Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

Viaggio di nozze in Italia: Il secondo giorno ~ローマの休日~

2012-06-24 23:59:26 | 旅行
今朝は6時半には起きて、身支度を整えました。


キッチンで用意したパン、チーズ、サラミ、ヨーグルト、フルーツでの朝食。
昨日の移動で少し疲れていたので、お部屋で気兼ねなく食べられるのは
とっても助かりました


朝食の後はすぐそばのテルミニ駅内にあるツーリストインフォメーションで、
ローマパスという3日間有効の電車&バス乗り放題チケットを購入しました。
このパスのすごい所は、2箇所まで美術館や観光名所が無料で入場できて、
更に3箇所目以降も割引き価格になること。これで30ユーロとはお得です


テルミニ駅から地下鉄に乗って、最初の目的地へ向かいます。
地下鉄の駅自体は日本とあまり変わらないかなと思っていたのですが、
電車がホームに入ってきてビックリ全車両全面落書きアートでした
日本ではありえないですねぇ….


本日の観光1箇所目は、ボルゲーゼ美術館です。
こちらの美術館は事前予約が必要で、日本から電話で予約しておきました。
ベルニーニの彫刻、ラファエロやカラヴァッジョの絵など、最上級の美術品が
展示されていて、制限時間の2時間ギリギリまで見て回りました。

夫はカラヴァッジョの絵が好きで、自分の部屋にも絵を飾っているのですが、
久しぶりに本物を間近で見ることができたので、とても嬉しかったようです。
私も「果物籠を持つ少年」の絵が見たかったので楽しかったです


私達2人が気に入ったのは、ベルニーニ作の「アポロとダフネ」という彫刻。
ギリシャ神話に基づいたもので、キューピッドのいたずらで恋の矢を打たれた
アポロが拒絶の矢を打たれたダフネを追いかけるというもので、アポロを拒絶
したダフネが月桂樹の木に姿を変えようとしているところを表しています。
(写真はウィキペディアから)

今までにこれほどまでに躍動感溢れ、人間味の有る表情に満ちた彫刻を、
私は見たことがありませんでした。この彫刻の前だけでも数十分を過ごし、
じっと見とれてしまいました


美術館を出た後は、美術館を囲む公園を少しお散歩したりして休憩しました。
お馬さんもお散歩していて、なんとものどかな光景です



ひと休みしてから、次の目的地のトリニタ・デイ・モンティ広場へ向かいます。
ローマの街並みはどこを切り取っても絵になって、写真を撮るのが楽しいです。
広場は高台にあるので眺めが良いのです。このオベリスクはとっても有名。


せっかくローマに来たので、トリニタ・デイ・モンティ教会をバックに記念撮影
夫のリクエストにより、ちょっとかっこつけて撮ってみました(笑)


教会の下が、「ローマの休日」で有名になったスペイン広場とスペイン階段。
映画の中でオードリー演じるアン王女が、座ってジェラートを食べた階段です。
現在は階段でジェラートを食べる事は禁止されていますが、多くの人が座って
記念撮影をしていました。



そこから徒歩で移動して、トレヴィの泉へ。
泉自体はそれほど大きいものではないのですが、後ろにそびえるポーリ宮殿
の壁が、壮麗さを引き立てています。


暑い中広場には多くの観光客が集まり、後ろ向きにコインを投げていました。
1枚だと再びローマに来られる、2枚だと大切な人と永遠に一緒にいられる、
3枚だと恋人や夫・妻と別れられるという、枚数毎の言い伝えがあるそうです。
私はまたローマに来られるようにと、1枚のコインを投げました


せっかくだから歩いて色々な場所を見てみようということで、30分ほどお散歩。
強い日差しが照りつける中でしたが、可愛らしい街並みにウキウキしていて、
途中までは暑さがあまり気になりませんでした。



少しローマの街を歩いたところで、疲れてきたのでランチのお店を探しました。
街中は観光地なので、あまり美味しいところはないかなぁと思っていたので、
パラソル付きの外の席が気持ち良さそうなお店に入ってみました。





カプレーゼ、ブレザオーラ(生ハム)、パスタ2種類をオーダー。
パスタはトンナレッリ・アマトリチャーナとタリアテッレ・ポルチーニです。
どのお料理も意外にも美味しくてびっくりしました


