株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(5.9.06)

2006-05-08 20:50:14 | 明日のモニタリング銘柄
後場は、とにかく手を出さない限り勝ち負けはないと思い幾つか仕込みました。まず、あまりに動かない2351アドミラルシステムを152Kで、8936リプラスを301Kで、2471エスプールを263Kで買い、そして、4847インテリジェントウェイブを304Kで買いました。その間、6720プリヴェだけ1円抜きで売買。

そして、持ち越していた2384SBSホールディングスは、引け際に10枚、20枚の売り物が一気に出たので、テクニカルにも損切りの形であり、1Q決算を控えて不吉な予感がするのでやむなく476Kで売りました。-14K。これで好決算なら、この会社の情報セキュリティ態勢を見直さなければなりません。それにしても、1Q決算を5月上旬としかIRカレンダーに書かないこの会社、どういう意図で発表日をぼかしているのか不思議です。四半期決算など前もってきちんと日取りをスケジュールできる筈ですね。

テクニカル用語の簡単解説

さて、明日の注目銘柄です。

1.3756豆蔵 ▲

 これも時折下げては都度マグマが溜まって噴き出します。指数値は5月1日にこのところの最低値を更新しており、今日もOSCを+1%伸ばして46%としております。RSIも+3%伸ばして37%と買い頃を迎えております。明日はプラスで始まれば、4月20日の安値243Kを目途に、押されたところで拾う戦法です。

2.9378ワールド・ロジ ▲

 今日の注目銘柄ですが、後場に一荒れありました。その後は尻すぼみとなっております。筆者も250Kで待っておりましたが、そこまでは降りて来ず。明日は、今日の下落の勢いから245Kを抵抗線にして、再度の一波乱があるかどうかを注目。OSCは+5%の47%となり上昇中です。出来高も久しぶりに1000を超えております。4月20日の安値をきちんと超えて、その日のOSCの45%の+2%抜いて終わるという、理想的な形にはなっております。

3.7829サマンサタバサジャパン △

 今日はチベット仏教譲りの祈りが効いたのか、寄りから元気よく上げ、何とか奈落の底への転落を免れました。しかし、長いこと下落の一途を辿っていた株です。やれやれの戻り売りとやらでジリジリと押されたものの、何とか寄り付きよりも高く引けたのは上出来でしょう。明日がこの株の正念場となります。今日でOSCも+6%の33%まで戻し、RSIに至っては+4%のまだ18%です。今日は4月28日の安値の666Kの壁に阻まれましたが、明日はこの壁を難なく越えるかどうか、チベットの清らかな山々を心に浮かべながら今日に引き続き注目です。それにしても、バッグやジュエリーを扱う会社のPERがまだ87.87倍もあるとは、これこそまさにヒマラヤ級の高さです。8850メートルのエベレストまでもう一息です。登るのが如何にきついかですね。明日も「サマンサ・タバサ」の祈りを10回唱えることを忘れないように。呉々もうっかり「サンマノ・タバスコ・ジャバジャバ」と言い間違えないようにして下さい。御利益がすっかり逃げてしまいます。

4.2379ディップ △ 逆張り注意

 4月17日に好決算から出来高を伴い上げてから、ジリジリと押されて今日でOSCが39%まで落ち、指数値も4月20日のそれを下回りました。明日は、更に下げるでしょうが、4月21日の安値の157Kの攻防からの反転が見られるかどうかを注目。4月7日に153Kと言う安値もマークしております。ここらあたりまで来れば再度出来高を伴って反転するかも知れません。今日の地合で3日連続下げているところがミソです。筆者のとっても、この株、一度は監視から抹消したのですが、上ぶれの決算とは驚きです。やはり段々と人が足りなくなっているのかも知れません。

5.6121滝澤鉄工所 △

 渋いところを1つご紹介。OSCが+4%の59%です。過去73%まで言っておりますので、まだ伸びる余地はありそうです。このところ膠着しておりましたが下値を切り上げました。明日は451円の今日の安値をキープしてからの462円やその上の476円までの切り返しがあるかどうか注目。まだPERが13倍の工作機械の老舗です。2月14日に経常利益の上方修正をしております。決算は5月19日に発表ですがそれに合わせて上昇が期待できるかも知れません。たまにはこうした真面目な会社の株を数日持つのもいいかも知れません。ちなみに社名の滝澤は濁点のないTAKISAWAと読みます。この方が、この株にふさわしく清冽な印象で好きです。 

6.8934サンフロンティア不動産 △

 今日は不動産株が飛ばしましたが、この株はそれらの銘柄とは異なった動きをいつもします。今日は控えめに+4Kで終わっておりますが、これでOSCが+3%の42%です。RSIも3%の33%です。指数値も4月28日を底にして切り上げております。明日は300K乗せから316Kあたりまでの反発があるかどうかを注目。

