Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

夏越の祓え

2017-06-30 23:54:00 | 季節行事
1年の始まりからちょうど半年が経って、疲れもたまる今日このごろ。6月30日、
各地の神社では夏越の神事(夏越の祓)が執り行われます。この半年に溜まった
穢れを祓い、夏以降の無事を祈願する行事です


この日神社に設置される「茅の輪」と呼ばれる大きな輪をくぐることで、穢れを
祓い身を清めるというのが一番有名なものです。都内でも何箇所か茅の輪を設置
しているところがありますが、鳥越神社が一番立派だと思います


また、神社が用意した形代(紙で出来た人形に姓名・年齢を書いたもの)で体を
撫で、自分の穢れを移した形代をこの日の夕方までに神社に納めておくと、翌日
神社がその形代を川に流して穢れを清めてくれます。


夏越の祓の後にある行事といえば七夕です。笹に短冊を吊るして飾るのは、実は
夏越の祓があってこその行事なのです。写真のように茅の輪の両脇に設置されて
いる笹竹に願い事を書いた短冊を吊るしたのが、現在の七夕飾りの始まりです。

もしお近くの神社にあれば、残り半年の健康を願って、茅の輪をくぐってみては
いかがでしょうか


6月のデスク飾り

2017-06-29 23:49:46 | 季節行事
今月もデスクの上で癒しをくれたデスク飾りを、仕舞う前にご紹介します


6月のデスク飾りは、ちりめんで出来た紫色の紫陽花と可愛らしいカエルです。

紫陽花は、茎の部分が匂い袋になっているので、ほのかに良い香りが漂います。
ぽてっとした形も可愛らしく、とても気に入っているデスク飾りです

カエルは蓮の葉を傘にしているのがとても可愛らしく、お供のおたまじゃくしも
ポイントになっています。中が鈴のような作りになっていて、揺らすとゲコゲコ
鳴くのも面白いのです。どちらも京都の「龍虎堂」さん製。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


6月の和小物たち

2017-06-28 23:48:13 | 着物
今月はあまり着物を着る機会がありませんでしたが、和装の時に活躍してくれた
和小物たちを仕舞う前にご紹介します


6月の簪は2種類で、柳に撫子と、淡い水色の紫陽花です。祇園の「金竹堂」製。
帯に挟む扇子は先月と同じく、紫の花菖蒲に流水の柄で、浅草の「文扇堂」製。
懐中時計に付ける根付も2種類あり、前半は水色の紫陽花、後半はカエルです。


手拭いは、生成り地に紫色の大きな紫陽花が描かれたもので、濱文様シリーズ。
小風呂敷は、白地に青色系の小さな紫陽花が散りばめられた、濱文様シリーズ。
ハンカチは白地に水色の紫陽花が濡れ描きのようなタッチで描かれたものです。
懐紙は水色の紫陽花の一枝。
一筆箋は、柳にツバメ、紫陽花に蝸牛、鉄線の3種類。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


【新築工事】ついに着工

2017-06-27 23:47:16 | 輸入住宅
今年に入って急に進み始めて新築計画。

さまざまな契約を短期間で進め、なんとか間取りや仕様が確定して、4月末には
地鎮祭を執り行いました。その後ご近所へのご挨拶や建築確認申請などに時間が
かかっていましたが、ようやく建築許可がおり、とうとう着工することに


基礎工事を始めるため、重機を使って土の堀り出しを行っていたようです。家を
急に建てることになってから4か月ちょっと。地鎮祭後の待ち時間が長かったので
ヤキモキしていましたが、とうとう家が建ち始めます

梅雨が明ければ本格的な夏がやってきますが、夏が過ぎて、秋の深まるころには
新居に引っ越しているのだと思うとなんだかまだ実感がわきませんが、少しずつ
家の形が出来ていくにしたがって、現実味を帯びてくるのでしょうね

良い家が出来上がるよう、祈っています


五花街合同公演

2017-06-26 23:45:55 | 京都花街
この週末は、最近の京都では初夏の風物詩ともなっている「五花街合同公演」が
2日間に渡って行われていました


(写真は報道系サイトからお借りしました)

この五花街合同公演の歴史はそれほど古いものではなく、今回で24回目だとか。
おおきに財団と京都花街組合連合会が主催するイベントで、毎年6月下旬の土日に
南座で行われていましたが今年は京都芸術劇場「春秋座」で行われました


(写真は報道系サイトからお借りしました)

それぞれの花街から芸妓さんや舞妓さんが出演して、様々な演目の舞踊を見せて
くれるのですが、一番の注目は終盤に上演される「舞妓の賑い」。京都五花街の
舞妓さんがそれぞれの街から4名づつ出て、同じ演目を同時に舞台上で踊るもの

花街毎に踊りの流派が違うので、同じ演目を踊っても振り付けがそれぞれ違うの
ですが、その違いを見比べることができるとても貴重な機会です

今年は祇園甲部からは清元「梅の春」、宮川町は清元「六玉川」、祇園東は清元
「花がたみ」、上七軒は長唄「俄獅子」、先斗町は長唄「晒女」が上演されて、
それぞれに美しい艶やかな舞が見られそうですね

この公演の後には「五花街の夕べ」と題したイベントも用意されています。別途
料金がかかりますが、瓢亭・菊乃井・つる家・柊家・炭家の老舗料亭のお座敷で
京料理を食べながら芸舞妓さんの舞やおもてなしを堪能できるもの

またそれよりも少しリーズナブルに、ウェスティン都ホテル京都の大広間でも、
同じくお料理と芸舞妓さんの舞やおもてなしを堪能できるイベントもあります。

公演から続けて参加すれば、丸一日花街の華やかさに触れることができますね