それでは週が変わって、明日（５月１５日）の注目銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
【プラ転した注目銘柄】
１．２４１３ソネットＭ３ ▲
いい形で終わっておりますね。しかし、まだ５月１０日の５０６Ｋという安値を抜いていないので油断は出来ません。しかし、ＯＳＣを見る限り＋４％の４１％となり、４月１８日以来の反転となりました。ＲＳＩがまだ１０日の２０％を抜け切れておりません。しかし、１１日の指数値は昨年６月に記録を取りだして以来の最低値です。いくら何でもこれ以上の大幅な下落はこの状態ではないでしょう。
２．８７０１イートレード証券 △
ＯＳＣが＋６％の３９％と伸び＋３Ｋで終了しておりますが、このところのＯＳＣのピーク値は５月８日の５８％でした。右肩下がりの下げ圧力を跳ね返すには相当な力がいるかと思います。なお、指数値でみると４月２１日のそれよりまだ２Ｋ程は高いのですが、昨日より１１Ｋ相当分もリカバリーしておりますので、この勢いが月曜日も続けば値を戻し始めるかと思いますが、ここまで下げ続けると油断はできません。要は、同業のネット証券に比べてＰＥＲ３１倍はまだまだ高すぎると世の中は見ております。ＭＢＨの２２倍と見比べて下さい。北尾マジックでいかに多くの方々がこの株に肩入れしてしまったかということです。そこは北尾氏の老練さが勝ったと言うことでしょうか。既に主要株主は売り抜けているようです。こうなると、やはりこの株は厳しいと言わざるを得ません。それはそれとして、明日は短期でのリバウンドがあるかどうか注目です。
３．８９３６リプラス ○
Ｍ３と同様にＯＳＣが＋９％も伸ばして４２％と抜け出てきました。指数値面でも去年の９月以来の最低値を昨日マークし、今日の切り返しにつなげております。かろうじて底を打った感じです。昨日の下げで灰汁が抜けたようです。来週に期待できそうです。
４．４２４０クラスターテクノロジー △
この株もぴたり上げパターンに嵌って終わっております。 乖離幅－５Ｋ。ＯＳＣは＋１％の４５％でのプラ転終了です。１４９Ｋ越えをあっさりすれば１５３Ｋ越えを目指しますが、その前に今日の１２９Ｋが底固めが出来るかどうか注目。
５．２４７８ＭＫキャピタルマネージメント △
不動産アセットマネージメントを行う会社としては、ＰＥＲ３５倍はまだ少々高いかも知れませんが、テクニカルにはＯＳＣが＋５％の４３％と伸び、乖離幅も－７Ｋと良好です。指数値こそまだ４月２１日より高いのですが、テクニカルには反転の兆しが濃厚です。
６．２３８３日本エイム ▲
乖離幅が－９Ｋと拡大。しかし、ＲＳＩは－１５％の２０％へとダイバージェンス。１５日が決算ですが、４月に強気の中期計画を出しているので、さほどの心配はないかと思います。設計から製造まで請け負うという稀有な会社です。人材派遣会社の常識にあてはめるとこの会社を見誤ります。完全に客先の施設内での一括請負なのです。相手の懐に入って実績さえ上げれば、顧客企業から絶縁されることはありません。むしろ、切っても切れない仲になってしまいます。人材派遣の場合は、客先に派遣社員のスキルアップを任せますが、何時辞めるか分からない人間に本気でノウハウを教えることはしないものです。また派遣社員もそこまでモラールを高く持つほどの給料を得ていません。何しろ、交通費は自前で持たされる位ですから。
７．４２８１ＤＡＣ △