7.4847インテリジェントウェイブ ○

 この株、長らく低落しておりました。セキュリティ関連プロダクトで結構人気はあるのですが、意味不明の下落に見舞われておりました。ところが、今日でOSCは何と+11%の49%まで伸ばし、直近高値の4月12日の378Kはおろか、4月3日の389KをマークしたときのOSCを抜き去りました。OSCのセオリー通りです。指数値は5月2日を底としております。RSIもその日は何と9%でした。今日で23%まで回復しておりますが、まだまだ低位水準です。谷深ければ山高し(逆か)といいますので、ここで一気に314Kを抜き去り、340Kあたりまで明日は届いて欲しいものです。筆者が304Kで引け際に買ったものですから少々力が入っておりますが、最近ついていない筆者の意見はあまり参考にはされない方が良いかと。はい。

8.4304Eストアー ○

 この株にPERが高いの買われ過ぎだのということは関係ありません。純粋テクニカルに反応する株といえます。今日でOSCが+4%の47%となったのは、まあまあの出来事ですが、注目すべきは指数値が5月2日を底にして3月上旬以来の水準に留まっていることです。上昇エネルギーが溜まっていると言えます。動くときはメチャメチャに動きますので、明日はほどほどに高く始まるようだと一枚噛むとよいかも知れません。この買いやすい値段帯というのがまた魅力的なのですよね。今日で4月21日の安値を抜いております。その上は何と256Kという4月20日の安値がターゲットなのです。もしそこまで戻せばこれはおいしい値動きと言えます。4月26日に一応増配を発表しておりますが、株価は反応なしでした。それはそうです。配当目当てにこの株を買う人などおりません。値動きの軽さだけが勝負の新興市場の申し子のような存在といったら褒めすぎかもしれませんが、いずれにしても筆者はこうした株は好きですね。外れたらご免。

9.6920レーザーテック ○

 筆者が見立てる株式市場の七不思議の1つが、7717VテクがPER64倍で152万円も付けているのに対して、ほぼ同業態のこの株がPER28倍に留まっていることです。しかも財務評価はこの株は有利子負債ゼロのAAAです。片やVテクはBBです。何故こうまで差がついているのか全く筆者には不可解です。同じ横浜を本拠にしております。確かにVテクノ方が業績の伸びは顕著です。しかしそれだけのことです。

今日もこの株上げてOSCは+2%の57まで伸ばしておりますが、明日はこの切り返しに加速がつくかも知れません。25日線はきれいに抜いております。Vテクはとっくの昔に監視から外しておりますが、この株がいつ化けるか興味を持って見守ってはおりますが、出来高はまだ低迷しているようです。

10.2681ゲオ △ 逆張り注意

 このゲオも不可解な動きです。筆者も前回苦汁をなめましたが、今日でOSCが何と+7%の54%とコンバージェンスしております。RSI同様に9%もコンバージェンスしております。この大幅なコンバージェンスで直近高値をつけた4月17日のOSCを抜きました。明日は241K~245Kあたりまで落ちてからの反転がなるかどうかを注目。株価はおりしもも25日線上にあります。ここから反発しないでいつ反発するのか?ゲオさん。と、ここまで書いたところで、インデックスとの合弁会社の第三者割り当て増資が今日発表されておりました。まあ、合弁会社の増資なので何処まで影響するか不明ですが、明日は、どこまで売られどこで反発するか一応ご注目下さい。

11.9065山九 ▲

 この株も3月30日に付けた730円をピークに随分と落ちてきました。しかし、今日やっと反発しOSCも51%まで戻しました。4月14日に53%というのがありますが、それ以降はずっと40%台をうろうろしていました。何よりも乖離幅が-20円と良好です。指数値も結構下げております。このあたりで明日は反発するかどうか注目。

この会社の社訓というのがチョイと変わっております。「公言実行」「自問自答」「感謝」という3つの原則です。何しろ、大正7年の創業です。以降、4回社名変更して現在に至っております。最後の「感謝」は山九=Thankyu=Thank You=感謝、から来ておりますが、面白いのは「自問自答」という社訓です。この会社の定義によれば、「たえず相手の立場に立って物事を考えるということ。」だそうです。自問自答って、そういうことですかねぇ~? Thank Youに山九という漢字をあてがったり(何故「感謝」ではなく「山九」なのかは不明。多分、先にロゴマークがデザインされたのでしょう。)、自問自答の意味をこのように独自解釈をしたり、さすが4回も社名を変更しただけのことはあります。筆者はどうもこの会社を憎めません。というわけで明日はこの株の動きにも注目。

以上です。このところ調子が狂いっぱなしなので、明日あたり何とか一矢を報いたいものですが、我ながらどうも変な株ばかりを挙げてしまったようです。被害妄想でなければよいが。
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打つ手が出ない

2006-05-08 11:45:22 | 株に出会う
しばらく相場から遠ざかっているせいかどうか、注目銘柄としてあげた幾つかの株を、朝から指しておりましたが、相場そのものはジリ高の株とジリ下げの株、動く株と動かない株、最初は動いてもその後沈黙してしまう株、等々、しばらく板を見ているうちに、ジャングルの中に迷い込んだような気分となりました。今日は積極的に買い上がることをせずに、一応相場の流れを見ることとしたため、前場は約定は何もなしです。

