Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

手捏ねパン教室【初級・6回目:フォカッチャ】

2015-11-30 23:37:44 | 手捏ねパン
今日は6回目となる手捏ねパン教室へ行かせてもらいました。月に1度だけですが
少しずつ基本的な捏ねの作業までは覚えてきて手早く捏ねられるようになって、
これから色々なパンが作れるのが楽しみです

初級10回・中級10回・上級10回の合計30回でコースが終了となるので、まだまだ
先は長いのですが、30種類のパンを習うと応用で倍くらいの種類が作れるように
なりますので、気長に通おうと思っています

夢は毎週末娘と一緒にパン作り&コース料理作りなので、娘のアレルギーが早く
治ってくれると良いなぁ


今日はフォカッチャを作ります。ハムマヨコーンかフォカッチャを選べましたが
やってみたかったフォカッチャを優先。今日は3種類のフォカッチャを作ります

ボウルに強力粉・ドライイースト・砂糖を入れます。いつもと同じく、強力粉は
全体の半量、ドライイーストと砂糖はお隣同士に入れます。

40度くらいに温めておいたぬるま湯をドライイーストめがけてー気に流し入れ、
イーストがダマにならないよう木ベラでしっかり粘りがでるまで練り混ぜます。

別のボウルに残りの強力粉・塩を入れておいて、これを先ほどのボウルに一度に
入れます。ここでオリーブオイルを加えて、木ベラでさっくり混ぜたら捏ね台の
上に出します。

手のひらを使い生地を押し伸ばすようにしてしっかり捏ねます。始めはベッタリ
捏ね台につくようなまとまりの悪い生地ですが、根気よく捏ねていきます。

しっかり捏ねてキメが細かく柔らかくなったら、スケッパーなどでひとまとめに
してから、台に軽く押し付けるように力を加えながら細かくX字型に転がすように
して捏ねていきます。

とても乾燥しやすい生地なので、少し力を加えながら転がすのがポイント。中の
水分が表面に出てきて、乾燥を防いでくれます。しばらく捏ねていると、袋から
出したばかりの紙粘土のような手触りになります。

捏ねあがった生地を丸めてとじ目を下にしてボウルに入れ、ラップを被せたら、
40度で25分ほどー次発酵させます。


発酵した生地はガス抜きをして3分割にしてそれぞれもうー度丸めなおして、濡れ
ふきんをかけて10分のベンチタイム。


オーブンシートの上にとじ目を下にして生地を乗せたら、手で押しながら12cmの
円形に伸ばします。天板に乗せてラップと濡れふきんをかけ20分ほど二次発酵。

今回は上に乗せる具はシンプルなものにしますが、もし具沢山のフォカッチャに
するならこの時に乗せるのがオススメ。二次発酵で生地の厚さが2倍くらいになり
ますので、具がしっかりと固定されます。


二次発酵が終わったら表面にオリーブオイルを塗り、焼きふくらみ防止のために
指で窪みをつけていきます。かなり深くつけないと焼いているうちに戻ってきて
しまうので、指が天板につくくらいまでしっかりと

今日は岩塩、ブラックオリーブ、ローズマリーの3種類をトッピング。


190度のオーブンで13分ほど焼けば完成です。まるで売っているフォカッチャの
ように出来上がって嬉しいです

ピザの原型と言われているパンなので、ピザに乗っているような具材なら何でも
乗せて大丈夫ですよ

キノコソテー&ベーコン、温野菜&ホワイトソース、ミートソース&ナスなどの
お惣菜系でも良いですし、カマンベールチーズ&はちみつ(はちみつは後から)
などのスイーツ系でも美味しそう

夫がフォカッチャが大好きなので、このパンは登場回数が多くなりそうですね


公園で疲れを癒して / おうちごはん(プチ懐石・2015年11月)

2015-11-29 23:14:10 | おうちごはん
一昨日昨日とおでかけが続いて、楽しいながらもやはり疲れてしまったようで、
今日は娘とのんびり過ごすことにしました


午前中からいつもの大きな公園に行ってゆったりとした時間を楽しみます。もう
すっかり葉を落とした木々も多くて、地面には落ち葉がいっぱいで絨毯のよう。
踏むとサクサク音が鳴るのを楽しみながら歩きます



いつもは滑り台で遊びたがる娘ですが、今日はもっと体を動かせる遊びがしたい
ようで、アスレチックの棒にぶら下がって揺れてみたり、滑車のついた綱にぶら
下がってターザンごっこをしたりと、腕の力を使う遊びを楽しみました


