10年近く、怠慢な持ち主のせいで、肥料も剪定も与えてもらえない苦境を生き抜いてきてくれた芍薬さんが、大きな花を咲かせてくれた。
薄桃色の花だったのだな、と初めて知った次第。
香りはたおやかで、近くにいるだけで気持ちが安らぐ。
今の時代、YouTubeで検索したらいくらでも得られる世話のやり方を学ぼうともせず、与えるのは何日かに一回の水だけ。
大変だったろうなあ。
今年こそは、花を咲かせてくれたお礼肥もあげて、剪定にもトライしてみようと心に誓った。
先日の、30回目だか31回目だかの結婚記念日に、新しくできた手巻き寿司レストランでランチセットを食べた。
2種類の前菜と3種類の手巻き寿司。
コンビニのおにぎりみたいに、プラスチックのカバーを左右に引き抜いて食べるのだけど、これがなかなか難しい。
味はどれも美味しかったけど、これ、アメリカンの飽食腹には物足りないんじゃないかな。
日本も温暖の差が激しいらしいけど、こちらも同じで、朝晩はいまだにヒーターを入れないといけないぐらいに寒い。
日中の日差しは夏そのもので、肌を晒すとジリジリと焼かれるのだが、日が暮れると途端に冷えてきて、厚手のカーディガンを羽織り、足専用の電気こたつに突っ込む。
毎年こんなだったっけか?と記憶を辿ってみるのだけど、全く覚えがない。
年々こんなことは無かったなあ、と言いながら季節を過ごすことが増えたような気がする。