株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(1.24.07)

2007-01-23 21:58:04 | 明日のモニタリング銘柄
今日は日経が停滞し、新興市場は予定通りの続落でした。まあ、マザーズ指数の日足を見てもお分かりのように、アイガー北壁を登るような勢いで突っ走りましたから、更にその上をよじ登るようだと、これはお天道様がひっくり返ります。

OSCは、マザーズ指数が-3%の69%、ヘラクレス-1%の73%です。まだまだこの寒い中、北壁に杭を打ってぶら下がっている方が大勢いるようです。ところで、日経ジャスダック平均というのがありますが、これのOSCは何と93%にも達しております。昨年の8月の23日に84%というのがありますが、これを抜いて最近の最高値でしょう。TOPIXは70%で前日と変わらず。77%という数字が昨年の8月16日にマークされておりますが、それ以来です。いずれにしてもかなり過熱気味の相場と言えます。NYも変調をきたしかけております。あまりここからの強気はお勧めできません。もっともご自身でのご判断が第一ですが、1つ参考までにチョイと面白いデータをご紹介します。

ドルコスト平均法というのをご存じかと思います。筆者は今は金を田中貴金属で毎月積立でこの方式で買っております。もう1つ三井物産で一昨年の3月~6月にかけてスポット買いを集中的にしております。平均購入価格が1470円ほどです。この三井物産分のこれまでのリターンが45%です。その後金はジリジリと上昇し今の買値は2500円ですが、その間も田中貴金属ではドルコスト平均法でコツコツと買ってきました。そして改めて計算してビックリしたのですが、こちらの方のリターンは47%です。安いときに集中して買ったケースよりも、リターン率が良いのです。両方とも今の売値ベースで計算してあります。

これがこの方法の威力なのです。株も同じです。高い時は買う株数を減らす必要があります。逆に落ちている時は増やすことが必要です。これを機械的に行えば、右肩上がりの株であれば、必ず短期勝負の方々よりもリターンがよいことになります。機械的に行うことが肝要です。人間の意思を入れてはなりません。

またまた余談でした。あまりお勧めする銘柄はなさそうですので、比較的簡単に明日の注目銘柄です。

持株は、引け近くに1251円で買った因縁の7972イトーキのみです。

テクニカル用語の簡単解説

1.3233ファンドクリエーション
 これは押し目待ち。最低11日の172Kを下回らないと駄目のようです。指数値的にも後10K程の下落を期待。OSCでは今日の52%から40%に近くなるところまで。

2.8734アストマックス
 これは色々と仕手性の強い株ですが、19日にOSC39%を付け、そこから今日で43%へとコンバージェンスし、かつ、指数値が1月5日のそれに後3Kまで迫っております。つまり、明日の押し目で125K前後からの急反発がありうるということです。

3.3825リミックスポイント
 今日予定通り下げはしましたが、これでOSCは+3%の39%へとコンバージェンスしました。1月15日と似たような状況です。翌16日は一旦20K程下げてから反発に転じております。その再現なるかどうかに注目。寄り付きが大事。押されても今日の安値の788Kあたりで踏みとどまれれば、そこからの反発があるかも知れません。

4.7936アシックス 
 まだ膠着状態です。OSCもわずか+1%の57%ですが、何とか昨日の安値を抜いて終わりました。1月15日を起点とするダイバージェンスは強化されております。明日押し目で1437円をキープ出来れば、そこから反転になるかも知れません。しかし、ボラティリティが少ない株というのはテクニカル予想が難しいですね。

5.2411ゲンダイエージェンシー
 今日は予定通りの下落でOSCも38%まで来ました。10日の36%がターゲットとなります。RSIもまだコンバージェンスはしておりませんので、明日は200K割れの確率がかなり高くなってきました。途中まで踏ん張ってはおりましたが、大きな買い板も徐々に崩されました。あと一息でしょうか。

6.3436SUMCO
 まだ落ちきっておりませんが、そろそろこの株も東洋炭素のように持ち直しの気配が感じられます。1月11日の安値が気にはなりますが、ここは、一旦押し目を形成した1月16日のOSC48%を起点に考えて、今日の51%での20円高。乖離幅ゼロというポイントを評価しておきたいと思います。

7.6041ボッシュ
 もう一度ロバート・ボッシュ。OSCはついに38%にまで落ちました。VRも47%とこれまでの最低水準です。明日は、今日の608円を強く意識し、この辺りからの反発を狙う手。26週移動平均からの乖離がまだ少なめですが、グランデルの法則からいくとそろそろ反発体勢に入る筈。指数値は11月21日を少し下回りました。前回はそこから70円ほど上げた訳です。しかし何故今回の低迷を招いたのかが不可解。

