Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

先斗町「鴨川をどり」

2024-05-08 23:32:00 | 京都花街

3月下旬の「北野をどり」から始まった京都・花街の春のをどりですが、今月1日からはいよいよ一番最後となる先斗町の「鴨川をどり」が始まりました💕



(画像は報道系サイトからお借りしました)


今回はやはりNHKの「光る君へ」にちなんで源氏物語を描いた「紫の雲にもゆれば」と純舞踊「うしろみ月」の2部構成、全9景。


北野をどり、都をどり、京おどりは桜🌸のイメージの強い踊りですが、5月に入ってから始まる鴨川をどりは藤がイメージ。フィナーレでは舞台の上から下がる花も藤の花です❤️


春から初夏にかけての踊りもこれで締めくくりとなり、いよいよ夏がやってきますね



宮川町「京おどり」

2024-04-05 23:55:00 | 京都花街

都をどりに続き、同じく6日から京都の花街・宮川町でも「京おどり」が始まります。4/6から4/21まで、約2週間にわたる公演です❤️



(画像は報道系サイトからお借りしました)


歌舞練場建て替えのため3年目となる春秋座での今回の演目は「時旅京膝栗毛」と題して、タイムスリップものを取り入れているようです


毎回華やかな総踊りの「宮川音頭」では芸妓さんは卵色と水色の2種類のお揃いの衣装を着ていますが舞妓さんたちの場合自前の衣装なので、華やかな舞妓さんの着物を一度に見られるのを楽しみにしています♪



祇園甲部「都をどり」

2024-03-30 23:30:00 | 京都花街

ようやく桜も咲き始め、気持ちの上でも春がやって来ましたね😊


京都では、1日から春の風物詩である京都最大の花街・祇園甲部の「都をどり」が始まるにあたり、明日は大ざらえが行われます♪



(写真は報道系サイトからお借りしました)



(写真は報道系サイトからお借りしました)


毎年趣向を凝らした完成度の高い演目も楽しみですが、やはり揃いの青い振袖を着て踊る総踊りは見ごたえがあり、素晴らしいの一言です👏


はじめと終わりにある総踊りでは、毎年変わるお揃いの衣装が名物で、決まって肩から下がる枝垂れ桜が描かれます。地色はここ最近ではずっ~と水色ですが、この水色も年によって微妙に色が違うのが楽しみです😊


約1ヶ月間一日3回というハードスケジュールの公演で、さらに夜にはお座敷もありますので、体調を崩さないよう頑張って頂きたいと思います



「鴨川をどり」衣装合わせ

2024-03-28 23:18:00 | 京都花街

京おどり、都をどりに続いて、今日は「鴨川をどり」の衣装合わせが行われました😊


「北野をどり」、「都をどり」「京おどり」が春の京都の風物詩だとすると、こちらは初夏の風物詩♪


ほかの花街よりもひと月ほど遅れて始まる先斗町の踊りの舞台「鴨川をどり」。



(画像は報道系サイトからお借りしました)


185回目を迎える今回はやはり大河ドラマの影響か、源氏物語を題材にした舞踊劇を中心としたものになるようです。


先斗町は小ぢんまりした花街ですが、周りはたくさんの飲食店に囲まれていて、近くの他の花街に比べると夜は少し賑やかな印象があります😊


鴨川をどりの行われる先斗町の歌舞練場では、以前に着物ショーのモデルとして舞台に立たせて頂いたことがあって、思い出のある場所です♪


5月からの開催ということで、なかなかお伺いする機会がないのですが、子育てがひと段落して自由な時間が持てるようになったら、いつか五花街全てのおどりを見に行きたいと思っています✨



北野天満宮「梅花祭」

2024-02-26 23:23:00 | 京都花街

去る225日は、平安時代の文人・菅原道真公の忌日にあたります😊


菅原道真公といえば朝廷で右大臣にまでのぼりつめた貴族であり、漢学者・文人としても高名な方ですね💕


しかしながら時の権力者であった藤原氏の思惑によって晩年は大宰府に流され、失意のうちに亡くなったといわれています💦


その後、当時の都であった京では道真公の左遷に関わった貴族たちの相次ぐ死、日照り☀️による不作、疫病😷の流行などと、不可解な出来事が続きます。極めつけは清涼殿への落雷。この落雷⚡️によって藤原氏の貴族が即死。落雷のショックで時の天皇であった醍醐天皇もまもなく亡くなりました。


これらすべては道真公の祟りと考えられて、落雷事件以降、道真公は雷神として都人に恐れられていました😱


そんな中、道長の乳母とされる多治比文子の枕元へ道真公が立ち、「北野の地に祀ってくれれば心も安らぐだろう」と伝えたことから、朝廷が北野の地に社殿を造営し、道真を雷神として祭ったのが京都の北野天満宮の始まりです。


その後、歌人であり優秀な学者でもあったことから学問の神とされて、現在では京都以外にも道真公を祀った天満宮があります😊



(画像は報道系サイトからお借りしました)


京都の北野天満宮では、毎年225日は祭祀が行われ、道真公が梅の花をこよなく愛したことから「梅花御供」を神前にお供えします。それに加えてちょうど梅の咲く時期でもあることから、この祭祀は梅花祭とも呼ばれています❤️



(画像は報道系サイトからお借りしました)

この梅花祭では、北野天満宮のすぐそばにある上七軒から芸舞妓さんが総出で参加される野点が開催され、毎年賑わいを見せています💕


もともと上七軒は、室町時代に行われた北野天満宮の再建で残った機材を使って7軒の御茶屋を建てたのが始まりですので、北野天満宮とは縁が深いのです😊


梅の花と生きた花(芸舞妓さん)を愛でられる、とても素敵な野点だったでしょうね