まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

6月12日 東日本大震災・緊急医療支援参加の医師・医療関係者によるシンポジウム

2011年06月07日 | ニュース・関心事
東日本大震災の緊急医療支援に参加した2人の医療関係者と検診会実行委員会実行委員会代表の榎本信雄医師によるシンポジウムが6月12日、アジアを考える静岡フォーラム総会での記念イベントして開催されます。

6月12日14:45~17:00 産業経済会館(日赤病院そば)

パネリスト
松永 靖さん(静岡済生会総合病院健康管理センター事務室長)
小出泰道さん(静岡てんかんセンター神経医療センターリハビリテーション科医師)。

私が代表を務めるアジアを考える静岡フォーラムの第23回定例総会が開催されます。1988年フィリピン女性マリアさんの餓死事件をきっかけに結成されました。どうしたら活性化できるかが世話人会でいつも議論です。

今年度も「外国人無料検診会実行委員会」との共催の記念シンポですが、総会は先立っての13:30〜14:30。会員の減少と当日の参加も厳しく、今後についてじっくりと話し合いたいと思います。

活動方針としては、何といっても11月に開催される外国人のための無料検診会への資金援助として「静岡市民バンド コンセール・リベルテ(吹奏楽団)」協力によるチャリティコンサートを成功させることです。

会場等まだ未定ですが、総会での大切な議題として参加者で議論していきたいと思います。尚、会員募集中です。年会費 5000円。


6月11日、フクシマ原発震災から3ヶ月、静岡・菜の花パレード 再び

2011年06月07日 | ニュース・関心事
【6月11日は、パレードはまおかやります☆】

●2011年6月11日(土)
13:30~16:00(予定)
《菜の花パレードはまおか》
静岡市青葉公園集合(予定)
参加自由・無料
静岡の中心市街地をパレードします。

4月24日のパレードはまおかは、800人が集まり
みんなの想いも届いたのか
浜岡原発のすべてが停止しました。
お手伝いしてくれた方、参加した方、応援してくれた方、本当
にありがとうございました。

「大好きな静岡にずっと住みたい」と思っていたので
まずはその一歩が踏み出せたと思います。

浜岡原発は停止しましたが
次の日の静岡新聞には中部電力さんが
「再起動を目指します」と広告を載せていました。

そして、脱原発の道筋も、国の方でまだ、しっかりと描かれていません。

今、私たちが声を出さないと、このまま原発再開へ…
なんて道筋もあり得ます。

6月11日は全国的に脱原発のアクションがありますので
浜岡がある静岡も、街中でパレードを企画します。

(※6月11日は浜岡に行こうという企画がありましたが、主催者
やみなさんの意向で延期になりました。静岡では静岡市中心市
街をパレードするカタチに変更となりました)


今回のパレードはまおかは

「自然エネルギーに向かって一歩ふみだそう☆」

〈 浜岡から変えよう!静岡が変えていこう!それが世界を変えていく!〉

をテーマに
私たち市民は、
「自然エネルギーを望んでいる事」を
アピールするパレードにします。


浜岡に自然エネルギーの大きな拠点をつくり
なくなった雇用も生み出しながら
ステキな町づくりをして
静岡から新しい国づくりを発信していき
原発震災にあった日本から
世界を変えていけたらと
思っています。

今、声を出さないと
「原発再起動」を黙認した事となり
また原発に頼る国づくりになるかもしれません。

声を出せる人
動ける人から
社会をキラリと変えていきましょう。


声を出せば社会は変わる
という仕組みを
今回の浜岡停止で教えてもらった気がします。

僕は僕に出来る事を精一杯したら
今回の停止になりました。
人の想いは、しっかりと結果になって現れます。

みなさんの勇気ある一歩が社会を変えていきます☆
ぜひご参加下さい。



●2011年6月11日(土)
13:30~16:00(予定)
《菜の花パレードはまおか》
静岡市青葉公園集合(予定)
参加自由・無料
静岡の中心市街地をパレードします。