以上です。
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魅惑のメゾソプラノ

2007-01-23 12:16:49 | 折々の随想
中学生の時からクラシック音楽を聴き始め、20歳過ぎからはバッハ一筋に聴き込んできました。その中で、ひときわその声に魅せられてきたのが、1980年に急逝したカール・リヒターがミュンヘン・バッハと共に使う声楽家達でした。特に、フィッシャー・ディスカウやヘルタ・テッパーは昔からのお気に入りでした。

最近、といっても10年ほど前から、その美声に魅せられているのが、Magdalena Kozenaというメゾソプラノです。まさに研ぎ澄まされてどこまでも伸びるその透明感のある声は持って生まれた天性と言えるかと思います。

ところが、今回のマルタ島への旅行の際のヴァージン・アトランティックの機内のオーディオアルバムで初めて知った、Juliette Pochinというメゾソプラノのソロデビューアルバムを聴いて、Kozenaよりも艶やかで暖かみのあるそのメゾソプラノにすっかり魅せられてしまいました。

さっそく帰国してからアマゾンで入手して聴いております。(82876821222)興味のある方は、彼女のサイトで視聴もできます。バロックの音楽に乗せて短くも美しいアンダンテの曲が15曲ほど収録されております。そのうち6曲はVivaldiの四季からです。残念ながらバッハは無伴奏チェロ組曲に合わせてのAve Mariaのみの収録ですが、より親しみやすいバロック音楽を背景にしての、そのメゾソプラノの魅力は、一度ワインでも飲みながら味わうと、ある種の至福感に陥ることは間違いないでしょう。

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頂きを極めすぎたか?

2007-01-23 11:28:15 | 株に出会う
予測通りには下げておりますが、この調整は2-3日で終わるとの考えは一旦白紙に戻します。何しろ一時はOSCを80%台に乗せるほどに上げすぎた新興市場。その反動はやはり馬鹿には出来ません。

出来高も徐々に減少中です。今は利確組と買い上がり組のせめぎ合いで、昨日後場からのトレンドが勝って、買い意欲減退中と見ます。10キロシティマラソンの最初の給水場にやっとの思いでたどり着いて棄権した方も多いかと思います。

ちなみに、マザーズ指数のOSCは-5%の66%、ヘラクレス指数も-5%の69%です。これは昨年10月23日頃からの状況に似ております。その時の頂きは、マザーズのOSCが67%、ヘラクレスが73%でしたから、今回よりも低い頂きでした。その後の経過は、19日から20日をかけての24%と27%への調整でした。途中で6回ほどはプラ転しておりますが、概ねじり安の経緯を辿っております。

これと同じ軌跡を今回辿るかどうかの断定はもちろんできませんが、マザーズが昨年の8月16日にOSCで74%という頂きを極めた時も、21日かけて9月14日に21%という底を見ております。その間のプラ転もやはり6回。昨年はこのようにかなりの日柄をかけてOSCを20%台の前半まで調整してきました。

今年の動きは昨年ほどではないと筆者は見ておりますので、調整の日柄とOSCでの下げ止まりは少々緩慢になるのではないかと思います。OSCでは30%前後、日柄は15日程度です。

そうすると、今回の調整は紆余曲折を経ながらも、年初に予測した2月中旬頃に一旦底を打つというパターンを想定しておいた方が良さそうです。途中の反発も数回はあるでしょうから、その期を狙っての慎重な売買をしばらくは続けた方が良さそうです。

今日は、そう言うわけでほとんど真面目に買う気にはなりませんでしたが、最初の押し目で買い逃した銘柄から2120ネクストの反発を期待して303Kで買ったものの、その後304Kまでしか行かず、先物に連動して下を目指す動きの中で302Kであえなく撤退です。それ以外の指し値もいくつかしておりましたが、ほとんどキャンセル。後場も基本的には大きな流れを掴みながらの、もしやったとしても短期でのトレードの予定。

それにしても、反発する銘柄はきちんと反発しております。月曜日の注目銘柄に挙げていた3815メディア工房です。昨日からウォッチ開始しておりましたが、あまりに上値が重く、今日のGUでのスタートも半信半疑でした。しかし少々の押し目からは+10Kあたりまで昇ってしまうと、もう手出しを躊躇してしまいます。このあたりのタイミングをきちんと合わせることが依然として課題です。

今日は、阿蘇国際女子マラソンの件もすっかり忘れて、真面目なコメントに終始しました。これで少しは気高い婦女子の方々の評判も改善されることでしょう。
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