株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(1.10.07)

2007-01-09 20:47:16 | 明日のモニタリング銘柄
やっと後場には入って少しはマザーズの出来高が増えたようです。それでも4日の半ドンの時の約半分の出来高です。

しかし、筆者が注目している銘柄は不思議に上昇。場全体が悪かったので引けまでは待てずに、3814アルファックス・フード・システム、3230スターマイカは早売りでしたが益出しはしました。持ち越しは因縁の7972イトーキと引け際に357Kで買った2132アイレップだけです。アイレップはOSCを6%も下げながら(31%)、しぶとく+4Kの357Kで終わっております。しかも上場来安値圏。RSIは+4%の28%、VRも88%と上昇。そして、乖離幅が何と-19Kと拡がっております。こうしたテクニカルポジションが明日はどう出るか注目するための買いでした。一方イトーキはこの株としては最近珍しく1240割れが後場を通じてありませんでした。誰かがこのあたりで買わせるために頑固に守った感がありました。これでOSCが+3%の31%、RSIは13%も上昇しての19%です。VRのみまだ29%ですが、12月22日をOSCの底値(25%)としての、約70円のダイバージェンスでのプラ転は、これでこの株がまた底に沈むようだと、日本伝統の一目均衡表に敬意を改めて表したいと思います。引けに1241円で追加買いを入れたのですがわずかなところで約定せずでした。

と言うわけで、新年の最初の勝ちとなりましたが、地合が悪くても上がる株は上がります。明日も勝って少しでも旅行の足しにしたいと思う次第。

あっ、忘れていました。新興市場のOSCですが、マザーズ指数は-4%の41%、ヘラクレス指数は同値の49%です。中途半端です。これでは銘柄選別が進まざるを得ません。

テクニカル用語の簡単解説

1.2461ファンコミュニケーションズ
 この株、土壇場まで追い込まれました。しかし、まだOSCは40%で12月19日の39%をかろうじて上回ってはおります。既に直近の安値も割っておりますが、明日はここから更に押されたら、それこそ底抜けとはなりますので、安いからといって手出し無用かと。OSCが30%前後までは落ちる株です。ウォッチ継続はするものの迂闊に手を出すと容赦ない売りが待ちかまえていることがあります。そこは注意しながら地合に乗って離陸するようなら、切符を買って乗ってみるのもありかと思います。何せ指数値面では最安値更新中。

2.2489アドウェイズ
 今日もこの株、しつこく売り攻勢に晒され-9Kで上場来安値更新。一体誰が売っているのか?ロックアップは6ヶ月あるので、まだ今月24日でないと解けません。こうなるとトコトン落ちるところまで付き合うのが流儀かも知れません。目安は2度付けているOSC28%です。今日はまだ3日連続34%です。RSIは16%ですが、この株、昨年9月26日に9%という値を付けております。指数値はしかし最低値更新。VRは36%と若干上昇しております。明日の180K割れからは幾ら何でも反発があるでしょう。掲示板で先日から誤送金問題などが書かれております。何かこのあたりの経理上の問題が絡んでいるかも知れません。(未確認情報です)必ず上げる雰囲気に転じてからでも遅くはありません。

3.3813ゴメス
 地味ですがゴメス。出来高少。OSC37%→39%で10K終了。チョイと不気味。

4.3064MonotaRo
 物太郎と読みます。上場来安値更新といってもまだPERは29倍です。上場前にウェブページを見ましたが、単なるネットでの物売りではありません。外国物の安くてよい道具なども取り揃えているようです。なかなかに面白い会社と見ました。何故に最後がRoとRが大文字となっているのか?この一捻りが筆者のお好みです。Rを大文字にしないとそれこそ「桃太郎」と呼ばれてしまいかねません。Rの大文字があるお陰で、そこをうまく逃れております。このセンスで何故上場来安値まで押されたのか。明日は今日の安値を巡る攻防からの浮上を狙うもので

5.4331テイクアンドギヴニーズ
 今日の注目銘柄です。RSIが20%に近づけばと言いましたが、終値ベースでちょうど20%です。OSCは-5%の31%とまだ高い水準。12月22日の37%(終値99200円)からはとっくに底抜けしております。やはり一度OSCは20%台、RSIは10%台への突入が必要でしょう。すると80K割れも覚悟せねばなりません。VRは押しに押されて21%です。これも1桁が望ましい。この寒い時期に結婚式は少ないとはいえ、やはり噂は恐ろしい。まさか場中に社長がしょっ引かれることはないでしょうね。あのホリエモンも夕刻でした。いや、しょっ引かれるかどうかは全く不明で藪の中ですので誤解のないように。

