Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

元上司とランチ@「糖朝」

2014-06-30 23:50:19 | 日記
今日は元上司とランチに出かけてきました。会社の近くに来る用事のあるときは
こうして声をかけてくださるので、彼女が会社を辞めてから2年半経った今でも
ずっと交流が続いています

最近では仕事上でも、今度はわが社の顧客として関わるようになったので、昔の
ように数日に一度はメールのやりとりをして、楽しくお付き合いしています

ランチを食べに出かけたのは、私たちのお気に入りの、いつもの「糖朝」です。
日本橋高島屋に入っている店舗に行っているのですが、いつのまに改装したのか
フロアが変わっていて、以前よりも小ぢんまりとした造りになっていました

いつも混んでいて並ぶことも多いお店なので、これからは早めの時間に来ないと
席を確保するのが難しくなりそうです



いつも通り五目粥とデザートのセットをオーダーしました。ここのお粥の優しい
味が大好きで、毎回こればかり頼んでしまいます


元上司は先週九州に出張に行っていたそうで、お土産を色々と買ってきてくれて
いました。お約束のご当地限定じゃがりこ(明太子味)と、「華味鳥」のかしわ
飯の素、そして博多名物「明月堂」の川端ぜんざいです

我が社にいたころは海外出張ばかりだったのですが、今の会社では海外はアジア
ばかりで、あとは国内出張が多いのだそうです。今度は神戸に出張する予定なの
だそうで、またお土産を期待してしまいます

こうして会社が離れても、これからもずっとお付き合いをしていけると良いな


夏越の祓:茅の輪くぐりをしてきました / 夏越の祓のお菓子「水無月」

2014-06-29 23:20:07 | 季節行事
一日早いのですが今日は半年間の厄を払うため、茅の輪くぐりをしてきました

茅の輪くぐりは「夏越の祓」という神事の一環です。夏越の祓とは、日常生活の
なかで知らずに犯してしまった罪や穢れを、人形に移して身体を清める行事で、
毎年6月末日に行われます。

この行事でなぜ茅の輪をくぐるのかというと、「備前風土記」の蘇民将来の話に
由来しています。

ある日旅に出た素戔男尊が自分の身分は明かさず、一晩の宿を探しているとき、
その土地で裕福だった巨旦将来は素戔男尊の願いを断り、その兄で、貧しい蘇民
将来は尊を手厚く歓迎し、尊はその後も旅を続けました。

旅のあとしばらくして再び蘇民将来を訪ねた素戔男尊は、自らを明かし、近くで
疫病が起こり伝染している事を告げると共に、災難除けとして「蘇民将来の家」
と描いた御札と茅の輪を渡し、蘇民将来一家は難を逃れたとされ、この事が茅の
輪神事の由来とされています。

茅の旺盛な生命力が神秘的な除災の力を有すると考えられて、夏越の祓では人が
立って通れるほどの大きさの輪を神社の境内に設置し、そこを決まった回り方で
くぐり回ることで、身を清めます


今日は娘の七五三を行った近所の神社で茅の輪をくぐってきました。どの神社に
でもあるわけではないので、近所できちんとこうして茅の輪を用意している所が
あるのを知って驚きましたが、娘が氏子になった神社なのでさらに嬉しいです

娘をだっこして夫とともに茅の輪をくぐり、輪の先にある本殿に参拝しました


その後は社務所へ行って、人形(紙で作られた人間の形を模したもの)に名前を
それぞれ書き、それで身体を撫でて息を吹きかけ、お納めしてきました。明日の
神事のあと川に流されるそうです。


そして夏越の祓といえばつきものなのがこちらの「水無月」というお菓子です。
先日も少し書きましたが、白のういろう生地に小豆を載せたもので、この時期に
だけ売り出される和菓子です


お茶のお稽古でも頂きましたが、やはり夏越の祓のころに食べたいので、今日は
叶匠寿庵製の水無月を買ってきました。氷室から切り出した氷を模しているだけ
あって見た目は地味ですが、これを食べないと夏を迎えられないかも(笑)

これで家族3人、元気に夏を過ごせますように


お菓子作り【パンナコッタ】 / お茶のお稽古 / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2014-06-28 23:10:30 | おうちごはん
今週末は雨が降ったりやんだりで、残念なお天気になりそうですね。梅雨なので
仕方ないのですが、晴れているから大丈夫かなと思ってお出かけすると、急に
が降り出すというのはかなり厄介なお天気です

こんなお天気ですので午前中は家でまったりと過ごしながら、お菓子作りをして
いました。今日作ったのは日本でもおなじみのイタリア菓子「パンナコッタ」

イタリア語で、生クリーム(パンナ)を煮た(コッタ)という意味のお菓子で、
プリンのようななめらかな口当たりが特徴で、日本でも大人気ですよね

作り方はとっても簡単で、牛乳と砂糖とお好みでリキュール(今日はラム酒)を
一緒に小鍋に入れて温め、お砂糖が溶けたら火を止めて、水でふやかしておいた
ゼラチンを入れて良く混ぜ、そこに生クリームを入れます。