日陰でゆっくり休んで体力が回復した後は、また少し歩いてパンテオンへ。
パンテオンは柱を使わずに円形の屋根を支える建物としては世界最大級で、
これが1900年も前に建てられたものとは信じられません。


パンテオンの象徴でもある直径43m以上の大きな円形の屋根の中央には、
採光用の穴が開いています。壁の厚さは6mもありますが、ドーム上部の
厚さは1.5m程度に減って、高さによって素材を使い分けているそうです。
この高い建築技術が古代ローマにあったなんて、本当にすごいことですね


パンテオンを出ると、すぐ目の前に観光用の馬車が止まっていました。
ローマの街を馬車で走るなんて、とっても素敵ですね


パンテオンからまた移動して、ナヴォーナ広場に行きました。
広場にはカフェが並び、外の席でたくさんの人がお茶をしていました。


ここに来た目的は、オベリスクを取り囲むように配されたベルニーニ作の彫刻。
「四大河の噴水」と呼ばれ、ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川を
擬人化した彫像です。彫像の面白い表情には実は意味があるそうで…

四大河の噴水の後ろに建っているサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会は、
ベルニーニのライバルのボッロミーニが設計したもので、その設計を揶揄し、
「あんな設計見るに耐えられない」という意味を込めたそうです


ナヴォーナ広場のすぐ横に、世界で一番美味しいジェラートと評されている、
「San Crispino」でジェラートを食べる事にしました。


おいしいジェラート屋さんを見分けるコツは、ジェラートに金属製のフタをして
いるかどうかだそうです。中身が見えないのでどんなジェラートか分からない
という不便さはありますが、温度管理や空気に触れさせないなど品質管理
がしっかりしている証拠です。注文時のみ、フタをあけてくれます。


私はレモンとキャラメルのジェラートを注文しました。
キャラメルも美味しかったのですが、レモンの味がすごくしっかりしていて、
このお店のオススメは果物系です

夕方になって西日でかなり暑くなってきたのでバスで一度ホテルに戻り、
休憩する事にしました。しかし、ここでトラブル発生

夫がウェストポーチに入れていたiPhoneが盗まれてしまったのです
バスに乗る直前に持っていましたし、バスを降りるときも回りを確認したので、
落としたのではないはずです

ホテルのオーナーさんに相談したところ、iPhoneは盗まれやすいとの事で、
混雑したバスの中で揺れを利用して盗まれたのだろう、と言われました。
至急日本に電話をして回線の緊急停止をし、カード会社に海外旅行保険の
支払対象になるかの確認をして、翌日被害届を出しに行くことになりました

オーナーさんによればローマで盗難被害にあう人の90%は男性なのだとか。
男性は「まさか自分が」と油断している場合が多く、また、女性に比べて、
他人との警戒距離が近いそうです。

夫も移動や私のガイドで疲れていて、気が緩んでいたのかもしれません。
普段なら大事なものを盗まれやすい場所に入れたりしませんので…


ホテルで少し休憩をして、気を取り直して、ディナーに向かいました。
夫が行ってみたかったという、ローマの下町にある、小さなトラットリアです。
「TRATTORIA da Bucatino」というお店で、実はローマ料理の有名店。
店名に付けてしまったほどの名物であるBucatinoが、今日の目的です。



こちらのお店は前菜をビュッフェ形式で食べられるので、たくさんの種類から
少しずつ色々なものを選べて嬉しいです。ただ、前菜をあまりたくさん食べて
しまうと後が続かないので、控えめに...


お目当てのブカティーノ(ブカティーニ)は、ローマ周辺でよく食べられる、
やや太目の真ん中に穴のあいたパスタです。これにアマトリチャーナという
トマトベースのちょっと重めのソースを絡めてあります。


そしてこれもイタリアのこの時期の名物料理、カルチョーフィのオイル煮。
これはアーティチョーク、日本語で言えば西洋アザミの芯を使っています。
やや苦味はありますが、これがクセになる人も多いとか


そしてお肉はアバッキオ・ディ・ロマーナ。

美しいローマの街と美味しいローマ料理を堪能できて、大満足の一日
明日はどんな一日が待っているのかな。


Viaggio di nozze in Italia: Il primo giorno ~一路、イタリアへ~

2012-06-23 23:59:25 | 旅行
いよいよ今日から、12日間に及ぶイタリアでの新婚旅行が始まります
夫とお付き合いを始めてから今まで、こんなに長く昼も夜も一緒にいるのは
初めてなので、ドキドキわくわくです

