Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

今年もありがとうございました

2014-12-31 23:37:49 | 日記
2014年最後の一日は、朝からおせちの準備をしていました

先日のおせち料理教室でほとんどのものは揃っているとはいえ、日持ちのしない
お料理や持ち帰るほどでないものなどは自分で用意することになっているので、
飾り切りをした筑前煮やかまぼこ、そしてお雑煮などの用意をしました

それらと持ち帰ってきたお料理を、先日の飾り付けのレッスンを思い出しながら
重箱につめていき、やっとおせち料理の完成です

娘を寝かしつけてから、お夕飯には年越し蕎麦を頂きました。明日からはおせち
尽くしになるので、今夜は粗食です

今年を振り返ってみると本当にあっという間でした。3ヶ月の娘を抱えての復帰が
不安だった仕事もなんとか両立が出来るようになり、その間に夫の転職があって
さらに私のチーム異動もあって、夏以降は母乳の免疫が切れた娘の度重なる病気
などもあり、毎日その日一日を駆け抜けるようにして過ごしてきました

今年はこれまでの人生で一番変化の多い大変な一年だったような気がしますが、
振り返ってみればそれも良い思い出です

優しい夫と大切な娘、協力してくれる両親に気遣って下さる会社の方々、そして
働くママを応援して下さる保育士さん、お稽古事のお師匠さん方などの、多くの
方々のおかげで素晴らしい一年を過ごすことができました

そんな忙しい中でも日々楽しくやってこれたのは、こうして毎日の出来事を振り
返ることのできるこのブログを見に来て下さっている皆様の温かさによるものと
思い心から感謝しています

今年一年関わりのあった全ての方々、本当にありがとうございました


毎年恒例の餅つき会へ

2014-12-30 23:37:14 | 季節行事
今日は朝から毎年恒例12月30日に行っている餅つき会に行ってきました

昨年参加した際にはまだクーファンに入っていた娘も、今年はちょこまかと動く
ようになっているので、火のそばなどで危険がないように、目を光らせながらの
参加となりました




お庭で火を起こして石を組んでかまどを作り、焚き火で炊いたもち米を使って、
杵と臼でお持ちをついていきます。合計で10臼以上をつくので、お昼前に始めて
つき終わるのが夕方近くという重労働。男性陣が大活躍してくれる一日です

イタリアから日本に来ていた夫の友人も駆けつけてくれて、日本の年越しを満喫
してくれていたようです


かまどの横では網に載せたお肉を焼いたり、大きなお魚を一尾解体してお刺身を
作ったり燻製にしたりとかなりワイルドな餅つきですが、毎年子供も大人も楽く
参加しています


娘はたくさんの子供たちに興奮してとっても嬉しそうです。男性陣からの人気が
高く、かわるがわるだっこされていました

楽しい一日がすごせたかな


おせち料理教室に行ってきました

2014-12-29 23:36:54 | 日記
今日は待ちに待ったおせち料理教室の日です。自宅から電車を乗り継いで1時間
かかる場所での開催なので大変ですが、朝から気合を入れていってきました

今日一緒にお料理を習う生徒さんは私を含めて7人。それぞれが4人分のお料理を
持ち帰る予定なので、試食を含めると40人分以上のお料理を7人で作ることに

そのため時間がかなりタイトで、初めのほうは写真を撮る余裕も全く無かったの
ですが、慣れてくると合間合間で写真を撮ることもできるようになりました

3~4品ずつ説明を受けてから作っていくということを何度か繰り返して、全品を
完成させていきます

今日作るのはお煮しめ、ニシンの昆布巻き、田作り、叩き牛蒡、金柑の甘露煮、
味噌松風、牛肉八幡巻き、紅白なます、伊達巻き、栗きんとん、鯛の三種盛り、
という全部で13種類

先生がおっしゃるには、基本的におせち料理というのはそれほど難しいものでは
ないので、要領よく作業することが出来れば、短時間でも多品目が作れるそう。


こちらは最初に取り掛かったニシンの昆布巻き。身欠きニシンを水で戻した早煮
昆布でくるくる巻いて、かんぴょうでしばります。それを出汁に調味料を入れた
煮汁で煮込んでいきます。