ひとしきり遊んだあとはいつもの場所にテントを広げてランチタイムに。やはり
こうしてテントがあると娘もくつろげるのか、テントの中でゴロゴロ転がったり
楽しそうにしていました



食後は少しお散歩をして、秋の景色を楽しみました。大きなメタセコイアの森が
紅葉していて、黄色~淡いオレンジに葉が色づいている様子がとても綺麗です
川を挟んで対岸の森の紅葉した木々が水面に移る様子も素晴らしい眺めでした

そうしてのんびりお散歩をしていると、娘はいつのまにかベビーカーの中で夢の
中へと旅立っていました

夜は早めに娘を寝かしつけて、ゆっくりディナーを楽しみました。一昨日昨日と
美味しいお料理を食べさせてもらったので、今日は家庭の味を楽しみます

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓

【プチ懐石料理教室:2015年11月】


先日習ったプチ懐石料理です。毎回レッスン後に器を探してネットサーフィンを
したり合羽橋までちょこっとお買い物に行ったりと、少しずつ和食器を増やして
いっているところです


先附けは「鯵の初雪見立て」。お教室で使われていた紅柚子天目の器がとっても
綺麗だったので、形は違いますが同じく紅柚子天目の中鉢を用意しました。鯵の
身の赤やおからの初雪の白がとても良く映える器で、今後活躍してくれそう

おからはお豆腐屋さんでなるべく白いものを選んで買ってきたので綺麗な初雪を
作ることができました


炊き合せは「飛竜頭と湯葉の煮浸し」。お教室では牡蠣と水菜の煮浸しとして
習ったものなのですが、我が家では牡蠣を食べないので代わりにメインを飛竜頭
(がんもどき)にして、湯葉と水菜を合わせました

ご近所にきちんとしたお豆腐屋さんを発見したので、おから・飛竜頭・湯葉とも
そちらで調達してきました。赤地に竹の絵が描かれた有田の中鉢で


蒸し物は「鯛の徳利蒸し」。甘鯛は手に入りませんでしたが、真鯛が手に入った
のでそちらを使って作りました。ポン酢の作り方も教えて頂いたので、自家製の
ポン酢を添えて

器はこのために買った翡翠色三段徳利。黒いものや白地に赤絵のものなど色々と
ありましたが、この色がとても気に入って選びました。昨日の祝賀会で記念品に
頂いた翡翠色の酒盃とも色がぴったり


汁物は「納豆汁」。たっぷり具材の入った納豆汁はとろみがあるので冷めにくく
食べるとぽかぽか体が温まって本当に美味しいです。名前を聞いたときには少し
躊躇していた夫も、食べてみると美味しい美味しいと言ってくれました

家庭で作られる郷土料理なので、漆器などで気取らずに、普通の木地のお椀で。


ご飯に添えた香の物は「柚子かぶら」。父の趣味の畑で採れた今年最後のカブを
使って作りました。柚子は親戚の家のお庭からもらったものを。カブの白・葉の
緑・人参の橙・柚子の黄色と彩りがとても鮮やかですね

縁のデザインが少し変わった染付けの角小鉢で。


水物は珍しく今回は既製品ですが、源吉兆庵の「粋甘粛(すいかんしゅく)」。
長野県の市田柿を使った柔らかな干し柿をまるごと使って、中に白あんを詰めた
とっても贅沢な和菓子です

市松模様が可愛らしい織部の小皿に、綺麗に赤く色づいた柿の葉を乗せて


10周年記念茶会&祝賀会(別誂え・卵色地七宝絵草紙柄付下げ)

2015-11-28 23:10:47 | 茶道
今日は娘を母に預けて、夫と一緒にお茶のお稽古場の10周年祝賀会&記念茶会に
参加してきました

お師匠さんご夫妻が10年前にお稽古場を開かれたときは、お茶の先生としては
まだまだお若いお二人で、そのためか生徒の平均年齢もとても若く、社中揃って
お茶会に行くと、その集団の若さに驚かれることもしばしば

その後10年が経ち、初めは数名だった門弟も、入れ替えがありながらも数十名の
規模に増えて、私を含めた初期メンバーもそろそろ「講師」の許状申請を間近に
するようになりました

今回10周年を記念して、お師匠さんが祝賀会と記念茶会を開いてくださるという
ことで、結婚・出産・引っ越しなどの事情があっていまはお稽古場を離れている
元門弟の皆様も集まることになり、前々から楽しみにしていました


祝賀会&記念茶会ということで、本当におめでたいお席ですので、どんな着物に
しようか迷っていたのですが、春に出来上がった一つ紋付きの付下げをまだ着て
いなかったので、初おろしすることに