ＯＳＣは＋９％の４３％まで反発。ＲＳＩも＋５％の３３％まで切り返しました。ＰＥＲはまだ９１倍ですが、オプトの切り返しもあるので、出遅れのこの株にもハイライトが当たるかどうか注目。この会社オプトより２歳平均年齢が高いにもかかわらず、年収はオプトより２２万円ほども低いのです。同じネット広告業界でこれは不可思議ですが、理由は多分こういうことでしょう。博報堂とアサツーディ・ケイとの合弁で、親会社からの出向あるいは転籍組の給料をまかなうために、プロパー社員の給料を抑えているのではないかと思われます。これがオプトが、「一人一人が社長」、という破天荒なスローガンで、社員を鼓舞して突っ走れるのに対して、この会社は親への依存心理が抜けないばかりか、プロパーと出向組との「差別」がもしあれば、社員の意欲の点でオプトに敵う訳がありません。
８．８９０２パシフィックマネジメント △
乖離幅が－５Ｋまで拡大し、ＯＳＣも＋２％の４７％と切り返しております。ＤＡＣで給料に触れたので、ついでにこの会社や同業の給料について見てみました。この会社は３３歳１１８３万円、ダヴィンチ３４歳１３８９万円、ケネディクス４０歳１１９０万円です。ケネディクスが相対的に安く人件費を抑えていることが分かります。だから好業績なのかも知れません。ところで、先ほどの日本エイムは３０歳２８４万円です。日本エイムの低さに改めてビックリしました。また、これが最近言われている格差社会の実態なのであれば、日本を支える「ものづくり」より、単に金をうまく転がすだけで、それそのものは何の新たな価値も世の中に提供しない仕事の方が４－５倍も恵まれている、というのは些か変ではありませんか？？
９．４３１３ＩＸＩ ○
乖離幅は何と－２４Ｋと拡大し、ＯＳＣも前日同値の３３％と、この株にしては４月２４日以来の低さです。４月２８日の決算発表後から押されてきましたが、明日は７５０Ｋ越えを軽くクリヤーするかどうか注目。
１０．５３１０東洋炭素 ▲
ＯＳＣ＋３％の４９％、乖離幅－６０円です。５連敗から脱出し、明日はまずは８５００円奪回がなるかどうか注目。
【ＯＳＣコンバージェンスの注目銘柄】
１１．３８０３イメージ情報開発 △
テクニカル面だけからいくと、乖離幅が－３０Ｋ（４月２７日の安値vs.今日の高値）となり、ＯＳＣも２日連続コンバージェンスしながら、指数値が初値を付けた日に並んでいるという、絶好の切り返し状態に見えます。１１６０Ｋが月曜日に底堅いことが確認できれば、一旦大きく切り返すかも知れません。なお、業績予想は若干下ぶれしそうとの観測があるため、値を伸ばしていないことに注意。創業から３０年強もたっているいわば老舗ＩＴ企業です。青年期を過ぎれば身長が伸びないのと同じで、今更急激に身長を伸ばせといってもそれは無理です。
１２．２４８０システム・ロケーション △
人気がどうも出ないようですが、公募の６千円にタッチしました。しかし、ＯＳＣは＋７％の４７％と、ＲＳＩも＋８％の３１％と大きくコンバージェンスしております。ここからは反転かどうか出来高と共に注目。事業内容のユニークさは先日書いた通りです。クルマのリース会社向けに、ＲＶ Ｄｏｃｔｏｒというクルマの残価算出システムと車種ＤＢを連結したシステムを提供しており、それは業界唯一だということです。バイクの買い取りでアイケイコーポレーションが注目されておりますが、この会社の原動力も標準化された査定システムです。更にこの会社の強みは、Ｗｅｂ入札会というマーケットプレイスにつなげて、いわばオートリースのゆりかごから墓場まで一貫したビジネスを作り上げていることです。おくるまオンライン査定というホームページもやっており、これは個人も対象とした無料のサービスですが、これはおまけでしょう。今はリース専業大手が主要顧客のようですが、それ以外のメーカー系リース会社へも本格的に触手をいずれ伸ばそうとしており、そうなると一気にシスロケのシステムがいわゆるデファクト・スタンダートとなり、中古車の査定・売却の透明性を高めるための業界標準となるかも知れません。まあ、そうした将来性のことも考えて、安いところをコツコツと拾うのも良いかも知れません。
