株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(1.22.07)

2007-01-21 22:13:13 | 明日のモニタリング銘柄
マルタ島から帰ってきたばっかりですので、今日は気がついたことや、気になる銘柄について簡単に書いてみます。(と言いながら、書き終わってから振り返ると、例によって長文になってしまいました。今年こそ悔い改めねば!?)

まずマザーズの出来高。1月15日はたったの90万株でしたが、それが998万株と10倍に激増。まるで浦島太郎の心境です。もっとも9月21日は1522万株、10月23日でも853万株ありました。ジンクスから行くと、このような出来高急増の翌日は2-3日の調整を余儀なくされているようです。

マザーズのこの1247ポイントというのは、何と9月13日の安値を上回る水準なのです。4ヶ月も前の水準です。その先の節目としては8月24日の1371ポイントというのがありますが、ここまで一気に行くことはまずあり得ません。(それ以降に1331というのが9月6日にありました。これが次の節目でしょう。)やっと退院した病人が近所の散歩が出来るからといって、シティマラソンにエントリーするようなものです。必ずや2キロほど走ったところで息が切れるに決まっております。人間の体はそのようにできております。豹が獲物を追いかける時間はわずか数分と聞いております。各種動物はそれぞれの生息環境に合わせた特徴をもっておりますが、株式市場はましてや人為的に作られたものですので、皆さんの総意でしか値動きはしません。

マザーズ指数のOSCは8%も上がって76%です。ヘラクレス指数も+2%の77%です。マザーズ指数のこの数字は、あの一昨年の12月19日の狂乱相場の時に付けた82%に次ぐ高い数字です。昨年は一度も経験していない数字です。ヘラクレス指数の方は、昨年8月16日に79%というのがありますが、それ以来の高い数字です。

多言は要しません。明日買いに向かうのは、慈善事業に興味がある方を除いては、超短期の値幅取り組に限られるでしょう。

もう1つはいわゆる出遅れ組の銘柄でしょうか。しかし、ここ数日の相場で置いて行かれた銘柄というのは、いわゆる「いわく付き銘柄」でしょうから、あえて火中の栗を拾うのはどうかとも思います。

と言うわけで、自称、浦島太郎と致しましては、まだ時差の関係もありあまり真面目に金曜日までの各銘柄の推移を見る気にはならないようです。

まあ、チョイと気がついた銘柄だけの寸評に今日のところはしておきます。悪しからずご了承下さい。

1.2461ファンコミュニケーションズ
 あの金曜日に-2K終了です。出来高も微減。どういう「いわく」があったのか、明日の動きを少し注目。

2.5456朝日工業
 テクニカルには上げる位置にあります。しかし如何せん、不人気銘柄です。一部の熱狂的なファンもいるようですが、東京製鐵の減益あたりが悪さをしているのでしょうか。

3.8947ノエル
 これも真面目系の株。一気に300Kあたりを目指して欲しいものです。

4.3349コスモス薬品
 このご時世にまだOSCが+3%の35%です。11日に発表した6%営業減益が影響しているようです。減益といってもわずかなものです。しかし市場は非情ですね。こうした安定内需株でも、決算が悪いと容赦ありません。まだしも、稼ぎが落ちた旦那を抱えた奥方連中の方が「暖かい心」をお持ちのようです。コスモスの花のようにね。チョイと褒めすぎたようです。

5.2448イーコンテキスト
 ご存じ、デジガレの子会社ですが、この株上げる時の底力はかなり強いものがあります。12月4日には264Kまで持っていった株です。それがまだ215Kです。一発屋が明日は、もうひと肌脱ごうと身構えているかも知れません。

6.2132アイレップ
 昨年11月頃以降に上場した株がまだ出遅れているようです。この株もその1つ。350Kを楽々越えていくようだと400Kに近づくかも知れません。

7.3815メディア工房
 これも置いて行かれておりますが、15日発表の1Q決算の伸びが期待はずれだったのかも知れません。しかし、303M¥の売り上げに対しての営業利益54M¥は18%近い営業利益率であり、同業の3770ザッパラスの来期営業利益率とほぼ同じです。もう少し見直し買いが入ってもよろしいのではないかと。

8.3814アルファックス・フード・システム
 特に悪いニュースもありません。どういう「いわく」が付いているのか不明。11月13日には大幅増益を発表して株価を上げております。まだ2ヶ月前のことです。OSCは+4%の34%です。こういう外食産業特化のASPは今後も伸びると思うんですが、宇部にあって、大手外食産業への営業活動に少々手間取っているのか?ソフトが良ければ自ずと結果は付いてくる筈。

9.3237イントランス
 出入りの激しい株です。出来高はあるものの値動きの悪さに少し逃げた方がいるようです。しかし、まだ1万株を越える出来高です。OSCが16日の35%を底にして、金曜日は46%と伸ばしながら、終値では-6Kと低迷しているのが注目の理由です。(但し、まだデータが揃いきっていないので注意)

