Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

2月の和小物たち

2019-02-28 23:17:39 | 着物

2月は日数が少ないので、ひと月が過ぎるのがとても早い気がしますね


今月も着物を着たときに活躍してくれた和小物たちを仕舞う前にご紹介します


2月の豆簪は2種類あって、ピンクと白の、一輪の八重梅たち。祇園の金竹堂製。

帯に挟む扇子は小さめの花が可愛らしい紅白梅模様のもので、浅草の文扇堂製。

懐中時計を付ける根付は、紅梅を模した匂い袋で、京都の松栄堂製。


手拭いは可愛らしいピンク地に、紅白梅がランダムに描かれた濱紋様シリーズ。

小風呂敷はピンクと白の市松の地に、手ぬぐいと同じく紅白梅が描かれたもの。

ハンカチは赤と白の市松地に紅梅の模様。

懐紙は紅梅が一枝描かれたシンプルなものを。

一筆箋は紅梅の枝と、梅柄の大和鈴の2種類。


また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます




見事な枝垂れ梅を堪能

2019-02-27 23:15:29 | 日記

新居に引っ越してちょうど一年が経ち、また梅の季節がやってきました


お隣の庭に咲く枝垂れ梅も見頃を迎え、とても見事な姿を見せてくれています


隣家のお庭に面する掃き出し窓は普段はレースのカーテンを閉めたままにしていますが、この時期だけは朝起きるとカーテンを開けて、この素敵な梅を堪能させてもらっています


キッチンやダイニングからよく見える場所なので、目に入るたびに見とれてしまうほど


数年後に我が家のミモザが見事に咲いてくれるようになったら、枝垂れ梅とミモザの共演が見られるかもしれません




フランス料理教室【2019年2月】

2019-02-26 23:13:28 | フランス料理

先日、昨年以来のフランス料理教室に行ってきました


1月レッスンは私が参加したことのあるメニューの再レッスンだったので、出産前後以来久しぶりに欠席していたのです


ウェルカムドリンクにはアップルティーを。桜の型で抜いたりんごが入っていて、香りも良くとても可愛らしいですね


今回のテーブルコーディネートのテーマは「花鳥風月」。和フレンチのメニューなので、それに合わせたテーブルです。春らしいウォールステッカーが素敵ですね


ディスプレイコーナーには桜の描かれた可愛らしい陶器製の小箱が飾られていました。


まずはスープから作っていきます。スープは「春キャベツと新玉ねぎのヴルーテ」。


バターを溶かした鍋にスライスした玉ねぎ・ざく切りのキャベツを入れてじっくりと炒め、スライスしたじゃがいもと昆布だしを加えて煮込んでミキサーにかけます。


牛乳で伸ばして温めたら器に盛り、最後に塩分を流してレンジで乾燥させた桜の塩漬けを飾って


続いてデザート1品目は「桜のクラフティー」。リムーザン地方の郷土料理で、本来は生地の中にブラックチェリーが入っているものをさしますが、日本では様々にアレンジされています


卵と砂糖を混ぜ合わせ、桜あんを加えて馴染ませたら、薄力粉を振るい入れて混ぜ合わせ、生クリームと牛乳を加えます。


カットしたいちごを入れた容器に生地を流し入れ、170度のオーブンで25分焼いて、最後に粉糖を振れば完成です


デザート2品目は「桜といちごの春巻き」。三角にカットした春巻きの皮に、桜あんと小さくカットしたいちごを乗せてクルクル巻き、スティック状にして端を水溶き小麦粉で留めたら、170度の油で揚げるだけ。


和風にしない場合は、桜あんを蜂蜜を加えたクリームチーズに変えても美味しそうですね


和フレンチなのでご飯がでますが、今日は「桜えびとクレソンのご飯」


洗って浸水させたお米をいったんザルにあげて、昆布だし・酒・塩・オリーブオイルを入れて混ぜ合わせ、桜えびとたっぷりの針生姜を乗せて炊き、炊き上がったら白ごまとクレソンをたっぷり乗せれば完成です。



メインは「鯛のポワレ 菜の花ソース」。塩コショウした鯛を、オリーブオイルをひいたフライパンに皮目から入れて、スプーンで油をかけながら(アロゼしながら)8割がた焼き、裏返してさっと焼きます。


ソースはバターで玉ねぎをじっくり炒めたら、菜の花・昆布だしを加えて煮込み、ミキサーにかけて塩コショウで味を整えます。


ソースと鯛を器に持ったら、さっと塩茹でして軽くソテーした菜の花を添えて


最後に前菜の「鯵と伊予柑の和え物」を作ります。三枚おろしにして細作りにした鯵・小さめに切った伊予柑の果肉を、レモン汁・白ワインビネガー・オリーブオイル・塩で作ったドレッシングで和えたら、器に盛ってディルを飾ります。


