ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

毒は残さず

2015-07-07 16:38:14 | 日記
「いつも元気だよね~。一体、何食べてるの?」

冗談交じりに、妹にそう言われた。

「普通のもの食べてるよ。あと乳酸菌」と答えたが、自分ではそんなに元気だとは思っていないので、傍から見ると、いつも元気に見えるのかと不思議に思う。

しかし私が元気というより、妹の元気が無さ過ぎるのかもしれない。

妹は私よりも6歳若いし、体格だって、ひょろひょろ型の私に比べると、妹はずっとスポーツをやってきた為、がっちりとした筋肉質で、いかにも元気がありそうに見える。

子供の頃は、私が熱ばかり出している病弱な子だったのに対して、妹は風邪一つ引かない元気印の子だった。

それが今や逆転、すっかり妹の方が病弱になってしまった。

先日、妹は胃腸炎に罹り、二週間の入院をしたのだが、退院してきたと思ったら、今度は肺炎になって、また入院することになってしまった。

検査の結果はどこも異常がないそうで、疲れなどからくる免疫力の低下ではないかということだった。

姉の私から見ると、妹は何でも頑張りすぎるところがある。

特に家事は一切の手抜きをしない。

だから、旦那さんも子供たちも居心地がいいので、すべてを妹に頼っているところがあるのだが、その全ての要求に完璧に答えようとするので、妹がひとりできりきり舞いしている(ように思える)

そして私と二人になると、妹の口から愚痴が出ることが多い。

「ホントに嫌になっちゃう。すこしは自分でやれって思うの」という妹に、「じゃあ、それを家族に言えば。自分でやってって言えばいいんだよ」と言うのだが、妹としてはそれが言えないらしい。

なぜ家族なのに言えないのかと、私はとても不思議に思うのだが、妹はたとえ家族でも言えないのだとか。

家族の仲はとても良いので、家族の面倒を事細かに見るというのは、妹の性分なのかもしれない。

これも自分が好きでやっていることなら問題はないのだが・・・

もしかしたら、これが元気の差なのかもしれない。

愚痴や不満、怒りなどは、それを口から出すと、まるでその人の口から毒ガスが出ているように思うことが、最近よくある。

もちろん、私も人の事は言えない。

この前は、お姑さんとのことで猛毒ガスを吐いたかもしれないから。

周囲の人に毒ガスをかけてしまったことは申し訳ないとして、すでに吐いてしまったことは仕方がない。(開き直り)

しかし毒ガスを吐いてしまったら、もう自分の身体に毒を残してはいけないと思う。

その毒が体中に回ると、病気になる・・・のではないかと私は思う。

お姑さんとは、その後、何事も無かったように、今は普通に接している。

お姑さんが友だちに「嫁にはなんでも話せない」とか何とか言っていたことも、今となっては別にどうでもいいことだったと思える。

私の中にあった毒はすっかり消えてしまったと思うのだが、やはり不平不満、愚痴はできるだけ身体に溜めない方がいい。

もちろん社会に出て仕事をしていたら、それもなかなか難しいこともあると思うが、それでもやっぱり溜めない方がいい。

どうやって?

そう単純なことではないと怒られそうだが、やはり生かされている事への感謝を思い出すことではないだろうか。






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