10.3825リミックスポイント
 OSCはまだ+2%の37%です。乖離幅妙味もありRSI9%とともに、ここあたりでもっと見直されても良さそうな位置取りです。739Kが当面の底なら再度100万円を目指しても良さそうな業態ではあります。

11.4568第一三共
 着実に狙うならこの株もその1つ。3550円という金曜日の安値で踏みとどまるか、そこから下げての切り返しがある時に乗る手ですが、直近でも3800円程度が高値ですので、あまりデイトレ向きではありません。数日間のスイング用。

12.4751サイバーエージェント
 これは売り候補。後3K程の上昇で、昨年11月以来の高値水準に届きます。OSCは既に73%、RSIも69%と高水準。

13.4816東映アニメーション
 こういう相場の時に特異な動きを演じるのがこうした株です。一応OSCは2%下げての46%ですので押し目に注意。2400円割れはないとは思いますが、それに近づいたところからの切り返しに乗り、100円ほど抜いておさらばという手ですが、我ながら何ともみみっちい話となりました。

14.7972イトーキ
 なかなか低迷状態から抜け出ることが出来ません。ここまで膠着すると誰しもが諦めムードになるものです。11日にOSCは27%と再度の底を付けました。金曜日は+3%の39%とコンバージェンスしてはおります。終値は11日と同じです。ということは、明日は12日の安値の1223円か金曜日の安値の1237円までの押し目からの反発狙いとなりますが、何しろ一気に行って貰わないと、このままでは半永久的に湖底に沈んだままとなりそうです。かすかな望みは週足では一目均衡の雲にはまだ触っていないことです。我慢強い性質の方向け。

15.7751キヤノン
 トピックスコア銘柄から選ぶならこれ。6300円台まで押された時に買い、これも我慢強く6700円あたりを回復するまで持つという戦法ですが、なぜこの株だけここまで落ちているのかは不明。13週線にはタッチしておりますが、26週線にはまだタッチしておりません。その調整過程にあるのかも知れませんが、こうした大型株は、もっとおっとりとした上品なお金持ちの方向けかと思います。ところが、我が家人が柄にもなく、前回10月の13日頃の旅行の時に、この株を買ってから出かけたそうです。理由は値動きが少なく安心出来る優良銘柄だからとのことでした。週足で見るとこのころはまさに天井圏でした。柄にもないことをやると禄でもないことの喩え話でした。

以上です。明日も良いお日柄でありますように。
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マルタ島の印象

2007-01-21 02:25:51 | 折々の随想
マルタ島での短い避寒旅行から帰ってきました。

避寒旅行の名の通り、日本でいうと5月の連休シーズンのような暖かさでした。バスの中ではTシャツ一枚でOKでした。雨期にもかかわらず、雨も降らず快適な旅でした。あまりに暑いので、マルタ島に8月に訪れる観光客はほとんどいないとのこと。

そのマルタの印象ですが、次の5つに集約しました。

1.カトリック教徒の信仰深い島:
 淡路島の3分の2程度の国土に360もの教会があります。人口は40万人です。町中にも聖母マリアの像など多数。写真はヨハネ大聖堂。



2.きれいな海:
 イタリア本島よりもまだ観光化されていない分、綺麗な海です。しかし、エメラルドグリーンが拡がるほどではありません。エメラルドグリーンになるには海水の温度が足らないようです。今の時期で約18度で外気温と同じ。写真はカリプソの洞窟の近くの海です。マルタ本島ではなくゴゾ島です。ゴゾがよりひなびていてお勧め。人口3万人。



3.レトロバスが運行中:
 日本では見かけないボンネットバス並の内外装のレトロバスが運行中。観光バスでも、午後の下校時には義務としてスクールバスとして使われます。観光客の荷物も戸棚に置いたまま。こんな経験は初めて。しかし舗装されているものの悪路が多く、1960年代の日本に帰ったようです。バス代は首都の中心から郊外のホテルまで20セント(約75円)写真はそのレトロバス。



4.猫の天国:
 日本と違って猫を誰もいじめません。従って、5つ星ホテルにも町のカフェテラスにも猫が沢山おります。写真はホテルの猫とカフェの猫。





5.不動産バブルがここにも:
 マルタ島は、2008年からユーロになります。それを見越して数年前からごく普通の人も含めてEU各国からの不動産投資が、この小さな島にも波及。平均月収が300から400マルタリラ(約12-3万円)の国に、何と海の見えるリゾートエリアの1戸建てが5000万円もするそうです。このヨーロッパにも見られるバブル、日本と同じようにはじけるのは目に見えております。その時が世界の経済の崩落の始まりかも知れません。後2-3年後か。写真はハーバークルーズから見た建築中のコンドーミアムです。



世界最古の遺跡があったり、治安もよく、真冬に訪れるには格好の場所かと思います。英語とマルタ語が中心ですが、子供たちは他にドイツ語、フランス語、イタリア語などが話せるそうです。うらやましいですね。なお、医療費は公的医療機関ではタダ。大学は1つですが学費免除だそうです。公立学校もタダ。

以上、ヨハネ騎士団で有名な信仰の島、マルタのご紹介でした。

コメント (4)
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