今朝は7時半に起きて実家に家の鍵を渡しに行き、挨拶をしてきました。
大人になったとは言えやはり長期の海外旅行は親も心配だと思いますので、
行く前に顔を見せておこうと思いまして

鍵を渡したのは、不在中に家の換気をお願いするためです(笑)

8時過ぎには帰宅して荷物の最終チェックをし、簡単に身支度を整えてから、
9時半には電車に乗って成田空港に向かいました。


空港で早めにチェックインを済ませ、最後の食事を食べにラーメン屋さんへ。
本当なら和食を選ぶべきなのでしょうが、2人ともラーメンが食べたくて
正統派でシンプルなしょうゆ味でした。


13時過ぎ成田発のアリタリア航空に乗って、いざ、憧れの地イタリアへ
12時間以上にもなる長距離フライトは久しぶりです。機内で快適に過ごせる
ように、スリッパや枕など、グッズも用意していきました。

そしていよいよ飛行機が離陸。
この離陸の瞬間がジェットコースターのようで大好きで、いつもワクワクします


離陸してしばらくすると機内食が運ばれてくるのですが、私達の席だけ、
ハネムーン用のメニューを届けてくださいました。飛行機のチケットを手配
してくれた旅行会社のご配慮のようです。嬉しいな~


ピンクのメッセージカードには「Happy Honeymoon!」と書いてありました。
可愛いケーキにはホワイトチョコに「Happy Wedding」と書いてあり、
なんだか新婚旅行気分が上がってきました

その後は食べて寝て映画を見ての繰り返して、12時間半のフライトの末、
ようやくローマに到着。結局、映画を3本も見てしまいました(笑)


空港からはエアポートバスを使ってローマ中心のテルミニ駅に移動します。
電車よりもバスのほうが街並みが良く見えて楽しいと夫が言っていたので、
チケットを買ってバスに乗り込みました。なんと5ユーロすごく安い~

ローマでは朝から晩まで観光をしてホテルには寝に帰るだけの予定なので、
ホテルは立地を重視して、テルミニ駅から徒歩1分のB&Bを予約しました。
まるで暮らすように、ローマに滞在してみたかったのです。

こちらは日本人が経営しているホテルなので、サポート体制が万全です。
夫はイタリア語は話せますがローマには慣れていないので、現地慣れした
方のサポートがあるのは、2人にとっては心強いです。



お部屋はベッドと棚と小さなテーブルがある、とてもシンプルな作りでした。
アパートの1室のような感じなので、本当にローマ暮らしをしているみたい
きちんとお手入れが行き届いていて、気持ちの良いホテルです。




キッチンにはパンやシリアルやスナック、コーヒーメーカーが用意されていて、
冷蔵庫の中にはジュースや牛乳、ヨーグルトや、サラミやチーズなどがあり、
24時間いつでも自由に利用する事ができます。朝はご飯も炊いてくれます。
朝早くから行動する日もあるので、時間を気にしなくていいのは助かります

すでに夜遅かったので、ホテルのオーナーさんから近くのお店をご紹介頂き、
軽めの夕飯を食べに行きました。


ホテルから徒歩3分ほどの場所にあるワインバー兼レストラン。
この時期は外で食べる人が大半のようで、私達も外の席に座ってお食事。


移動で疲れていたのと機内食を食べてあまりお腹が減っていなかったので、
ピザとスパークリングワインで簡単に夕食を済ませました。

今日は移動のみでしたが、明日からはイタリアを満喫します


チームランチ@日本橋ゆかり / メゾンカイザーのアイス

2012-06-22 23:36:41 | レストラン
明日から休暇でイタリアに行くので上司がランチに連れて行ってくれました。
しばらく食べられない和食がいいだろうと、懐石を食べさせて頂きました~


お店は日本橋にある創業70年以上の老舗日本料理「日本橋ゆかり」さん。
現在まで親子3代に渡って、宮内庁へのお出入りが許されている名門です。
三代目のご当主は京都の名店「菊乃井」で、7年間修行をされていたとか。
入口はオフィス街ながらも木と緑を効果的に使った、静かな佇まいです。



事前に予約をしておいたので、外の光と坪庭の緑がよく見えるお席でした。
外からの視線を遮るための簾ですが、この時期は涼しさも演出しています。
平日の昼間にこんなに静かで贅沢な空間でお食事できるなんて、幸せ