柄も老松や七宝などが入っておめでたいものですし、メインの絵草紙もこういう
文化的な集まりに向きそうです。地色も淡く控えめな色合いなので、お茶席にも
よく馴染み、一つ紋が付いているので格は問題ありません


着物は七宝の地模様のある「伊と幸」の朱子地をやわらかな卵色に染め上げて、
牡丹・桜・橘・菊などが描かれた絵草紙をメインに、染め疋田を施した七宝や、
松などをあしらった別誂えの一つ紋付き付下げ

帯は地模様のある黒地に、大きな丸紋をメインとして、金糸や色糸で、松竹梅や
菊桐や花菱など、吉祥図案が所狭しと織り上げられている「藤原織物」の袋帯。

帯揚げは白い綸子地に濃いめの山吹色の絞りで桔梗柄が表現されている輪出し。
帯締めは昨日と同じく、明るい橙~金の礼装用の平組紐。


こちらの着物は柔らかい色合いで一見控えめに見えますが、柄つけがしっかりと
しているので存在感があり、周りの方にもたくさん褒めて頂けました

祝賀会が行われたのは千葉県千葉市にあるホテル「ザ・マンハッタン」。ここは
すぐ隣が幕張海浜公園内の日本庭園「見浜園」という立地で、祝賀会に続いての
記念茶会はこの見浜園のお茶室で行われるのだそうです

きちんとしたお茶室のある美しい日本庭園と祝賀会の出来る場所、ということで
こちらのホテルを選んで下さったようです


茶会に先立って行われる祝賀会は、ホテル内にあるプライベートファンクション
ルームにて執り行われました。大きな円卓が3つ並んだお部屋で、窓の外には目の
前にある幕張海浜公園が見えるとても気持ちの良いお部屋でした


続きになっている控え室はとっても明るい鏡貼りのお部屋で、お部屋いっぱいに
着物で盛装をした男女が入るとそれはそれはとっても華やかなサロンのよう


お師匠さんやお稽古場のおねえさんからのお話のあとで、いよいよ乾杯。乾杯の
お酒が入ったトルコブルーの酒盃は今日のためにお師匠さんが作ってくださった
記念品で、十周年ということで器の中に10個の点が描かれています









乾杯に続いてお料理が運ばれてきます

前菜は茄子の胡麻浸し、薄揚げと青菜の煮浸し、胡麻豆腐
椀物はかに摺り流し
膾は鰤のサラダ仕立て
温物は大根の風呂吹き、豚と白菜のロール煮
焼物は笛吹鯛の鮟肝焼き
食事はにぎり寿司と一口蕎麦
水物はゆずのシャーベット

私たち夫婦は久しぶりにお会いする方々と一緒のテーブルだったので、懐かしい
お話に花を咲かせながら、テーブルに準備されていたこの10年間を振り返っての
アルバムを見て楽しんだりと、とても素敵な時間を過ごしました


祝賀会のあとは続いてお茶会に。人数が多いのでお茶席は何回かに別れていたの
ですが、私たち夫婦や、ほかにも小さいお子さんがいるお弟子さんたちは早めに
帰れるようにと、祝賀会のすぐあとのお茶席にして頂けました

お茶席はホテルのお隣にある見浜園内にある茶室「松籟亭」にて。お茶席中には
写真はとれませんので入り口で記念撮影を。入り口の楓がちょうど紅葉していて
とっても綺麗でした

露路草履を履いて素敵な露路を通ってお茶室に入り、まずはお濃茶を頂きます。
続いて席を広間に移して、今度は薄茶を頂きました。

薄茶席でも濃茶席でも、お師匠さんの心づくしの室礼がなされていて、祝賀会も
あり準備も大変だったと思いますが、素晴らしいお席を堪能させて頂きました

今後さらに20年30年とこのお稽古場がより発展していくことを願っています


結婚記念日ランチ@銀座「L’OSIER」(千總・水色地桧扇柄訪問着)

2015-11-27 23:09:20 | レストラン
4回目の結婚記念日に、1年ぶりに夫と2人でランチデートを楽しみました


今日お伺いするお店は、夫は何度かお食事をした事があるそうですが、私は今回
初めての場所。ミシュランの三ツ星を取った格式の高いレストランということで
きちんとした格好を、と着物でお伺いすることに


こちらの着物を着るのはとても久しぶりです。結納の時にも着た着物で、最後に
着たのは新橋芸者・ちよ美ちゃんのお披露目のお座敷だったでしょうか。かなり
長いこと着ていなかったので、久しぶりに出してきました


