ZBAT!競馬『【愛知杯】武豊36年連続重賞V!ルビーカサブランカが内突き接戦制す』
第59回愛知杯(G3、芝2000m、ハンデ、牝馬)は、武豊騎手の7番人気ルビーカサブランカ(5歳、栗東・須貝尚介厩舎)が中団やや後方のインを追走すると、直線ぽっかりと空いた内を突き、抜け出して接戦を制した。春の大舞台へ飛躍を期す牝馬限定のハンデキャップ戦を制し、重賞初挑戦で初勝利。武豊騎手はデビューした1987年から36年連続のJRA重賞勝利を果たした。タイムは2分1秒0(良)。
アタマ差の2着にはマリアエレーナ(3番人気)、さらにクビ差遅れた3着にデゼル(6番人気)が入った。なお、1番人気のアンドヴァラナウトは直線沈み11着、連覇を狙ったマジックキャッスル(4番人気)は9着に敗れた。
愛知杯を勝ったルビーカサブランカは、父キングカメハメハ、母ムードインディゴ、母の父ダンスインザダークという血統。通算成績は20戦5勝。重賞は初制覇。愛知杯は、須貝尚介調教師は初勝利、武豊騎手は06年アドマイヤキッスに次いで2勝目。
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中京11Rの愛知杯を制したのは7番人気のルビーカサブランカでした。そして鞍上の武豊騎手は、これでなんと、デビュー以来36年連続の重賞制覇というのですから恐れ入るしかありません。
ちなみに、逃げた9番人気のアイコンテーラーがペースを落とし、直線半ばまで先頭を走って5着に粘る展開の中、直線で二呼吸ほど我慢してからぽっかり開いたインを突いたところなどは、最初からの作戦ではなく咄嗟の判断だったと思われます。実際、一呼吸目で外に持ち出そうとしていたら勝てたかどうかわかりませんし、ベテランらしい予測と落ち着きが光る騎乗だったと思います。
それにしても、デビュー以来36年連続重賞勝ちというのは、これはもう前人未到の大記録としか言いようがないですね。武豊騎手は今年の3月で53歳になるはずですが、今日のような騎乗ができるうちは、是非とも乗って欲しいと考える馬主さんがたくさんいるでしょうし、何よりご本人の気持ちが全く衰えていないのが素晴らしいです。
一方で、秋華賞3着の実績から1番人気に推されたアンドヴァラナウトは11着と、大きく期待を裏切るかたちになりました。3ヶ月ぶりでプラス16kgだったとはいえ、パドックではそれほど太い気もしませんでしたから、中身ができていなかったのか、馬が目覚めていなかったのか、それとも…。いずれにしても今日は少し負け過ぎ、まあ、素質馬なのは間違いないですし、今後の巻き返しを期待したいです。
しかし、牝馬のハンデ重賞というのは本当に難しいですね。いずれG1をめざしたい馬もここがメイチで勝負の馬も、人気薄で虎視眈々の馬たちも、みんな微妙な人気のゾーンに固まっていて、どれが勝つかなんて全然わかりましぇん(^^;)
**2022/1/15中京11R 愛知杯(G3/牝/芝2000m)・良**
こういう馬は良血馬が多いですし人気になっているので目立ってしまいます。最近ルメールで凡走しているのはこのタイプが多いですね。逆に切れなくても持続力に優れた馬には有利!
特に中京の中距離ではこの傾向が顕著ですからね。今から金鯱賞が楽しみです♪
なるほど、なるほど!
確かにキレ味自慢の良血馬、日本仕様の馬場が得意な馬にはそういう傾向がありそうですね。
やはりパンサラッサにとっては、同じ左回りでも、新潟より東京より中京!ですね(^^)