NHK「放射能汚染地図」「福島原発事故は何故深刻化したか」の二つ番組を連続して観る

2011年06月06日 | ニュース・関心事
福島第一原発から1,7キロの地点からメルトダウンによるプルトニウムが検出、及び50km離れている地点でもメルトダウンしたことで発生するテクネチウム99が確認されプルトニウムの調査が必要であるとの報告。

「深刻化」番組は、政府・東京電力の初期対応の検証報道にもなっています。「ベント」と避難の関係は、非常事態発生の中で原発を推進してきた政府経済産業省、保安院、原子力安全委員会、東電がどう対処したか。

菅政権が官邸において直面したことは、頼りとすべき保安院、原子力安全委員会、東電が「想定外」として対応策について「沈黙し続ける」現実であった」と。原発を推進してきた自民党・公明党からの自己批判なき菅批判。

今日の二つの番組を観て思うことは、23日~25日いわき市→飯舘村(話を聞くのみ)→南相馬市現地支援で議論に重なります。一つは、原発を推進してきた勢力、個人を戦争責任の明確化と同じレベルで明らかにすること。

二つ目は、政府に強制退去措置を求める、そうならない現実に原発立地地域住民のみならず福島県民に累積放射能被ばく、内部被ばく履歴を「ヒバクシャ」として憲法の生存権の保障として「被ばく手帳」を交付すること。

三つ目は、そうした福島原発震災被災者と同じ目線で共に生きる、静岡県的にいうと福島原発震災被災者の犠牲の上に浜岡原発停止が実現していることの自覚とその上で私達が果たさなければならない課題がある、と。

原発の停止の順番を決める制度圏への働きかけをする。四つ目は言うまでもなく「復旧・復興」の将来像が都市と過疎の格差是正、経済成長のためのの原発推進策であったことをのり越える文明史的転換モデルの提示が必要。

そのために福島原発被災者支援と脱原発を柱とする「福島原発震災情報情報センター」(仮称)を立ちあげる、このことをきちんと実行して行かなければならないことを痛感しました。その呼びかけ人は以下のメンバーです。

佐藤和良(いわき市議)、へびいし郁子(郡山市議)、駒崎ゆきこ(前郡山市議)、滝田はるな(新人候補者)、福士敬子(東京都儀)、中山 均(新潟市議)、横田えつこ(岡山県議)、鈴木利弘(高砂市議)、増田京子(箕面市議)、上原公子(自治体議員政策情報センター所長、元国立市長)、そして私。

先ず、原発立地の道・県に呼びかけ人を求め、更に他の県に広げ、7月福島原発震災支援第4弾に向け準備していくことを計画。呼びかけ人を募ります。呼びかけ人が殆どが議員、尚且つ郡山市は9月が延期された選挙。

当面は、福島県で呼びかけられる放射能汚染測定機器の購入や南相馬市の緑のカーテン「ゴーヤ」購入などが活動内容として挙げられています。今日のテレビ番組に改めて福島原発震災の現地を再確認させられた次第です。

Eシフト 脱原発、新しいエネルギー政策を実現する会

2011年06月05日 | ニュース・関心事
長丁場の上記シンポジウム、最後まで聞いていた方々は少なめでした。せっかくの多彩な視点からの企画ですが、ちょっと欲張り感。参加者の質疑のところで10人程を募集した上での回答スタイルはよかったです。

質疑に先立つ前段セッションは、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さん、首都大学教授の宮台真司さん、ジャーナリストの上杉隆さん、ドイツ安全エネルギー倫理委員会のミランダ・シュラーズさん。

飯田さん、11日の官邸のホームページには21:00圧力容器損傷の危険性が残っている、ないないずくしの政府中枢、スピーディは1週間動いていなかったんではないか、との指摘に驚きです。

宮台さん、今、ドイツの気象台の情報を見ているお母さんたちの気持ちがよくわかる、エネルギー自治の時代。マーケットにも国家官僚制に依存するのも危うい、スロースタイルのような自分たちで自治するしくみが必要。 

上杉さ、健全な議論空間を作ろうとしていた矢先に震災が起きた、政府の会見でメルトダウンしているのか、国民が一番知りたい質問してきたのはフリーランスの記者だった。2ヵ月後にメルトダウンを認めた。

ミランダ 社会の声を安全エネルギー倫理委員会に委員を要請された。原子力の専門家にどうしたらいいか、聞くのではなく国民に社会に声を聞く姿勢が大切。日本でも市民参加でこのエネルギーシフトを決めるべき。

そして、この後に生物学者の崎山比早子さんのセミナーがあり、放射能の基本知識、安全のしき値はないということの解説が行われ、質疑に移りました。エネルギーシフトに国民の声が必要です。

何故、今、菅首相は退陣宣言をしなければならないのか!その理由は?