１３．２４７９ジェイテック △
乖離幅－２６Ｋ。ＯＳＣは＋４％の４３％でコンバージェンス。指数値は上場来の最低値です。まだＰＥＲ８２倍ほどもありますが、テクニカルアウトソーシングという分野で、技術者を企業に派遣している会社ですので、人材派遣会社の中では付加価値が高いと考えればそう極端に高くないでしょう。５２３Ｋ越えが明日見られるか注目。
１４．６７２７ワコム ▲
業績はよく、出来高もほどほどにあるのですが、いつもこの株は値動きが緩慢です。ちょっと気短の方には我慢できないほどです。２３１５ＳＪホールディングと双璧をなすと言っても良いでしょう。しかし、乖離幅がこの株価にしては大きく－１３Ｋとなりました。指数値もこのところの最低値です。ＯＳＣは＋７％の５３％と高めですが、この株は６０％台までは十分に付けます。とにかく不思議な株です。不思議と言えば、この会社の本社は何と埼玉県北埼玉郡大利根町という利根川近くにあります。もっとも工場もそこに造ったようですから、合理的な考えをする会社かも知れません。別の表現をすると、ケチに徹しているとも言えます。きっとそのためでしょう。株価がいつもケチくさい動きをするのは。
１５．２３８４ＳＢＳホールディングス △
ＯＳＣが＋９％の３７％まで伸び、乖離幅も－３Ｋと拡げ、何とか底値を脱した様です。業績は悪くなく、ＰＥＲは物流会社としてはまだ２２倍と低位にあるにもかかわらず下げ続けているのは、新興市場全体の動きに足を引っ張られているとしか考えられません。
以上です。ＮＹダウが続落しているのが気になりますが、新興市場銘柄は、金曜日も日経の下落に大きく足を引っ張られることなく、ほどほどの調整に終わっております。明日は銘柄毎の濃淡があるかと思いますが、全体としてはリバウンド局面に入るのではないかと期待しております。
テクニカル用語の簡単解説
【プラ転した注目銘柄】
１．２４１３ソネットＭ３ ▲
いい形で終わっておりますね。しかし、まだ５月１０日の５０６Ｋという安値を抜いていないので油断は出来ません。しかし、ＯＳＣを見る限り＋４％の４１％となり、４月１８日以来の反転となりました。ＲＳＩがまだ１０日の２０％を抜け切れておりません。しかし、１１日の指数値は昨年６月に記録を取りだして以来の最低値です。いくら何でもこれ以上の大幅な下落はこの状態ではないでしょう。
２．８７０１イートレード証券 △
ＯＳＣが＋６％の３９％と伸び＋３Ｋで終了しておりますが、このところのＯＳＣのピーク値は５月８日の５８％でした。右肩下がりの下げ圧力を跳ね返すには相当な力がいるかと思います。なお、指数値でみると４月２１日のそれよりまだ２Ｋ程は高いのですが、昨日より１１Ｋ相当分もリカバリーしておりますので、この勢いが月曜日も続けば値を戻し始めるかと思いますが、ここまで下げ続けると油断はできません。要は、同業のネット証券に比べてＰＥＲ３１倍はまだまだ高すぎると世の中は見ております。ＭＢＨの２２倍と見比べて下さい。北尾マジックでいかに多くの方々がこの株に肩入れしてしまったかということです。そこは北尾氏の老練さが勝ったと言うことでしょうか。既に主要株主は売り抜けているようです。こうなると、やはりこの株は厳しいと言わざるを得ません。それはそれとして、明日は短期でのリバウンドがあるかどうか注目です。
３．８９３６リプラス ○
Ｍ３と同様にＯＳＣが＋９％も伸ばして４２％と抜け出てきました。指数値面でも去年の９月以来の最低値を昨日マークし、今日の切り返しにつなげております。かろうじて底を打った感じです。昨日の下げで灰汁が抜けたようです。来週に期待できそうです。
