株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(1.25.07)

2007-01-24 22:41:06 | 明日のモニタリング銘柄
まず、新興市場から。マザーズ指数、ヘラクレス指数のOSCともに前日と変わらずです。69%と73%です。マザーズ指数は3日連続マイナスもさることながら、出来高が前日の3分の2に、前々日の4分の1にまで落ちていおります。まただらだらと資金が逃避していく前兆でしょうか。対する日経225平均の方は、出来高がじりじりと上がっております。対照的ですね。

今のところは高止まりしながら、銘柄毎の明暗が分かれて選別が進んでいる感じです。全面安になっているわけではありません。しかし、上値そのものは重く、値動きがある銘柄でも利益を上げるのが難しくなっています。

結局、今日の稼ぎは前場にたたき出したもののみ。後場は下げ相場でしたので手出しは出来ませんでした。

NYが上がってシカゴCMEも上げた時は、前場こそその流れを引き継ぎますが、後場には利確の動きが多いということは、統計的な事実です。シカゴと大証の日経先物の関係では、シカゴより大証の始値が10円~20円の上のギャップでは売り、30円~140円では買い、150円以上は売り、というのが統計的な事実のようですから、これは頭に入れておいた方が良さそうです。今日は、ちょうど100円の上のギャップで始まりましたから、寄り付きでの買いが正解でした。

ちなみに、下に窓を空けてのギャップでは、10円~140円が買い、150円以上が売り、というのが統計的な事実です。これも覚えておいて損はなさそうですね。もちろん統計ですから例外もありますが、この市場原則を知っているのと知らないのとでは対処の方法がチョイと異なります。

なぜこのようになるかは、皮膚感覚としては分かります。行き過ぎに対する市場のブレーキングのようなものですね。市場が総悲観になった時はまさに買いなのです。逆に総楽観になった時こそ売り時なのですね。

さて、大きなトレンドとしてはマザーズ指数に見られるように、新興市場は出来高がシュリンクしながら調整中です。対する日経225平均は、OSCが+1%の63%とジリジリと上げ基調です。1月16日の17202円を付けて終わった時のOSCが49%でした。そこからの上げ基調ですが、OSCで68%ピッタリまでが昨年夏以降の天井の数字です。まるで計ったようですが本当です。ということは、後少しは日経は強気が勝つかもしれません。にもかかわらず、今日のような強い日に新興市場は伸びていないという事実は何を意味するのかを考えておいた方が良さそうですね。日経が強い間は、昼間のブログにも書いたように個別物色ですが、段々とその物色できる銘柄もなくなってきたようです。

そんな中での明日の注目銘柄です。

1.6263プロデュース
 そろそろ監視体制に入った方が良さそうです。OSCは50%ですが、まだ年末の44%からの調整過程です。700Kの前半あたりの底に注意。12月13日~14日と、1月15日~16日に反発に転じた時は、共にVRが40%を下から抜ける時での反発でした。1つの目安として、VRが一旦40%を切ってからの浮上のタイミングを狙うのが良さそうです。そういう観点からは、今日のVRはまだ186%もありますので、まだ落ちきっていないと言うことでしょう。あと数日かかるかも知れません。ちなみに、マザーズ指数の1月16日の反発は、VRが前日の25%からこの日は43%で終了してのものでした。ちなみにゴールドマンは買い推奨継続で目標価格は125万円との考えは変えておりません。

2.8947ノエル
 地味な株です。11日に上方修正してもそこから株価を下げる始末。しかし、じりじりと持ち直してきました。今日も引けに高値をつけ、OSCは+8%の54%です。明日の押し目では280Kあたりが破られなければ面白いかと思います。しかし、繰り返しますが信用取引もできない地味な株です。気の短かい人は寄りつかないことです。

3.3349コスモス薬品
 この株VRが35%→65%と抜けてきました。高値での終了です。この株、可憐な名前とは逆に、いわゆる市場のトレンドには追随しない偏屈株ですので、OSCが46%→49%と伸ばしていることと合わせてまだ明日は上昇余地がありそうです。

