Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

2月の和小物たち

2017-02-28 23:19:38 | 着物
2月は日数が少ないので、ひと月が過ぎるのがとても早い気がしますね

今月も着物を着たときに活躍してくれた和小物たちを仕舞う前にご紹介します


2月の豆簪は2種類あって、ピンクと白の、一輪の八重梅たち。祇園の金竹堂製。
帯に挟む扇子は小さめの花が可愛らしい紅白梅模様のもので、浅草の文扇堂製。
懐中時計を付ける根付は、紅梅を模した匂い袋で、京都の松栄堂製。


手拭いは可愛らしいピンク地に、紅白梅がランダムに描かれた濱紋様シリーズ。
小風呂敷はピンクと白の市松の地に、手ぬぐいと同じく紅白梅が描かれたもの。
ハンカチは赤と白の市松地に紅梅の模様。
懐紙は紅梅が一枝描かれたシンプルなものを。
一筆箋は紅梅の枝と、梅柄の大和鈴の2種類。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


京都・北野天満宮の「梅花祭」

2017-02-27 23:16:59 | 京都花街
一昨日の2月25日は、平安時代の文人・菅原道真公の忌日にあたります。

菅原道真公といえば朝廷で右大臣にまでのぼりつめた貴族であり、漢学者・文人
としても高名な方ですね

しかしながら時の権力者であった藤原氏の思惑によって晩年は大宰府に流され、
失意のうちに亡くなったといわれています

その後、当時の都であった京では道真公の左遷に関わった貴族たちの相次ぐ死、
日照りによる不作、疫病の流行などと、不可解な出来事が続きます。極めつけは
清涼殿への落雷。この落雷によって藤原氏の貴族が即死。落雷のショックで時の
天皇であった醍醐天皇もまもなく亡くなりました

これらすべては道真公の祟りと考えられて、落雷事件以降、道真公は雷神として
都人に恐れられていました

そんな中、道長の乳母とされる多治比文子の枕元へ道真公が立ち、「北野の地に
祀ってくれれば心も安らぐだろう」と伝えたことから、朝廷が北野の地に社殿を
造営し、道真を雷神として祭ったのが京都の北野天満宮の始まりです。

その後、歌人であり優秀な学者でもあったことから学問の神とされて、現在では
京都以外にも道真公を祀った天満宮があります


(画像は報道系サイトからお借りしました)

京都の北野天満宮では、毎年2月25日は祭祀が行われ、道真公が梅の花をこよなく
愛したことから「梅花御供」を神前にお供えします。それに加えてちょうど梅の
咲く時期でもあることから、この祭祀は梅花祭とも呼ばれています


(画像は報道系サイトからお借りしました)

この梅花祭りでは、北野天満宮のすぐそばにある上七軒から芸舞妓さんが総出で
参加される野点が開催され、毎年賑わいを見せています

もともと上七軒は、室町時代に行われた北野天満宮の再建で残った機材を使って
7軒の御茶屋を建てたのが始まりですので、北野天満宮とは縁が深いのです

梅の花と生きた花(芸舞妓さん)を愛でられる、とても素敵な野点でしょうね


梅園で梅見 / 息子のお座り / 雛祭りランチパーティー

2017-02-26 23:51:37 | ホームパーティー
今日は朝から暖かで穏やかなお天気で、とても気持ちの良い一日でしたね

今日は一足早く娘の雛祭りのランチパーティーを行う予定で夫のご両親をお招き
していたのですが、ランチの前に今が盛りの梅を見に行くことに


こちらの梅園は毎年お伺いしている近所の穴場スポット。ハーブ園に併設された
梅園で、観賞用ではなく収穫用の梅の木なのですが、こうして梅の花の時期だけ
一般に開放して下さるのです


ほとんどが白梅ですが、その中にぽつぽつと紅梅や薄いピンクの八重梅があると
とても華やかで綺麗です。娘は今年も綺麗な形のまま落ちているお花を見つけて
フラワーシャワーを楽しんでいました




息子にとって初めての梅見。まだお花が綺麗というのはわからないと思いますが
上を見上げてお花をじーっと見ていました。最近お座りが少し安定してきたので
芝生の上に座らせてみることに。芝生や土を興味深そうにいじっていました