その上、連休前から唯一ホールドしていた2384SBSホールディングスは、この地合で大きく下げる始末です。これが1Q決算の前触れなのかどうか判断に迷うところです。チャートは完全に崩れておりますので、今日の引けまでにはどこかで処分をしなければならないところですが、迷うのは週足で見ると、26週線の479Kを今日は割っていますが、ここからの反発が期待できる絶好の位置だということです。決算が特に失望的なものではない場合は、切り返しの可能性が大です。

それにしても今日のこの株の479Kからのつるべ落としの下落はまさに絵に描いたようでした。皆さんが478Kの16枚の買い板が崩されれば、これはまずいと思い成り売りを仕掛けたようです。付和雷同の動きというべきでしょうか。決算の内容を事前に知ったインサイダーでないことを願いますが、インサイダーならもっと早めに売り逃げる筈です。今日の寄りでは485Kの十数枚の売り板がこまめに喰われておりました。これがもしインサイダーの買いなら、決算の結果は吉となります。

このように決算の結果如何で株価は大きく左右されますので、その数字を偽ったとされるホリエモンの罪はやはり重いものと言わざるを得ません。

今日のような相場で売買に入れないと言うことは、要するに、エントリーポイントについての確たる戦略を描かないまま、ボーッと板を眺めていたということですね。これでは駄目です。例えば、6158和井田製作所や8922IDUは、寄りでは買えないまでも、今日の騰勢が確認出来たところでの押し目で何故拾えなかったのか?ということです。もちろん、4680ラウンドワンのような、尻すぼみの揉み合いに入るケースもありますので、見誤ることはあります。とはいえ、和井田製作所のOSCの30%台でのダイバージェンスは、上昇のサインとの読みがあったし、IDUはRSIまでが18%台に落ちていたことからの当然の切り返しは見込めた訳です。ラウンドワンも同様な位置でしたが、今日は特買いで高く始まりすぎたようです。このような見分けがまだまだ出来ていないということでしょうね。

何度反省してもどうしても目の前の動きに惑わされてしまいますので、明日からは、これといった銘柄はきちんと紙にでも書いて、その通りに売買をしようかなと思う程です。

つまり、「相場に聞く」という格言の意味が、全く理解できていないし、身にもついていないことを改めて思い知っております。全くいつまで経っても駄目ですね。
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明日の注目銘柄(5.8.06)-追加

2006-05-08 00:37:36 | 明日のモニタリング銘柄
追加の注目銘柄を簡単に挙げておきます。

10.4333東邦システムサイエンス ○

 OSCが+6%の54%と急伸し、RSIも+7%の25%まで戻しました。長らく低迷を余儀なくされておりましたが、今度こそ復活を遂げるかどうか注目。2日の引け後に上方修正をしておりましたね。2日の切り返しはその前兆でしたか。こういうあからさまな上昇は少々嫌なものですね。

11.8922IDU ▲

 14日の決算発表も期待はずれで下げてきておりますが、OSCはこのところ着実に上昇。+5%の48%まで上げました。RSIは18%まで下げております。ここまで下げると見直し買いが入るかどうか注目。明日は利確の動きに押されたところが買いか。

12.4680ラウンドワン ▲

 10日に決算発表がありますが、ボーリングを始め好調な事業展開からの再増額期待が高まっているようです。OSCも+6%の47%と伸ばしております。明日は525Kあたりまで押されるかも知れませんが、そこからの動きに注目。世の中いかにアミューズメントが盛況であるか、この会社の出来高と株価の動きを見ると歴然です。

13.6379新興プランテック △

 このところの原油価格上昇にもかかわらず、プラントのメンテナンス主体であるためか、少々低迷しております。しかし、OSCは+2%の36%となり微細な兆候ながら切り返しております。指数値も5月1日を最低水準としての反転です。いつ決算発表かHPを見た限りでは分かりませんでしたので、そのあたりのリスクは承知で明日はどういった動きをするか注目。

14.6720プリヴェチューリッヒ企業 △

 最後に博打株を1つ。じり貧です。この株。しかし、OSCが+9%の44%となり、4月24日の29%から明らかな反転が見られます。RSIも+4%の21%です。200円割れ寸前ですが、明日あたりひょっとするとその筋の買いが入るかも知れません。この株は目先の動きに惑わされてはなりません。202円なら202円とエントリーポイントをきちんと決めておき、売りも210円なら210円ときちんと決めておくことです。そして、損切りラインも200円としておきます。名前ほどにきれいな動きをする株ではありません。よく言われるように、きれいな昆虫や花々ほど「毒牙」を持っているのです。筆者も含めてうぶな生物達は、ついつい、そのまやかしの華麗な美しさに魅せられてしまいます。昨今のサラ金のコマーシャルが若者を貶めているとの批判も、同じこの世の摂理の金銭版です。しかしながら、こうした株も世になければなりません。何故なら、そうでない真面目な株を、裏側から引き立てる役回りを自ずと演じているのがこうした株だからです。1種のメルクマールです。

以上、5点ほど注目銘柄に追加します。
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