2011年06月05日 | ニュース・関心事
誰しも「議員辞職を約束しながら居座っている鳩山前首相にペテン師と指摘される」いわれもないないにも関わらず、ネットニュースでは夏に退陣を表明したとのことです。なぜ?と私は考えますが皆さんはどうでしょうか。

もちろん、失態・失政の部分が菅首相に半分はあるとしても、半分は原発推進の勢力と官僚からの抵抗であることを考えれば、退陣の表明など必要なく原発推進戦略の段転換を明確にして欲しいと考えるのは私だけでしょうか。

福島原発の収束のめども立たない中で、菅首相が退陣すれば収束展望が見えてくるのでしょうか。各マスコミ世論調査で、今回の不信任な決議の提出、小沢グループの動向に対する世論は極めて厳しい判断を示しています。

しかも、内閣支持率や民主党支持率が上がっているという状態です。世論は、展望なき権力闘争に愛想を尽かし、ならば、菅首相の続投を甘んじて受け入れるとの認識ではないでしょうか。私自身、揺れ動きます。

6月議会が始まります。この複雑な政治状況をどのように打開していくのか、民主党自身の試練ですが、市民運動を代弁することを公約している私たちが、何故、今、退陣なのか、大いなる疑問を持ちます。





<菅首相>8月までに退陣の見通し 「2次補正はやる」
毎日新聞 6月4日(土)21時26分配信


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参院予算委で自民・山本一太氏の質問を聞く菅直人首相=国会内で2011年6月3日、藤井太郎撮影

 菅直人首相が8月までに退陣する見通しとなったことが、4日分かった。枝野幸男官房長官が同日「長く居座る気持ちは首相には全くない」と発言したのに加え、民主党の岡田克也幹事長も宮城県白石市で「首相は延命を図ることは全くない」と記者団に語るなど、政府・民主党執行部から早期退陣を示唆する発言が続出。安住淳国対委員長は同日「首相は早晩、重大な決断をすると思う。夏を区切りにするというのは一つだ」と述べた。菅首相の9月の訪米は困難な情勢となった。

 首相は4日夜、民主党の石井一副代表と首相公邸で会談。自らの退陣時期について「(11年度2次補正予算案と特例公債法案で)最大の努力をし、やりきる。職に恋々としない」と述べた。

 首相は2日、内閣不信任決議案採決直前の党代議士会で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の対応に「一定のめど」をつけた時点で退陣する意向を表明。同日夜の記者会見で「一定のめど」について「(原発が)冷温停止の状態になること」と述べ、早期退陣を事実上否定していた。

 だが、2日の菅首相との会談を「退陣の確約」と受け止めている鳩山由紀夫前首相は、首相を「ペテン師」と痛烈に批判。党内の首相に批判的な勢力が両院議員総会の開催を求める署名を集めるなど、党内対立が再び激化していた。

 首相は石井氏との会談で「一定のめど」をめぐって、2次補正予算案や特例公債法案に言及し、枝野氏らが早期退陣に言及したのは、菅首相の退陣否定が「居座り」と受け取られるのを打ち消すためだ。遠くない時期の退陣を明確にしなければ、党内や野党の反発を抑えられないとみて、事態の沈静化を迫られた。野党の協力が得られなければ、11年度予算の執行に不可欠な特例公債法案の成立も見通しが立たず、今後の政権運営が極めて難しくなる。安住氏も退陣時期について「(11年度)第2次補正予算案を編成して、できれば成立することを考えても、そう遠くない時期だ」と指摘している。

