まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

ソンナム(城南)市の生ごみたい肥化工場に驚き!

2010年10月24日 | ニュース・関心事
20日に富士市の大型機械による生ごみたい肥化の10カ所の6年実験計画をゴミゼロプラン市民ネットワークの市民団体と静岡市の廃棄物政策課の幹部の方々と見学。費用面で課題が残るとその難しさを実感していました。

ところが人口100マンの城南市で市が生ごみ分別回収、生ごみを130トンと100トンと2か所の工場に運び込み全部たい肥化しているとのことで130トンの工場に行ってきました。最初ちょっと臭いがきつかったです。

プラントを使って生ごみをビニールや鉄など不純物を取り出し、水分の分離と圧縮。乾燥した生ごみ70%にトウモロコシ30%を混合したい肥が作られます。たい肥の成分は必要とする農家の要望で生産、値段も変化。

1年間に2万5000トンのたい肥を生産し24億ウオン~25億ウオンの総売り上げ。(ウオン円のレートは現在12,3倍くらい)。この社長は元市の清掃職員で辞めて市民団体と連携してこの会社を設立したとのこと。

生ごみの回収は市で、ビニール袋は有料で各家庭がスーパーなどで買い費用捻出、家庭ごとに1カ月1000ウオンの契約を生ごみたい肥化工場と契約で処理費負担、その収入と売り上げで何とか工場は回っている、とのこと。

今回の受け入れの京畿道社会市民フォーラム運営委員長のイ・デス(李大洙)さんは「ゴミ牧師」と呼ばれる程に韓国のすべての焼却場を歩いた、勿論上勝町の事は知っていて世界のゼロウエイスト運動との連携が必要と。

元気が出ました。


キョンギ道(京畿道)平澤市の韓国最大の空軍オーサン(烏山)基地

2010年10月24日 | ニュース・関心事
22日のテーマは、午前中に平澤市の米軍基地、生ごみたい肥化工場の見学、午後にキョンギ道(京畿道)議会の表敬訪問、そして、地方議会の課題報告としてカチョン市(果川市)、プチョン市(富川市)、静岡市でした。

平澤市の米軍基地は北に空軍のオーサン基地、9,6平方キロ、南に陸軍のキャンプハンフリーズ5,5平方キロ、それが2013年にはそれぞれ2,1平方キロ、9,4平方キロ拡大され26,6平方キロで平澤市の5,9%にも。

ここが軍事基地となったのは歴史的には古く蒙古軍、壬辰倭欄の倭軍、日清戦争の清軍、日本軍、朝鮮戦争の米軍、要衝の地。1990年に龍仁市(ヨルシン市)の米軍移転反対運動が高揚し白紙、その後米軍基地返還運動の提起。

07年に設立された平和センターのサカン・サンウオンさんが案内。住民強制排除しての新滑走路真下での戦闘機の着陸訓練に遭遇、むちゃくちゃな騒音。1時間もいない間に5回もの戦闘機が離陸。川を挟んで見えるパトリオット格納庫。

運動としては、環境破壊(米軍基地の土壌汚染、水質汚染、油流失、廃棄物埋立、騒音)、在韓米軍の久基地化、富秒どな韓米関係、平澤市の財政負担、多岐にわたるテーマを日本含めアジアの反基地運動と連携しているとのこと。

韓国ドラマ『チャングムの誓い』の撮影地である世界ユネスコ遺産ファソン(華城)

2010年10月24日 | ニュース・関心事
10月21日~24日開催されている「東アジア平和と市民自治ネットワーク日韓交流会」から先ほど戻りました。2006年以来となる韓国訪問でノ・ムヒョン政権からイ・ミョンバク政権への交代、6月統一地方選挙後の韓国、垣間見ました。

地方政治では民主党が圧勝していて国政とのねじれが問題となっているようです。会場は世界ユネスコ遺産となっているファソン(華城)がある水原市(スウオン市)。ファソンは朝鮮王朝22代目の王による首都移転のための王宮殿。

現在BS放映の韓国ドラマ『イ・サン』はその王が主人公、ドラマに「はまっている」私としては強い思い入れを持っての宮殿めぐりでした。そして、この宮殿が同じく韓国ドラマ『チャングムの夢』の撮影場所とのことには大感激。

