善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

信州松代温泉の旅(3)・恩田木工民親の業績

2012年07月29日 | 温泉

真田宝物館が休館でがっかりしましたが、宝物館の裏庭に出たら「恩木工民親の銅像」があり、民親の業績を顕彰した解説板がありました。

(真田宝物館)


(恩田木工民親の像)

だいたい、真田家の歴史も、松代に封じられる前まではかなり複雑で、武田側だったにも関わらず江戸時代に生き延びていたことがよく理解出来ていないので、真田家家臣についても全く知識がないのですが、恩田杢(木工)民親の顕彰の説明板にはおよそ下記のように書かれていました。

(業績顕彰の展示)

民親は家老職の子として生まれ、父の死により19歳で家督を継ぎ、家老の末席に名を連ねたのだそうですが、41歳の時、13歳で6代藩主真田幸弘に見出されて家老職勝手掛を命ぜられ、藩財政の回復と経世済民に取り組んだのだそうです。
自ら、私曲を慎み、信義を重んじ、公平慈愛の心で政治にあたり、財政立て直しには節約しかないとして、まず自分の家族と一門にこれを守らせました。
そして、役人から領民に至るまで、日常生活全般での節約の実行を求め、役人には租税の不法な取り立てや賄賂を禁じ、領民には租税の滞納を整理して納祖しやすい月割り納税とし、山野荒地の開墾や養蚕などの殖産興業に力を注いだのだそうです。
また、目安箱を設けて民衆の意見を聞くなどの善政に努めたとのことです。
彼の事跡を詳記した『日暮硯』は、二宮尊徳の『報徳紀』に並ぶ経世の書として現在も読み継がれているそうです。

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信州松代温泉の旅(2)・海津城

2012年07月27日 | 温泉

長野電鉄の屋代線は2012年3月で廃線になるとのことです。

アルピコバスのバス停から松代駅の写真を写し、駅の構内に入れてもらって長野電鉄の車両も撮影しました。
松代駅も後半年足らずで使われなくなるのでしょうか?。

(松代駅)

松代駅にはコインロッカーが無いので、松代観光案内所に行って荷物を預かってもらいました。

小さな観光案内所ですがとても親切です。

(松代観光案内所)

観光案内所からまた線路方向に戻り海津城の跡まで5~6分の距離です。

海津城跡には、ぐるりと石垣が巡らされていて入城は自由です。
昔の石垣の規模はわかりませんが、新しい石垣で、内部に一箇所だけ古い石垣が構築されていました。

(海津城)


(古い石垣)

海津城を出て、観光案内所の前を通り、真田記念館に来たのですがこの日は休館日でした。

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信州松代温泉の旅(1)・信州松代へ

2012年07月23日 | 温泉

この旅行記は2011年秋の松代温泉の旅行記です。

長野市内の松代温泉は、市街地にありながら隠れた名湯と云われています。

真田家の城下町で古い武家屋敷などが残り、幕末の賢人佐久間象山の歴史が残り、残念ながら真田家の居城の海津城は石垣のみ残っていますが、近くには川中島古戦場もあります。

行く気になって調べたら、長野駅からバスなら30分ということを知って驚きました。
長野電鉄だと乗り換えが不便で、屋代からも中野からも遠いいので、長野からも遠いというのは錯覚だったのです。

(長野新幹線)

長野に下りると、レルヒ少佐が来日して、新潟の高田でスキーを滑ってから100周年(つまり1911年に来日した)ということで、長野駅がいろいろと展示会場になっていました。

(長野駅はスキー来日100周年記念)

長野駅前からはアルピコ交通の路線バスに乗ります。
アルピコ交通は、バス会社3社の合弁で、松本が拠点と思っていたのですが松本電鉄のパートナーに川中島バスも加わったので長野からも発着出来るようになったのでしょうか?。

(アルピコ交通松代行き路線バス)

路線バスは市街地から郊外に出て、川中島の古戦場のそばを通り、すぐに千曲川を渡ると松代エリアに入りました。
山の中を想像していましたが全くの平地でした。

長野電鉄の線路を越えましたが、この電車も2012年3月限りで廃線の憂き目を見るそうです。

(長野電鉄松代駅前の赤丸ポスト)

松代駅前のバス停で下りましたが、駅前の建材店には赤丸ポストがありました。


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越後十日町市の旅(5)・帰路へ

2012年07月20日 | 温泉

千年の湯を出て、川西バス停からバスで十日町駅に向かい帰路につきました。

川西商工会議所の回りは再開発されたようで、千年の湯は多くの駐車場の空き地に恵まれていました。

(川西バス停)


(越後柏崎観光バスの路線バス)

バスは時間通りやってきました。
乗客はなくわれわれ夫婦だけでした。

(信濃川を渡る)

途中信濃川を渡りました。

十日町市の旧市街地を目指すと思っていましたが、生誕地祭りのパレードがあるのでほくほく線の線路のかなり手前で右折し、いろいろと廻ったあげく、ほくほく線の側の駅舎からやや離れた場所に着き駅まで歩くことになりました。

(駅前の民家のシュウメイギク)


(駅前の民家のコスモス)

ほくほく線側は駅裏になるのか、表側とは違って民家が線路まで迫っています。

民家の庭には秋の花が咲き乱れていました。

(旧市街地の生誕地祭りパレード)

駅のホームに上がると旧市街地の大きな通りにパレードが望遠出来ました。

コンデジのため、ズーム一杯にして撮った写真ですが画像が荒れています。

(特急はくたか号の車両)

特急はくたかで越後湯沢に着き、新幹線を乗り継いで意外に少ない時間で帰宅しました。

帰宅後、あけびを写真に撮り、小粒の柿も写真に撮りました。

(アケビ)


