何とも歯切れの悪い「参加に向けた協議」を始めるという野田首相の表明。事実上の参加表明ですが、これが1日先送りの知恵となると何とも民主党政権の現状を表す指標といえます。しかし、これは今の民意ともいえます。
民主党政権に交代したものの鳩山政権が沖縄問題で立ち往生、菅政権が消費税で追い詰められ原発でやや持ち直し、永田町事情で菅政権は放りだされ「どじょう」野田政権の登場となりましたが、TPPで右往左往状態。
これが世論を反映した政治水準とするなら、政権交代で一挙に政策変更が起こるのでなく、足元=地方政治の成熟が一方で形作られ直す過程とパラレルな関係で国政も成熟していくと理解した方がいいのではないでしょうか。
その地方政治が、昨日からの東の福島「秋の陣」、西の大阪「秋の陣」にその水準を反映しているとすれば、地方政治、国政共にその水準の劣化関係ともいえます。TPPが農業を「壊滅」、TPPがなくても農業の「壊滅」。
二重の意味においてTPPに反対しながら農業の「復権」の道をどう探ればいいのか。TPP反対の中核とも言うべき農協の改革はどう展望できるのか。大阪「秋の陣」の「既成政党対維新の会」の擬似的対抗関係の底流は何か。
福島「秋の陣」の「全政党による段階的脱原発」の底流は何か。自治体の改革はどこから始まるのか。戦後政治の象徴的存在である農協の改革と自治体の改革、おそらく通底するキーワードがあるはずです。ちょっと一休み。
民主党政権に交代したものの鳩山政権が沖縄問題で立ち往生、菅政権が消費税で追い詰められ原発でやや持ち直し、永田町事情で菅政権は放りだされ「どじょう」野田政権の登場となりましたが、TPPで右往左往状態。
これが世論を反映した政治水準とするなら、政権交代で一挙に政策変更が起こるのでなく、足元=地方政治の成熟が一方で形作られ直す過程とパラレルな関係で国政も成熟していくと理解した方がいいのではないでしょうか。
その地方政治が、昨日からの東の福島「秋の陣」、西の大阪「秋の陣」にその水準を反映しているとすれば、地方政治、国政共にその水準の劣化関係ともいえます。TPPが農業を「壊滅」、TPPがなくても農業の「壊滅」。
二重の意味においてTPPに反対しながら農業の「復権」の道をどう探ればいいのか。TPP反対の中核とも言うべき農協の改革はどう展望できるのか。大阪「秋の陣」の「既成政党対維新の会」の擬似的対抗関係の底流は何か。
福島「秋の陣」の「全政党による段階的脱原発」の底流は何か。自治体の改革はどこから始まるのか。戦後政治の象徴的存在である農協の改革と自治体の改革、おそらく通底するキーワードがあるはずです。ちょっと一休み。