今朝は6時半には起きて、身支度を整えました。
キッチンで用意したパン、チーズ、サラミ、ヨーグルト、フルーツでの朝食。
昨日の移動で少し疲れていたので、お部屋で気兼ねなく食べられるのは
とっても助かりました
朝食の後はすぐそばのテルミニ駅内にあるツーリストインフォメーションで、
ローマパスという3日間有効の電車&バス乗り放題チケットを購入しました。
このパスのすごい所は、2箇所まで美術館や観光名所が無料で入場できて、
更に3箇所目以降も割引き価格になること。これで30ユーロとはお得です
テルミニ駅から地下鉄に乗って、最初の目的地へ向かいます。
地下鉄の駅自体は日本とあまり変わらないかなと思っていたのですが、
電車がホームに入ってきてビックリ全車両全面落書きアートでした
日本ではありえないですねぇ….
本日の観光1箇所目は、ボルゲーゼ美術館です。
こちらの美術館は事前予約が必要で、日本から電話で予約しておきました。
ベルニーニの彫刻、ラファエロやカラヴァッジョの絵など、最上級の美術品が
展示されていて、制限時間の2時間ギリギリまで見て回りました。
夫はカラヴァッジョの絵が好きで、自分の部屋にも絵を飾っているのですが、
久しぶりに本物を間近で見ることができたので、とても嬉しかったようです。
私も「果物籠を持つ少年」の絵が見たかったので楽しかったです
私達2人が気に入ったのは、ベルニーニ作の「アポロとダフネ」という彫刻。
ギリシャ神話に基づいたもので、キューピッドのいたずらで恋の矢を打たれた
アポロが拒絶の矢を打たれたダフネを追いかけるというもので、アポロを拒絶
したダフネが月桂樹の木に姿を変えようとしているところを表しています。
(写真はウィキペディアから)
今までにこれほどまでに躍動感溢れ、人間味の有る表情に満ちた彫刻を、
私は見たことがありませんでした。この彫刻の前だけでも数十分を過ごし、
じっと見とれてしまいました
美術館を出た後は、美術館を囲む公園を少しお散歩したりして休憩しました。
お馬さんもお散歩していて、なんとものどかな光景です
ひと休みしてから、次の目的地のトリニタ・デイ・モンティ広場へ向かいます。
ローマの街並みはどこを切り取っても絵になって、写真を撮るのが楽しいです。
広場は高台にあるので眺めが良いのです。このオベリスクはとっても有名。
せっかくローマに来たので、トリニタ・デイ・モンティ教会をバックに記念撮影
夫のリクエストにより、ちょっとかっこつけて撮ってみました(笑)
教会の下が、「ローマの休日」で有名になったスペイン広場とスペイン階段。
映画の中でオードリー演じるアン王女が、座ってジェラートを食べた階段です。
現在は階段でジェラートを食べる事は禁止されていますが、多くの人が座って
記念撮影をしていました。
そこから徒歩で移動して、トレヴィの泉へ。
泉自体はそれほど大きいものではないのですが、後ろにそびえるポーリ宮殿
の壁が、壮麗さを引き立てています。
暑い中広場には多くの観光客が集まり、後ろ向きにコインを投げていました。
1枚だと再びローマに来られる、2枚だと大切な人と永遠に一緒にいられる、
3枚だと恋人や夫・妻と別れられるという、枚数毎の言い伝えがあるそうです。
私はまたローマに来られるようにと、1枚のコインを投げました
せっかくだから歩いて色々な場所を見てみようということで、30分ほどお散歩。
強い日差しが照りつける中でしたが、可愛らしい街並みにウキウキしていて、
途中までは暑さがあまり気になりませんでした。
少しローマの街を歩いたところで、疲れてきたのでランチのお店を探しました。
街中は観光地なので、あまり美味しいところはないかなぁと思っていたので、
パラソル付きの外の席が気持ち良さそうなお店に入ってみました。
カプレーゼ、ブレザオーラ(生ハム)、パスタ2種類をオーダー。