宮殿は日本の侵略と植民地化や朝鮮戦争で破壊されたのですが、宮殿各所での解説のハングル板では述べられてますが日本語版ではその事実が省略されていて、正確な記載の必要性を感じました。それにしてもファソンはすばらしい。

東アジアの平和は成熟した市民自治が基礎であることや東アジアの共有財産としての憲法9条、東アジア共同体を市民自治の観点から模索する今回の企画趣旨はとても刺激的でした。来年は日本開催を合意しましたが、また課題です。

東アジア平和と市民自治ネットワークのための日韓(韓日)交流会 に参加してきます

2010年10月21日 | ニュース・関心事
東アジア平和と市民自治ネットワークのための日韓(韓日)交流会

趣旨:
韓日間の平和を実現するためには多様な方法が必要だが、その中で下から地域を基盤として平和ネットワークを構築することが必要である。地域での社会・経済的基盤を備えた平和の町と都市作りが実現されなければならず、その過程で地方自治が市民自治の水準として成り立たなければならない。このような努力は、「国家利益」の衝突が戦争まで広がることがある状況を越える代案であろう。こうした動きが、地域を基盤とし、韓国と日本の協力を土台に、東アジアへ、アジア、太平洋に広がるよう努力しようと思う。

経過:
2009年4月・5月、京畿市民社会フォーラムを受け入れ組織として、千葉県内の県議・市議や市民たちと京畿道議会議員、研究者間での討論会と交流会を開催した。それ以後も今年1月に東京で市民自治交流会があり、議論と交流をした。また、7月初め東京で千葉県議員たちなどと、毎年1回の相互訪問を行い持続的な交流ネットワークを作っていくこと、そして2010年には韓国で開催することを合意してきた。今後条件を作って、東アジア/アジア太平洋地域に拡大して行くようにするつもりだ。

主題: 東アジアの平和と市民自治ネットワーク (その実現のための韓日交流会)
日程: 2010年10月21-24日(木-日)
場所: 韓国・京畿道など首都圏(水原華城サランチェ、京畿市民社会フォーラム、地方議会など)
※ 水原(スウォン)華城(ファソン)サランチェ(舎廊棟)は、ソウル南方の水原市にある会議場を備えた宿泊施設。仁川空港より1時間半程度。参加者には、行き方をご連絡します。
人員: 40人内外(韓日各20人: 地方議会議員、市民団体活動家、研究者など)
主催: 韓国-韓日100年平和市民ネットワーク/社)京畿市民社会フォーラム/韓国NGO学会
日本-「2010年 東アジア平和と市民自治ネットワークのための日韓交流会」実行委員会
※ 「実行委員会」構成は、文末参照。共同開催を希望する団体には開放する。
賛同: 自治体議員政策情報センター 虹とみどり(日本)
連絡先: 日本側:川本幸立(千葉県議・市民ネットワーク千葉県)
        <ca73248@yd5.so-net.ne.jp>
韓国側:李大洙(京畿市民社会フォーラム運営委員長・牧師)
        <peacewind21@hanmail.net>
運営: (社)京畿市民社会フォーラム、京畿地域社会政策研究所(準)
費用: 参加者負担

日程 (参加する発表者によって、内容の変更もあります。また、部分参加も可能です)
21日(木)
午後2時 到着、登録と宿舎配分
午後3時 基調講演
韓国側: 「東アジア平和と市民自治ネットワークの展望」 車明齋(東國大教授)
日本側: 「今なぜ、地域からの平和作りか」 上原公子(前・国立市市長、自治体議
員政策情報センター 虹とみどり センター長代理)
午後4時半 発表1 日本と韓国の「選挙制度と政治システム」(その比較、民意の反映方法)
韓国側: ソン・ヒョクチェ(京畿大政治専門大学院、NGO学会会長)
日本側: 吉川ひろし(千葉県議、無所属市民の会)
パネラー: 日本: 上原公子 韓国: 未定
全体討論
午後7時 夕食と歓迎式 - 日本・韓国代表の挨拶と紹介など

