株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

切るタイミングを誤る

2007-08-08 11:30:27 | 株に出会う
タイトルにあるのは、昨日不在中の「不覚の買い」で、はからずも持ち越しの5566中央電気工業のことです。特買いで始まったので半ば安心していたのですが、先物が上げていっても一向に反発に転じず、値幅が結構大きいのでズルズルと反転期待だけが頭を占め、損切りタイミングを不覚にも逸してしまいました。

特買いでのスタートというのは、ある種の催眠効果があると言えます。昨日900円に窓がもう1つ空いているなどと、偉そうなことをのたまいながら、その900円がいとも簡単に破れて下に行く様を見ても、まだその期に及んでも、この窓が埋まったのだから反発に転じるに違いない、等と心の中でつぶやいている始末です。結局882Kで損切りです。-63K。久々の大敗記録です。

この特売りスタートを切った他の銘柄、例えば8936リプラス、6356日本ギアなども見せ板ならぬ見せ特売りでした。その後大きく反落して前場終了。こういうのを何と称したら良いのでしょう。「逆コバンザメ商法」にひっかかったとでも言っておきましょう。

うまくいったのは、6871日本マイクロニクス。上げの雰囲気が高まったところで買って、下げの雰囲気が高まって来たところで売っての+13Kでしたが、中央電工の損失の20%程度しかリカバリーできず。

唯一の「慰め」は、今日上場のチャイナ・ボーチーが、前場でまだ特買いのまま推移していることです。約90K程は利が乗ることになりそうです。できるだけ引っ張って欲しいのですが、かなり期待が大きいようで、そのまま持ち越しの誘惑も若干ありますが、この変な地合での外国籍(ネット証券では信用取引は駄目のようです)の株がこのまますんなりとストップ高まで行くとは限りません。この世知辛い株式市場で100Kも取れれば御の字です。潔く、大和証券で成り売りを朝からかけております。

ところで市況ですが、これが日経平均にしても先物にしても思わしくないのです。OSCは各3%落として50%と48%です。確かに昨日は上がる体勢で終わっており、今日は上がってはいるのですが、このまま前日のOSCを抜いていく勢いが今のところありません。また、6日の安値からは日経平均は既に346円も切りかえしております。この逆風下での踏ん張りは、多分明日あたり夏ばて現象を引き起こすのではないでしょうか。日経平均のOSC50%というのは、7月19日以来です。結構押されながらもここまで健闘してきているとも言えます。これが世界的に強気継続のイケイケドンドン相場なら、OSCを60%台の後半にでも乗せてしまうのでしょうが、どうもまだまだ雲行きがおかしいようです。そのあたりの雰囲気がテクニカルにも見えております。

よって、あまり持ち越しの無理をしないで、一発チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テクノロジー(ホールディング)カンパニー・リミテッド、【ああ、何と長い名前だろう。中国名が新聞広告に出ておりましたが筆者には読めません。まだこの英語の長い長い名前の方がイメージが涌きます。】の滞空時間の長い特買いにかける以外にありません。しかし、この株の名前を世のおじいちゃん、おばあちゃんにどうやって告げるの?「チャイナのお坊ちゃん」とでも勝手に愛称を付けて説明してはどうでしょうか。

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