![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/a2/b1e0e2db0e00bcce4608769bbac6ed35.jpg)
マサチューセッツ州のある森の中に、突然ピアノが現れたそうです。
ピアノの前で腰を屈めているのはおまわりさん。
調律もばっちりで、今すぐに演奏可能な状態のピアノ。
絶妙な位置に置かれた椅子。
とってもミステリアスなピアノです。
いつか、ほんとの森の中でピアノが弾けたらどんなだろう、なんて考えたりすることもあるわたしには、かなり興味をそそられる写真でした。
話は変わって、
最近またグングン冷えてきました。11月というより、もう真冬っぽい気温です。
10才の女の子ジョージィを教え終わり、彼女に見送られて玄関のドアを出ようとすると、
「温かくしてね。まったく、こんなの1月の寒さだよね。楽しい感謝祭を迎えてね」
と、とっても親切で、大人チックで、思いやりのある言葉をかけてくれました。
彼女の家の階段を降りながら、わたしはふと、こんなこと、日本の子供達は言うかしらん、と考えていました。
こちらに来て教え始めてから8年近くが経ちました。
生徒達がよく話しかけてくること。
言い訳にせよ、たまにはちょっぴりウソにせよ、自分がどんな1週間を過ごしたのか、弾く前にまず説明しようとします。
わたしの言葉の使い方が強過ぎたりすると、そういう言い方は良くないと思うと嗜めたりもします。
そして挨拶。
これはほんとに上手です。5才の子供でも、寒いから風邪ひかないようにとか、楽しい週末をとか、
きっと大人の真似ではあるのだろうけれど、自然に口にする言葉のレパートリーの広さに感心します。
こんなこと、わたしの息子達(すでに成人しています)には言えないだろうなあ、と反省することしきりです。
だって、このわたしがそういうことをよく言う大人では無かったからです。
こちらに来て、どちらかと言うと英語の常套句のような感じで、まず挨拶の仕方を覚えなくてはなりませんでした。
そうでないと、わたし自身が、まるで言葉の足らない幼児になってしまったような感じがしました。
今では、時々ずっこけながらではあるけれど、なんとか10才並みの挨拶ぐらいはできるようになりました。
息子達は、そうですね、この先ガールフレンドとか友達の真似をして、いろいろ上手になっていくしかありません。
さらに話は変わって、
今夜は、少人数(6人)の、フルートとクラリネットのアンサンブルの練習に行ってきました。
いつもの大人数とは違って、自分の音がもろに聞こえてくるし、
自分がコケると途端に響きが変になってしまうので、一音も気が抜けずなかなか大変でしたが、
音楽の、また違う楽しみを味わえたような気がします。
この練習は、来月の中旬にある、モントクレアのロータリークラブのクリスマスランチョンでの演奏のためのものです。
来月は、町の中央広場の巨大クリスマスツリーのライト点火セレモニーでの演奏、
消防車のはしご車に乗って町中を回るサンタクロースさんの前座演奏(彼にくっついてバスで移動します)、
いろいろと町の行事のボランティアに忙しくなります。
どちらも滅茶苦茶寒いので、分厚い手袋の指の先っちょだけブッツンと切って、クラリネットのキーを押さえられるようにしたり、
サンタクロースのおじいさんもびっくりなほど厚着をしたり、
とにかく寒冷地仕様に身を包まなくては
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_snow.gif)
もうほんとに年末になっちゃうんですね。
びっくりです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
アメリカの子供たちが「大人チック」な言葉をかけてくれるのとはニュアンスが違うんやろか?
身に着いてるかどうかの差かな。
それに慣れてしもて日本にたま~に行くと、ありゃ、みんな愛想無いなあ……って思てしまうんですね。そやし、わたしはかなり怪しいおばはんになってしまいますねん。それでのうても怪しいのに……。
こっちのこまっしゃくれた奴は相手のことを思いやるような事は言うてないわ。