シュウジデイファーム在厩のマードラドは、今週もおもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「3F38秒程度を織り交ぜて登坂。坂路に入ると一目散に行こうとしますので、再び矯正馬具をつけて頭の位置やコントロール面に配慮しながら調教を進めています」
◇鈴木慎調教師のコメント 「休むことなく乗れていますが、いま少し調教を進めて心身のバランス良化を図りたいところ。だんだんと良くはなっているもののまだ気持ちが先走る感じですので、成長を待ってあげたいと考えます」
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岸本さん、鈴木慎先生のコメントを見ると、マードラドはだいぶ難しいタイプのようですね。
現状、坂路に入ると勝手にすっ飛んでいきそうになる、勝手にビュンビュン走って終いが甘くなる…みたいなことでしょうから、このままデビューさせるとロクなことにならないかもしれません(^^;)
鈴木慎先生が、「いま少し調教を進めて心身のバランス良化を図りたい」「気持ちが先走る感じなので成長を待ってあげたい」と仰る気持ちはよく分かりますし、能力が高そうな馬だけに、ここは慎重に進めていきたいところです。
この感じだと、あえて北海道デビューは狙わずに、秋の王道デビューをめざすパターンの方が良さそうです。レイデオロ産駒なので、できれば芝の中距離路線が嬉しいですが、そうなると益々折り合いが大事になってきますからね(^^)
シュウジデイファーム在厩のエレガンシアは、今週もおもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「3F38秒程度で登坂しており、徐々に力を付けているところ。血統面を考えればむしろ穏やかと言ってもいいぐらいの性格ですし、極端に短い距離といった印象の馬ではないように思います」
◇高柳大調教師のコメント 「順調に乗り込めているようですね。まだワンペースなところがあるのかもしれませんが、ひとまずゲート試験に関しては問題なさそうですから、来週末にも札幌競馬場に入厩させたいと思います」
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BTC坂路で3F38秒程度を乗られ、順調に力をつけているようです。
そんな現状を受けて、大輔先生から「来週末にも札幌競馬場に入厩させたい」とのコメントがっ!
札幌競馬場直接入厩については、矢作厩舎のアスゴッドと同じですが、アスゴッドが札幌開催デビューをめざすと宣言されているのに対し、こちらは「とりあえずゲート試験を…」というところに留まっています。
果たしてゲート試験を受けた後に再びシュウジデイに戻るのか、何本か追い切りをこなしてデビューについての判断をするのかは分かりませんが、この時期に競馬場入りさせたくなるのは順調さの証拠ですからね。気性面やスピード対応については問題ないタイプのようですし、いずれにしてもそう遠くない時期にデビューすることになるのでしょう。
岸本さんによれば、「極端に短い距離といった印象の馬ではない」ようなので、札幌の芝1500mや芝1800mの新馬戦がいつあるのか、念のためにチェックしておこうと思います(^^)
シュウジデイファーム在厩のアスゴッドは、今週もおもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「3F38秒程度で登坂しても楽に動いてくれますね。馬体もいい感じで引き締まってきましたし、ボテッと見せていた腹目もだんだんと締まってきたように思います。厩舎陣営によれば、『今月末頃に札幌競馬場へ入厩させて、デビューを目指してみましょう』とのことでした」
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調教開始当初からずっと評価が高かったアスゴッドですが、すでに3F38秒を楽々こなすところまで体力がついてきたようで、ついに『今月末頃に札幌競馬場へ入厩させてデビューを目指す』と夏の札幌デビュー宣言が飛び出しました。
ここ何回かの近況を見ていて、おそらく夏デビューだろうな…と思っていはいたものの、こうやって厩舎サイドからスケジュール感を含めた宣言が出ると、いよいよ来たか!といった感じで気持ちが引き締まります。
矢作厩舎が管理馬をシュウジデイファームで仕上げて札幌デビューさせる場合、ぶっちゃけ『初戦からある程度の勝算がある』ケースがほとんどですから、コチラもそのつもりで心の準備、期待をしたいと思います!
