株に出会う

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分かっちゃいるけど

2007-01-26 11:31:10 | 株に出会う
NYが予想通り下げ、シカゴ先物も300円(大証比では-105円)も下げたので、特売りスタートの銘柄が多いのは当然でした。しかし、日経が最高値を付けたばかりのこの段階では、こうした押し目での底買いが有効であることは、頭では分かっちゃいるけれども、肝心要ののお手々が動きませんでした。

7873アークの反発は必至とは見ていましたが、今日の地合の悪化にもっと押されるのだろうという弱気が頭をもたげて来ましたので、朝方に1592円まで落ちた時は、もう駄目かといいう想念が既に勝っておりました。

それから、今日から試しに使うことにしている「分足の一目均衡表」が不慣れなせいもあり、もたもたしているうちにスルスルと上昇です。参考までに、デイトレで有効だとされている一目均衡表は転換線だけを見ます。その転換線を実際の値段(ローソク線)が下から越えた時が買いというのがセオリーのようです。売りは逆です。まさに1604円辺りで転換線が見えており、その時のアークの値段は1604円を越えようとしておりました。アークの朝一番の直噴ロケット弾の軌跡を見てみて下さい。1604円あたりで一度息をついているのが見えるでしょう。その後1610円でも息をついておりますが、遅くともこの段階で咄嗟に買い参入しなければ、上空まで一緒に連れて行って貰えません。これがあっという間の出来事ですので、瞬発判断力が要請される所以です。

アークは極端な例ですが、どの株も朝の押し目からの切り返しを虎視眈々と狙っている方々が大勢いらっしゃいました。マザーズ指数は前場終わりにかけて何とプラ転です。日経225先物が-100円あたりでうろうろとしているのにです。そして気が付くと両M&A銘柄の2127M&Aセンターと2126GCAが共に結構上げておりました。

さて、この状況をこの週末の金曜日としてどう見るかということですが、OSCはマザーズ指数が62%、ヘラクレスはまだ-3%の58%です。1月19日を頂点としての下降傾向の中の小反発の域をまだ出ておりません。今日の前場終了にかけての動きで、後場に新たに買いに入る方は、前場の出来高を見る限りあまりいそうにありません。デイトレ中心のセミプロ級の方々によるリバウンド狙いでの利ザヤ稼ぎ(筆者も含めて)のヤクザ者同士の騙し合いか食い合いに、後場は終始するのではないでしょうか。良くてイーブンか小プラス終了、悪ければ-10ポイントあたりまでの下落で終了、というのが筆者の見立てです。

そんな中で、6849日本光電工業を2565円で、ゲンダイエージェンシーを208Kで一応仕込みました。光電は動意付いてそのまま上に行きかけた最悪のタイミングで掴んでしまったものです。分かっちゃいるけど、こっちの方はつい釣られてしまう悪癖が顔を出しました。一目均衡で転換線を上に抜けたので買ったのですが、道具でも何でも要は使いようですね。身につけるまではチョイと時間がかかるようです。そして、何よりも分足の一目均衡表の確認に時間が取られて、値動きの早さに追いついていけません。朝一番の使用は若者であっても駄目でしょう。ましてや?おや!!といったところでしょうか。PC3台の光回線で今はやっておりますが、そんな程度では駄目ですね。この領域に身の程をわきまえずに突っ込むのは、止めにしておいた方が良さそうです。もっと場が停滞していて、急に動意尽くまでに時間がたっぷりとある時に使うことにしましょう。
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