4.2491バリューコマース
 このところ調子を崩しております。押し目狙いです。OSCは+3%の48%とコンバージェンス。指数値面からも後12K程の下落が欲しいところです。地合が悪ければ売り方が調子に乗って売り浴びせるでしょう。ひょっとして170Kに近づいた辺りからは怖くなって買い戻しにかかる、そのタイミングに乗る手です。

5.4764デジタルデザイン(通りすがり氏のコメント参照。ヤフー掲示板によるとIXIからの仕入れあり。買わない方が無難。
 全く動かない日でしたが、OSCも35%と前日比イーブン、指数値は直近の安値更新、乖離幅は-8Kと良好、売買判断指数も25%と下落、直近安値に後1Kと迫る、とまあこのような条件が整ってはおりますので、何かの拍子に動意づくかも知れませんので、ウォッチはしておいた方が良さそうです。但し、何度も言っておりますが、代金回収を巡る騒動のケリはまだですので深入りは禁物です。

6.8934サンフロンティア不動産
 先日は高値更新の勢いかと思いましたが、その後少々もたついております。しかし、今日は出来高も少ないものの、売り物も少なくOSCは地道に+2%の50%まで上げました。この株、行く時は72%まで持っていく地力があります。いわゆる乖離幅も絶好です。VRはまだ119%です。他にめぼしい銘柄もないことから、この株の明日の動向にもチョイとご注目。

7.6877OBARA
 こういう真面目な溶接機器など作っている会社は、筆者、好きですね。8月21日に利益があまり伸びないと言うことで、一旦4000円を割るところまで売り込まれましたが、別に業績が悪化したわけではありません。期待利益予想を下回ったことに対しての市場の反発でした。それからはいわゆるボックス圏での株価循環をしております。四本足を見ても一体いつが買い時かよく分からないと思いますが、明日の押し目が買い場かと思います。但し日足での一目均衡を見ると、今日はついに雲に突っ込んでおります。4400円台のキープができるかどうかが分かれ目でしょうが、それを破られると完全に雲の下に落下と相成りますので注意。天上へと引っ張り上げる「救い主」が現れることを期待しましょう。

OBARAと英語にしたのは正解でしょう。会長の名前をとっての「小原」だと、例の庄助さんが連想されます。会社で朝寝・朝酒・朝湯ざんまいでは、「救い主」が来るどころではありません。

8.7873アーク
 2月14日決算。8月11日の時は大幅下方修正で2日で700円下落。このことは一応頭に入れておいて下さいね。VRはついに38%と40%を割り込みました。OSCも27%です。今日の下げも結構なものがありました。どこから売りが涌いてくるのかと思うほどですが、1円刻みの値段なのでめまぐるしく見えるだけかも知れません。あくまで短期勝負ですが、プラ転してOSCもコンバージェンスないしはプラ転しての、VRの30%越えがはっきりした時は、少なくとも戻すでしょう。しかし、決算日を決してまたがないことです。決算前に一度戻すのがこれまでの他の株の通例です。試作品製作での世界規模のビジネスを展開している希有な会社ではあります。全く関係ありませんが、ウェブのURLがwww.arrk.co.jpとrが2つあるのが、チョイと気になります。プロフィールによると、「ARK=ノアの箱船」+ロマンの「R」をくっつけたと説明されておりました。しかし、何故「方舟」ではなく、「箱船」なのかの説明はありません。ようやく分かりました。このあたりの「いい加減さ」が今回の株価低迷の理由でしょう。社長、早くHPを直した方がいいよ。

9.2411ゲンダイエージェンシー
 この株、明日が正念場です。何とかOSCも38%→41%へと反転させ+8K終了です。VRは35%です。今日終盤に211Kで指し値をしましたが出来ず。明日の値動き次第で一枚噛もうと思っております。