和風にしない場合は、お魚は鯛や甘エビやホタテ、柑橘はオレンジなどに変えても美味しいそうです


お料理が盛られると、一気に春らしい華やかなテーブルになりました


前菜1品目は鯵と伊予柑の和え物。香りの強い鯵ですが、伊予柑が良いアクセントになっています


もう1品の前菜は「桜香るよもぎ麩田楽」。こちらは調理というほどの調理はしておらず、カットして焼いたよもぎ麩に田楽味噌と桜の塩漬けを飾っただけです。



スープは春キャベツと新玉ねぎのヴルーテ。新玉ねぎだけよりも少しクセが弱くなり、玉ねぎが苦手なひとにも食べやすいお味でした


ご飯は「桜えびとクレソンのご飯」。生姜が効いていてとても美味しい炊き込みご飯でした。クレソンを加えてから一度蓋をして少し蒸しておくと、クセを感じず食感が程よいアクセントになります


メインは「鯛のポワレ 菜の花ソース」。今日は鯛とソースだけですが、よりレストラン風に仕上げるなら、リゾットを半冷凍させてセルクルで抜いてからバターで両面焼いたものをお魚の下に敷くと、高さがでておしゃれになるそうです


デザートは「桜のクラフティー」と「桜といちごの春巻き」の2種盛り。クラフティーは意外にも桜あんが効いていました。春巻きはいちごの酸味が良いアクセントに


春巻きのほうが桜あんが強いので、先に春巻きを食べてしまうと、クラフティーの桜あんにあまり気づけないようです




京都・北野天満宮の「梅花祭」

2019-02-25 23:04:37 | 京都花街

今日、2月25日は、平安時代の文人・菅原道真公の忌日にあたります


菅原道真公といえば朝廷で右大臣にまでのぼりつめた貴族であり、漢学者・文人としても高名な方ですね


しかしながら時の権力者であった藤原氏の思惑によって晩年は大宰府に流され、失意のうちに亡くなったといわれています


その後、当時の都であった京では道真公の左遷に関わった貴族たちの相次ぐ死、日照りによる不作、疫病の流行などと、不可解な出来事が続きます。極めつけは清涼殿への落雷。この落雷によって藤原氏の貴族が即死。落雷のショックで時の天皇であった醍醐天皇もまもなく亡くなりました


これらすべては道真公の祟りと考えられて、落雷事件以降、道真公は雷神として都人に恐れられていました。


そんな中、道長の乳母とされる多治比文子の枕元へ道真公が立ち、「北野の地に祀ってくれれば心も安らぐだろう」と伝えたことから、朝廷が北野の地に社殿を造営し、道真を雷神として祭ったのが京都の北野天満宮の始まりです。


その後、歌人であり優秀な学者でもあったことから学問の神とされて、現在では京都以外にも道真公を祀った天満宮があります


(画像は報道系サイトからお借りしました)


京都の北野天満宮では、毎年2月25日は祭祀が行われ、道真公が梅の花をこよなく愛したことから「梅花御供」を神前にお供えします。それに加えてちょうど梅の咲く時期でもあることから、この祭祀は梅花祭とも呼ばれています


(画像は報道系サイトからお借りしました)


この梅花祭りでは、北野天満宮のすぐそばにある上七軒から芸舞妓さんが総出で参加される野点が開催され、毎年賑わいを見せています


もともと上七軒は、室町時代に行われた北野天満宮の再建で残った機材を使って7軒の御茶屋を建てたのが始まりですので、北野天満宮とは縁が深いのです


梅の花と生きた花(芸舞妓さん)を愛でられる、とても素敵な野点でしょうね




イチゴ狩り / おうちごはん(イタリア料理:シチリア料理・2月)

2019-02-24 23:01:29 | おうちごはん

今日は朝起きてすぐに出発をして、いちご狩りに行ってきました


高地栽培でいちごを取りやすいためか、開演前に並ばないとすぐに受付が終わってしまういちご園です


娘は上の段にあるプランターから下がるいちごを探し、息子は下の段のプランターになったいちごを取って、それぞれいちご狩りを楽しんだようです


大きないちごがたくさんあって、私もお腹いっぱい食べてしまいました。朝ごはんがいちごなんて、贅沢ですね


娘はおおきないちごをたくさん選んで山盛りに積み、テーブルに座ってゆっくりと味わっていましたが、息子はいちごを摘むことが楽しい様子


いちご狩りのあとは実家で外遊びをしたりして過ごし、小春日和を楽しみました


夜は早めに子供達の寝支度を済ませて、ゆっくりディナーを楽しみました


今日のお料理のレッスン記事はこちら↓

【イタリア料理教室:シチリア料理編・2月】

【イタリア料理教室:プライベートレッスン編】


前菜はアランチーニ。ミートソースを作ってサフランリゾットを作ってそれを丸めて衣をつけて…となかなか工程の多い一品なので、作るには気合が必要です


パスタは手打ちパスタタリオリーニ、マッシュルームソース。前菜に時間がかかるので、パスタはパパッと出来るものを。手打ちのなかでも特に簡単にできてとても美味しい、お気に入りのパスタです


メインはタラのコロッケ。揚げ物ついでに、メインも揚げ物にしてしまいました。基本のトマトソースを合わせても美味しいのですが、にんにくが効いているのでこのままでも十分おいしい一品