【宝塚記念】ブローザホーンが大外一気の差し切りV!好調のエピファネイア産駒から新たなG1馬誕生:サンスポZBAT!
第65回宝塚記念(3歳以上オープン、G1、芝2200m)は、菅原明良騎手の3番人気ブローザホーン(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)が後方追走から直線で大外一気の差し切りV。今春のJRA・G1で3勝を挙げる好調のエピファネイア産駒(桜花賞:ステレンボッシュ、ヴィクトリアマイル:テンハッピーローズ、日本ダービー:ダノンデサイル)から新たなG1馬が誕生した。デビュー6年目の菅原明良騎手は23度目の挑戦で待望のJRA・G1初制覇。タイムは2分12秒0(重)。
2馬身差の2着にはソールオリエンス(7番人気)、さらにクビ差遅れた3着にベラジオオペラ(5番人気)が入り、1番人気のドウデュースは後方から直線で内を突いて伸びたが6着までだった。
宝塚記念を勝ったブローザホーンは、父エピファネイア、母オートクレール、母の父デュランダルという血統。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産馬。通算成績は21戦7勝。重賞は今年の日経新春杯(G2)に次いで2勝目。吉岡辰弥調教師、菅原明良騎手ともにJRA・G1は初勝利。
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戦前から道悪得意情報が広まったこともあり、3番人気に推されていたブローザホーンが見事な大外一気を決めました。各馬が馬場の良いところを求めた直線で、一番外ラチに近いところを豪快に伸びた末脚は強烈でしたね。
しかし、エピファネイア産駒としては今年3頭目のG1馬誕生ですか…。そういう数え方をしていなかったのでアレですが、G1級の大物をポコポコ出せるなんて、(繁殖牝馬の質を差し引いても)さすがに高額種牡馬だけのことはありますねぇ。
2着には大阪杯7着から巻き返したソールオリエンス。この馬は走る能力は高いですから、諸々の条件次第でいつG1を勝ってもおかしくないでしょう。今回はブローザホーンにやられたものの、常にノーマークにはできない存在だと思います。
その一方で、1、2番人気に推されたドゥデュース、ジャスティンパレスは順調に調整されている様子が伝えられていたものの、それぞれ6、10着に敗退。馬場適性の差など様々な要因が考えられますが、結果的には海外(ドバイ)からの直行競馬の難しさを証明する形になってしまいました。(ドバイで負けてからの復帰戦でしたし…)
ということで、この宝塚記念を境に来週からは本格的な夏のローカル開催に移行します。
個人的にはアッという間に上半期の競馬が終わってしまった感があるのですが、言い方を変えればまだ半分も残っているわけで、ここからガンガン巻き返していきたいと思います!(今日負けたアスロスも含めて(^^;))
**2024/6/23京都11R 宝塚記念(G1/芝2200m)・重**
宝塚記念【2024年6月23日京都11R】:競馬ラボ
東京4レース 3歳未勝利(ダ1600m)に出走したアスロスの関係者コメントです。
◇原騎手のコメント 「早い時期から2、3着がある馬ですし、こういう(重)馬場でもありましたのでポジションを取って行きました。ただ、前半で脚を使った分でしょうか、早めに余力がなくなってしまう形に。砂を被るのを嫌がるところもあり、むしろ直線で開けてからの方がいいのかなとも思いましたが、そこからの伸びがありませんでした。例えば距離延長や洋芝など、とにかく馬自身のリズムで行けたほうがいいように感じました」
◇蛯名正調教師のコメント 「雨馬場で後ろから行っても届かないでしょうから、ポジションを取って流れに乗せていく競馬をしてもらいましたが、まだ行ったりやめたりとフワフワしてしまう感じで最後も難しさが出てしまいましたね。レイデオロの産駒でもありますし、気分良く走らせることが大切だというのは分かっていたのですが、勝ちに行ったぶん、馬の気分を害してしまった可能性もあります。自分のリズムで行けないとダメなのかもしれません。ブランクがあり、トモなどにもう少ししっかりして欲しいところはあるものの、入念に乗り込んできて状態は良かったと思うのですが…。気性的に難しいところが出てしまったということでしょうか」
