株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(6.21.05)

2005-07-20 16:36:31 | 明日のモニタリング銘柄
今日のトレードはちぐはぐだった。にわかに上げ始めた8888クリードに390Kで乗ったはいいが、そこからの上昇があまり見られず、じりじりとと下がるので、やむなく387Kで損切り。-3K。前場に買った4815JDCは一度は313Kまで伸ばしたものの、これまたずるずると落ちてきたので、当初は315Kで指していたのを、やむなく309Kで利確。+6K。2379ディップと7717Vテクはそれぞれ-4Kで損ぎった。8698MBHもなかなか113Kの壁が破れず、逆に112Kの買い板まで崩されたので、買値で売った。なかなかに場が重い。プラスで始まったJDCだけ引けにかけて321Kまで付けたようである。(2時過ぎに外出したため見れず。)

教訓は、その日プラスで始まり上昇傾向にある株は、引けにかけての様子を見ること。逆にマイナス傾向にある株は、ほとんど急上昇は期待できないこと。もちろん例外はあるが、今のような半停滞した相場では、マイナスからの一気の上昇は見込みづらい。6726OHTも237Kで指してあったが、これは下りてこず出来ていなかった。やはり毎日2時過ぎに出かけるのは、トレードにとってはとてもやりずらい。少し手控えながらやるようにしよう。

ところで、明日の注目銘柄を探ってみる。

1.3758アエリア ○

 OSC35%で変わらず。指数値6月20日以来の上場来最低値。RSIは20。乖離幅はわずか10K。普通なら反転する筈。1790Kを超える時は買いと見る。

2.3360グリーンホスピタルサプライ △

 この株は筆者のお気に入り。やっと少し利が乗る水準まで落ちてきた。OSCは55%で変わらず。指数値は7月5日以来に落ちた。乖離幅-1K。明日、151Kを割らないことを確認して買えば、160Kあたりまでは伸張するかも知れない。

3.3350ダイキサウンド △

 筆者が先日儲け損なった株。今日も下げたが、OSCは21%と前日のままだが異常に低い。乖離幅は-2Kと良くなった。指数値は最低値を付けた。明日306Kで打ち止まり、311Kを抜くならば再度320Kを窺う展開になるかも知れないが、この株も結構渋い。楽観は禁物。

4.4809パラカ △

 この株もしぶとく伸びてきた。明日、下げても275Kを抵抗線に踏ん張れば、後は285K超えが見られるかもしれない。再度挑戦しようかな。

5.3753フライトシステム △

 今日、さすがにOSC24%で上げたが、まだ28%と低い。ということは、明日多少の利確の動きがあるにしても、456Kを抵抗線にして、476K超えが見られるかも知れないと期待している。その場合は、今日のようなドジを踏まないぞ。もちろん浮気株なので、一気の反落もあるので注意。

6.3372関門海 △

 下落基調なので注意は必要だが、またしても乖離幅は-11Kと広がり、OSCは今日で29%の+1%となり、指数はわずかに好転。下げの底を打った感じだが果たして明日はどうでるか?

7.6726OHT ○

 筆者が今日買い損ねたが、OSCは前日より+2%の45%とダイバージェンスも同然。乖離幅は-9Kまで拡がった。指数は7月8日の少し上。あすはプラスで始まるようならそのまま乗って、250K超えで売りという戦略が良いかも知れない。

8.4310ドリームインキュベーター ▲

 ご存じ堀紘一の会社。OSCが38%とダイバージェンスし、指数も、6月17日近辺まで落ちた。乖離幅こそ+4Kだが、明日、344Kを割らないことを確認して買うのも手か。

9.8888クリード △

 OSCが35%だがダイバージェンスした。まだ強い。400K超えがあれば青天井。一応、寄りがプラスならみんな強気かもしれない。今日の雪辱をしたいところだが、返り血を浴びないようにせねば。

10.8902パシフィック △

 ついでながら、この銘柄も引けに戻した。乖離幅ゼロ。OSCは50%と変わらず。また500Kをめざすのではないだろうか? はしご外されないようにだけ注意。

11.3751GF ○

 出来高少ないが、この優良株は下がれば上がる。今日でOSCがダイバージェンスし、指数も7月4日以来に落ちた。明日、少し押すと思うので、そこから試し買いの手がある。

12.4824メディアシーク △

 今日でOSCダイバージェンスし、44%、乖離幅も-3Kと良くなった。明日、268Kまで押して、反発があるなら275Kまでは期待出来そう。ちょっと人気にかげりがあるので気になるが出来高に注意しマーク。

13.3734MPテクノロジー ▲

 どうしたことだろうかこの株は。テクニカル指標に素直に反応してくれない。MSCB銘柄の宿命か。しかし、今日ますます良くなった。OSCも30%でダイバージェンスし、乖離幅も-6Kと良好。指数もかつてないほどに落ちた。明日こそ反転の気配があれば乗らねば。但し、騙しも多くこの株は難渋する。

14.3740フレームワークス △

 今日は利益確定の動きで下げたが、このためOSCは25%まで落ちた。明日更に売られるので、その落ちきったところを如何に拾うかが勝負。その段階でオシュレーターが20%を切っていれば買い。

15.4340シンプレックス・テクノロジー ▲

 じりじりと下げているが、OSCは37%でダイバージェンスし、乖離幅-3K。指数値は6月初めの水準まで下がった。ぼちぼち反応するかどうか要監視。285K超えが一つの目安。

16.7717Vテク △

 OS40%でダイバージェンス。指数値も6月16日以来に落ちた。引き続き監視銘柄。
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20日の前場の取引