お煮しめは蓮根・京人参・椎茸・こんにゃく・里芋をそれぞれ飾り切りにして、
出汁に調味料を入れた煮汁で煮込み、矢羽根に飾り切りした絹さやを飾ります。

これまで自己流で飾り切りをしてきましたが、きちんと習うことが出来たのは、
とても大きな収穫でした



伊達巻は卵・はんぺん・調味料を全てミキサーにかけてしっかりと泡立てたら、
クッキングシートを敷いた型に流してオーブンで焼いて、熱いうちに鬼すだれと
ラップを使ってきつく巻いていきます。

最後に20分ほど巻き簾のまま立てておくのが長持ちさせるポイントなのだとか


紅白なますは大根と京人参を千切りにして塩水に漬け、しばらくしたらしっかり
水気を切って調味料や唐辛子とあわせます。赤の分量が多くなりすぎないように
気をつけるのがポイント





金柑の甘露煮はヘタを取って側面に縦に何本か切れ込みをいれ、下煮をしてから
竹串などを使ってタネを切れ込みから押し出すようにして取り出して、もう一度
調味料を入れて煮込みます。

数日置いておくと味もよく染みてツヤが増してきます。1週間くらい経ったものは
みじん切りにしてパウンドケーキなどに入れても美味しいそうですよ






たたき牛蒡は昔なら牛蒡が硬かったので文字通り叩きましたが、今の牛蒡はそれ
ほど硬くないので、1cmほどの幅に切って茹でたら、すり胡麻をたっぷり入れた
タレと混ぜ合わせます。




栗きんとんはあまりなめらかにせず、ほっくりと仕上げます。皮をむいて適当な
大きさに切ったさつまいもを茹でてからマッシャーで潰し、栗の甘露煮に入って
いるシロップを熱いうちに混ぜ合わせ、栗と一緒にラップで茶巾包みにします。







味噌松風は半量の鶏ひき肉を炒めて、粗熱が取れたら残りの鶏ひき肉と調味料と
ともにミキサーにかけて、クッキングシートを敷いた天板の上で形を整えてから
オーブンで焼きます。焼き上がったらみりんを塗ってケシの実を振ります。





牛肉の八幡巻きは、調味料とともに茹でた牛蒡を何本かまとめて薄切りの牛肉で
巻きます。フライパンで全面を焼いて一度取り出し、煮詰めた調味料と絡めたら
出来上がりです。




鯛の三種盛りはお刺身、昆布締め、即席松前漬けです。昆布締めは鯛の身に塩を
振ってしばらく置き、水気をふき取ってから水で少し戻した昆布で巻いて、一晩
寝かせておきます。

お刺身や昆布締めをまず切り分けたら、その時に出た鯛の端切れを使って、水で
戻した切り昆布とポン酢などを合わせて即席の松前漬けを作ります。

器に盛った後は、昆布締めには叩き梅肉を、お刺身にはポン酢ジュレを添えて。

田作りは写真を撮る間もなく終わってしまったのですが、とっても簡単でした

黒豆と鰤の西京漬けは、出来上がってから食べごろになるまで数日かかるので、
あらかじめ先生が用意して下さっていましたので、レシピの説明のみでした。

かまぼこの飾り切りとお雑煮もその場で食べる分だけでしたので、レシピの説明
のみで実習はしませんでした。



すべて作り終わったところで、次は重箱へ盛りつけるレッスンをして頂きます。
葉材などを効果的に使っての盛り付けを教えて頂きました



テーブルセッティングを終えて、ようやく試食の開始。ここまでなんとか4時間で
出来上がったのにはびっくりしました


一の重にはお口取りを中心に盛り付けた柚子釜入り紅白なます、田作り、黒豆、
金柑の甘露煮、田作りなど


二の重には本来焼き物を中心に盛りつけますが、今日はお口取りの一部も入り、
市松に飾り切りしたかまぼこ、味噌松風、伊達巻、栗きんとんなど


三の重には煮物を中心に盛り付けますので、お煮しめ、ニシンの昆布巻き、牛肉
八幡巻きなど汁気の多いものを入れました


試食の一人分だけでもこのボリューム。お正月当日はここに鰤の西京漬けも入り
ますので、かなり食べ応えがありそうです


先生は京都出身の方なので、お雑煮は京都風の白味噌のお雑煮でした。以前から
このお雑煮を作ってみたかったので、習うことができて嬉しいです

今年のおせちはほとんどを今日中に作ることができましたので、あとは大晦日に
お煮しめ、飾りかまぼこ、お雑煮の準備をするだけで大丈夫です

今日習ったことをしっかりと吸収して、来年以降おせち料理作りに役立てていき
たいと思っています


12月の和小物たち

2014-12-28 23:36:32 | 着物
昨日のお稽古で今月着物を着られる機会は全て終わりましたので、12月の和小物
たちを、仕舞う前に撮影しました


12月の簪は京都南座にあがる「まねき」を模した祇園の金竹堂さん製のものと、
ドール用簪を人間用に手直ししてもらった赤い椿を模したもの、クリスマスの
ための柊とトナカイのものの3種類。