22日(金)
午前10時 首都圏市民団体の活動現場 - 平沢(ピョンテク)米軍基地/生ゴミ処理施設など
午前12時 昼食
午後1時 地方政府(自治体)、議会訪問と懇談会
午後4時 発表2 「韓日地方議会の現実と運営、市民参加 - 事例と現況中心に」
韓国: 広域 - 京畿道/基礎-水原(スウォン)、果川(クァチョン)、富川(プチョン)
日本: 広域 - 静岡県(+基礎/静岡市)/基礎 - 国立市 など
全体討論
※ 京畿道議会内で開催する。
午後7時 夕食と交流(韓国側議員も参加)
午後8時 自由時間 選択:水原の華城(ファソン)夜間見学

23日(土)
午前10時 発表3 市民自治実現の現況と課題 - 市民団体活動を中心に3課題
環境分野 - 気候変化、エネルギー、廃棄物など
地域経済(社会的経済/協同経済) - 生協、コミュニティービジネス、社会的企業
市民参与 - NPO支援センター、参与予算制、オンブズマン、議会活動モニター、
「まちづくり」、「地方議題21」(韓国) など
※ 平和運動/青少年教育/社会福祉高齢化社会なども可能。参加者が担う市民運
動を相互発表し、日韓市民が地域で抱える問題を知り合うことが重要。
※ 討論は課題別3グループに分かれて進行する。
午前12時 昼食
午後2時 総合討論
- 東アジア平和のための日韓(韓日)市民ネットワークをどう構築するか、その方案
1)草の根民主主義実現のための地方議会の役割と力量強化の方法
2)市民自治実現と協同的な平和の町・都市づくり
午後5時 韓日市民社会の持続的な協力方法について
討論の後に、「(仮称)共同合意書」作り
午後7時 夕食と交流会
午後9時 自由時間

24日(日)
午前9時 歴史現場探訪と韓国文化体験 - DMZ(38度線周辺)を検討中
午前12時 昼食
午後1時 歴史現場探訪と韓国文化体験 - 江華島(カンファド)、仁川(インチョン)を検討中
午後4時 仁川空港

議員年金制度の大詰め

2010年10月20日 | ニュース・関心事
昨日の議会最終日に議長から議員年金制度に関する全国議長会の報告に対して自民党議員団から議場が割れんばかりの大声で厳しい批判が行われました。「議長は我々の声をちゃんと議長会に伝えているのか」。

議長会の方針は以下の点です。

全国市議会議長会としては、この際、地方議会議員年金制度を廃止することとし、廃止にあたっては以下の措置を講ずることを求める。
1、既裁定者には、現行制度に基づく給付を行うこと。
2、地方議会議員年金制度の廃止時において退職年金受給を有する者については、退職年金または退職一時金のいずれかの給付を受けることを選択できるようにすること。
3、退職年金受給資格を有する議員が退職年金を選択した場合においては、現行制度に基づく給付を行うこと。
4、退職一時金については、議員が納付した掛金及び特別掛金の総額の80%を給付することととする。

議員年金制度については、国民年金制度しかない市民からは議員の特権、即刻廃止せよ、若い世代の議員からは我々の時代まで年金制度は維持できないのだから廃止せよ、など厳しい批判が当然ながらあります。

一方で、制度存続をゆるがす年金の保険料収入の減少は「平成の合併」がもたらしたもので国の責任において制度存続をはかるべき、地方議員候補者があまりにも少なすぎる、議員とは何か、広範な議論を巻き起こすべき。

皆さんは、どのように思われますか。

決算審議の9月―10月議会、最終日終える!

2010年10月19日 | ニュース・関心事
本会議上程議案は市長部局で42議案、市民からの請願2議案、議員発議5議案の計49議案。会派「虹と緑」としては、2009年度一般会計決算に不適正経理、清水駅東地区文化施設、新型インフルエンザで宮沢議員が反対討論。

子宮頸がんワクチンの公費助成を求める新日本婦人の会からの請願議案に対しては、「健やかな命のための生活講座」など市民グループから「慎重な調査と協議を求める要望書」があり「慎重」の観点でまつやが討論しました。

もうひとつ浜松市の市民グループから「選択的夫婦別姓法案に反対する意見書」を求める陳情が出され、連合系「新政会」や公明党は本来推進の立場ですが、自民党からの折衷案意見書が議案となり、佐野議員が反対討論。

宮澤議員、佐野議員、まつやの討論にいつものヤジの山。結構熱い議場となりました。9月14日にお開会から、議長が団長のオマハ訪問団が途中に入り、今日の19日までの1カ月以上に渡る議会でしたが充実した議会でした。

