【秋華賞】リバティアイランドが盤石の走りで史上7頭目の牝馬3冠制覇! 川田将雅騎手は38歳バースデーV:サンスポZBAT!
(秋華賞、2023年10月15日 15:40、G1、京都11R、芝・右2000m)
第28回秋華賞(3歳オープン、牝馬G1、芝2000m)は、川田将雅騎手の1番人気リバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)が道中は中団馬群を追走し、徐々に進出して直線入口で先頭に立つとあとは独壇場。盤石のレースぶりで一気に後続を突き離して完勝した。阪神JF、桜花賞、オークスに続くG1・4連勝で、2020年デアリングタクト以来となる史上7頭目の牝馬3冠制覇を成し遂げた。川田将雅騎手は38歳のバースデーVで、武豊騎手、福永祐一元騎手、C・ルメール騎手に続く4人目の3歳G1完全制覇を達成。なお、牝馬3冠制覇により、1着賞金1億1000万円に加え、1億円の褒賞金が贈られた。タイムは2分1秒1(稍重)。
1馬身差の2着にはマスクトディーヴァ(3番人気)、さらに2馬身半差遅れた3着にハーパー(2番人気)が入った。
秋華賞を勝ったリバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父All Americanという血統。通算成績は6戦5勝。重賞は22年阪神JF(G1)、今年の桜花賞(G1)、オークス(G1)に次いで4勝目。中内田充正調教師、川田将雅騎手ともに秋華賞は初勝利。
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多くのファンの予想(期待)通り、やっぱりリバティアイランドが勝ちましたね。
ただし、4角で先頭に並びかけ、あっさり抜け出したところは楽勝パターンに見えましたが、実際にはかなり難しい競馬だったのではないでしょうか。ペースが上がらず向こう正面途中までは馬群の中でギリギリ我慢をしていましたし、(交わされる感じはなかったものの)早めに外から仕掛けた分だけ終いが甘くなったようにも見えましたから。
まあ、それでも単勝1.1倍に応えて勝ち切るのですから、やはりリバティアイランドの力は一枚上なのでしょう。マスクトディーヴァの末脚も素晴らしかったですが、4角過ぎまで前が開かずに結果的に脚が溜まった面もあるでしょうし、今日のところは堂々とした、正攻法の競馬で勝利をモノにしたリバティアイランドに敬意を表したいと思いますm(_ _)m
しかし、リバティアイランドはこのあとどうするんでしょうね。正直、陣営にとっては『牝馬三冠』は目標ではなくあくまで通過点でしょうし、『秋初戦なりの仕上げ』で勝つことが重要だったのではと思います。その課題を無事にクリアした以上、次なる目標こそがこの馬の真価発揮の舞台のはずで、個人的にはジャパンカップでイクイノックスに挑戦を… なんて勝手なことを言ったら怒られちゃいますかね(^^;)
ちなみにですが、2着に入ったマスクトディーヴァは父ルーラーシップで母父ディープインパクト。広尾会員の皆さんならご承知の通り、満口間近のレトロクラシック’22や(すでに満口の)ステラリード’22と同じ配合パターンで、その馬が3歳秋からグンと強くなる素晴らしい成長力を示してくれて嬉しいです。いや、同じように強くなるのは簡単ではないですが、こういう馬が出てくると、ウチのクラブにもチャンスがあるんじゃないかと楽しい妄想が広がります(^^ゞ
**2023/10/15京都11R 秋華賞(G1/芝2000m)・稍重**
競馬ラボ:https://www.keibalab.jp/db/race/202310150811/
ツアー報告の15頭目、募集馬紹介の最後を飾るのはチャンピオンズファーム在厩のスマートオランプ’22です。
本馬は現在『募集中』表示のまま。今もって募集中から動いていないのは本馬とハイアーラヴ’22の2頭のみです。そんな状況を知ってか知らずか分かりませんが、チャンピオンズファームの皆さんから『結構良い馬なのでよろしく!』的なオーラが出ていたのは印象的でした。いや、実際に私が見た印象もそうでしたし、もっと人気があっても良いのになと(^^;)
スマートオランプ’22(牡、父ミッキーアイル、母父キングズベスト)栗東・武英智厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/qfQoejymUZA
本馬の状況については、10/13にクラブ公式の近況が更新されていますので、そちらとあわせて見て頂くのが良いと思います。あくまで公式情報はクラブ発信のもので、私のは間違いやら何やらがあるかもしれませんのでm(_ _)m
ということで、以下はチャンピオンズファームさんからツアー当日にあったお話です。
「7月下旬にパカパカファーム厚賀分場からこちらに移動、数週間の(環境に慣れさせるための)夜間放牧による管理を経て8月中旬に初期馴致を開始、当初はハミを嫌がる素振りを見せたものの、慣れとともに克服をして今ではしっかりハミ受けができるようになりました。今は角馬場でのフラットワークを行っていますが、次週以降に近隣の(坂路がある)育成施設に移動をし、さらに調教を進める予定になっています。その後は11月前後に滋賀県のチャンピオンヒルズへ移動、そこから本格的な調教を開始する予定です。普段は従順で大人しいのですが、人が跨るとピリッとした面を見せるので、そこは注意をしながら進めています。乗り役からは、『良い背中をしている、柔らかい動きで好感触です』とのコメントも出ていますので、ぜひ検討をお願いします!」
何だか経緯や予定を詳しく説明頂いて、おまけに「検討お願いします!」などと言われると、ちょっと気持ちが揺さぶられたりしますよね。だからと言って、私は既に買い過ぎなので即出資とはいけないのですが(^^;)
馬体重に関しては、見学当日(10/1)の測定では444kgとのことでしたが、最新の近況では10月上旬456kgとなっていて、一週間で10kgほど増えたようです。背丈などのサイズは大きい方ではないものの、牡馬らしいしっかりした体格をしていますし、この先、トレーニングが本格化しても馬体減で悩むことはなさそうです。
うーむ、、どうなんでしょうね。血統も馬体もなかなかなかで、大きなマイナス要素がないのになぜか人気がない…。まあ、冬場のトレーニングを暖かいチャンピオンヒルズで行えるのは明らかにプラスだと思いますし、そのプロセスを含めて長く様子見ができるのは、私のような優柔不断派にはありがたい話ではあるんですよね。
いやホント、今後の状況次第では真面目に検討しても良い気がしてきました(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。