10.6041ボッシュ
 今日は期待を裏切ったロバート。580円で待っておりましたが来ませんでした。しかし、こうした1部上場の真面目な株でも、585円まで落ちる時の激しさといったらありませんでした。多分機関投資家の自動システム売買機能でも働いたのでしょうか。明日も押し目狙いです。OSCは38%→45%までコンバージェンス。このまますんなりとは上がる筈はありません。もう一度の押し目で586円あたりで止まってからの反転を期待。環境問題解決の期待の星、ディーゼル、何とかして上げて欲しい気はありますが、何せ機関投資家相手ではチョイと象と蟻の闘いです。

11.3817SRA
 これも明日の押し目狙い。詳細理由は省略。

今日も遅くなりました。このあたりで止めにしておきます。つい欲深くて、またまた11個も注目銘柄を捧げてしまいました。それでは明日の良い夢を。
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個別物色継続で

2007-01-24 11:24:08 | 株に出会う
今日はNYそしてシカゴCME先物も大きく上昇してのスタートでしたので、新興市場もマザーズ指数は一時マイナス圏に沈むも、何とか前場終了ではプラスに持ち込んでおります。しかし、出来高は急減しております。一部の出遅れ株に物色の矛先が向かっているだけのようです。

東証1部はこの追い風をベースに、持株の7972イトーキでやっと一矢を報いました。上げ目途の第一段階を1270円に置いておりましたが勢いが良く、その第一段階での少々の睨み合いから上に抜けていきました。さすがに1300円には届くまいと考え、結局大きな売り板の少し下の1277円で売ってしまいました。思ったより、今日のこの株の「打ち上げ花火」の勢いは強かったようです。これまで押されすぎでした。そこのところのエネルギーの溜まり具合を少々見誤ったようです。こうした株の場合、打ち上げられた花火は上空でそれなりに滞空し、少しは見物客を楽しませる絵を描く筈でした。その段階まで待って売っても遅くはありません。分足で見ると1290円を挟んでの動きです。そこから25本移動平均線を下に抜けそうなタイミングで売っても、1285円前後では売れた筈です。こうした細かなテクニックがまだまだ足りません。

一方、先日からの注目銘柄の3814アルファックス・フード・システムですが、これは朝方の停滞から200K越えで急に動意付きました。やむを得ず203Kを指し値したのですが、こうした株にお定まりのように一旦、それを待ちかまえていた方々の売りが入りました。202Kや201Kで拾う方もおりましたが、筆者は少し欲を掻いて200Kで追加買いを入れておきましたが、5分ほどの睨み合いの後、203Kが崩されるや否や、数十枚の成り買いが入り再上昇を始めました。この株の特性として、どちらかというと線香花火に終わる可能性が高かったので、指し値は207Kとしておきました。実際には少しオーバーランしての210Kまで瞬間では行っておりますので失敗ですが、+1K足しての208Kで指すのが正解だったのでしょうね。

このように、その株が持っているモーメンタムと残されたエネルギー量を見計らいながら、どこで売買をするかが勝敗を分けるかと思います。

イトーキの場合は、昨日からじっくりと値動きを観察しておき、OSCがきちんと+2%の48%に上げ、そして+1円(これが大きい)で終わるのを見定めてからの買いでした。こうしたケースは過去の経験から上げるケースが多いのですね。

そこに外部環境の良さが、この株に久しぶりにぶつかってきました。既に25MAは越えていますので、このまま明日も上昇するかはチョイと疑問ですが、OSCで見る限りまだ52%です。前回の連チャン上げの時は11月24日の39%から29日の59%までは行っておりますので、もちろん後7%程の上げ余地はあろうかと思います。その時は、1300円越えから1320円位まででしょうか。

後は、楽天のマーケットスピードの期限切れが迫っているので、注目銘柄から8734アストマックスを昨日安値の127Kで待って、17日の安値の132Kで売りました。これは程よくタイミングがあったようです。

今日の新興市場は2連敗での調整の後の、外部環境の好転による反転ですが、特にマザーズがまだまだ弱いので、買い上がりには注意が必要です。

買うとしても、テクニカルな判断も入れながらの個別物色に徹した方が良いかと思います。
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