アスロスの退院に際しまして、矢作芳人調教師と今後の方向性について改めて協議を重ねました結果、長期休養を余儀なくされ、近々で出走の見込みが立たない本馬の現状から、張り付け馬房削減による登録枠の減少や登録頭数等の関係もあり、本日付けで美浦・蛯名正義厩舎に転厩のうえ経過観察とリハビリを続け、戦線復帰を目指していくこととなりました。なお、蛯名正調教師の目が届きやすい場所において管理を行っていくべく、放牧先を茨城県行方市のミッドウェイファーム内ジェットレーシングに変更。11日、栗東トレセン診療所を出発しています。出資会員の皆様におかれましては、何卒事情をご賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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おおっ! なんとなんと…
諸事情賢察はさて置きまして、この展開は全くの想定外ですし、非常に驚いています。
いや、確かに矢作厩舎は登録頭数目一杯以上に馬を預かっていますし、先々にどんなに楽しみがあったとしても、長期間出走できないと分かっている馬を管理馬として置いておく余裕はないんですよね。
これはもう良いとか悪いとかの問題ではなく、矢作厩舎はそういう道を突き進んでいるわけで、運悪くアクシデントに見舞われてしまった以上、こういう結論になってからアタフタしても始まらないんですよね。。と言いますか、2戦目のレース選択以降、何となく流れがしっくりしていなかったですから、アスロスにとってこの心機一転はむしろチャンスではと…。
復帰までに1年近くを要する中でアスロス自身も成長していくでしょうし、復帰の時は改めてデビュー戦を迎えるのと同じですから、蛯名厩舎のアスロスとして大いに頑張って欲しいと思います。
あ、そう言えば今回は何で鈴木慎厩舎じゃなかったんでしょうね。。もちろん蛯名厩舎で全然良いのですけれど、ちょっとボンドオブラヴのことが思い起こされてしまったもので(^^ゞ
いやぁ、これは絶対に復帰をして勝ち上がり、先々はレイデオロ産駒らしい活躍をして欲しいなぁ…。簡単な道のりでないことは分かっていますが、それが矢作先生や厩舎の皆さんへの恩返しにもなると思いますのでm(_ _)m
【2023/9/24阪神3R 3歳未勝利(ダ1400m)でのアスロス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、引き続き、ウォーキングマシン90分で様子を見ています。
◇小泉厩舎長のコメント 「獣医師によれば、『せっかく繋靭帯炎が良くなったところですから、ここは一度お休みを挟んであげた方がよい』との見立て。まだ若干の張り感があることですし、確かにここで慌てて再発につながるようなことがあってはいけませんからね。当面は水冷とレーザー照射により、脚元が完全にスッキリするのを待ってあげたいと思います」
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脚元のモヤつきが何なのか、まだハッキリとはしていないようですし、要するに油断ならない状態が続いているのだと思います。この小休止(?)で症状が落ち着いてくれれば良いですが、そこはまだ何とも…といった感じですね。
いずれにしても、当面はこのまま患部が落ち着いてくれることを祈るのみ。落ち着かなかったらどうしよう、みたいなことは考えず、必ず良くなり元気な姿を見せてくれると信じて待ちたいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のリヤンイヴェールは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1500m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇畠山厩舎長のコメント 「今週も終い13秒台の後半を取り入れながら、順調に乗り込むことができていますよ。進めていくなかでも背腰の状態に問題はないですし、速めの本数を重ねていくにつれて、いい意味で馬がピリッとし始めています。調教師にも順調度を報告済みですので、東京開催のうちに復帰の運びとなるのではないでしょうか」
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先週の近況後に「おそらく10月中旬に美浦トレセンに移動、11月東京開催の前半で復帰戦ではないでしょうか」と書いたのですが、微妙に一、二週間後ろ倒しになる可能性はあるものの、畠山厩舎長も11月の「東京開催のうちに復帰」との感触はあるようですから、おそらく暮れの中山までズレ込むことはないでしょう。
いや、実際にどうなるかは栗田先生次第ですから、まだ何とも言えません。ただ、状態の良さも含めて栗田先生には伝わっているはずですので、ここはスンナリ今月中の帰厩と来月の出走を期待したいところです。