席に置かれている膝掛けには小唄「助六」の歌詞が書かれていました。
「花の雲 鐘は上野か浅草か ゆかりの色の鉢巻も 江戸紫や伊達姿」
なんとも粋ですねぇしかもこの膝掛けは持ち帰っていいのだそうです
ほんとに粋ですねぇ。


お料理はまずお通しから、驚くほどに綺麗なものが出てきました。
紫陽花の葉と花で蓋がされた器には、青梅を使った少し甘い寒天のような
ものが入っていました。爽やか&涼しげで、梅雨の時期らしくて素敵です


鰻の笹寿司、鯛の子の煮こごり、芋の煮物、蟹の素揚げ
前菜も涼しげな見た目の盛り合わせです。


かんぱち、シャコ、穴子、ホタテ、海ぶどう
お造りは氷を思わせる器に水を吹きかけた瓜を効果的に使った盛り合わせ。
目にも美味しいとは、まさにこのことですね


魚の照り焼き
おしゃべりに夢中になっていたら焼き物のお魚の種類を忘れてしまいました…



鯛雑炊、香の物、青菜と桜海老
和食のコースの中でご飯ものに雑炊が出てきたのは初めてかもしれません。
とっても優しいお味で、鯛のお出汁が寝不足で疲れた体に染み渡りました


いちじくのコンポート、アールグレイのシャーベット
甘味は意外に洋風でちょっとびっくりしましたが、アールグレイのシャーベット
が甘すぎず爽やかで、イチジクのトロトロ具合とぴったりマッチしていました


食後にはコーヒーを頂いて、美味しい懐石料理の余韻に浸りました。
帰国後にはまた美味しいお店に連れて行って下さるそうで、楽しみです~
今日も贅沢で美味しいランチ、ご馳走さまでした


あれだけ食べた後ですが、同僚からメゾンカイザーのアイスを頂きました
パンやケーキやキッシュしか知らなかったので、アイスまで売っているとは

私の好きなキャラメルアイスだったのですが、キャラメルの味がしっかりして、
香りもとてもよくすごく美味しいアイスでした。ハーゲンダッツに負けません
美味しいアイス、ご馳走様でした

明日からのイタリア旅行、思いっきり楽しんで行ってきます


別誂え(フルオーダー)訪問着、地色が染め上がりました!!

2012-06-21 23:35:31 | 着物
昨日、黄色い訪問着の別誂えをお願いしている「公庄工房」さんから、
地色が染め上がったというご連絡があり、写真をお送り頂きました


おくみ~上前~左後の3パーツの写真です。
おくみと上前の部分にはカバーがかかっているので分かりづらいのですが、
左後ろの部分で地色がよく分かります

実物とモニターで見るのでは色は違うと思いますが、かなりイメージ通りの
色に近くなっていると思います。また、地色を染めたことで、地模様の七宝
が浮かび上がってきて、高級感のある雰囲気になってきました

柄伏せをしていた糊が落とされたので、下絵の模様がよく見えていますね。
ここにどんな色で友禅がされていくのかとっても楽しみです

この位の濃さの地色なら、黒い帯でキリっと引き締めるのも良いですねぇ
少し華やかな感じにしたい時は鶸色とか、落ち着かせたいときは白系で。
これから柄に挿されていく色によって、伊達衿や帯揚げ帯締めなどの小物
も決まってくるので、次に届く写真が待ち遠しいです。

出来上がりは8月末ということで、あと2ヶ月間、待つ楽しみが続きます

この訪問着の製作を請け負ってくださった「公庄工房」さんについては、
以前のブログで掲載していますので、そのままの転載でご紹介します

・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

昨年から私が訪問着の別誂えをお願いしているのは、こちらの工房です。
今までは許可を頂いていなかったので名前を掲載していませんでしたが、
先日京都に行ってお話をして許可を頂いたので、ご紹介させて頂きます

「公庄工房(ぐじょうこうぼう)」さん
http://www.yuuzen.jp/

今までの職人悉皆仲間問屋前売り問屋小売店顧客という、
驚くほどに多くの中間業者を通して行われてきた古い慣習的流通を見直し、
職人顧客というダイレクトな流通にする事により、中間マージンを抑え、
着物をより身近なものにするとともに、職人さんの生活も支えていくという、
まったく新しい手法を取り入れられた工房です

