを詰めて入れて頂いています


今夜は基本のコースを受講します。いつものようにひと通りの手順やメニューに
ついての由来などをお話して頂いたあとに、調理にとりかかります


今日のメイン料理はオーブンに入れて焼いておくだけという手軽なものなので、
まずはメインの準備から始めます。メインは「Arista」。フィレンツェ名物として
一般的に食べられていた豚肉のローストです

なんでも、昔々このお料理を食べながらギリシャ人の司教が当時のギリシャ語で
「Aristos(絶品だ)」と呟いたのが名前の由来だとか。


ブロックの豚肉の中央に穴を開け、みじん切りにしたニンニク・ローズマリー・
塩を混ぜたものを詰めていきます。詰め物が余った場合は周りにも塗り、全体に
塩コショウをしておきます。

これはパーティー料理などで大きめの豚肉で作ったほうが美味しいそうですが、
少人数の場合でも最低300gくらいは作ったほうが良いそうですよ


天板にオーブンシートを敷いて、オリーブオイルを塗ってから脂身を下に向けて
豚肉を中央に置き、周りにざく切りにした人参・セロリ・玉ねぎをランダムに
置いていきます。この野菜たちとお肉の焼き汁がソースになっていきます

このお肉をオーブンに入れて、180度で40分~1時間くらい焼いていきます。焼く
時間はお肉のグラム数によって変わるのですが、途中で中を覗いてみて、水分が
少なくなっているようなら白ワインを足します。


お肉を焼いている間に、前菜の準備を進めます。前菜は「Frittata di verdure」。
フリッタータはイタリア風のオムレツです。温かくても冷めても美味しいので、
ホームパーティやお弁当にぴったりの一品ですよ

フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、にんにくの香りを
オイルに移していきます。香りが良く出たら1cm角に切った玉ねぎ・赤パプリカ
・ズッキーニの順で炒め、塩コショウで味を調えます。


野菜が柔らかくなったら火からおろし、バット等に移して粗熱をとります。熱い
ままで卵液と合わせてしまうと焼きあがりにムラがでるので、それを防ぐため。


粗熱を取っている間に、パスタソース作りに入ります。パスタは「Capellini alla
chaccca」。トマトとバジルを使った基本的なパスタです。

縦6等分に切ったフルーツトマトをボウルに入れて塩をひと振り。こうすることで
トマトの皮が柔らかくなりトマトから水分が出るので、この水分がソースの一部
となっていきます。そこにちぎったバジルを入れます。


さらにトマトピューレとホワイトバルサミコ酢を入れ、トマトが柔らかくなって
きたらタネを外しながら少し潰していくと、ソースが完成します。とても簡単


今回のパスタは色をなるべくつけないよう、普通のバルサミコではなくホワイト
バルサミコ酢を使いました。今までその存在を知らなかったと先生に言ったら、
急遽利きバルサミコをさせてくださいました

左から白ワインビネガー、今回使うホワイトバルサミコ、少し変わったホワイト
バルサミコ、そして普通のバルサミコ酢です。それぞれ味がかなり違ったので、
使うお料理に合わせて変えるのはとても大切だなぁと思いました



次はフリッタータを完成させるべく、粉チーズ・卵・生クリーム・塩コショウを
ボウルに入れて、粗熱を取った野菜と混ぜ合わせます。


フライパンにオリーブオイルをひいて弱火~中火にかけて、オイルが温まったら
材料を流しいれ、かき混ぜながら半熟くらいまで火を入れます。半熟になったら
弱火にして蓋をし、2~3分焼いていきます


数分後にひっくり返して、余熱でまた数分火を入れたら完成です。とても彩りが
豊かなフリッタータが出来上がりました


カッペリーニは普段の2~3倍の量の塩で長めに茹でたら、氷水にとって冷やして
いきます。しっかり冷やさないと美味しくないので、冷たくなるまで充分に


しっかり冷えたら水気をギュッと切ってパスタソースと混ぜ、オリーブオイルを
入れて乳化させていき、仕上げに塩コショウで味を調えれば完成です


そうこうしているうちに、メインもちょうど焼きあがったようです。付け合せに
するじゃがいもも一緒の天板に置いて焼いておきます。じゃがいもはざく切りに
してオリーブオイルと塩コショウを振っただけです。


ジャガイモとお肉を取り出したら、他のお野菜と焼き汁をザルで漉し、ソースを
作っていきます。野菜を食べたい場合にはミキサーにかけてピューレ状にしても
良いそうなのですが、そうすると少し田舎っぽいお料理になるようでお教室では
クリアなソースを使っています。

全て出来上がったところで、お楽しみの試食タイムに入ります


前菜は彩り野菜のフリッタータ。赤・黄色・緑と彩りの鮮やかなお料理で、目も
楽しませてくれる一品です。味付けは塩コショウがメインとなるシンプルなもの
ですが、隠し味の生クリームと粉チーズがまろやかさを添えてくれています


パスタはフルーツトマトの冷製カッペリーニ。トマトの酸味に更にバルサミコを
利かせた、夏にふさわしいパスタです。トマトとバジルの王道の組合わせが
夏に食欲の落ちた胃を活性化させてくれる気がします


メインは豚肉のオーブン焼き。とっても簡単な下準備をしたらあとはオーブンに
おまかせで出来上がる、暑い夏には嬉しいお料理です。大きいブロックの肉
作れば、パーティーなどでも活躍してくれそうな一品


試食の後は紅茶を入れて頂いてしばしティータイム。今日ご一緒した生徒さんは
体験レッスンとして来られた方ですが、お教室がとても気に入ったようで、近々
またレッスンでお会いできそうな予感がしています

今日のお料理も全てお持ち帰りさせて頂いて、夫にも試食をしてもらいました。
夫はフリッタータが気に入ったようなので、一度レッスン通りに作ったら具材を
変えて色々なバージョンで作ってみたいと思います