株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(5.19.06)

2006-05-18 22:14:05 | 明日のモニタリング銘柄
後場は前場より更に動きが全体に良くなり、マザーズ指数も一時プラ転するほどでした。引けはマイナス8.76ポイントでと下げ渋った感じです。

そんな中、前場のパシフィックマネジメントの痛手を引きずってばかりではと思い、下げすぎ銘柄から6787メイコー9378ワールド・ロジを買いました。引けでは両方とも多少の含み損で終わっております。メイコーは業績好調の筈がRSIが10%台にまで押されておりましたのでつい手が出てしまいました。

ちょっと迂闊だったのはワールド・ロジです。明日が3Qの決算発表ということです。引け後の発表でしょうが、このところの下げは中間期までの通期計画に対する進捗の遅れが反映されてのことのようですので、朝日工業の例もあり、明日処分するかどうかは引けまでの値動きで判断する予定です。何もこんなに難しい銘柄に手を出さずとも上げている銘柄は一杯あったのにね。どうも調子が狂いっぱなしです。

この後調べたらメイコーも19日が決算日でした。もうどうにでもなれと言う気分です。

さて、軟弱な相場展開が続いての反転ですが、明日に続く本格反転になるのかどうか、筆者ももう一度仕切直しで、テクニカル面から検討を加えてみたいと思います。

今日は、この後場の好地合でもまだ反転し切れていない底値圏の銘柄を中心に挙げてみます。いわば出遅れ銘柄です。詳細な解説は省きます。出遅れの穴馬ですので評価は▲ばかりです。

テクニカル用語の簡単解説

1.2413ソネット・エムスリー 

 さすがに切り返してRSI22%→23%とわずかな上昇ですが、OSCは38%→48%と急伸しております。乖離幅も-15Kの+7K終了と申し分ありません。引けに買いを入れましたがタッチの差で不成立でした。

2.8936リプラス 

 OSCは明らかに直近高値を上回り、41%→49%へと急伸。逆にRSIは17%まで落ちての-5%のダイバージェンスです。この両方のオシュレーター系の値の逆の動きが明日はどういう結果となるかも含めて注目。この現象は、今回の変則的な相場のせいか沢山の銘柄で現れております。今回の下げのパターンがかなり特異だったようですね。

3.3754エキサイト 

 これも下げすぎでしょう。RSIは16%まで落ち、OSCは40%と前日同値です。指数値が、この株としての最低値を更新中。決算にもニュースにも反映しないようですが、PER50倍はネット関連としては高いとは思えません。明日は動きを丁寧に見ていこうと思っております。

4.2459アウンコンサルティング 

 これも今日はなかなか上に行かず出来高も増えませんでした。しかし、乖離幅が-42Kと極端に拡がりました。RSIも18%です。明日こそは反発に転じるのではないかと注目です。OSCは47%→48%です。

5.8947ノエル 

 PER19倍まで落ちました。RSIも16%です。OSCは今日-1%の42%ですが、指数値は記録を取りだして以来の最低値更新中です。乖離幅は-21Kです。

6.2450一休

 これも乖離幅が-17Kまで落ち、RSIは20%、OSCは+1%の41%でのコンバージェンスです。指数値は16日以来の低さです。

7.3777ターボリナックス

 押しに押されて、ついに今日反転したようです。それでもRSIは14%をマークし、OSCが+4%の40%です。押され方が激しかっただけに明日の戻し方にも期待。

8.7835ウィズ

 乖離幅が-32Kもあります。RSIは14%です。OSCも+5%の44%と伸ばしましたが、まだ底値圏で低迷中。業績には不安がないはずです。PER20倍弱。

9.8783グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリー

 乖離幅-35K。OSCは+1%の34%で、RSIは-20%の15%と極端なダイバージェンスをしております。初値の約三分の一まで落ちました。指数値は2月13日の上場初日を1000000において、ついにマイナス21000まで落ちました。指数値だけ見ると無限分の1にまで落ちた勘定になります。地球の裏側に突き抜けたようなものです。

10.7844マーベラスエンターテイメント

 OSCは+6%の49%とこのところのピーク値抜けです。RSIは17%まで落ちました。乖離幅は-2K。指数値は16日を底に切り返し中。

11.4325バンダイビジュアル

 これも大和総研のレーティング引き下げが2月10日にあってから、600Kまで付けた株が400K割れまで落としました。そろそろレーティングに見合った株価となったことでしょう。OSCも+8%の44%と抜け出て、RSIは18%とダイバージェンスしております。乖離幅は-2Kですが、反発態勢は整っているようです。

12.4313IXI

 乖離幅-18Kで、OSCが+7%の44%と抜け出ました。RSIは32%。指数値は4月24日の水準を超えたところ。

13.4287ジャストプラニング 

 これも乖離幅-18Kです。OSCは4%落として46%ですが、RSIが15%まで来ております。

14.8704トレーダーズ証券 

 ついに100K割れですが、乖離幅は-7Kもあります。RSIは16%まで落ち、OSCは+2%の46%とコンバージェンスしわずかに抜け出ました。

15.4776サイボウズ 

 RSIが9%まで落ちましたが、4月24日に5%に落ちた翌日はさすがに反発しました。乖離幅も-8500円と拡大。OSCも+1%の34%です。前回と同程度の反発はあるかと思います。