もともと私は早いデビュー、早い勝ち上がりに拘っていないのですが、そうは言っても一頭か二頭は2歳戦を勝って欲しい気持ちもあったりします。やはり、夢であっても3歳春シーズンをドキドキしながら応援したいですし、その可能性が1ミリでもあるうちは、多少の背伸びをしてでも挑戦して欲しいと思います!(もちろん結果は問わずです(^^ゞ)
ジェットレーシング在厩のピークブルームは、現在はおもに周回コースでのダク・ハッキングの後、坂路で普通キャンター1~2本を消化しています。
◇毛利調教主任のコメント 「爪に関しては気にならなくなり、きのう来場した調教師も『もう大丈夫そうだ』とのこと。脚元を考慮して坂路を中心に少しずつ乗り進めています。爪の角度が少し寝ていますので、今後も装蹄師と相談しながら徐々に立てていき、形状を整えていければとも思っています」
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爪はデリケートなので長引くことを心配していましたが、ハッキングから普通キャンターに移行をしても、蛯名先生が『もう大丈夫そうだ』と仰るレベルに回復して良かったです。この調子であれば、年内もう一走ぐらいは行けるかもしれません。
まあ、絶対に年内もう一走…みたいなつもりはないのですが、8月のデビュー戦は本来の能力を確認できずに終わってしまった感が強いので。。勝ち負けは別にして、もう一度実戦での走りを見てみたいですし、次走ではガラッと違うパフォーマンスを見せてくれるのでは?と密かに期待しています。(根拠のない自信(^^;))
できれば今年中に良いところを見せてもらって、希望に満ちた2024年を迎えたいなぁ…です(^^ゞ
【2023/8/26新潟5R 2歳新馬(芝1800m)でのピークブルーム:公式HPより】
ツアー報告の13頭目はシュウジデイファーム在厩の牝馬から、ステラリード’22です。
本馬はすでに満口ですが、当然、私も出資をしておりまして、このところ産駒が勝ち上がり続けているステラリード産駒、秋華賞でデアリングタクトに迫る競馬を見せたパラスアテナの全妹として、とても大きな期待をしています。(あ、半兄アスロスはまだ勝っていなかった… ですが、戻ってきたらきっと勝ってくれるでしょう!)
ステラリード’22(牝、父ルーラーシップ、母父スペシャルウィーク)栗東・高柳大輔厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/YCS6XVDQPMk
本馬はルックオブラヴ’22、ゼロカラノキセキ’22と同じで9/21にシュウジデイファームに移ってきたばかりです。従って、まだ個性を発揮するところまでは来ていないはずですが、その中でも「性格は大人しいですが、やはり頭は少し高いですかね。そこは兄たちと同じような感じです」とのコメントがありました。
まあ、頭の高さについてはステラリード産駒に出資をする以上は覚悟の上ですし、何なら「性格が大人しい」という話の方が怪しいなぁ…と感じられるぐらいですからね(^^;) これから進めていってどう変化していくかは分かりませんが、基本的に22年産もステラリードらしさを受け継いでいることは分かりましたし、それだけに、この系統の特徴をよく知るシュウジデイファームさんに育成頂けるのは心強いです。
馬体重は416kgとのことで、様似木村牧場にいる時とほとんど変わっていませんでした。体重に関してはそれほど気にしなくてよと思いますが、おそらくこれから少し減って、年末あたりからまた増え始めるだろうと思います。最終的には440~450kgぐらいでデビューするイメージではないでしょうか。
ということで、ここから私の感想ですが、ここに来てようやくマイルから中距離で勝負するタイプが出てきたかなと。矢作厩舎に入った兄たちはマイルより下、1400mや1200mを使われることが多いですが、本馬の身体つきは短距離寄りには見えませんでしたし、久しぶりにステラリード産駒への予備知識、先入観が少ない厩舎、高柳大輔厩舎に入ったのも新鮮で悪くないんじゃないかと思っています。
全体的なバランスの良さはもちろん、腹回り、背中からお尻にかけてのライン、トモや胸前のしっかりしたところにはルーラーシップらしさが出ていますし、性格がひねくれずに成長していけば、私が望んでいる全姉超えも夢ではない気がしています。
実は木村秀則牧場での雑談タイム中、私は木村さんに「パラスアテナより全妹の方が良く見えるのですが、どうですか?」と、あえて非常に乱暴な質問をぶつけてみました。もちろん、木村さんはそんな大雑把で無責任な質問をされても怒ったりはしませんし、一応、考える素振りはして頂きました。ただ、さすがに『こっちが良い』みたいなハッキリしたお答えは頂けず…。(木村さんはパラスアテナのことが大好きだしなぁ(^^ゞ)
しかし考えてみれば、それは、少なくともパラスアテナと甲乙つけがたい馬だと感じておられる裏返しとも言えそうで、都合の良い解釈ではありますが、引き続き高い期待感を持って応援していきたいと思います!