※※ まつや討論
ワクチンに関わる二つの請願に慎重さを求める討論  2010年10月19日

 会派「虹と緑」、「市民自治福祉クラブ」を代表致しましてただ今議案となっております、
1、 子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を求める請願書
(・子宮頸がんワクチンを国において健康被害救済制度を設けた上で、公費助成制度を創設するよう求めることとともに、市もすみやかに公費助成を実施すること)
2、 細菌性髄膜炎の公費による定期接種化の早期実現を求める請願書
(・ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの公費による定期接種化と公費助成のための財源措置を速やかに行うよう、国に求めること)
この二つの請願に「慎重さを求める」立場から討論致します。

この議案は、10月5日の厚生委員会で賛成多数で可決され本会議に上程されています。その後、10月12日に「健やかな命のための生活講座」、「学校給食探検隊」など市民グループから「子宮頸がんワクチンの公費助成について慎重な調査と協議を求める要望書」が議長、市長あてに提出されています。

この二つの請願に賛同することの出来ない理由は4点ありますが第1は、こうした女性の市民グループの方々の「慎重な調査と協議を求める」との主張に同意するからであります。

第2は、この市民団体の要望に静岡市、保健衛生部の取っている態度、本会議においては市長の答弁として示されておりますが、その姿勢を支持するからであります。中身は、
1、 子宮頸がん対策は本来国の役割であり、安全性、有効性など十分に吟味した上で、予防接種法に位置付けるかガン対策としてやるかは別としても国の責任において行われるべきものである。
2、 国で概算要求150億円の子宮頸がん対策費の中身は充分に明らかにされていないが、現段階では市の独自事業として位置付けられ、健康被害が起きた時には自治体、静岡市にその責任が問われる。
3、 静岡市においては過去に予防接種による健康被害を経験しており、今後も情報収集に努めるが現段階においての公費助成は考えていない。東京都中野区も同様の立場をとっています。

そして、ヒブワクチン、肺炎球菌へ対応も基本的には同じであります。

第3は、8月27日の第12回厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会において作業チームが結成され、子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンを含めて11月下旬メドに方向性が示されるとのことでその動向を見守りたいからであります。10月6日予防接種部会の報告によりますと、現段階の論点としては2点、予防接種法上の定期接種化の方向性は出ているようですが、社会的集団免疫の必要性のあるものかどうかをめぐって一類か二類か、それとも「新しい臨時接種」かの位置づけ議論、そして、一方で安全性については十分な根拠示されないまま大丈夫だとの方向性を出している安全性議論であります。救済制度については極めて不鮮明な状態です。
 
第4は、こうした中で、とにもかくにも正確な情報をきちんと把握することが必要であるという点であります。推進の方々の考え方は「ワクチン社会保障論」という言葉に表現されるワクチン無謬論に近い考え方であります。私は、ワクチン接種については、感染症とは何か、人間とウイルスの関係は自然免疫力含め共存なのか撲滅なのか、ワクチンの基本的視点である安全性、有効性、必要性の条件は整っているか、迷いながら専門家まかせにせず、市民・素人がいのちの在り方や科学・医療技術を問いただすことが、子育てや健康を考える上でとても大切なことである考えています。
では、この子宮頸がんワクチンとはどんなものかについては、「慎重さを求める観点」から情報提供している団体と予防接種部会資料からまとめると以下のことが言えます。
① 子宮頸がんの原因とされる「ヒトパピローマウイルス(HPV)」は、ごくありふれたウイルスで、発がん性のHPVに感染しても90%は、自然に消えてしまう。感染しても初期であれば外科手術で対処できる。
② したがって定期検診の継続が一番重要であるが検診率は20%台でその対策がまず求められる。中学生への接種の前に性教育と定期検診の体制づくりをどのように進めるか議論しなければならない。
③ ワクチンは、発がん性ウイルス15種類のうち16/18型2種類に対応したワクチンで、日本女性の子宮頸がんの中の16/18型が占める割合は50%~70%、全てのHPV感染を予防するものではなく、しかも免疫効果は6,4年と効果は限定的である。
④ 子宮頸がんキャンペーン自体が、ワクチンメーカーの企業戦略の可能性がある。子宮頸がんワクチンの製薬メーカーは、新型インフルエンザワクチンと同じグラクソ・スミスクライン社である。
⑤ ワクチンの安全性については、メーカー調査で12月から3月で50例115件、そのうち重篤な副作用は免疫系障害、神経系障害など6例、成分「アジュバンド」が人体に与える長期的な影響は不明である。データがあまりに少なすぎる。

