夫は日に日に良くなってきていて、だから余計に隔離されていることにイライラを募らせている。
わたしも実際に当事者の家族になってみて、この線引きの曖昧さと難しさに困惑するばかり。
相手は目に見えないウイルスだし、当局の言うことはこれまでにもコロコロと変わってきたし。
一体何が本当なのか、それをどうやってわたしたちのような素人が見極められるというのだろう。
今週末の土曜日に予定していた、大人の生徒さんたちだけのリハーサル演奏会は、うちが会場になっているだけに悩ましい。
わたしは感染していないし、夫はほぼ2階に閉じこもっているし、開催前に窓という窓を開け放ち、高性能の空気清浄機を2台置いておけば、マスク着用で行ってもいいのではないかと思う。
けれども、その演奏会に参加したせいで感染した、なんてことになったら、その人は本番の演奏会に出られなくなってしまう。
それは絶対に避けたい。
今週はずっとヴァーチャルでレッスンしたのだけど、ソロで弾く曲はともかくも、デュエットの曲は一緒に演奏することができないから、間合いの取り方や表現の合わせ方を伝えられなかった。
まあ、その一方で、細かい部分の個人チェックが徹底的にできたのだから、それはそれで良かったのだけど。
夫の抗原検査の結果は今だに陽性が続いていて、なので今朝はPCR検査を受けに出かけて行った。
この検査の話もいろいろあって、どこまでが確定なのかが疑わしい。
ある人など、すっかり症状が消え、体調も元通りになったにも関わらず、検査の結果だけはいつまで経っても陽性が続いたそうだ。
検査結果が陽性でも4日経ったらうつらない、というのはドイツの規定らしく、だからドイツ人の生徒たちは感染後ゴホゴホと咳をしながらレッスンを受けにやって来る。
迎える側のわたしは(ほんまかいな?)と少々怯えながら、マスクを着用して教える。
昨日電話で話した友人は、「今じゃもう手から手の感染はほぼ無い、というのが常識になっているよ」と言っていた。
だから空気感染にだけ注意したらいいんだと。
だけどやっぱりなんとなく、夫が触れたであろうと思われる物に触った手は、石鹸でゴシゴシ洗いたくなる。
2020年の3月にコロナ禍が始まった頃、買ってきた物は食品から何から全部、パッケージや買い物袋まで、99%の消毒アルコールで拭きまくっていた。
手は洗い過ぎてガシガシになり、心の中までアルコールの匂いが染みついたような気がした。
空間がグワーンと歪み、まるでSFの世界に突然閉じ込められたような感じ。
あの頃を思うと、今はかなり平常に戻った。
けれどもCOVIDは、今も活発に営業中だ。
去年あたりから、ワクチンには感染を防ぐ効果は無いけれど、感染しても症状を軽減させることができるという論調にかわってきた。
ワクチンによる被害を受けた人たちによる訴訟も始まった。
つい先日、こんなツイートを見つけた。
Holy shit! I knew it!
— 眞海🇺🇸🇯🇵🇰🇷 (@maumi11) October 25, 2022
EU議会で、ファイザー社幹部が、一般に販売する前に感染を防げるかどうかのテストをしていなかったと証言した。
言い訳がコレ。
「我々は本当に科学のスピードで動かなければならなかった。危険を顧みず全てを行わなければならなかった」
世界中の大メディアは大騒ぎしてる? https://t.co/Q3kwSVM2QO
知ってたけどね。
でも改めて会社幹部が話しているのを見るとなんとも言えない気持ちになる。
天文学的な儲けを得てからの証言だから余計に腹立たしい。
秋が猛烈に美しさを増している。