早く冷ますためにボウルに移し、氷水にあてながらかき混ぜて粗熱を取ったら、
お好みの器に注いで冷蔵庫で数時間冷やすだけで完成です

プリンのように蒸さなくて良いし、ムースのように生クリームを泡立てなくても
良いし、混ぜて冷やすだけの簡単なお菓子なので、作業時間はほんの10分ほど

固まるまでに少し時間がかかるので、お昼ごろに作っておけば、おやつタイムに
食べるのにちょうど良いくらいですね。今日はディナーのデザートにするので、
夜まで冷蔵庫で冷やしておきます

お昼からは夫と交代でお茶のお稽古へ行ってきました。今まではお稽古場近くへ
娘を連れて行って、同じフロア内のベビールームで遊んだりしていたのですが、
待ち時間が長いと娘に負担になりそうなので、今日は別の方法を取りました。

まず夫が先に電車でお稽古に行き、夫が終わると同時に娘を連れて私が車で駅へ
向かい、駅で夫とバトンタッチ。そのまま私は電車でお稽古に行き、電車で自宅
近くの駅まで行って、娘を車に乗せた夫に迎えに来てもらいました

通勤のための駅は自宅から徒歩5分ほどなのですが、お稽古場に向かうための駅は
少し遠くて車で10分くらいの場所。そこからさらに電車で10分ほどかかるので、
今までこの方法を取っていなかったのですが、この方法なら娘は駅に向かう時間
以外はずっと自宅で過ごせますし、負担が少なくて済みそうです

私達も時間を気にせずお稽古が出来るので、自分のお点前だけで帰らせて頂いて
いたところを、他の方のお点前を見つつ客側のお稽古もさせて頂く余裕が出来て
一石二鳥かもしれません

少しずつ方法を模索しながら、娘に負担の少ないようお稽古を続けて行きたいと
思っています

今日のお稽古は長板二つ飾り薄茶点前。長板という板の上に風炉と水差しのみを
飾ったお点前で、基本的には普通の薄茶のお点前とやり方は変わりありません。

このお点前はとても良い水差しを使う場合に水差しを引き立てるために行うもの
なので、よほど物が良く自信がある水差しを置かなければ出来ないお点前です。
そのため、お茶会などではほとんど見ることがないお点前だそうです

お菓子は枇杷を模したもので、お師匠さんのお宅がある茨城の和菓子屋さん製。
お軸はこの時期らしく地紙(扇子の紙の部分)に焼き鮎が2尾描かれたものです。
茶花は紫の桔梗と虎の尾が瓢型の籠花入れに活けられていました。

お稽古から帰ったあとはディナーの準備を進めました。今日は昨年教えて頂いた
イタリア料理教室の復習メニューです


メインの料理に使うために用意したモツァレラチーズがかなり余ったので、急遽
カプレーゼも作りました。フルーツトマトと摘みたてバジルで、シンプルながら
とっても美味しく仕上がります


前菜は茄子と鮮魚のインヴォルティーニで、今日はヒラメを使って作りました。
瑞々しくて美味しいお茄子が出回るこの時期にピッタリのメニューです。お教室
ではメイン料理として教えていただきましたが、ちょっとボリュームが足りない
ので、今日は前菜として作ってみました


パスタは鮮魚とリコッタチーズのラビオリ・フレッシュトマトソース。去年この
パスタを作った時にはなんて手間のかかるパスタなのだろうと思ったのですが、
今年再挑戦してみたらそれほどでもなくて、あれから色々な手打ちパスタを経験
してきた成果なのかもしれませんね



手打ちのラビオリは昨日のうちに仕込んでおきました。今日のラビオリには鰤を
使っています。リコッタチーズも手作りなのですが、これはとっても簡単です。
500mlの牛乳で、約70gのリコッタチーズが出来上がりました


本来メインであったナスのインヴォルティーニを前菜にしたので、メインは別の
レッスンで習った牛肉のブラッチョーレを。中にはたっぷりのマッシュルームと
モツァレラチーズが入っていて、見た目よりも軽く食べられる一皿です

デザートには今朝作っておいたパンナコッタを。と~っても簡単にできるのに、
出来上がりはクリーミーで美味しくて夫にも大好評でした。上にかけるソースを
作るためのジャムがなかったので今日はラム酒を入れたのですが、正解でした
ちょっと大人な味のパンナコッタです。


食後は借りてきた映画を見ました。今日見たのは「ダイアナ」。タイトルの通り
イギリスの元皇太子妃プリンセス・ダイアナを描いたものです。

皇太子との不仲が表沙汰になった頃から彼女が無くなるまでの数年間を、恋人の
医師とのストーリーをからめつつ描いていました

どこまでが真実でどこからが想像なのかはわかりませんが、遠い国のお姫様だと
思っていたプリンセス・ダイアナが、もっと現実の人間だったのだなぁと感じる
ような映画でした