今述べたことは、ワクチンの添付文書に書かれている「代表的副反応」の内容と重なります。そこには「局所の疼痛(99%)、疲労(58%)、筋痛(45%)、頭痛(38%)、下痢を含む胃腸症状(25%)、関節痛(20.3%)、ショック、アナフィラキシー様症状(海外で認められたが頻度不明)」とあり「2010年2月改訂『重要な基本的注意』に追記」として「ワクチン接種後に血管迷走神経反射として失神があらわれることがあるので、接種後30分程度は被接種者の状態を観察することが望ましい」と書かれています。
更に「効能、効果に関する接種上の注意」には「既に生じているHPV関連の病変の進行予防に対する効果は期待できない。本剤の接種は定期的な子宮頸がん検診の代わりとなるものではない。本剤接種に加え、子宮頸癌検診の受診やHPVへの暴露、性感染症に対し注意することが重要である。本剤の予防効果の持続期間は確立していない。」と書かれています。

現在の子宮頸がんワクチンキャンペーンの実態は「基本的な情報が国民に与えらないまま、一方的に接種が呼びかけられている」ということではないでしょうか。正確な情報、リスクをすべて知ったとすれば、おそらく少なからずの人が躊躇するのではないでしょうか。ワクチンを打ったら、安心できる、という考え方もあります。どうせ副反応がでるのはごく一部の人だけだ、という考え方もあります。けれど、これまでにワクチンをはじめとする、様々な薬害により、重症となった方、命を落とした方が存在するという厳然たる事実が消えることはありません。最後に、ワクチン製薬会社の添付文書に「劇薬」という言葉が書かれていることを紹介して、討論を終わります。





第13回に向けた外国人無料検診会のシンポジウム、感動!

2010年10月17日 | ニュース・関心事
過去12回の外国人のための無料検診会、第13回目、今年はいくつも難題があります。財政上の問題は毎年のことですが、受診希望者が例年に比べあまりにも少ないのです。シンポジウムはそうしたことも課題の一つでした。

進行は、実行委員会の代表の榎本さんによるあいさつと前野事務局長による過去12回の流れと静岡市内の通訳のある診療機関の実態調査の報告、そして中部大学の生命健康学部保険看護学科助手の大谷かがりさんの講演。

それを受けての精神科医の奥村透さん、小児科医の三田智子さん、内科医の袴田康弘さん、そして代表の榎本さんの発言、会場との討論。初めての医師を交えてのシンポジウム、課題を吹きとばす本当に元気が出る内容でした。

大谷さんの豊田市保見団地、4000世帯のうち2000世帯が日系ブラジル、ペルー人、トヨタの下請けで働く労働者。そこで起きる医療相談から健康、生活相談。一つ一つのお話が生活実感に関わるもので驚きと感動。

4人の医師の方々が大谷さんの提起受けて語ってくれた12年間の検診会への想いや静岡の受診者と豊田市との比較や健康診断という概念も理解されていない中での医療文化の差、とにかく医師の方々の参加への力強さ。

医師の皆さんの想いを生かす形で検診会の中身の点検や改善すべき様々な問題点、いろいろヒントを得て今年も頑張るぞという熱い気持ちが心の底から生まれてきました。今回のシンポ、開催して本当によかったです。




城北地域のれんげ畑街道計画

2010年10月17日 | ニュース・関心事
昨日に続いて今日も周辺を久方ぶりにマラソン、肋骨のひびはまだ十分に治っておらず走ると痛みが若干あります。今、稲刈りシーズンであちこちでたんぼのはさかけが行われています。ホントに私自身の原風景で心が洗われます。

この地域に重度心身障害者施設「つばさ」があり、単位制の中央高校があり福祉・文教地区であり、市街化区域と調整区域の境目、あさばた遊水池合わせて自然豊かな田園地帯広がる郊外です。走りながら稲穂に季節を感じます。

この地域をれんげ畑街道にしたいと前から住民の中で計画があるのですが中々具体化していません。走りながら、ここは誰の土地なんだろうか、休耕田から先ずはじめていくのが具体的だろうか、など見回し見回しのマラソンです。

