Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

11月のデスク飾り

2024-11-28 23:48:00 | 季節行事

11月も終わりとなり、世間では紅葉🍁もピークということで、11月のデスク飾りをご紹介します😊



11月らしく紅葉🍁をテーマにした飾り物です。「丸窓から見える景色」といった風情のもので、奥に紅葉した楓の木、点前には朱傘が差しかけられていて、その下には緋毛氈の上に茶釜・茶碗・柄杓が置かれており「秋の野点」が表現されています。飾り物の奥の壁には、一面の紅葉の写真を張っています💕


直径12cmくらいの小さな世界ですが、晩秋らしい景色が上手に表現されていて、とっても可愛らしいものです。すべてちりめんと紙と緋毛氈で作られています。京都の「夢み屋」さん製♪


また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます



干し柿が出来上がりました

2024-11-27 23:46:00 | 季節行事

先日子供たちと一緒に収穫して作った吊るし柿ですが、2週間ほど冷たい風にさらされて、ようやく干し柿になりました🎵


こちらは1週間ほどした状態での写真ですが、このころのものは甘みは少し足りないもののあんぽ柿のように色も良く柔らかいのです💕


来年はこのくらいの状態で半分ほど冷凍しておこうかなぁと考えています✨


今年はこれからさらに1週間、しっかりと干して乾燥させたものを出来上がりとしました😊



紐を外した干し柿はふきんで丁寧に全体を拭いてジップロックに入れるのですが、2週間ほどで食べきれない分は冷凍しておいて、冬の間に少しずつ食べる予定です。


出来上がった干し柿はある程度の柔らかさもあり、ねっとりとした食感でまるであんこのように甘く美味しく仕上がりました❤️


ひとつ食べるとついついもう一つと手が伸びてしまう美味しさで、来年もまた、子供たちと一緒に干し柿づくりが出来たら良いですね✨



今日は小雪・寒く少し雪降る

2024-11-22 23:31:00 | 季節行事


今日は小雪。秋も終わって冬に入り、場合によっては雪❄️も降り始める時期です😊


初候である11/2211/26は「虹蔵れて見えず(にじかかくれてみえず)」。

春から秋にかけて、特に夏などには雨☔️あがり

に虹🌈が見えることが多いのですが、その虹が見えなくなってくるころ。なぜ虹が見えないのかというと、寒さで雨が雪に変わってしまうから、ということなのだそうです😳


1123日は勤労感謝の日ですが、もともとは秋の収穫を祝う日で、古くは平安時代の宮中にて収穫に感謝する「新嘗祭」が行われていたことに由来します。


秋の収穫は農耕民族である日本人にとって、生きていくために一番大切なこと。秋の実りに感謝し、その年に取れた新米🌾を神々に捧げる祭日でした。


次候である11/2712/1は「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」。

朔風とは北風の意味で木枯らしを指します。ぴゅうっと吹く冷たい木枯らし🌬が、枯れ葉🍂を払い落とすころ。


秋に枯れた葉がこの木枯らしですっかり落ちてしまい、木々は幹や枝だけになり見るだけで寒々しい姿になりますね💦


末候である12/212/6は「橘始めて黄なり(たちばなはじめてきなり)」。

青々としていた橘の実🍊が、だんだんと黄色く色づいてくるころです。日本古来の柑橘系の常緑樹🌳で、古くは古事記や日本書紀などに不老不死の実「非時香果」として登場しています。


冬でも葉が青々として枯れずに、真冬にはたわわな実をつけることからだとか。平安時代、天皇の座所であった紫宸殿の前庭に植えられているのも橘ですよね。


右近の橘左近の桜と言いますが、左近の桜はもともとは梅の樹が植えられていたのが枯れてしまい桜🌸に植え替えたそうなのですが、橘はやはり長寿の象徴として植えられていたようです。



七五三

2024-11-15 23:08:00 | 季節行事
1115日は各地の神社で七五三のお参りが行われます。本来なら旧暦に従って12月に行うのでしょうが、いまは新暦の1115日に行うのが主流です😊