４．４２４０クラスターテクノロジー △
この株もぴたり上げパターンに嵌って終わっております。 乖離幅－５Ｋ。ＯＳＣは＋１％の４５％でのプラ転終了です。１４９Ｋ越えをあっさりすれば１５３Ｋ越えを目指しますが、その前に今日の１２９Ｋが底固めが出来るかどうか注目。
５．２４７８ＭＫキャピタルマネージメント △
不動産アセットマネージメントを行う会社としては、ＰＥＲ３５倍はまだ少々高いかも知れませんが、テクニカルにはＯＳＣが＋５％の４３％と伸び、乖離幅も－７Ｋと良好です。指数値こそまだ４月２１日より高いのですが、テクニカルには反転の兆しが濃厚です。
６．２３８３日本エイム ▲
乖離幅が－９Ｋと拡大。しかし、ＲＳＩは－１５％の２０％へとダイバージェンス。１５日が決算ですが、４月に強気の中期計画を出しているので、さほどの心配はないかと思います。設計から製造まで請け負うという稀有な会社です。人材派遣会社の常識にあてはめるとこの会社を見誤ります。完全に客先の施設内での一括請負なのです。相手の懐に入って実績さえ上げれば、顧客企業から絶縁されることはありません。むしろ、切っても切れない仲になってしまいます。人材派遣の場合は、客先に派遣社員のスキルアップを任せますが、何時辞めるか分からない人間に本気でノウハウを教えることはしないものです。また派遣社員もそこまでモラールを高く持つほどの給料を得ていません。何しろ、交通費は自前で持たされる位ですから。
７．４２８１ＤＡＣ △
ＯＳＣは＋９％の４３％まで反発。ＲＳＩも＋５％の３３％まで切り返しました。ＰＥＲはまだ９１倍ですが、オプトの切り返しもあるので、出遅れのこの株にもハイライトが当たるかどうか注目。この会社オプトより２歳平均年齢が高いにもかかわらず、年収はオプトより２２万円ほども低いのです。同じネット広告業界でこれは不可思議ですが、理由は多分こういうことでしょう。博報堂とアサツーディ・ケイとの合弁で、親会社からの出向あるいは転籍組の給料をまかなうために、プロパー社員の給料を抑えているのではないかと思われます。これがオプトが、「一人一人が社長」、という破天荒なスローガンで、社員を鼓舞して突っ走れるのに対して、この会社は親への依存心理が抜けないばかりか、プロパーと出向組との「差別」がもしあれば、社員の意欲の点でオプトに敵う訳がありません。
８．８９０２パシフィックマネジメント △
乖離幅が－５Ｋまで拡大し、ＯＳＣも＋２％の４７％と切り返しております。ＤＡＣで給料に触れたので、ついでにこの会社や同業の給料について見てみました。この会社は３３歳１１８３万円、ダヴィンチ３４歳１３８９万円、ケネディクス４０歳１１９０万円です。ケネディクスが相対的に安く人件費を抑えていることが分かります。だから好業績なのかも知れません。ところで、先ほどの日本エイムは３０歳２８４万円です。日本エイムの低さに改めてビックリしました。また、これが最近言われている格差社会の実態なのであれば、日本を支える「ものづくり」より、単に金をうまく転がすだけで、それそのものは何の新たな価値も世の中に提供しない仕事の方が４－５倍も恵まれている、というのは些か変ではありませんか？？
９．４３１３ＩＸＩ ○
乖離幅は何と－２４Ｋと拡大し、ＯＳＣも前日同値の３３％と、この株にしては４月２４日以来の低さです。４月２８日の決算発表後から押されてきましたが、明日は７５０Ｋ越えを軽くクリヤーするかどうか注目。
１０．５３１０東洋炭素 ▲
ＯＳＣ＋３％の４９％、乖離幅－６０円です。５連敗から脱出し、明日はまずは８５００円奪回がなるかどうか注目。
【ＯＳＣコンバージェンスの注目銘柄】
１１．３８０３イメージ情報開発 △