梅見の後は自宅に戻りランチパーティーを楽しみました。女の子のお節句なので
赤やピンクや白を基調としたコーディネートに、少し黒を入れて引き締めて

今日は先日茶懐石のお教室で習ったメニューをベースにしています。


向付は「鯛の菜の花和え」。菜の花のつぼみの部分だけを使って、鯛を加減酢で
和えたものです。紅柚子天目の舟形の器に盛って


汁椀は「蛤のお吸い物 手毬麩添え」。こちらは毎年恒例ですが、行事食として
蛤を使ったお吸い物です。蛤は毎年高島屋でおおぶりものもを買っていますが、
お義母さまから好評です。赤漆塗のお椀で


煮物椀は「菱餅真蒸」。しんじょうに刻み海老や刻み若布を混ぜて、三色の層に
仕上げて菱形に切った、菱餅を模した雛祭りらしいメニュー。お教室では食紅を
使いましたが、私は紅麹パウダーで着色。黒い漆に箔を貼った日月椀で


焼物は「よもぎ麩と花麩の田楽」。春らしいよもぎ麩と可愛い桜の花麩を焼いて
田楽味噌を添えました。もちもちした食感がたまりません

強肴は「春野菜の白和え」。うど、せりといった春野菜に、赤蕪の漬物を混ぜて
雛祭りらしい三色に仕上げた白和えです。赤蕪の漬物が程よいアクセントに


ご飯は「ちらし寿司」。こちらも毎年恒例のメニューです。娘がお刺身が大好き
なので、雛祭りには欠かせません

焼物・強肴・ご飯はすべて赤い漆塗りの入れ子の重箱に盛って。


お菓子は「ぼんぼり餅」。白い道明寺から薄いピンクの餡が透けてとても綺麗。
甘酒が聞いているので雛祭りらしさも満点です。織部の市松のお皿に盛って

娘が薄茶を飲めるようになったので、薄茶も一緒に出しました


良いお天気の日に梅見と雛祭りのお祝いが出来て今日はとても楽しかったです


サロンでさっぱり / おうちごはん(フランス料理:2015年3月)

2017-02-25 23:47:46 | おうちごはん
今日の午前中は夫に子供たちをお願いして久しぶりにパーマをかけてきました


仕事復帰してからはかなりバタバタした毎日で、自分に手をかけることができて
いなかったので、やっとさっぱりした気分です

夜は早めに子供たちを寝かしつけてゆっくりディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【フランス料理教室:2015年3月】


前菜1品目は桜舞う・鮮魚のカルパッチョ。桜の花の塩漬けを洗って、レンジで
チンして花びらを開かせたものを飾っています。程よい塩味で美味しいのです。
ラディッシュやレディー大根の酢漬けも添えて


前菜2品目は新玉ねぎのヴルーテ。このメニューを習ってから、新玉ねぎの出る
季節がとっても楽しみになりました。驚くほどの甘みで本当に美味しいスープ。
娘も「美味しい」と言って飲んでくれます


メインは豚肉のナヴァラン。あまり重くない、さっぱりしたお肉の煮込み料理。
色とりどりの野菜を飾った、おもてなしにもピッタリの一皿です


デザートは2種盛り合わせで、アミアンのマカロン、桜のアイスクリーム。桜の
アイスクリームは普通のバニラアイスで簡単にできるのが嬉しいです。マカロン
については事前にに焼く前の状態で冷凍しておくことができて便利なのですよ


雛祭りの絵本「ぼく やってみるよ」

2017-02-23 23:04:28 | 日記
今年から季節に合った絵本を娘に読み聞かせてあげたいと、いもとようこさんの
絵本で条件に合うものを探して買っていますが、3月の雛祭りに向けて、いまは
こちらの絵本を読んでいます


「くりのきえん」シリーズから「ぼく やってみるよ」という絵本をセレクト。
いもとようこさんの絵ではありますが、文章自体は寺村輝夫さん作のものです。

愛い動物のこどもたちが通う「くりのきえん」。ひな祭りの行事でお内裏様に
選ばれたおさるのもんちくんのお話です

ひな祭りの行事自体のお話ではないのですが、「ひな祭り」ということに興味を
もってもらうきっかけになれば良いなぁと思っています

ひな祭りの絵本は色々と探したのですが、由来や行事の内容を小さな子供向けに
書いてある絵本ってなかなかないのですね

来年はまた違う絵本を探してみようと思っています