扇子は赤椿の柄で浅草の文扇堂さん製。
懐中時計につける根付は赤い椿と、可愛らしいサンタクロースの2種類。


手拭いは生成り地にポップな椿が描かれたもので、濱文様シリーズ。
小風呂敷は小ぶりの椿がたくさんちりばめられたもの。
ハンカチも同様に、小ぶりの椿がたくさんあって可愛らしいです。
懐紙は白椿の柄。
一筆箋は寒牡丹、椿、南天の3種類。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


お茶のお稽古(白地・雪輪椿柄小紋) / おうちごはん(イタリア料理教室)

2014-12-27 23:33:42 | 着物
今日は今年最後のお茶のお稽古です。12月は土曜日に休日出勤が続いていた夫も
さすがに今日はお休み。交代でお稽古に行けるということで、私は着物でお稽古
させてもらうことにしました


このところのお稽古ではお気に入りの千總の小紋ばかりを着ていましたが、この
着物は今日着ないとまた1年間着る機会が無くなってしまう季節物の柄ですので、
2年ぶりに箪笥から出しました


椿に雪輪つなぎという、いかにも12月らしい柄ゆきが気に入っている着物です。
色使いが若向きであること、八掛も真っ赤で、袖丈も1尺5寸にしてあるので、
あと数年で着られなくなってしまうだろうと思っています

椿と雪輪というモチーフはとても気に入っているので、この着物はもう娘に
譲るとして、いずれ年齢に合った地色を選び、同じモチーフでデザインを変えた
小紋を別誂えしたいと考えています


着物は地織模様のある白い綸子地に、カラフルな色使いの雪輪が全体に描かれ、
そのなかに鮮やかな赤や紫の椿がポンポンと配置されている、可愛らしい小紋。
帯は地模様のある赤い綸子地に、白と鶸色で大きく竹が絞り出された名古屋帯。
帯揚げは地模様のある白い綸子地に赤い絞りで蝶々が染め出されている輪出し。
帯締めは椿の柄から一色とって、黄緑~白のグラデーションの組紐にしました。

今日のお稽古は溜精棚を使った薄茶のお点前でした。この棚は裏千家にある茶室
「溜精軒」の窓を模したもので、その茶室は除夜釜の際だけに使われることから
今年最後のお稽古にふさわしいと選んで下さったようです。

お菓子は京都・東山の老舗「吉水園」のそば饅頭で「東山」という銘のものを。
お軸は「山雲海月情(さんうん かいげつのじょう)」と書かれた短冊でした。
茶花は小さくて可愛らしい「姫白雪」椿。

今日はお互いにお稽古が終わってもまだ夕方前だったので、夫に娘の相手をして
もらっているあいだに、ゆっくりとディナーの準備ができました。

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ中級編・12月】


前菜はカボチャのスフォルマティーノ。型から外しやすいよう今日はシリコンの
型を使って作ったのですが、卵が足りなかったのか少し柔らかくて綺麗に取れま
せんでした。カボチャの自然な甘さにチーズクリームソースがとても良く合って
いて本当に美味しいです



パスタはカネロニ。ソースはベシャメルソースだけなのですが、詰め物の生ハム
などの風味があるので、見た目以上に味がしっかりしたパスタです。アツアツで
冬らしいお料理に、体がとっても温まりました


メインは鶏肉のトマトクリーム煮。鶏肉はこうして煮込むととても柔らかくなる
ので、鶏肉の煮込み料理は大好きです。仕上げに入れる生クリームがよく効いて
いるので、酸味が少なくまろやかな仕上がりに

今日で今年のお茶のお稽古も終わり。2月にお稽古に復帰をして以来、子供を育て
ながらもなんとかお稽古に通えたのは、夫の協力のおかげです

私が自分の時間を持つことに理解のある夫に、本当に感謝しています