最近ではさらに早まって、混む11月を避けて10月に行うこともあるとか🎵



数え三歳の男児と女児、五歳の男児、七歳の女児を祝って神社へお参りします。関東では三歳のお祝いをするのは女児だけというところが多いですが、その他の地域では三歳の男児もお祝いするところがあるのだそうです😳


もともとはこどもが三歳から髪を伸ばし始める「髪置きの儀」、男の子が五歳で初めて袴をつける「着袴の儀」、女の子が七歳で大人と同じく普通の帯を締める「帯解きの儀」に由来します💕


また、ほんの百年ほど前までは医療💉💊もあまり発達しておらず、こどもの死亡率が非常に高かったことから「七つ前は神のうち」と言い、七歳までのこどもはこの世に命が定着しておらず、その命は神に属するものだと考えられていました💦


七歳になるとようやく社会の一員となって氏神様にお参りをして氏子入りをするという風習があったそうで、それらが融合して現在の七五三になったそうです😊


江戸時代の呉服屋さんの販促活動から広まったという話もありますが、いずれにしても幼い子の成長を祝う、節目となる良い機会ですよね❤️


子供の健やかな成長を願いながらあれやこれやと準備をするのも、親にとっては子供への愛情をより深める時間です



今日は立秋・冬の気始めて立つ

2024-11-07 23:41:00 | 季節行事


今日は立冬。冷たい風が吹き、あちこちに冬の気配を感じる時期です🌬


初候である11/711/11は「山茶始めて開く(さざんかはじめてひらく)」。

家々の垣根に山茶花が花開き始めるころです。実家の垣根も白い山茶花が咲き、「あぁ、冬がやってきたなぁ」と感じています😊


さざんかさざんか咲いた道 たき火だたき火だ 落ち葉たき


童謡にもありますが、この時期は枯れ葉🍂が道に積もるほどに落ちていますので、落ち葉を集めて焚き火🔥をすることもありますね。実家でも庭に積もった落ち葉🍂を集めて、アルミホイルで包んださつまいも🍠を焼いて焼き芋を作ったり💕


集合住宅が増え、家と家の間隔が狭くなった現代ではなかなか難しい落ち葉焚きですが、実家のあるプチ田舎ではまだまだ出来るので、子供たちにもそういう体験をたくさんさせてあげたいなぁと思います


次候である11/1211/16は「地始めて凍る(ちはじめてこおる)」。

朝の地面には霜が降り、水面も凍って本格的な冬を迎えます。5月に茶摘みをすることで有名なお茶ですが、その樹に花が咲くのはご存知でしたか


実はお茶はツバキ科の植物で、ツバキなどと同じく11月ごろに花を咲かせます。直径35cmほどのその花はツバキにそっくりで、茶畑全体にそんな花が咲いたらさぞ綺麗だろうとは思うのですが、花が咲けば実も成りますよね💦


そうなると、お茶の樹は花を咲かせて実を結ぶためにかなりの力を使わなくてはなりません。その力を使ってしまうと美味しい葉をつけるための栄養が奪われてしまいますので、茶畑では花がまだ芽🌱のうちに摘み取ってしまいます😳


そのため、茶の花をあまり目にする機会がないのだろうと思います。お茶の花は天ぷらなどにして食べることもできるとか。お花の天ぷらなんて素敵ですね❤️


この時期は各地の神社で七五三のお参りが行われますね。七五三についてはまた別の記事で詳しく書こうと思っています😊


末候である11/1711/21は「金盞香し(きんせんこうばし)」。

金盞=金の冠という意味で水仙の別名です。水仙の真ん中にある黄色い副花冠が金色の冠に見えるからだとか。椿に並んで冬の花の代表である水仙ですが、開花時期は長く、遅いものだと3月頃にも咲いています❤️


この時期には出雲大社のお祭りがあります。11月は旧暦でいえば10月。10月は別名神無月とも呼んで、国中の神様が出雲大社に集まって一年のことを話し合うため出雲以外には神様がいなくなってしまうとか😳


逆に出雲では神在月となり、神迎え・神在祭・神送りなどの行事が執り行われ、忙しい日々になるようです😊