「おかし屋ぱれっと」さん

2014-06-27 23:10:20 | 日記
今日は月に一度のお楽しみ、「おかし屋ぱれっと」さんの訪問販売の日でした

社内のカフェテリアで色々なお菓子を販売してくれるので、昔はカフェテリアに
ランチを買いに行きつつこちらではお菓子を買っていたのですが、最近は家から
ランチを持って行っているので、カフェテリアに行っていませんでした

今日はランチを持っていかなかったのでカフェテリアに買い物に行ったところ、
ちょうど訪問販売の日にあったったので購入することができました


今日買ったのはお気に入りのオニオンベーコンのスコーンと、たくさんの種類の
クッキーが詰め合わせされたミックスクッキーを。それからガーリックハーブの
クッキーが新作で出ていたので、そちらも買いました

「おかし屋ぱれっと」さんは、障がい者の社会参加と自立を目的に開設された、
恵比寿にあるお店です。支援者の指導のもと、知的障がいのある方達が、手作り
クッキーやスコーン、パウンドケーキなどを製造・販売しています。

生産と売上を伸ばして、将来的に自立した生活を営める収入を得られるように、
販路の拡大など、日々さまざまな経営努力をしていらっしゃるお店です。

もちろん、その努力は製品開発にも注がれていて、甘さ控えめで素朴な、本当に
美味しいお菓子が作られていて、我が社でもファンが多いお店です

我が社には月に1回、生産に携わっている障がいのある方と、運営側の方が販売に
来て下さるのですが、しっかり目を見て元気な声で対応して下さって、美味しい
お菓子だけでなく、その素直な笑顔にいつも癒されています

恵比寿にある店舗では平日のみの営業ですが、ネットショップなどもあるので、
全国どこへでも届けてくれて、いつでもお買い物が可能です。

「おかし屋ぱれっと」さん
http://www.okashiya-palette.or.jp/


「大野屋總本店」の足袋と手拭い

2014-06-26 23:00:59 | 日記
出産をしてから着物を着る機会もぐんと減ってしまって、寂しい思いをしていた
この1年近くですが、そろそろ娘も生後9ヶ月を迎えて、自分の時間を持ったり、
日中夫に預けて数時間外出するのも難しくなくなってきたので、1歳になったら
着物でお稽古に復帰しようかと思っています

最近はあまり着ないからとずっと古いもので我慢していたのですが、また着物で
お稽古に復活する見通しが立ったので、やっと足袋を新調することに


いつも足袋をお願いしているのは、新富町にある老舗足袋屋「大野屋總本店」。
歌舞伎座に近いという場所柄か、御贔屓筋には多くの歌舞伎役者さんたちが名を
連ねていらっしゃいます

銀座にすぐ近くという好立地ながら、築90年近くは経つという味わい深い建物を
守り続けていらっしゃいます

最初にこちらにお伺いした時は型を取って足にぴったり合ったものを誂えて頂く
つもりでいたのですが、採寸の結果お店の定番として売られている、少し甲高な
「梅」というタイプの23cmでちょうど良いのでは、ということになりました

ただそれだと足首が少しゆるいので、こはぜを掛ける掛け糸の位置を調節して、
私の足にぴったりな足袋にして頂くことに。こはぜにも名前を彫って頂きます

たいていの足袋は足首が余りがちだったりどこか余ったりしてしまうのですが、
こうして届いた足袋は足にぴったり。それ以来こちらの足袋を愛用しています

私はお茶も日舞もしているので、それぞれのお稽古で足袋を使い分けています。
日舞には足がスッと長く綺麗に見えるように5枚こはぜを。お茶では足が痺れる
のを防ぐために4枚こはぜを履きます。

普段のお出かけには、やはり足が綺麗に見える5枚を選ぶことが多いですね


今回は普通の生地の5枚こはぜを2足、4枚こはぜを2足。そして冬の寒い時期に履く
ために、裏ネルのものをそれぞれ1足ずつ作ってもらいました。

注文をしてから約3週間ほどで届いたまっさらな足袋たち。たとえ足袋1足でも、
新しいものを下すと思うとウキウキしますね。来月のお出かけには早速下そうと
思っています


大野屋さんでは、足袋以外にも小物などを売っているのですが、可愛い手拭いが
あったのでいくつか買ってみました

表がガーゼ地で、裏がタオル地で出来た「おぼろ手拭い」は輪出しと大和鈴柄の
2種類を買いました。こちらは娘の枕カバーにかけて愛用している素材です

しっかりと厚めの二重ガーゼで出来た手拭いは小さな大和鈴柄。こちらは着物を
来ている時に娘をだっこする際、コートでカバーしきれない襟元にかけて、娘が
すりすりしたりよだれを垂らしたりしても大丈夫なように使います

どちらもとても手触りの良い柔らかい生地なので、娘の肌に優しいのが嬉しい。
柄も可愛らしいものが色々あったので、小さなお子さんのいる方にちょっとした
手土産でお渡しするのにも良さそうですね