◆クラブのコメント 「馬体重456kgでの復帰戦。馬場状態も考慮して好位からレースを進めましたが、パドックの途中から発汗が目立っていましたし、休み明けも影響したのでしょうか、集中力や脚色が持続しませんでした。なお、「馬体はだいぶ良くなっていますので、今後は彼に合った競馬をさせるよう心掛け、出走のタイミングを考えていきたい」と調教師。久々を叩いた分の前進に期待を寄せたいところです」
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まず、原騎手、蛯名先生ともに、詳しくコメントしてくれてありがたいですね。
原騎手は、「前半で脚を使った分でしょうか、早めに余力がなくなってしまった」と敗因を語り、さらには、「砂を被るのを嫌がるところがあった」「距離延長や洋芝など、馬自身のリズムで行けたほうがいい」とのアドバイスも。。
また蛯名先生は「まだ行ったりやめたりとフワフワしてしまう感じで最後も難しさが出てしまった」「勝ちに行ったぶん、馬の気分を害してしまった可能性もある」と、アスロスの気難しさが悪い方に出てしまった(?)と解説してくれました。
いや、実際どうなのかはアスロスに聞かないと分かりませんが、傍から見ていてもその可能性はあるよなと(^^;)
気難しさは簡単に解消しないので厄介ですが、逆に言えば、気分良く走れるパターンにハマればガラリ一変もあるわけで、私としては次走以降でそうなることを祈るのみです。(蛯名先生も「今後は彼に合った競馬をさせるよう心掛け、出走のタイミングを考えていきたい」と仰っていますので、とにかく信じて応援します)
あとは次走がいつになるかですが、残念ながら権利がとれなかったので…。
場合によっては北海道シリーズ参戦を検討するなど、幅広い選択肢の中から選んで頂ければと思いますm(_ _)m
東京4レース 3歳未勝利(ダ1600m)に出走したアスロスは10着でした。
【レース内容】互角のスタートから押して先行したものの、何となくふわふわした走りになってしまい、原騎手が気合をつけながらの追走となりました。3~4角ではようやく流れに乗ったように見えましたが、絶好の2、3番手で直線に入って追い出されると、そこからの伸びが全くなく…。前を追うどころか、直線中ほどから後続勢に交わされての10着入線となりました。
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ちょっとボケちゃいましたかね(^^;)
これで思い出してくれるとイイのですが…
9ヶ月ぶりの出走で馬体重はプラス24kgでしたが、これは成長分もあるので問題なかったと思います。それほど太くは見えませんでしたし、むしろ増えていない方が心配なぐらいですからね。
心配されたテンションについても、テレビで見られる範囲では許容範囲だったのではと。。実際にどうだったかは関係者コメントを待たないと分かりませんが、全体的にはやれることをやった上での出走だったと感じました。
ただ、ゲートが開いてみると馬にあまり行く気が見えないと言いますか、競馬のやり方を忘れちゃったかな?という印象で…。ゲートを出てからのダッシュもそうですし、向こう正中ほどあたりでも、かなり原騎手が気合を入れていましたからね。このあたり、実際の感触はあとで確認したいですが、アスロスが久しぶりの競馬に戸惑っているうちに終わってしまった感じです。
いやホント、困りましたねぇ(^^;)
まあ、実戦を一度叩いて馬も目覚めてくれるでしょうし、今回は怪我明け休み明けの脚慣らしと割り切って、気持ちを切り替えて次に向かうしかありません。期待していただけに残念ですが、この一戦はなかったことにさせて頂きますm(_ _)m
**2024/6/23東京4R 3歳未勝利(ダ1600m)・重**
サラ系3歳未勝利【2024年6月23日東京4R】:競馬ラボ