ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

1年がどんどん短くなる今日この頃

2023年12月09日 | ひとりごと
12月に入り、朝晩が零下まで冷え込み、家々の軒先や前庭にクリスマスのイルミネーションが輝き始めた。
この月の3分の2は一年のうちで一番暗くなり、毎年夫はそのことが気になるようだ。
わたしは逆にちょっぴりワクワクする。
どん底まで落ちたらあとは這い上がるのみ。
ちょっとニュアンスは違うけれども、その時のワクワクと似ている感じがする。

街の通りでは、路上駐車が2時間無料になる。

YMCAの建物の地下にも。

わたしはケチなので、週3日のアクアビクス&スイミングに通うときは、2時間無料の路上駐車を実行すべく最大限の努力をする。
かなり離れていてもとりあえず空いている場所を探すのだけど、真夏と真冬はけっこうきつい。
なのでこの無料期間はとてもありがたい。
もちろん競争率は半端ではないのだけど…。

雨が降り続いた時に目の前に突然現れた巨大ゲジ虫(ゲジチュウ・息子たちが名付けた)。


昨日はインプラント治療の2回目(最後)の手術を受けた。
1回目のそれは、骨まで浸潤していた膿を取り除き、欠けた部分を補修するという手術だったので、時間がかかるわ痛いわで散々だったのだけど、今回は切開と縫合はあったものの30分程度で終わった。
被せ物の型取りをして、さあ帰ろうと思ったら、アシスタントの女性がやって来て、ちょっと話がしたいと言う。
「うちでももちろん被せ物を作ることはできるけれど、あなたの場合は上の前歯なので、色や形を完璧にできる専門の施設にお願いする方がいいと思うのですが」
「専門の施設?」
「そう、うちと提携している施設が何ヶ所かあるので、そこに行ってカスタム仕様の歯を作ってもらうことをお勧めします」
「その費用はどうなるんですか?」
「加算されません」
「それはありがたいです。でも、そこと予約を取らないといけないんですよね?」
「そうですね」
「今わたしにとって1番重要なのは、29日の日本行きまでに治療を完了するっていうことなんですよね」
「わかっています。だからドクターも若干治療の行程を早めたわけですから」
「それって可能なんでしょうかね?」
「うーん…一緒に事務カウンターまで行きましょう」

親切なスタッフさんが施設に電話をかけてくれたのだけど、来週の水曜日しか空いていないと言われ、それだと28日までには無理だとわかり、また診察室に戻る。
じゃあここでやりましょうということになり、歯の色をサンプルで決めていると、さっきとは別のスタッフさんが駆け込んできた。
「なんとかして28日にはこちらに届けるって言ってます!」
マジか!(心の声😅)
というわけで、13日の水曜日に行って、カスタム仕様とやらの被せ物を作ってもらうべく、また1時間ほどの間、あんぐりと口を開けることになった。
そして出発前ギリギリの28日に、その被せ物が歯科医のもとに届き、めでたく前歯が揃うことになるわけなのだが、ドクターとアシスタントはしみじみと、その被せ物がピッタリとあなたの口に収まることを祈るばかりですと言う。
この間約1時間、治療より長い時間を、わたしの極めて個人的な要望で振り回してしまった方たちに、心からの感謝とお詫びを申し上げる。


さて、昨日からうちの猫たちがかなり動揺している。
前々から仲が悪かったハチワレ猫が、うちの裏庭によく現れるようになったかららしい。
ハチワレ猫っていうのはこんな感じの猫で、わたし的には好きなんだけど、空と海は彼とは仲良くなれないみたいで、喧嘩をしては頭やら首筋に傷を増やして帰ってくる(特に海は傷が絶えない)。

その猫が、なんと、ネコ窓に頭を突っ込んで、部屋の中に入って来ようとしているではないか!
部屋の中では空が、外では海が、うぎゃ〜うぎゃ〜と大声で威嚇しているのだが、ハチワレちゃんはものともせず、彼らにも増して大声を張り上げるもんだからうるさいったらない。
それにしても、これまでにも何度か、野良猫やアライグマがネコ窓の外から部屋の中を伺っていることはあったのだけど、窓を頭で押して入ろうとしたことはなかった。
それでわたしもびっくりして、勝手口のドアを開け、コラ〜ッと叫んだのだけど、うっせ〜な〜みたいな顔をしてノロノロと階段を降りて行き、長男くんの愛車の下に潜り込んでしまった。
彼はどう見ても野良猫ではなく、うちのように外遊びも許されているどこかのお家の飼い猫のようだ。

それからというものの、我が家ではこんな感じの空海なのである。




お願いだから入って来ないでね、ハチワレくん。
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