だけど、やはり景観福祉の観点で「つばさ・静岡」の周辺の5aくらいと休耕田、来年に5aを30アールにとか、3年目に1haとか、徐々に進めていくことが大切だろう、など頭の中はれんげ畑計画でいっぱいでした。

毎日新聞1面「はさかけ」写真に「干して完全にわら色になったら、茎や葉の養分が米に十分に移ったということ」。正直知りませんでした。コンバイン収穫は早いけどこういうこともあるんだ、と納得しながらのマラソンでした。

田中正造の民衆思想 花崎皋平さんの講演

2010年10月17日 | ニュース・関心事
久し振りの花崎皋平さん、『風の吹き分ける道を歩いてー現在社会運動私史』『田中正造と民衆思想の継承』(いずれも七つ森書店刊)をテキストに思う存分とは行きませんでしたが3時間に渡る講演と質疑で盛り上がりました。

参加者の多くは団塊の世代前後の方々で二十代が2人、70年代の「ベトナムに平和市民連合」を通じてや書籍を通じて花崎さんを知っている方々が多く、議論は若い世代kらの「無私無縁の生き方と自由」をめぐってが中心となりました。

「無私無縁の生き方をしようとして現場に入っても、結局その場の権威とかに従属していかないと孤立する、自由な生き方と矛盾しないか」から「集団の中の個と生きることと自由な生き方、その場から逃げる生き方も選択」。

そして、「逃げるのでなく闘うという選択はないのか」「闘うということでなくても共感ということからはじまる」などもっぱら「人間の生き方」についての議論となり、「現場といってもその現場に入るシステムがない」まで。

花崎さんは、いわゆる書のない実践の人、特に後期以降の評価が少ない田中正造を民衆思想家として位置づけ、1、人間存在の基底に立つ、いのちを中心にしたサブシステンスの思想、永遠、悠久を想う霊性として展開しました。

田中正造を継承する民衆思想家として、瓢鰻亭 前田俊彦、沖縄の思想家 安里清信、アイヌの思想家 貝澤 正を論じて先の討論展開の流れ。いくつか、実践的テーマも明らかになり、とても刺激をいただいた講演会でした。

こうした人間の生き方、世代を越えての討論の場や講座形式の自由学校など既に活動展開している「虹と緑 静岡フォーラム」の具体的な深まりとして広げていけたらということをヒントとして得ることが出来ました。感謝。

田中正造の民衆思想 花崎皋平さんの講演

2010年10月17日 | ニュース・関心事
久し振りの花崎皋平さん、『風の吹き分ける道を歩いてー現在社会運動私史』『田中正造と民衆思想の継承』(いずれも七つ森書店刊)をテキストに思う存分とは行きませんでしたが3時間に渡る講演と質疑で盛り上がりました。

参加者の多くは団塊の世代前後の方々で二十代が2人、70年代の「ベトナムに平和市民連合」を通じてや書籍を通じて花崎さんを知っている方々が多く、議論は若い世代kらの「無私無縁の生き方と自由」をめぐってが中心となりました。

「無私無縁の生き方をしようとして現場に入っても、結局その場の権威とかに従属していかないと孤立する、自由な生き方と矛盾しないか」から「集団の中の個と生きることと自由な生き方、その場から逃げる生き方も選択」。

そして、「逃げるのでなく闘うという選択はないのか」「闘うということでなくても共感ということからはじまる」などもっぱら「人間の生き方」についての議論となり、「現場といってもその現場に入るシステムがない」まで。

花崎さんは、いわゆる書のない実践の人、特に後期以降の評価が少ない田中正造を民衆思想家として位置づけ、1、人間存在の基底に立つ、いのちを中心にしたサブシステンスの思想、永遠、悠久を想う霊性として展開しました。

田中正造を継承する民衆思想家として、瓢鰻亭 前田俊彦、沖縄の思想家 安里清信、アイヌの思想家 貝澤 正を論じて先の討論展開の流れ。いくつか、実践的テーマも明らかになり、とても刺激をいただいた講演会でした。

こうした人間の生き方、世代を越えての討論の場や講座形式の自由学校など既に活動展開している「虹と緑 静岡フォーラム」の具体的な深まりとして広げていけたらということをヒントとして得ることが出来ました。感謝。