過去数十年、欧米文化や洋服が入ってきたという背景はあったものの、
着物の値段が上がっていったことも一因となり、民族衣装にも関わらず、
自分で着物を着られる人がほんの一握りとなるほどの着物離れが起き、
それにより仕事を失った職人さん達は、次々と廃業に追い込まれました

そんな中で問屋さんが打った手は、安価な「プリント着物」の量産でした。
最近の安い着物の多くは、インクジェットプリントで作られているのです。

これによりなんとか残っていた職人さん達も更に仕事がなくなってしまい、
このままでは後継者も育たず、数十年後には数えるほどになるでしょう。
そんな状況に異を唱え、新しい風を吹き込もうと頑張っていらっしゃいます

私は百貨店での別誂え経験もありますが、それと比べてもかなり質の高い、
そしてセンスも良い、素晴らしい着物を作っていただけます

気になる事にはとことん答えて下さいますし、密にコミュニケーションを取り、
アドバイスもして下さり、安心して製作をお任せする事ができる工房です。
業界内でも質が高いとされる染匠さんの仕事を任されている職人さんで、
その腕は確かです

何でもそうですが、モノは業者を通せば通すほどマージンで値段が上がり、
最終的に顧客に渡るときには数倍の値段になることもしばしばあります

流通を変える事で、顧客は質の良いものをコストを抑えて買うことができ、
職人さんは「プリント着物」に奪われてしまった仕事を取り戻すことができ、
着物業界は大切な伝統技術を継承し守っていくことができます。

昨年秋に作った流水花筏文の単衣の訪問着も、こちらでお願いしたもの。
現在私が別誂えをお願いしてる訪問着も、百貨店を通せば150万以上の
値段になるものだとおっしゃっていました。

私のような庶民が数百万単位の着物をちょくちょく作ることはできませんが
こちらの工房でお願いできるくらいの予算であれば、毎年でも可能です。
(そこは夫の理解があるので、ありがたいと思っています。ありがとう

きちんと予算に合わせて、その範囲内で最大限の努力をしてくださいます。
百貨店では最初に伝えた予算から十万以上あがることもしばしばですが、
こちらではそんなことはありません。

それでも洋服と比べると数十万という価格は大きく感じるかもしれませんが、
着物は洋服と違い数十年単位で着られますし、子供に譲ることも出来ます。
私は着物が大好きなので、「プリント着物」は苦手ですし(持っていますが)、
私の子供の世代まで、手描きの着物が残っていって欲しいと願っています

私は公庄工房さんの考えに全面的に共感し、その新しく素晴らしい活動を、
今後も着物をお願いする事で、出来る限り応援していきたいと思っています。
小紋以外は、今後こちらに一任するつもりでいます。

店頭に置いてある在庫の中から選ぶことが普通になっている現代ですが、
昔は多くの着物が別誂えでした。好きな柄を好きな色で好きな生地に。
そんな楽しい着物が出来上がったら、本当に大切に出来るものです。

もし別誂えに興味はあるけれども躊躇しているという方がいらっしゃったら、
是非一度、お問い合わせだけでもしてみてください。
きっと誠実にお答え頂けます


維新号 甬江のお弁当 / イタリア旅行の日焼け対策

2012-06-20 23:33:31 | 日記
今日は台風一過で、風はまだ強いもののよく晴れた暑い一日となりました
どんどん暑くなって、夏が近づいてきますね。


今日のランチは頂き物をして、ちょっと豪華なお弁当を食べました。
「維新号 甬江」の中華弁当です。エビチリ、あんかけハンバーグ、春巻、
シュウマイなど盛りだくさんの内容で、ボリューム満点のお弁当でした
食べすぎと寝不足で、午後は眠くて仕方なかったです…


仕事帰りに、週末からのイタリア旅行用に日焼け対策グッズを買いました。
そもそも絶対焼かないというつもりでしっかりした日焼け止めを買って、
それでも焼けてしまった場合に備えて、鎮静効果のあるハトムギ化粧水と、
美白効果を期待してホワイトニングジェルを用意しました。

ツバの広い帽子と日傘があるので、顔の日焼けは大丈夫だと思うのですが、
手足も焼かないように、12日間で日焼け止めを使い切るつもりで塗りたいと
思います。

後は病院で処方されたビタミンCの顆粒を、毎日飲めば大丈夫なハズ…