ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

レンガ道とノーマスクお祝い夕食会

2021年06月02日 | ひとりごと
地面のあちこちからゲップが聞こえてきそうなくらい、雨が延々と降り続いた先週の1週間。
階段の工事も終わったので、少しずつ買い溜めておいた花で花壇を作ることにした。
雨のおかげで土もかなり柔らかくなって掘りやすい。
まずは工事で余ったレンガで通り道を作ることにした。
作り方はいつものように超〜適当で、全て周りにある物で済ませる。
レンガ道その1は、11年前に引っ越してきた時に、地面を掘ったら続々と出てくる(多分この家を建てられた時の余ったレンガだと思う)レンガを使って適当に作った。
今回のレンガ道その2は、その1がさらに続いていくような感じにしようと思って作ってみた。
周りに植えたのは日々草。
この花にはずっと興味が無かったんだけど、前に一度だけ植えたことがあって、そしたらもう名前の通りに毎日毎日、それは元気に明るく咲いてくれて、見るたびに嬉しくなった記憶があって、いつかまた植えたいと思っていた。
階段の工事中は職人がここにズカズカと踏み込んで、セメント作業の準備をしたりしたので、年代物の紫陽花も菊も、それから名前も知らない低木も、かなり被害を受けてしまったし、セメントの残骸があちこちに落ちていた。
なので思い切って土を掘り返し、そこに新しいオーガニックの土を足した。
その辺りで既に、わたしの額のカラータイマーは赤くなり、点滅が始まっている。
いやでも、ここでやめるわけにはいかない。
もう既に買ってあった花が、長いものでは2週間以上も移植されないままだったので、今にも枯れてしまいそうなのだ。
そこでなけなしの根性を引っ張り上げてきて、コツコツと植え替えて行った。

所要時間は昨日と今日の合計で約6時間。
弟がくれた膝当てがとても役に立った。サンキュ〜!



これがレンガ道その1。



さて、メモリアルデーウィークエンドだった3連休は、ワクチン接種者同士ならノーマスクで会えるようになったお祝い?夕食会を友人たちとした。

3連休の初日の土曜日は何もせずにダラダラして1週間の疲れを取り、日曜日は友人夫妻&マンハッタン在住の彼らの友人夫妻と、月曜日はお隣の友人夫妻と一緒に、ご馳走とおしゃべりと音楽を楽しんだ。

1年半ぶりの友人とのハグ。
あ〜長かった〜…としみじみ。
でもまだ半信半疑であることも事実で、次々に現れてくる新しい変種株ウイルスの存在を無視できないし、個人的で簡単な防御はまだまだ続けていくべきなんじゃないか、と思ったりもする。
けれども空気感染力が非常に強いタイプのものには、そんな事も役に立たないかも知れないのだけど。

でもまあ、とにかくお祝いしよう!と誰もが満面の笑顔でワイングラスを差し出す。
長かったような短かったような、いや、絶対に短かったとは思わない。
この間に命を亡くした人たち、とても辛い治療を受けた人たち、治ってからも後遺症に悩まされている人たち、そしてそういう人たちを懸命に治療してくれている人たち、仕事や生きがいを奪われて辛い状態が続いている人たち、そこから這い上がってきた人たち。
今回のことほど、政治がわたしたちの暮らしに深く濃くつながっているということを感じたことは無かった。
政治家の質、政治家の知恵、政治家のやる気、それが有るのか無いのかで、国民の命と健康が守られたり棄てられたり。
この災難が一国だけでなく世界中が共有したものだったから、国や政治の在り方、そして社会のシステムがどれだけしっかりしているかなどがよく見えた。
油断はまだまだできないけれど、2ヶ月前の4月1日には新たな感染者が5600人もいたのに、昨日の5月31日は197人にまで減っている。
ニュージャージー州の人口はおよそ900万人だから、この数字はかなり低い。
ああ、やっとここまで来たんだなとしみじみ思う。
これまでにうちだけの場合で言うと、連邦政府や州政府から、いろんな種類の支援金やコロナ特別緊急失業保険金を受給できたからこそ、細々ながらも仕事を続けられてきた。
幸運な方だったと思うし、そのことを心から感謝している。
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2 コメント

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Unknown (sarah)
2021-06-02 21:34:42
親しい人たちと食事ができるって、嬉しいですね^^
以前は普通のことで、その普通のことが普通ではなくなって・・・
日常の何気ないことが、本当は大切だったのだと、日常を取り戻せていない日本で考えています

荒れた道を、後ろから巨大なブルドーザーがやって来て、あっという間に平坦な道にしてしまって、人々が楽しそうに歩いている
アメリカって、そんなイメージです

トップが変われば世の中が変わる、なんて、日本に居て、これから経験できるのでしょうか~

こんな状況では東京オリンピックなんてムリ、と思っていたら・・・
何が何でもやる気のスガ政府、狂っています!
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sarahちゃんへ (まうみ)
2021-06-04 01:49:57
この1年半が長かったのか短かったのか。
けれどもまだまだ収束にはほど遠く、ひどい状態から抜け出せたところ、という認識なんですが、ひとまずお祝いをしようということで意見が一致して集まりました。

本気になった時のアメリカは、例え政治家がバカでもまともな対策が次々に、臨機応変に現れ、てきぱきと対応が為されていく…まあそれも全てが全て、というわけにはいかないのですが…ところはすごいと思います。

日本がもしこのまま五輪を強行してしまったら…一体どんなことが起こり得るのか。
それは誰にもわからないことだけど、良いことは少ないとわたしは思っています。
せめて90万人の学童生徒の観戦は中止にさせたいです…。
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