パスタはトンナレッリ・アマトリチャーナとタリアテッレ・ポルチーニです。
どのお料理も意外にも美味しくてびっくりしました
日陰でゆっくり休んで体力が回復した後は、また少し歩いてパンテオンへ。
パンテオンは柱を使わずに円形の屋根を支える建物としては世界最大級で、
これが1900年も前に建てられたものとは信じられません。
パンテオンの象徴でもある直径43m以上の大きな円形の屋根の中央には、
採光用の穴が開いています。壁の厚さは6mもありますが、ドーム上部の
厚さは1.5m程度に減って、高さによって素材を使い分けているそうです。
この高い建築技術が古代ローマにあったなんて、本当にすごいことですね
パンテオンを出ると、すぐ目の前に観光用の馬車が止まっていました。
ローマの街を馬車で走るなんて、とっても素敵ですね
パンテオンからまた移動して、ナヴォーナ広場に行きました。
広場にはカフェが並び、外の席でたくさんの人がお茶をしていました。
ここに来た目的は、オベリスクを取り囲むように配されたベルニーニ作の彫刻。
「四大河の噴水」と呼ばれ、ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川を
擬人化した彫像です。彫像の面白い表情には実は意味があるそうで…
四大河の噴水の後ろに建っているサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会は、
ベルニーニのライバルのボッロミーニが設計したもので、その設計を揶揄し、
「あんな設計見るに耐えられない」という意味を込めたそうです
ナヴォーナ広場のすぐ横に、世界で一番美味しいジェラートと評されている、
「San Crispino」でジェラートを食べる事にしました。
おいしいジェラート屋さんを見分けるコツは、ジェラートに金属製のフタをして
いるかどうかだそうです。中身が見えないのでどんなジェラートか分からない
という不便さはありますが、温度管理や空気に触れさせないなど品質管理
がしっかりしている証拠です。注文時のみ、フタをあけてくれます。
私はレモンとキャラメルのジェラートを注文しました。
キャラメルも美味しかったのですが、レモンの味がすごくしっかりしていて、
このお店のオススメは果物系です
夕方になって西日でかなり暑くなってきたのでバスで一度ホテルに戻り、
休憩する事にしました。しかし、ここでトラブル発生
夫がウェストポーチに入れていたiPhoneが盗まれてしまったのです
バスに乗る直前に持っていましたし、バスを降りるときも回りを確認したので、
落としたのではないはずです
ホテルのオーナーさんに相談したところ、iPhoneは盗まれやすいとの事で、
混雑したバスの中で揺れを利用して盗まれたのだろう、と言われました。
至急日本に電話をして回線の緊急停止をし、カード会社に海外旅行保険の
支払対象になるかの確認をして、翌日被害届を出しに行くことになりました
オーナーさんによればローマで盗難被害にあう人の90%は男性なのだとか。
男性は「まさか自分が」と油断している場合が多く、また、女性に比べて、
他人との警戒距離が近いそうです。
夫も移動や私のガイドで疲れていて、気が緩んでいたのかもしれません。
普段なら大事なものを盗まれやすい場所に入れたりしませんので…
ホテルで少し休憩をして、気を取り直して、ディナーに向かいました。
夫が行ってみたかったという、ローマの下町にある、小さなトラットリアです。
「TRATTORIA da Bucatino」というお店で、実はローマ料理の有名店。
店名に付けてしまったほどの名物であるBucatinoが、今日の目的です。
こちらのお店は前菜をビュッフェ形式で食べられるので、たくさんの種類から
少しずつ色々なものを選べて嬉しいです。ただ、前菜をあまりたくさん食べて
しまうと後が続かないので、控えめに...