16.2411ゲンダイエージェンシー 

 指数値がほぼ4月24日に並ぶ最低水準です。乖離幅も-17Kです。OSCは+1%の53%とコンバージェンス。RSIはまだ42%ありますが、このところ下げては反発力を強めていますので注目。

17.1970日立プラントテクノロジー 
 
 これは明日の日経次第です。OSCが+2%の15%とコンバージェンスしております。指数値が何よりも今年1月以来の最低値です。OSCは+1%の44%でコンバージェンス。

18.6379新興プランテック 

 このところの原油の値下がりのせいか、指数値が去年12月末以来の水準まで落ち、RSIは14%です。おSCは+3%の3%とコンバージェンスです。乖離幅が-20円もありますので、明日の東証の地合次第ではそろそろ反転か。

19.5727東邦チタニウム

 さすがに商品価格の下落に伴いここまで下げました。しかし、乖離幅が何と-510円もあり、OSCも+1%の40%とコンバージェンスしております。RSIは32%ですが、この株は2月20日の29%以来です。

20.5713住友金属鉱山

 この株にしては絶好の押し目かと思います。乖離幅は-94円です。OSCも37%で前日同値。これは3月8日以来の低さです。金の相場が乱高下しておりますが、基本的にはインフレ懸念がアメリカで台頭しているということは、ドル売り材料であり、金が買われることになります。また、アメリカの利上げが継続すれば、為替も円安に振れますのでこの会社のとっては良い方向かと思います。最近の下落は、金や銅の商品相場が上げすぎてのヘッジファンドの一時的な逃避が進んでいるためのようです。

21.9065山九

 少し前から狙っておりましたが、今日日経が下げたにもかかわらず一足先に反発しておりました。この意味では大穴狙いではありませんが、次の戻し目安の650円あたりまで一気に行くかどうか、他の日経株と共に注目。RSI16%→38%、OSC35%→51%です。

以上、明日はチャート上は、新興銘柄は軒並み戻す形を形成しておりますが、このところ日替わりで出遅れ株が物色されております。その意味で、少々出遅れ株を中心に洗ってみました。この中から明日化ける株がでるかどうか注目下さい。

今日は全くアメリカの爆下げを過大に見てすっかりと調子が狂ってしまいました。後場からの反転にも乗れないままです。このような時期に勝てないのが一番こたえますね」。逆、逆に相場が動くと段々と自分なりの見方までぐらついてくるのですね。一発逆転を狙う心理も出てきたりして、押しに押された銘柄に手を付ける始末です。

明日は、何とか少しでも利益を積み上げて何とかこのスランプを転換させたいものです。
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読み違えで完敗

2006-05-18 11:19:55 | 株に出会う
せっかく昨日の騰勢を確認して買った8902パシフィックマネジメント、海外市場のあまりの下げと、寄り付き前の気配値の悪さ(230Kを挟んでの動き)の両面から、やむを得ず寄り付きでの成り売りをかけておきました。実際には気配値から+6K程度の236Kで急速に寄り付き、そのまま1K下げるものの、いわば右肩上がりの回復でした。

下がれば買おうと下の目安の買い値で注文は入れてあったのですが、じりじりと上げていく株を追っかけて買うことはできないものです。過去、そのような追いかけをして散々失敗しております。まさに完敗でした。

日経も一時15900円にかなり近づきましたが、そこからは先物主導で切り返しております。しかし、後場はまだ油断出来ないと見ております。

今日の完敗を今後の教訓にするには、どう自分なりに考えたらよいのか少々意気消沈気味です。色々と後づけの理屈は考えられますが、一番の理由は、そもそもパシフィックマネジメントのような好業績の株が、ここまで押されてしまっていたのです。ここをまず押さえねばならないかと思います。そして、普通なら今日は十分に20K程は伸びるだけの勢いを得て昨日終了していた筈です。そこに降って湧いたようなNYダウの下げです。場そのものの勢いには逆らえずに一旦下げた訳です。しかし、パシフィックマネジメントのビジネスがアメリカの動向に左右されるとすれば、今回のインフレ懸念からの金利上昇リスクぐらいであり、基本は内需のビジネスですので、ほとんど直接の影響は受けないはずです。そこまで考えると、今日の相場を過度に悲観しての寄りの成り売りは少々行き過ぎであったと反省ですね。(注)少なくとも10分くらいは寄りついてからの様子を見るべきでした。それでも243Kあたりまで押された時には、多分今日の心理状態からすると売っていたでしょう。まあ、今後の糧とするためここは後場にチャンスを狙うこととします。トコトン落ちてくれば明日以降にいくらもリバウンド狙いができそうです。

注:先日の朝日工業で寄りの成り売りで売らなかったことの反省が、強く心理的に影響していたようです。業績悪化などの場合は、総じて成り売りで一旦売った方が最高値で売れることは過去も経験済み。そうでない場合は少し様子見を決め込むのが良いとの教訓でした。
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