ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

やっとやっと

2022年01月21日 | ひとりごと
今年の1月はよく雪が降る。
けれども根雪にはならずに、数日もすると溶けてしまう。


つい先日年が明けたと思ってたら、もう今日は20日。
今年のおせちは新婚カップルの長男くんとTちゃんが参加してくれた。

いつもより奮発してカニ鍋にした。

雑炊の美味しかったことったら…また来年までのお楽しみ。

夫がクリスマスプレゼントにもらったイクラ作ったイクラ丼。

年末から年始にかけて、妙な咳が続いたり、鼻が詰まったり、喉がしくしく痛んだり、頭がぼーっとしたりの症状が日替わりで出てきた。
朝起きて症状を訴えると、漢方師の夫が眉間にシワを寄せながら処方に取り組み始める。
しばらくすると小さな瓶に入った漢方薬の粉末をわたしに見せて、「計量スプーンの〇〇を使って○杯お湯に溶かして飲みなさい」と言う。
言われた通りに飲んでしばらくすると、症状がみるみる軽くなる。
夫も風邪の症状が続いていたので、二人分の処方をしなければならない日がけっこう長く続いていた。
もちろんPCR検査は受けに行っていたけど、結果はいつも陰性。
夫の患者さんの間に、コロナウイルスに感染した人が続々と出てきたけれど、漢方薬の処方で症状は改善した。
後遺症で臭覚が無くなって困っていた人がいたけれど、鍼治療と漢方薬でそれも改善した。
今も社会はワクチンを打て打てと推奨しているけれど、オミクロンなどの新株に対応しているわけでも無いのに、人工的な抗体を何度も体内に入れることが最善策だとは思えない。
漢方薬などのような、経口で免疫力を高められるような方法の開発に、もっと力を入れるべきなんじゃないのかなあ。
大企業のワクチンばかりがゲリラ雨のごとく世界の空を覆っているのは異常だと思う。
いや、そのワクチンが手に入らない国だってある。
なんだかなあ…としみじみ思う。

台所のテーブルのみならず、カウンターにまで増殖し始めた漢方薬たち。
ちなみに、手前右端の二つは、膀胱炎になりかけて困っているわたしのための特効薬セット。


早く漢方薬の専用部屋をどこかに見つけて欲しいものだ。
そうしないと多分、近々台所は占領されてしまう。

最近我が家で流行っているバナナケーキを作るのに欠かせない秤さんたち。

グルテンフリーなのでアーモンドフラワー100%で作っているのだけど、これが意外に美味しい。
卵と溶かしバターとベーキングパウダーとお砂糖少々、そしてアーモンドミルクと真っ茶色になったバナナがあればいつでもできる。

友人のアードリィが、ふと入ったお店で見つけて、すぐにまうみのことを思い出したからと買ってきてくれたハート型のペーパーオーナメント。

一片一片の楽譜が、どの曲のどの部分なのか、ワクワクしながら眺めている。

おかげさまで仕事の方は順調で、大人生徒が増えてきた。
そのうち女性が3人で男性は6人、計9人のうちの6人がアフリカンアメリカンで、ほとんどの人たちが一から習い始めている。
そしてなぜだか5歳児6歳児も続々と加わってきて、今では生徒全体の3分の1を占めている。
6歳以下の子どもを教える自信が無かったのに、なぜかコロナ禍以降に気が変わって、今ではすっかり6歳児ランドみたいなことになっている。
おばあちゃん先生だからかな?
6歳児といっても人それぞれ、いろんな6歳児がいる。
モジモジしてる子、おしゃべりな子、堂々と反論してくる子、褒めるとクシャッと笑ってありがとうと言う子。
いろんな色があってとてもおもしろい。
コロナ禍以降に加わった子たちはみんな、最初からマスクをしてるので、初対面の時から顔の3分の1しか見えない。
だからたまに、彼らが家の外に出てマスクを外し、玄関のドア越しに話しかけてきたりすると、へぇー、この子、こんな顔してたんだって思ってどきっとする。

人口約930万人のニュージャージー州の新感染者数は、クリスマス後の2週間で劇的に増えたけど、今また劇的に減り続けている。
減り続けてはいるけれど、まだやっと1万人を切るか切らないかで、100人以下になっていた夏の100倍だ。
感染者が増えると夫の仕事量が減る。
だからわたしの生徒の数が増えるのはとてもありがたいのだけど、やっぱり65歳を迎えつつある体にはきついものがある。
気がつくとピアノ教師生活40年越えの長い年月の中で、もっとも多い生徒数を抱えてしまっていて、毎日ぎゅうぎゅう詰めのスケジュールだ。
一日中点けっぱなしの空気清浄機や加湿器の稼働音も、耳慣れしたといってもやはりストレスになる。
贅沢なことを言っているとわかっているのだけれど…。

そんなこんなで疲れ過ぎが続いていて、朝起きた瞬間から体がだるい。
そろそろ来るなと思っていた膀胱炎が、予想に違わず、気がつくと素知らぬ顔して居座っていた。
夫に言うと、膀胱炎用の漢方薬を処方してくれたのだけど、少しでも飲み忘れると我が物顔で暴れ出す。
今回は重症になる前に治療し始めたので、まあそれだけでも良しとしよう。

というわけで、ブログを書こうと思う気持ちは山々なのだけど、気持ちで体を引っ張ることができなくなった。
もっと上手に休まなくてはね。
せめて週末だけはと思っても、毎週のように公開講座の指導やらオーディションの審査やらコンサートやらの予定が入っているので落ち着かない。
日本に行きたくても、わたしが受けたJ&J社のワクチンは入国許可が下りないので行けない。
なんだかなあ…と小さなため息をつきながら天井を眺めると、角のところで蜘蛛の巣の残骸がふわふわと揺れていた。
そろそろ寝ないと。
コメント
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