着物はさらっとした一越縮緬を綺麗な水色に染め上げて、春の花を描いた桧扇を
メインに、菊や萩や桔梗などが柔らかな色彩で描かれている「千總」の訪問着

帯は明るいベージュ地に、菱形の中に四つ花菱が金糸や様々な色糸を使って織り
出されている、西陣の名門「 河合美術織物」の唐織の袋帯。

帯揚げは菱型地紋のある白い綸子地にピンクの絞りで葵柄が表現された輪出し。
帯締めは明るい橙~金の礼装用の平組紐。


記念日のランチにとお伺いしたのは、銀座にある老舗のフレンチ「L’OSIER」

創業から40年以上というお店の母体は資生堂で、はじめは資生堂パーラーの中に
オープン。2007年からは3年連続でミシュランの三ツ星を獲得しました

2011年から資生堂ビルの建て替えにより休業していましたが、2013年に再開し、
再開直後は予約がまったく取れないほどの人気ぶりでした

今でも予約はすぐに埋まってしまうので、1ヶ月以上前から予約をしていました

残念ながらダイニングでの写真撮影はできないので、素敵なダイニングの様子は
お伝えできないのですが、カメラをお預けするとスタッフの方々がキッチン内で
全てのお料理の写真を撮ってくださるそうなので、お願いすることに


まず乾杯のシャンパンはピエール・モンキュイ / ブランド ブラン


始めは3種類のアミューズ。


次にフォアグラのムース ビーツのソース


前菜は帆立貝と秋トリュフのラヴィオル
コキヤージュのブイヨン オレンジの香り


前菜にあわせて選んだ白ワインは2007年 トリンバック / リースリング キュヴェ フレデリック エミール


お魚は金目鯛のパヴェ イカとシャンピニオン クルトン入りのコンディマン
カブのロティとターメリックを効かせたピューレ 甲殻類のプレスしたジュ


お魚に合わせて選んだ白ワインは2005年 ルシアン ル モワンヌ / ペルナン ペルジュレス プルミエクリュ ス フレティーユ


お口直しに出てきたのはレモンのソルベ フランボワーズソース


お肉は熊本産あか牛ロースのポワレ 赤キャベツとカシスのマルムラード
トリュフをまぶしたポテトのコンフィ 赤ワインのベアルネーズソース


お肉に合わせて選んだ赤ワインは2006年 ドメーヌ デュジャック / モレ サン ドニ


プレデセールは一口サイズの小さなお菓子が5種類。どれも作りたてです


デセールはマロンのパルフェグラッセ ほのかなスパイス風味のサブレ
マロンのコンフィとグリオットチェリーのシャーベット

このあとにとても可愛らしい小さなお菓子がたくさん載ったワゴンも登場して、
お腹いっぱいのはずなのにいくつか食べてしまいました

こちらのパンやデセールは、すべていかに作りたてを提供できるかということに
こだわって作られていて、お話を伺うとその努力のすごさに驚きました

落ち着いた静かなダイニングで素敵な器(ほとんどが私の大好きなJ.L Coquetの
ものでした)に盛り付けられた美味しいお料理を頂いて、日ごろの忙しい毎日を
すっかり忘れられた素晴らしい時間でした

夫ともこの4年間を振り返って色々な話をして、家族のこと、これからのことなど
未来の話でも盛り上がりました

とっても素敵な結婚記念日、どうもありがとう


11月の和小物たち

2015-11-26 23:42:59 | 着物
今月はお茶会があったり結婚記念日のランチがあったり、着物を着る機会が多く
あるので、なんと4回も着ることができます。今週末でそれらのイベントが終わり
ますので、和装時に活躍してくれた和小物達を仕舞う前にご紹介しますね


11月の豆簪は4枚の紅葉し始めた楓を模したものです。祇園の「金竹堂」さん製。
帯に挟む扇子は紅葉した伸びやかな楓の枝の柄です。浅草の「文扇堂」さん製。
懐中時計に付ける根付は黄色い楓。京都旅行でお土産物屋さんで購入しました


手拭いは生成り地にオレンジの濃淡で楓が描かれたものです。濱文様シリーズ。
小風呂敷はオレンジ地に紅葉した楓と兎が描かれたもの。濱文様シリーズ。
ハンカチは生成りの薄手のガーゼのような生地に、色づいた楓が描かれたもの。
懐紙は色づいた楓と落ち葉拾いの熊手。
一筆箋は吹寄せ、紅葉と御所車、落ち葉の丸の3種類。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます