Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

夏越の祓・・・

2011-06-30 23:32:35 | 日記
1年の始まりからちょうど半年が経ち、疲れもたまる今日このごろ。
6月30日、各地の神社では夏越の神事(夏越の祓)が執り行われます。
この半年に溜まった穢れを祓い、夏以降の無事を祈願する行事です。


この日、神社に設置される「茅の輪」と呼ばれる大きな輪をくぐることで、
穢れを祓い身を清めるというのが一番有名なものですね。
都内でも何箇所か茅の輪を設置しているところがありますが、
鳥越神社が一番立派だと思います。


また、神社が用意した形代(紙で出来た人形に姓名・年齢を書いたもの)で体を撫で、
自分の穢れを移した形代を、この日の夕方までに神社に納めておくと、
翌日、神社がその形代を川に流して穢れを清めてくれます。


鳥越神社では、6月30日の夜8時から夏越の祓が執り行われ、
本堂にはたくさんの氏子さんが集まっていました。



境内に設置された茅の輪にも行列ができていました。
この茅の輪はくぐり方があって、8の字を描くようにぐるぐると数回くぐります。
子供からお年寄りまで、皆ぐるぐると回っていました。


夏越の祓といえば、茶道でも食べるお菓子に「水無月」があります。
昔の京都では、御所において、献上され氷室に保管してあった氷を、
夏越の祓の日に臣下にふるまい、暑気を払う習慣がありました。

町の人々はその氷室から出された氷に見立てて、三角形の麦粉でできたお菓子に
小豆を載せたものを作って、氷の代わりに食するようになったそうです。


夏越の祓の後にある行事といえば七夕ですね
笹に短冊を吊るして飾るのは、実は夏越の祓があってこその行事なのです。
写真のように、茅の輪の両脇に設置されている笹竹。
これに願い事を書いた短冊を吊るしたのが、現在の七夕飾りの始まりです。

日本の神事・行事は色々な要素が混ざり合って出来上がっているものが多いので、
調べてみて「へぇ~」と思うことがたくさんありますね。


6月の和小物♪

2011-06-28 23:24:40 | 着物
そろそろ6月も終わりなので、小物類をしまう前に撮影しました


簪は2種類、柳に撫子と、淡い水色の一輪紫陽花。どちらも祇園の金竹堂さん製。
扇子は先月と同じく、流水に杜若柄。浅草の文扇堂さん製。
懐中時計に付ける根付は2種類、上旬は紫陽花、下旬はカエルをつけました。


風呂敷は生成り地に紫陽花が描かれたもの。
小風呂敷は白地に青い紫陽花がポップに描かれています。
ハンカチはちょっと写実的な大きめ紫陽花柄。
懐紙も紫陽花柄を使っていたのですが、使い切ってしまいました・・・
一筆箋は紫陽花、柳にツバメ、鉄線の3種類。

来年もまた活躍してもらえるよう、きれいにして収納しました


七夕が近づいて・・・

2011-06-27 23:20:43 | 日記

6月も終わりが近づき、七夕飾りがあちこちに見られるようになりました。
毎年会社が大きな笹と短冊を用意してくれるので、今年も願い事を吊るしました。

一昨年の願い事は「来年も同じ上司と一緒に働けますように」。
去年の願い事は「来年も同じチームで仕事ができますように」。
今年の願い事は「現状維持」。

毎年毎年、幸せだからこそ願えるこれらの願い事。
今が一番幸せと思いながら、この数年を過ごすことが出来ています。
こんな毎日を過ごせることに感謝しつつ、楽しい日々を送っています

他の短冊の願い事も様々で、見ていて面白いです。

「家族が健康で過ごせますように」
「素敵な出会いがありますように」
「子供を授かりますように」
なんて可愛らしい願いごとのほかに、
「お金持ちになりたい」
「レディー・ガガに会いたい」
などと笑えるものもありました