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
ツアー報告の12頭目は私の出資馬でもあるゴッドフロアー’22です。(すでに満口)
本馬はシンボリバーグ’22と並び、矢作厩舎のモズアスコット産駒ツートップの一頭になります。募集当初からその筋肉量、ムキムキの身体つきは馬齢を疑うほどでしたから、今回、実馬を見るのを非常に楽しみにしていました。
そうなんです、いくら筋肉が…とかバランスが…とか言ってみても、写真と動画だけしか見てませんでは味気ないですからね。本当は募集開始前にこういうツアーがあると良いのでしょうが、この際贅沢は言いませんので、(多少時期が早かろうが遅かろうが)ツアーについては毎年の開催をお願いしたいと思いますm(_ _)m
ゴッドフロアー’22(牡、父モズアスコット、母父ハーツクライ)栗東・矢作芳人厩舎
シュウジデイファーム在厩牡馬については、撮影アングルの関係で動画は掲載致しませんm(_ _)m
いやぁ、何と言いますか、登場した瞬間に感じましたが、とにかくデカいですね。いや、ひと言で『デカい』と言っても、サイズが極端に大きいわけではなく、しっかりと幅があってパーツパーツが太いんですよね。
母ゴッドフロアーは馬格のある牝馬でしたが、本馬は背丈などはそれほどでもないですし、やはり、この筋肉量の豊富さ、お尻や胸前の大きさはゴッドフロアーではなくモズアスコットから受け継いだものなのでしょう。(矢作先生も、見るたびにモズアスコットに似てくる、と仰っているようですから、多分、間違いないハズです(^^ゞ)
現状に関しては、9/5にシュウジデイファームに移動したあと、順調に馴致が進められているとのこと。性格的には(顔つき、身体つきに反して?)大人しくて従順だそうで、展示中も比較的落ち着いていたのが印象的でした。馬体重は490kg。9月上旬の503kgから僅かに減っていますが、馴致が終わって落ち着いてくると、また増え始めるのかもしれません(^^;)
そう言えば、木村秀則牧場での雑談タイム中、木村さんが母ゴッドフロアーについて、「芝の長いところで活躍する仔を出すイメージでしたが、意外にそうじゃないのかも…。モズの仔(本馬)もダートっぽくなってきたし、一つ下のマジェ(マジェスティックウォリアー)の牝はスラッと脚長で芝でもイケそうですけど結局ダートかもしれないし…」と、その産駒適性について掴み切れていない的なお話をされていました。(木村さんの結論は、ゴッドにはいろんな種馬をつけた方が良いかも…でした)
確かにこの繁殖にはこの系統、この種牡馬をつければこういう仔ができる、みたいな分かりやすいパターンもあるでしょうが、本来、どんな仔が生まれるかは神さまの領域でもありますからね。
私は本馬について『ダート中距離をパワーでゴリ押しする』以外のイメージが湧かないのですが、それだって、結局はやってみなければ分からないわけで、こういう現時点で他とはだいぶ違っている馬がどう成長し、どういう競走馬になっていくのか、今後の育成プロセスを含めて引き続き注目・応援していきたいと思います!
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。