 首相に近い閣僚は「首相は『ペテン師』とまで言われて居座る気はない。首相の考えは枝野、岡田、安住氏の発言と基本的に同じだ」と述べ、こうした認識を首相自身も共有しているとの考えを示した。別の党幹部は「(枝野氏らは)週末に一斉に発言する打ち合わせをしていた。首相とも話はしている」と語った。首相に近い若手衆院議員は「あらためて、退陣の時期について期限を言う可能性はある」と語った。

 一方、自民党の石原伸晃幹事長も4日、BS朝日の番組で「長くても7月、できれば6月に辞めてもらいたい」と述べ、菅首相のもとでは政権に協力しない姿勢を明確にした。【横田愛】


地域で極めて関心高い東日本大震災

2011年06月04日 | ニュース・関心事
昨日の城北地区での「みんなで考えよう地域の防災」勉強会は80名もの方々の参加があり東日本大震災、大津波、福島原発震災に対する関心は本当に高いということを実感しました。主催者の皆さんの奮闘に感謝です。

冒頭に城北地区福祉を考える会代表の北条博厚さんから「私達が目指す福祉は制度や上から目線の福祉でなく、私達住民がお互いにささえあって地域の福祉を作り上げていくことです。国会における政治状況にはあきれる」と。

問題提起は、「被災地に取り残された動物レスキューについて」震災支援コンテプロジェクトの源平有加さん、「地質専門の立場から城北地区の地盤の安全性、液状化について」ジーペック社長の松浦好樹さんから。

私は福島原発震災と東海地震・浜岡原発について。参加者が一番関心を示したのは、やはり、「自分の住んでいる場所は液状化は起こるのか、防ぐ方法は」「地盤が悪いので耐震チェックをやろうと言う気持ちにならない」。

松浦さんは、具体的に城北地区のボーリング結果を示しながら「液状化の危険性は少ないのではないか。それよりも揺れが相当に長く続くことが想定される。耐震チェックはやった方が良い、筋交い一つで相当に違う」。

とにかく、こうした勉強会を地域できめ細かく開催し住民の皆さんの認識を高めていくことですね。そして、災害図上訓練を少人数でトレーニングしながら具体的対応策を進めていく必要を強く感じました。

本日18:30 静岡市城北公民館(県立中央高校そば)で「防災勉強会」

2011年06月03日 | ニュース・関心事
■6月3日城北学区で福島原発震災報告兼ねた
防災勉強会を開催します。

3:11東日本大震災、大津波、福島 原発震災を目の当たりにして「1000年に一度の東日本大震災 みんなで考えよう、私達の地域の防災! 東海地震に東南海地震、南海地震、 三連動が来たら」をテーマに6月3日(金)18:30城北町内会公民館で「城北地 区の福祉を考える会」(代表 北条博厚 城北在住)主催で開催します。地域の防災をみんなで考えましょう。ぜひご参加下さい。

<お話>福島県田村市に取り残された犬や猫などペットの 救出活動に参加してきた「震災支援コンテプロジェクト」の源平有加さ海地震についての解説およ び城北地区の地盤の安全性や液状化について、「地質調査会社 ジーペック社長」の松浦好樹さん、そして、福島原発震災と浜岡原発と城北地 区については市議会議員まつや清。

23日~25市まで福島県いわき市→南相 馬市にボランティア支援、現地視察に行ってきました。いわき市は3回目ですが飯舘村や南相馬市 含めて新しい問題に気がつかされます。津波は巴川に来る?私達の地域=あさばた遊水地周辺の軟弱地盤は?液状化の問題はどうなる?故郷を 追われた人たち、残された動物たちは?浜岡原発派止まったけどほんとうに安全なの?一緒に考えましょう。

菅首相の「一定のめどが立った段階」の意味

2011年06月02日 | ニュース・関心事
ぎりぎりのところで「菅ー鳩」会談があり「大震災の復旧・復興、原発事故の収束の一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぎたい」とする合意にこぎつけ、自民党・公明党の内閣不信任案は否決されました。

ただ、この合意は非常にあいまいで、鳩山首相は「一定のめどとは復興基本法の成立と第2次補正予算の成立でなく方向性のめどができた」時点と代議士会で述べましたが、首相発言の「原発事故収束」がはいっていません。

