納棺師でもある自分に葬儀社さん経由で通達。新型コロナ感染のご遺体について。
— 飛龍院日晨 (@flydragon333) March 15, 2020
都と指定医療機関、火葬場の間でガイドライン策定。
この通達を受けて今後ガイドライン通り対応します。
また未検査が大変多い為、心苦しいですが未検査肺炎患者様のご遺体も同様の扱いとなります。
現場はピリピリです。 pic.twitter.com/dVYTo8s0De
納棺師の方に葬儀社経由で送られてきた通達の内容を書き起こしました。
新型コロナウイルスの感染により亡くなられた方の火葬ガイドライン…。
未検査が大変多いため、肺炎で亡くなられた方々のご遺体も、同様の扱いとなるとのことです。
どのような扱いなのか。
書き起こしの文章(特に赤文字の部分)を読んでみてください。
通常は24時間以内に火葬してはいけないとされています。
墓地、埋葬等に関する法律第3条により、「原則として、死体は、死後(もしくは死産後)24時間以内は火葬してはならない」と規定されているからです。
そして、納体袋に入れられているため、お別れの時に顔を見る事もできず、火葬炉前での読経やお花入れなどもできません。
そしてそれは肺炎によって亡くなった全ての方々が対象になっています。
1ヶ月ほど前に、武漢で亡くなった子どもたちの遺体が、納体袋が不足していたために、一つの袋に3人入れられていたのを観た事があります。
この世の地獄だと思いました。
日本は、本当はどうなっているのか、現場からの声だけが頼りだなんていう状態はおかし過ぎると思います。
新型コロナウイルス感染ご遺体の対応について
拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より、弊社〇〇をご利用頂き、心より厚く御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ご遺体火葬及びご来場者様の二次感染防止を目的として、行政並びに有識者様のご指導を踏まえ、下記の通りご対応をさせていただきます。
関係各社様に於かれましては、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。敬具
記
1. 死亡後24時間経過しなくても、火葬は可能でございます。
2. 火葬のご予約は、友引日以外15:00、火葬終了後の16;00以降となります。
※当日の状況により、火葬ご予約のお時間は前後する場合がございます。
3. 医療機関にて、ご遺体を納体袋に納めた後、表面の消毒をお願い致します。
4. ご遺体は、医療機関内で納棺を済ませてから、搬送業者様へお引き渡しをお願いいたします。
5. ご遺体弊社到着時、職員安全確保のため、防護服着用のご対応になる場合もございます。
6. 火葬炉(等級)のご指定は可能ですが、状況により限定することもございます。
7. 火葬炉前での読経、花入れ等は、固くお断り致します。(ご遺影はお飾りいただけます。)
8. お立会い人数は、ご親族5名以内とさせていただきます。
※濃厚接触者、感染の疑いのある方のご来場は固くお断り致します。
9. ご火葬中の待合室につきましては、当社指定のお部屋(〇〇)をご利用いただきます。また、場内の移動区域の制限をさせていただきます。
10. ご遺体保管はできませんのでご了承ください。
11. 式場は、骨飾りにてご利用いただけますが、感染の疑いのあるご会葬者様のご来場は固くお断り致します。
12. ご収骨容器はご選択いただけます。
13. ご火葬料金は、通常料金となります。
14. 第三者及びご関係者以外のお問い合わせ、ご来場は固くお断り致します。
尚、通常業務中より、除菌、消毒は頻繁に行わせていただきます。
注)上記は、現況点での受け入れ要領です。今後行政等の指導により、改める場合もありますのでご了承ください。
なぜなら、感染症などの特例を除いて24時間以内の火葬は認められていないから。感染症なら24時間以内に火葬してもいいよということなので、ただの肺炎では法律に触れると思う。
この文面を読む限りでは、肺炎で亡くなった方は一律に、新型肺炎に罹患された可能性があったかもしれないとして、感染症死亡扱いにして24時間以内に火葬しているということだと思います。
だからこそ恐ろしいし問題だと思っています。
亡くなった後に検査をして、陽性の診断が下された方もいらっしゃったと思うのですが、とにかく日本の陽性検査に対する遅々とした取り組みを改めて欲しいと願っています。
これは、文書のどこに書いてあるのかな?
これを受けて社内協議をしました。
その結果、未検査の肺炎患者様のご遺体につきましては、施主様の同意を得た上、指定感染症と同等の防疫処置を取らせていただくこととなりました」
ということのようです。