シュウジデイファーム在厩のストラテージュは、引き続き、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「3F38秒台で登坂する日を設けるなど、さらにペースを上げて乗り込んでいます。まだ終いにかけて余裕はありませんでしたが、体を大きく見せるようになっていますし、精神面も以前よりは大人っぽくなりつつありますからね。着実に良い方向へ進んでいると思います」
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3F38秒台ということは、引き続き『進んだ組』での調教に食らいついているということ。。簡単にヘコタレたりしないのはイイですし、こうやって必死でついていくうちに、体力、筋力が強化されればありがたいです。
当初から同じ矢作厩舎のモズアスコット産駒、アスゴッドの方が評価が高かったものの、ここに来て岸本さんから、「(心身両面で)着実に良い方向へ進んでいる」と前向きなコメントが出ましたし、2、3ヶ月前より随分と良くなったことが窺えます。
正直、まだ追いつくところまでには至っていないものの、直実に成長、良化を示すことが重要ですから、引き続きハードトレーニングに音をあげることなく頑張って欲しいと思いますm(_ _)m
**2024/6/23東京4R 3歳未勝利(ダ1600m)11:25発走**
◎ アスロス
○ コスモフレディ
▲ スオードカット
△ ダノンザボルケーノ
△ サウンドロックス
△ サイモンプレジール
アスロスは4枠7番になりました。
9ヶ月ぶりの超久々となる今回は、本音を言えば、できるだけ外枠が良かったのですが、別に4枠7番が絶対に嫌というワケではありません。東京マイルは芝スタートになりますので、無難にゲートを決めればソコソコの位置が取れるでしょうし、あとはあまり余計なことをせずに、流れに乗っての好位追走で良いと思います。
ちなみにメンバーの顔触れを見ると、そんなにテンが速い競馬にはならないでしょうから、久々の実戦であるアスロスにとって丁度良い(?)レースになりそう。もちろん9ヶ月の休み明けなので、あまり偉そうにできる立場ではないものの、アスロスが普通に実力を出せばアッサリまであってもおかしくない気がしています。
相手はコスモフレディ、スオードカット、ダノンザボルケーノ、サウンドロックス、サイモンプレジールといったところになるのでしょうが、抜けて強い馬がいるわけではなく、アッサリまである一方で、アスロスも含めた結構な混戦になるかもしれません。(この時期の未勝利戦にありがちな、上位混戦で上位勢と下位にそれなりの差がある的なレース?)
なので、第一希望はいきなりの勝利だとして、もしも叶わなくてもしっかり掲示板を確保して次走につなげて欲しいなと。。蛯名先生は『慎重を期してダートから使う』と仰っていますし、万が一負けた場合でも、掲示板さえ確保できれば次での勝利が見込めると思いますので。(次は復帰戦の内容次第で芝に向かう可能性もあるでしょう)
ということで、フタを開けてみないと分からない部分があるのは確かですが、その分、楽しみも大きいと言いますか、勝利というカタチで今ひとつ勝ち切れなかった昨年からの成長が確認できたら最高です!
吉澤ステーブルWEST在厩のコンタンゴは、おもに坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の15-15を開始しています。
◇奥場長のコメント 「馬体重が450kgまで戻っており、少しずつ幅も出始め、ムチッとしたスピード体型に見せますが、これから攻めていくことでシャープになってくるかもしれませんし、まだ幼い体つきの馬ですからね。今後の成長と共にどう変わっていくか楽しみな一頭です。調教に対する前向きさや集中力も増しつつありますので、ここからコンスタントに速めを織り交ぜ、いい筋肉をつけて体を大きくしていければと思います」
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吉澤ステーブルWESTでの生活も落ち着いたようで、15-15が始まりました。
ただし奥場長が「今後の成長と共にどう変わっていくか楽しみ」とコメントしておられるように、基本的にデビューを急ぐようなことはないでしょうから、まずは15-15をしっかり継続し、基礎体力をつけていって欲しいです。
この夏を有意義に過ごして王道の秋デビューへ!! 今後の成長と変わり身を楽しみにしたいと思います。
ファンタストクラブ在厩のモダンは、今週より、円馬場での騎乗運動を開始しています。6/15の馬体重は490kgです。
◇佐久間調教補佐のコメント 「一頭で円馬場に入り、常歩からスタートして現在は速歩へ。歩様や脚元を確認しながらの調整です。飛節周辺については左右で比較するとまだ左のほうが若干大きめですが、ひと頃よりもずいぶん落ち着いていますし、今のところ問題はありません。この調子でじわりじわりと距離や負荷を上げていければと思います」
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前回(6/7)近況時には『再手術の可能性があるかも…』と思いましたが、患部については「ひと頃よりもずいぶん落ち着いた」とのことですし、どうやら再手術の心配をするような状況ではなさそうです。ただし、当面は少しずつ距離を延ばし、ペースを上げつつ様子を見るしかないですから、あまり一喜一憂せずに見守りたいと思います。
次回の近況までにはレントゲン検査も行われるでしょうし、そこで何と言われるか…。とにかく後戻りだけはしないように、一歩一歩、着実な回復を祈りたいと思いますm(_ _)m
ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、引き続き、おもに周回コースでハロン20秒ペースのキャンター2800mを乗り込まれています。6/20の馬体重は483kgです。
◇稲村場長のコメント 「左前の骨瘤はもう全く気にならないですし、右前についても変わりはなく、むしろ少し良くなっているくらい。馬自身に気持ちがありますし、久々に行ったゲート練習も問題なかったですからね。だいぶ基礎体力がつき、筋肉も戻ってきましたので、何とかこのままノンストップで進めていきたいところです。来週からは3F17秒ペース、そして来月からは15-15が目標になります」
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20秒ペースのキャンターを継続しつつ、両前肢の状態は良くなっているとのこと。まだ手放しで喜ぶ状況ではないものの、ここ最近の近況の中では一番前向きなコメントだと思いますし、かすかに希望の光が見えてきたかもしれません。
引き続き未勝利戦に間に合うかどうかは微妙ながら、まずは来月から15-15が始められるかどうか、ノンストップでペースを上げていけるかどうかに集中したいところです。
ここまで諦めずに頑張ってきたのですから、何とかデビューまでたどり着いて欲しいと思いますm(_ _)m