お目当てのブカティーノ(ブカティーニ)は、ローマ周辺でよく食べられる、
やや太目の真ん中に穴のあいたパスタです。これにアマトリチャーナという
トマトベースのちょっと重めのソースを絡めてあります。
そしてこれもイタリアのこの時期の名物料理、カルチョーフィのオイル煮。
これはアーティチョーク、日本語で言えば西洋アザミの芯を使っています。
やや苦味はありますが、これがクセになる人も多いとか
そしてお肉はアバッキオ・ディ・ロマーナ。
美しいローマの街と美味しいローマ料理を堪能できて、大満足の一日
明日はどんな一日が待っているのかな。
キッチンで用意したパン、チーズ、サラミ、ヨーグルト、フルーツでの朝食。
昨日の移動で少し疲れていたので、お部屋で気兼ねなく食べられるのは
とっても助かりました
朝食の後はすぐそばのテルミニ駅内にあるツーリストインフォメーションで、
ローマパスという3日間有効の電車&バス乗り放題チケットを購入しました。
このパスのすごい所は、2箇所まで美術館や観光名所が無料で入場できて、
更に3箇所目以降も割引き価格になること。これで30ユーロとはお得です
テルミニ駅から地下鉄に乗って、最初の目的地へ向かいます。
地下鉄の駅自体は日本とあまり変わらないかなと思っていたのですが、
電車がホームに入ってきてビックリ全車両全面落書きアートでした
日本ではありえないですねぇ….
本日の観光1箇所目は、ボルゲーゼ美術館です。
こちらの美術館は事前予約が必要で、日本から電話で予約しておきました。
ベルニーニの彫刻、ラファエロやカラヴァッジョの絵など、最上級の美術品が
展示されていて、制限時間の2時間ギリギリまで見て回りました。
夫はカラヴァッジョの絵が好きで、自分の部屋にも絵を飾っているのですが、
久しぶりに本物を間近で見ることができたので、とても嬉しかったようです。
私も「果物籠を持つ少年」の絵が見たかったので楽しかったです
私達2人が気に入ったのは、ベルニーニ作の「アポロとダフネ」という彫刻。
ギリシャ神話に基づいたもので、キューピッドのいたずらで恋の矢を打たれた
アポロが拒絶の矢を打たれたダフネを追いかけるというもので、アポロを拒絶
したダフネが月桂樹の木に姿を変えようとしているところを表しています。
(写真はウィキペディアから)
今までにこれほどまでに躍動感溢れ、人間味の有る表情に満ちた彫刻を、
私は見たことがありませんでした。この彫刻の前だけでも数十分を過ごし、
じっと見とれてしまいました
美術館を出た後は、美術館を囲む公園を少しお散歩したりして休憩しました。
お馬さんもお散歩していて、なんとものどかな光景です
ひと休みしてから、次の目的地のトリニタ・デイ・モンティ広場へ向かいます。
ローマの街並みはどこを切り取っても絵になって、写真を撮るのが楽しいです。
広場は高台にあるので眺めが良いのです。このオベリスクはとっても有名。
せっかくローマに来たので、トリニタ・デイ・モンティ教会をバックに記念撮影
夫のリクエストにより、ちょっとかっこつけて撮ってみました(笑)
教会の下が、「ローマの休日」で有名になったスペイン広場とスペイン階段。
映画の中でオードリー演じるアン王女が、座ってジェラートを食べた階段です。
現在は階段でジェラートを食べる事は禁止されていますが、多くの人が座って
記念撮影をしていました。
そこから徒歩で移動して、トレヴィの泉へ。
泉自体はそれほど大きいものではないのですが、後ろにそびえるポーリ宮殿
の壁が、壮麗さを引き立てています。
暑い中広場には多くの観光客が集まり、後ろ向きにコインを投げていました。
1枚だと再びローマに来られる、2枚だと大切な人と永遠に一緒にいられる、
3枚だと恋人や夫・妻と別れられるという、枚数毎の言い伝えがあるそうです。
私はまたローマに来られるようにと、1枚のコインを投げました
せっかくだから歩いて色々な場所を見てみようということで、30分ほどお散歩。
強い日差しが照りつける中でしたが、可愛らしい街並みにウキウキしていて、
途中までは暑さがあまり気になりませんでした。
少しローマの街を歩いたところで、疲れてきたのでランチのお店を探しました。
街中は観光地なので、あまり美味しいところはないかなぁと思っていたので、
パラソル付きの外の席が気持ち良さそうなお店に入ってみました。
カプレーゼ、ブレザオーラ(生ハム)、パスタ2種類をオーダー。
パスタはトンナレッリ・アマトリチャーナとタリアテッレ・ポルチーニです。