テクニカル面だけからいくと、乖離幅が－３０Ｋ（４月２７日の安値vs.今日の高値）となり、ＯＳＣも２日連続コンバージェンスしながら、指数値が初値を付けた日に並んでいるという、絶好の切り返し状態に見えます。１１６０Ｋが月曜日に底堅いことが確認できれば、一旦大きく切り返すかも知れません。なお、業績予想は若干下ぶれしそうとの観測があるため、値を伸ばしていないことに注意。創業から３０年強もたっているいわば老舗ＩＴ企業です。青年期を過ぎれば身長が伸びないのと同じで、今更急激に身長を伸ばせといってもそれは無理です。
１２．２４８０システム・ロケーション △
人気がどうも出ないようですが、公募の６千円にタッチしました。しかし、ＯＳＣは＋７％の４７％と、ＲＳＩも＋８％の３１％と大きくコンバージェンスしております。ここからは反転かどうか出来高と共に注目。事業内容のユニークさは先日書いた通りです。クルマのリース会社向けに、ＲＶ Ｄｏｃｔｏｒというクルマの残価算出システムと車種ＤＢを連結したシステムを提供しており、それは業界唯一だということです。バイクの買い取りでアイケイコーポレーションが注目されておりますが、この会社の原動力も標準化された査定システムです。更にこの会社の強みは、Ｗｅｂ入札会というマーケットプレイスにつなげて、いわばオートリースのゆりかごから墓場まで一貫したビジネスを作り上げていることです。おくるまオンライン査定というホームページもやっており、これは個人も対象とした無料のサービスですが、これはおまけでしょう。今はリース専業大手が主要顧客のようですが、それ以外のメーカー系リース会社へも本格的に触手をいずれ伸ばそうとしており、そうなると一気にシスロケのシステムがいわゆるデファクト・スタンダートとなり、中古車の査定・売却の透明性を高めるための業界標準となるかも知れません。まあ、そうした将来性のことも考えて、安いところをコツコツと拾うのも良いかも知れません。
１３．２４７９ジェイテック △
乖離幅－２６Ｋ。ＯＳＣは＋４％の４３％でコンバージェンス。指数値は上場来の最低値です。まだＰＥＲ８２倍ほどもありますが、テクニカルアウトソーシングという分野で、技術者を企業に派遣している会社ですので、人材派遣会社の中では付加価値が高いと考えればそう極端に高くないでしょう。５２３Ｋ越えが明日見られるか注目。
１４．６７２７ワコム ▲
業績はよく、出来高もほどほどにあるのですが、いつもこの株は値動きが緩慢です。ちょっと気短の方には我慢できないほどです。２３１５ＳＪホールディングと双璧をなすと言っても良いでしょう。しかし、乖離幅がこの株価にしては大きく－１３Ｋとなりました。指数値もこのところの最低値です。ＯＳＣは＋７％の５３％と高めですが、この株は６０％台までは十分に付けます。とにかく不思議な株です。不思議と言えば、この会社の本社は何と埼玉県北埼玉郡大利根町という利根川近くにあります。もっとも工場もそこに造ったようですから、合理的な考えをする会社かも知れません。別の表現をすると、ケチに徹しているとも言えます。きっとそのためでしょう。株価がいつもケチくさい動きをするのは。
１５．２３８４ＳＢＳホールディングス △
ＯＳＣが＋９％の３７％まで伸び、乖離幅も－３Ｋと拡げ、何とか底値を脱した様です。業績は悪くなく、ＰＥＲは物流会社としてはまだ２２倍と低位にあるにもかかわらず下げ続けているのは、新興市場全体の動きに足を引っ張られているとしか考えられません。
以上です。ＮＹダウが続落しているのが気になりますが、新興市場銘柄は、金曜日も日経の下落に大きく足を引っ張られることなく、ほどほどの調整に終わっております。明日は銘柄毎の濃淡があるかと思いますが、全体としてはリバウンド局面に入るのではないかと期待しております。