6.4788サイバーコミュニケーションズ
 もう1つの注目銘柄。これはテクニカルには理想的に抜けてきたようです。OSCは+5%の35%で、直近の12月28日の33%を抜きました。この時の終値は94K。明日は地合によって、この機に及んで更なる売りを浴びせる「怖いもの知らず」が暴れるのか、それともあっさりと観念して買い戻しに入るのか、どちらの可能性が高いかというと後者だと思います。外れたらご免。

7.4813ACCESS
 アプリックスよりもこの株の方が、「下げっぷり」が良かったようです。後少しです。OSCは-1%の25%。ターゲットとしている12月20日の21%まで後4%の下落です。大幅下方修正の株です。ちょっとやそっとで上げに転じてはいけません。世の中に申し訳が立ちません。ここは1つ、その12月20日のRSIの1%までの下げは必要ありませんが、せめてOSCで10%台に一時でも突入するくらいの、「土下座下げ」があっても悪くはないかと思います。これで損をこいた方の怨念はそれほど強いかと。しかし、こんなに人の不幸をネタにして、筆者もついに死肉をあさる「ハイエナ」に成り果てたかのようです。こりゃいかん。もう少し品格を持たねば。

以上です。

最後に、トレーダーズショップ感謝祭の自由席チケット無料進呈は後1名様限りです。お早めに、mariomari@goo.jpまで送り先をお知らせ下さい。
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新興市場は出来高細るが

2007-01-09 11:27:15 | 株に出会う
タイトルにあるのはマザーズのことです。今日の前場は5日に比べても出来高はまだ下降中です。いくら日経先物が上げても、皆さん日経の大型株の方に参集しているようです。
マザーズ指数のOSCはそのため順調に下落し41%(前日比-4%)です。これが金曜日なら、シカゴCMEの大下落に誘われて、少なくとも寄り付きからの日経先物の下落に伴い大きく下げていたところかも知れません。昨日のシカゴの反転が功を奏したようですね。

ヘラクレスは出来高が分かりませんが、OSCも何とか反転し+3%の52%です。特にグロースの伸びがよろしいようです。+12.76ポイント。マザーズを見る限り新興市場は悲観的、ヘラクレスは12月26日のOSCを抜いており上昇基調と、股裂き状態です。マザーズにしても一定の下げ止まり期待はあるのでしょうが、お客さんがどこかに逃げている状態では、上げるものも上がらないようです。

持ち越しの3814アルファックス・フード・システムは179Kまでの投げがありましたがそのままキープ。今日、明らかな反発を見せた7972イトーキを、この前のリベンジを果たすべく、やはり少し我慢が足らずに1245円で買い、押しに押されている3230スターマイカを初動の上げからの少しの下落の314Kで買いました。この初動の垂直上げからは必ず押し目が入るのがこの手の株の特徴ですが、つい隣の芝生は美しく見えるものです。指し値こそしませんでしたが、少し甘い下値での待ち伏せとなりました。やはりVWAP(10時9分の309K)あたりに収斂してくるのを見越しての待ちが正解でした。理屈では分かっていながら動揺するのが人間の心理ですので、これは致し方ありません。そのまま垂直上げ状態での一服からいきなり大量の買いが入ったりするものですから、今日はどちらのコースを辿るのかなど、女性のその日のご機嫌窺いと同じようなもので、そんなもの事前に分かるはずもありません。やはり、エクセントリックなことは長い時間は続くものではないので、冷静にひたすら頭を垂れて、下を向く(下値でおとなしく待つ)のが一応の正解ではないでしょうか。それでも更に正のフィードバック(更にエキセントリックの度合いが増す)が働くとしたら、それはあなたの「存在」そのものに、根本的な問題があるのかも知れません。相場でいうと、マザーズの出来高が少ない(取引所の収入が少ないことに通じます)ということのように。もしかしたら「貧すれば鈍する」といった「不幸」な事態が背景にでもあるのではないかと。。。。筆者は、幸いにして相場で貧していないのが功を奏してか、今のところそのような事態には至っていないようです。だから、負けるわけにはいかないのです。
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