「原発事故の収束のめど」は実は全く立っていません。また、「責任を引き継ぐ」とは言っているものの「退陣」は明言していません。これが野党・自民党から大きな批判を浴びているところですが、菅首相の粘り腰です。

いずれにしても、3つの約束(1)復旧・復興に向け最大限の努力をする(2)民主党を決して壊さない(3)民主党中心の政権を自民党に戻さない、は一定程度の党内の支持を受けた形になりました。

「責任を引き継ぐ」意味や時期があいまいだからか、新党結成を視野に入れているためか、「菅ー鳩」合意に拘束されないと云う意味なのか、小沢元代表は国会を棄権をし姿を見せませんでした。小沢さんらしい。

菅首相が退陣を意識するなら、とにかく浜岡原発停止の歴史的決断、その先の原発依存からの脱却、原発停止基準ー地震発生時期、老朽化、新規中止、福島原発震災経験による新たな基準ーを明確にすべきです。


※※
<菅首相>退陣の意向表明 「震災対応、一定のめど後」
毎日新聞 6月2日(木)12時38分配信


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民主党代議士会であいさつする菅直人首相=国会内で2011年6月2日午後0時13分、武市公孝撮影

 菅直人首相は2日昼の民主党代議士会で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の対応にめどをつけた段階で退陣する意向を表明した。自民党など野党3党の提出した内閣不信任決議案が同日午後の衆院本会議で採決されるのを前に、退陣に言及することで民主党内の造反を抑えるのが狙い。菅首相は代議士会で「一致団結しての否決」を求め、不信任案に賛成することを表明していた鳩山由紀夫前首相も反対に転じ、不信任案は否決される見通しとなった。

【よくわからない人間関係】明快図説■民主党の党内人脈図

 首相は国会内で開いた代議士会で「大震災に取り組むことが一定のめどがついた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいきたい」と述べ、退陣の意向を表明した。今国会を大幅に延長し、第2次補正予算案が成立する今夏以降の退陣が念頭にあるとみられる。

 首相はまた、(1)復旧・復興に向け最大限の努力をする(2)民主党を決して壊さない(3)民主党中心の政権を自民党に戻さない--の3点を約束し、不信任案否決への結束を求めた。代議士会では首相の表明を歓迎する意見が相次ぎ、不信任案否決方針が拍手で了承された。党内からの造反は可決に届かないことが確実になった。

 菅首相は代議士会に先立ち、国民新党の亀井静香代表、鳩山氏と首相官邸で相次いで会談し、震災対応が一段落した後に辞任する意向を伝えた。鳩山氏は代議士会で「菅首相は重大な決意を申されたと理解する。ぜひ一致して行動できるように私の方からもお願いしたい」と不信任案の否決を呼びかけた。ただ、鳩山氏は「補正の成立というよりも、めどをつけていただきたい」とも述べ、2次補正成立前の早期退陣を求める考えも表明した。

 一方、民主党の小沢一郎元代表は代議士会後、議員会館の自室で小沢系議員に対し、不信任案の対応について「これまでと違う状況を引き出した」と語り、自主投票を指示した。小沢グループは2日午前、都内のホテルで会合を開き、2月に民主党会派離脱を表明した16人のグループら新人衆院議員を中心に約50人が集まった。

 これに対し、執行部側は党内の締め付けを強めた。安住淳国対委員長は2日午前、国会内で記者団に造反者への対応について「不信任案に賛成すれば、誰でも何人でも除名(除籍)する。(本会議終了後)今日、役員会、常任幹事会を開いて一気に決める」と強調。一方で「賛成票を投じる重さは欠席とは違う」と欠席については差を付ける考えも表明した。岡田克也幹事長も代議士会で「厳正に対処する」と強調した。

 衆院の定数は480。採決に加わらない横路孝弘議長や欠員1に加え、棄権する共産党9議席や社民党6議席を除いた過半数は232票になる。衆院本会議は2日午後1時半に開会。自民党が不信任案の趣旨説明後、各党がそれぞれ賛成、反対の討論を行う。採決は記名投票で行われ、開会から約1時間半で結果が判明する見通しだ。【須藤孝】