2005-07-20 11:15:23 | 株に出会う
前場は、持ち株の2379ディップが前日からの勢いがなく、オシュレーター値がマイナスした296Kで損ぎった。-4K。但し、これが底であったらしく、前場終了時は297Kに戻している。これから買い上がるようだと、様相が違ってくるので、また下手なトレードとなってしまうが、損を取り戻すために買い戻すかも知れない。

買ったのは、今日の本命の7717Vテクノロジー。根気よく436Kで待っていたら、じりじりと下りてきてついに出来てしまった。この株オシュレーター値としては、実は434Kでイーブンなのである。従って、434Kまでは落ちてくることを一応想定すべきであったかも知れないが、テクニカル指標は必ずしも万能でないので致し方ない。結果的には434Kまで下りてきた。さすがに前場は、435Kを巡っての攻防となっている。今日437K以上で終われば理想的だが。

それから、8698MBHを112Kの板が見る見る崩されるのを見て、指したが既に遅し。113Kまで行っていた。しかたなく112Kのままで指していたら、その後大量の売りに見舞われ、たやすく112Kで出来ていた。全くこの株ははっきりしない株である。しかたなく、114Kで指して置いた。何しろ順番待ちに随分と時間がかかるのである。この銘柄。今日のテクニカル指標の結果を見て、処分するかどうかを決定したい。持っていても、低迷しているときは資金の塩漬けになるのがおちだから。ちなみに112KでOSCが前日と同じ32%となっている。これを下まわって終わるようだと不発に終わることとなる。

穴候補だった3753フライトシステムは、ディップの値下がりに気をとられているうちに、気がついたら大きく上がっていた。全くこの株、ほんとに目が離せない。テリロジーもそうだった。これらの株は線香花火なので上がってから買いにはいるとひどい目に遭うはずである。

後もう一つ。4815JDCを303Kで買っておいた。これは乖離幅-2K。OSCが+1%だけどダイバージェンスしていたため。指数値は前場終了段階で7月11日より少し高い程度。12日にストップ高まで持って行ったエネルギーの再現を期待している。

注目銘柄の6726OHTは、234Kで指していたがなかなか下りてこない。前場終了時の236KだとOSCは43%なので、前日とイーブン。このあたりから反発するかも知れないので注意。

また、ファルコムももう一段の下げがあったが、これでもOSCが+1%の29%である。昨日もダイバージェンスしており、エネルギーをため込んでいる状態。噴くときは一気なので、これも目を離さないようにしよう。

最後の注目銘柄の8907フージャースは、OSCが38%まで落ちた。また、乖離幅もこのままだと-6Kとこの株としては珍しい。押し目を拾って中期的に持つ方は、今日461K以上で拾っておくのも良いと思う。457Kが25日線なのでここ近くまで来るようだと、一気に割る可能性もあるので注意。そこから勢いよく反発するなら問題はないと思う。

以上、前場に結構取引したが、ほとんど持ち越すことはしないつもり。いつ崩れても不思議ではない相場なので、油断はできないと思っている。
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REITの真のリスク

2005-07-20 06:53:19 | 金融全般
7月18日の「トレーディングで成功する41の原則から(3)」でREITのことを書いたが、昨日、東京IPOからのメールで、編集長がなかなかツボを押さえたことを言っていたので紹介する。

REITの収益に直接影響するのは、①賃料の低下 ②入居率の低下 、これは我々も常識的に分かるが、今は、収益ベースでの投資が重視されているため、つまり入居者が集まるような投資を行っているため、数年で大崩することはないとのこと。

面白いのは、REITは投資家から集めた金だけで運用(投資)されていないこと。つまり、借金があるということ。例えば、日本ビルファンドは総資産4303億円に対して、1795億円の有利子負債がある。平均調達レートは1.27%と非常に低い。このため、仮に金利が1%上昇すると、支払い利息が18億円増える。このことは前期の経常利益63億円が45億円まで落ち込むことを意味する。しかも、金利が急騰したからといって、事業の性格上、こうした会社は不動産を容易に処分することはできないので、結果として有利子負債を減らすことができない。

これである程度は分かった。REITの本当のリスクは金利にあるということである。銀行からの借り入れでレバレッジを効かせた投資を行っているREITほど危ないが、ほとんどのREITが50%近い借り入れがある。最も低いのが、比較された5社の中では日本リテールファンドの29%である。

都心では既に銀行の不良債権処理に伴うバーゲンセール物件が底をつき、むしろ高騰し始めたので、今は地方への投資が進んでいるようだ。そして、運用難に悩む地銀までが、バブル期の不動産投資での苦い思い出をもろともせず、資金提供をしている。セキュアードキャピタルのそうした地銀への「営業」について、しばらく前にテレビでやっていたので、それは本当であろう。

経済の構造としては、前にも述べたようにIT化が真に進展すればホームオフィスなどが普及すること、また団塊の世代の退職で労働人口も減ることなどで、都会のオフィスビル需要は少なくなる(濃淡がつくということ。六本木ヒルズのようなブランド価値まで持ってしまうビルと、入居者がいなくてやむなく住宅に改造するようなビルへの二極化)ので、金利が上がったからといって、急には賃料までは上げることはできないだろうと思う。

結論としては、REITへの投資はこれからはあまりうまみがないこと。そろそろ相場も終焉を迎えたのではないかとは、東京IPO編集長の言葉であるが、それはその通りだろうと思う。何事も、多くの人が気がついた段階では、株と同じくゼロサムゲームとなってしまい、REITだけうまい話として続く訳がない。
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