どのお料理も意外にも美味しくてびっくりしました
日陰でゆっくり休んで体力が回復した後は、また少し歩いてパンテオンへ。
パンテオンは柱を使わずに円形の屋根を支える建物としては世界最大級で、
これが1900年も前に建てられたものとは信じられません。
パンテオンの象徴でもある直径43m以上の大きな円形の屋根の中央には、
採光用の穴が開いています。壁の厚さは6mもありますが、ドーム上部の
厚さは1.5m程度に減って、高さによって素材を使い分けているそうです。
この高い建築技術が古代ローマにあったなんて、本当にすごいことですね
パンテオンを出ると、すぐ目の前に観光用の馬車が止まっていました。
ローマの街を馬車で走るなんて、とっても素敵ですね
パンテオンからまた移動して、ナヴォーナ広場に行きました。
広場にはカフェが並び、外の席でたくさんの人がお茶をしていました。
ここに来た目的は、オベリスクを取り囲むように配されたベルニーニ作の彫刻。
「四大河の噴水」と呼ばれ、ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川を
擬人化した彫像です。彫像の面白い表情には実は意味があるそうで…
四大河の噴水の後ろに建っているサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会は、
ベルニーニのライバルのボッロミーニが設計したもので、その設計を揶揄し、
「あんな設計見るに耐えられない」という意味を込めたそうです
ナヴォーナ広場のすぐ横に、世界で一番美味しいジェラートと評されている、
「San Crispino」でジェラートを食べる事にしました。
おいしいジェラート屋さんを見分けるコツは、ジェラートに金属製のフタをして
いるかどうかだそうです。中身が見えないのでどんなジェラートか分からない
という不便さはありますが、温度管理や空気に触れさせないなど品質管理
がしっかりしている証拠です。注文時のみ、フタをあけてくれます。
私はレモンとキャラメルのジェラートを注文しました。
キャラメルも美味しかったのですが、レモンの味がすごくしっかりしていて、
このお店のオススメは果物系です
夕方になって西日でかなり暑くなってきたのでバスで一度ホテルに戻り、
休憩する事にしました。しかし、ここでトラブル発生
夫がウェストポーチに入れていたiPhoneが盗まれてしまったのです
バスに乗る直前に持っていましたし、バスを降りるときも回りを確認したので、
落としたのではないはずです
ホテルのオーナーさんに相談したところ、iPhoneは盗まれやすいとの事で、
混雑したバスの中で揺れを利用して盗まれたのだろう、と言われました。
至急日本に電話をして回線の緊急停止をし、カード会社に海外旅行保険の
支払対象になるかの確認をして、翌日被害届を出しに行くことになりました
オーナーさんによればローマで盗難被害にあう人の90%は男性なのだとか。
男性は「まさか自分が」と油断している場合が多く、また、女性に比べて、
他人との警戒距離が近いそうです。
夫も移動や私のガイドで疲れていて、気が緩んでいたのかもしれません。
普段なら大事なものを盗まれやすい場所に入れたりしませんので…
ホテルで少し休憩をして、気を取り直して、ディナーに向かいました。
夫が行ってみたかったという、ローマの下町にある、小さなトラットリアです。
「TRATTORIA da Bucatino」というお店で、実はローマ料理の有名店。
店名に付けてしまったほどの名物であるBucatinoが、今日の目的です。
こちらのお店は前菜をビュッフェ形式で食べられるので、たくさんの種類から
少しずつ色々なものを選べて嬉しいです。ただ、前菜をあまりたくさん食べて
しまうと後が続かないので、控えめに...
お目当てのブカティーノ(ブカティーニ)は、ローマ周辺でよく食べられる、
やや太目の真ん中に穴のあいたパスタです。これにアマトリチャーナという
トマトベースのちょっと重めのソースを絡めてあります。
そしてこれもイタリアのこの時期の名物料理、カルチョーフィのオイル煮。
これはアーティチョーク、日本語で言えば西洋アザミの芯を使っています。
やや苦味はありますが、これがクセになる人も多いとか
そしてお肉はアバッキオ・ディ・ロマーナ。
美しいローマの街と美味しいローマ料理を堪能できて、大満足の一日
明日はどんな一日が待っているのかな。