 ◇具体的時期、あいまい

 菅直人首相は2日、民主党代議士会で東日本大震災の対応に「一定のめどがついた段階」で退陣する意向を表明したが、退陣の具体的時期は、はっきりしない。鳩山由紀夫前首相は代議士会で「11年度2次補正予算にめどをつけてほしい」と発言し、2次補正予算案を編成した段階で早期退陣するよう求めた。「一定のめど」が「編成」か「成立」を指すのか、不信任案採決という決戦を前にしたぎりぎりの合意は同床異夢の面も残した。

 首相の退陣表明は、民主党内の大量造反が確実な情勢となったことが背景にある。何の手も打たなければ、午後から開かれる衆院本会議で内閣不信任決議案が可決される可能性が否定できず、否決することができても党分裂は必至の情勢となっていた。首相周辺は、「不信任案が可決されれば解散に踏み切る」とのメッセージを発していたが、地方選も実施できなかった被災地の状況も考慮しなければならない。

 いずれにせよ可決されればさらなる政治の混乱は避けられず、東日本大震災の対応や原発事故対応も混乱することは確実で、首相としてはなんとしても可決は避けなければならなかった。

 首相は代議士会でのあいさつで「民主党を壊さない」と強調した。代議士会の開会直前まで続いた鳩山氏との会談でも、結党時の党首として民主党に強い思い入れのある鳩山氏に対して同様の認識を強調したとみられる。対決姿勢を強める小沢一郎元代表ではなく、鳩山氏に対して「一定の区切りをつけた後」の退陣を表明して、合意にこぎつけることで不信任案否決の方向をなんとかつけようとした。【須藤孝

「浜岡ローカルサーファーズ」の福島原発震災を考える「こころの寄り合い」集会に参加

2011年06月02日 | ニュース・関心事
不思議な縁がとりなすライブのような集会でした。ニュヨークで活躍する現代美術家、写真家の平川典俊さんから6月1日に「浜岡の若い世代が福島原発震災を受けて地元で勉強会をやるので協力して欲しい」から始まりました。

主催は上記の通りですが、講師陣は、平川さんと私とフォトジャナーリストの豊田直巳さん、縄文エネルギー研究所の中山康直さんの4人。参加者は30人くらいですが、若い人ばかり、子連れのお母さんたちも結構いました。

会場は、さすが原発立地市だけあって豪華絢爛、これが地域の公民館、びっくりするような立派な建物でした。ですが、福島原発震災が地元の方々に与えた影響がすごいものであることを参加者のまなざしに感じました。

私自身は「原発立地地域と都市消費者、特に若者との出会い」を願って「ふきのとう」メンバーに車の運転をしてもらって参加したのですが、パワーポイント完成が15:00過ぎ。国会での党首討論聞きながらの作業でした。

浜岡原発停止という事態の中で御前崎市内の原発推進勢力と廃炉勢力の暗闘が繰り広げられていると思いますが、若い世代の「賛成でも反対でもない」とする新しい主体の登場に大きな期待をしたいと思います。

マスコミ取材の中での「こんな形の公的な集会を企画して地元でのいやがらせとかやりにくさはないの」の質問に「全然、みんなネットで得た情報を伝えていくことあちこちでやっています」と元気いっぱいの返事。

私自身は地元の若い青年たちとの出会いだけでなく平川さんからの「第五福竜丸のドキュメンタリー映画の海外での反響、福島原発震災に駆けつけている海外の技術者たちの反応」の紹介は興味深く聞きました。

そして、豊田さんの「劣化ウラン弾による内部被ばくや福島原発直後に1000マイクロシーベルトを越える現地のすざましいばかりの状況、静岡県茶の放射能汚染は東京電力に賠償請求すべし」など刺激的発言になるほど。

「ふきのとう」メンバーはどう受け止めたのでしょうか。新しい時代が始まっています。今日の内閣不信任案は一体どうなるのでしょうか。原発依存からの脱却こそ、国会が明確にすべき最重要課題であると思います。