願うからこそ叶うこともありますからね


夏の庭は・・・

2011-06-26 23:11:20 | 日記
今日は午前中から三味線のお稽古へ行ってきました。

自分の番まで2人ほど待ってからのお稽古。
少人数なので、待っている間もわいわいとおしゃべりしたり、楽しい時間です。
お菓子を持ってきてティーパーティ的な事をしたりする日もあります

お稽古は娘道成寺の続き。
事情があり、来月いっぱいで一旦お稽古をお休みし、また1月から再開するので、
道成寺をどうしても来月中に最後まで終わらせたいのです

長い曲なのでなかなか終わりませんが、あと1ヶ月で頑張ります

先月一番目の兄に子供が生まれ、今日はその甥っ子のお宮参りでした。
私は参加しなかったのですが、無事に済んだようです。
また家族が1人増えました


庭のブドウ棚に、大きなブドウが生りました。
夏場にブドウ棚の近くに行くと、甘くて爽やかな良い香りがします。
収穫はまだまだ先ですが、今年もたくさんの収穫が期待できそうです


ブドウ棚の端に植えてあるキウイも、実が生ってきました。
実が大きく、そのまま食べたりヨーグルトにかけたりと、色々と楽しめます。
こちらも収穫はまだまだ先ですが、毎年美味しいキウイを楽しみにしています


初リーディング。

2011-06-25 23:14:47 | 日記
最近夜中に暑くなるせいか、布団がまだ冬用だからなのか、眠りが浅いです。
この週末で夏用の掛け布団に変えなければ・・・

朝は早めに起きて、今日も一番乗りで整形外科へ行ってきました。
40分ほどの治療の後、そろそろ大丈夫でしょうと言われ、今日で治療終了です。
またお世話になることのないよう、予防に努めなければ。腹筋腹筋

一度帰宅をして化粧をした後、今度は歯医者さんへ。
今日は治療が長くて、ちょっと顎が疲れてしまいました。
1時間近くずっと口を開けていたんですもの(笑)

お昼ごはんを食べた後は、お茶のお稽古に行くべく身支度開始。


今日の着物は単衣向きの可愛らしい柄で、色合いも涼しげ
ちょっと柄の多い着物なので、帯はスッキリと可愛らしい柄のものにしました。
この帯は「あら可愛い~」と、知らない小母さま方に何度も声を掛けられたもの。
なかなか見ない柄ですね。


着物は明るい水色の縮緬地に、撫子と沢瀉が描かれた総柄の単衣の小紋。
帯は白い絽地に、可愛らしい色使いで水風船がリズミカルに描かれた名古屋帯。
帯揚げは白い絽地に赤い絞りの輪出し。
帯締めは縦にピンク~白のグラデーションになっている夏用の組み紐。

夕方から雨が降るかもしれないということで、雨コートと雨傘を持って出かけました。

今日のお稽古は長板の薄茶点前。お菓子は菖蒲を模したもの。
この時期に着物を着て釜の前に座るのは、非常に暑いです。
暑さでボーッとしていて、お花がどうしても思い出せません・・・
お軸は鮎を描いた扇面。この時期らしく、涼しげでした。

お稽古の後は高校時代の友人が出演する、リーディングを聴きに行きました。
去年まで劇団で活躍していたのですが、退団後初めて人前で活動するということで、
友人達と連れ立って行ってきました

会場は東中野にある小さなカフェ。
こぢんまりとした会場で行われた今回のリーディング(朗読会)。
入場料を東日本大震災の義援金として活用してくれるそうです。


友人を含め、声優さんや舞台俳優さんが6名ほど出演されました。
この小さな椅子に座り、「声」だけで観客に伝えます。
今回は「絆」をテーマに、絵本や詩や小説が朗読されました。

目を閉じて聞き入りたくなるほどの技術、余計な物音のしない静けさ、
声だけだからこそ心に染み渡るメッセージ。
リーディングがこんなに興味深いものとは知らなかったので、とても良い機会でした

また次の機会も、是非聴きに行きたいと思います