(柿の種と柿の種の比較)

小粒の柿の種は、なんと、亀田製菓や越後製菓の柿ピーの柿の種とそっくりでした。
関東で柿の種はもっと丸っこく色も黒く、このように細い種はありません。
亀田の柿ピーの細っこい柿の種は、新潟の柿の種を模したのではないかと気がつきました。

まッ、こんなことはどうでも良いのですが、いろいろと珍しいものを見ることが出来た旅でした。


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越後十日町市の旅(4)・千年の湯は出前で食事

2012年07月18日 | 温泉

千手温泉 千年の湯は大広間や陽だまりラウンジがあって、食事を楽しむことが出来ます。
ただ、ここのユニークなところは厨房を持たず、食事は全て出前に頼っていることです。
善人の知っている範囲では共同浴場や日帰り温泉施設で出前が可能なのは嬉野温泉のシーボルトの湯だけです。

出前をしてくれる店は4店舗です。

(出前用のメニュー)

店舗名は

ぽけっと
小嶋屋総本店
どばし
和泉軒支店

の4軒で、寿司専門のどばしを除くと他はそば、うどん、ラーメン、丼物、等が中心です。

(受付と大広間)


(ひだまりロビー)

入場者は、お風呂を楽しんだり食事を楽しんだりと好き勝手にこの施設を使っています。

時間がないと受付に相談したら、以下のメニューを勧めてくれました。
依頼者は、受付から番号票をもらい館内放送を待ちます。

(五目ラーメン ¥680)


(ラーメン ¥500)

出前とは云え早く届き、結構な味でした。

安くて手頃なメニューは同施設のホームページで見ることが出来ます。
千年の湯が入場者の多い施設である理由はこういう工夫があるからだと思いました。

千手温泉 千年の湯のホームページ
千手温泉 千年の湯へリンク


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越後十日町市の旅(3)・千手温泉 千年の湯

2012年07月15日 | 温泉

明石の湯を堪能して、千手温泉に向かうのですが、明石の湯の受付でタクシーを頼んでも「誕生地祭り」の混雑でタクシーはすぐには来ないとのことなので、十日町駅のほくほく線側の駅前広場に行くと折良く一台の空車が見つかりいました。

川西地区は信濃川を渡ったらすぐで、千年の湯まで10分足らずの近さでした。

千年の湯の周辺は再開発したらしく、雁木のある長屋式の店舗などが近くに並んでいました。

(千手温泉 千年の湯)

千年の湯はコンクリートの構造体に木で外壁や間仕切りをしたような建物で、キナーレの頑丈な建物より親しみの持てる建物で、大きさも明石の湯よりやや小規模ですが、それでも大きな日帰り温泉施設です。

(脱衣場)

内湯の浴槽は玉石で縁取りした石造りのお風呂でした。

この温泉は、源泉掛け流しの日帰り温泉施設ということで名高く、確かに薄茶褐色の透明なお湯は入り心地が良く、わずかにぬるスベ感があります。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、湯温は58.2度だそうです。

(内湯浴槽)


(露天風呂)

メインの浴槽の玉石風呂と露天風呂の他に、休憩室を兼ねた大広間や、大きな陽だまりウンジ、売店、和室、仮眠室、家族風呂等があり、さらに屋外に無料足湯などがあります。

若干硫黄臭がするお湯は肌にやさしく、長湯をする人が多いようです。

洗い場は仕切られていて、洗っている人の飛沫が浴槽まで及びません。

(洗い場)

この温泉の広さは明石の湯より確かに小規模ですが、来場者は明石の湯より遙かに多いに違いありません。

というのも、入場者数は多い日には1000人を超えることもあるというスタッフは云っており、この日は連休中で、千人には達しないが800人ぐらいにはなりそうだという事でした。
十日町市観光協会のホームページでも年間25万人とうたっているのです。(つまり平均700人ということでしょうか?。)

千手温泉 千年の湯のホームページ
千手温泉 千年の湯へリンク


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越後十日町市の旅(2)・キナーレ妻有 明石の湯

2012年07月13日 | 温泉

明石の湯はキナーレ妻有交流館の建物中の一階にある施設で、巨大で、立派な温泉施設です。
しゃれたカフェと隣りあい、受付業務などはこの日は全て女性でした。

(明石の湯入り口)


(明石の湯受付)

広い廊下を大広間などを横目に見ながら進み、浴場にたどりつきます。

脱衣場も広く立派で、浴場と並んでいるので、美しい植栽を見ながら更衣が可能です。

(脱衣場)

浴場も巨大で立派です。
赤御影石は若干滑りやすいのですが、上がり湯をかけて大きな浴槽に身を沈めます。

お湯はぬるめのアルカリ性単純温泉で、ややヌルすべ感がありますが個性の強いお湯ではありません。

(大浴場)

大きな窓と中庭の植栽に沿って巨大な浴槽と、中くらいの浴槽、やや小さめの浴槽と三つが並びます。
巨大浴場は20人以上の人が入れそうで、泡風呂がついています。

(別角度の浴場)

真ん中の浴槽は、中くらいの大きさなので15~16人が入れる広さで、温泉水の中に薬草を入れた袋が吊された「薬仁湯」で、やはりぬるめです。
一番手前は水風呂です。

(洗い場)

洗い場の奥にはサウナ室などがあります。

(中庭の植栽)

立派な建物の中の巨大風呂。しかも高級感がただよう日帰り温泉施設は初めての経験です。
このような施設が建てられた背景は一体何か?ちょっと興味があります。
雪国なので冬を過ごす方策なのか?バブルの最中の施設なのか?
大きさはともかく、もっとお金をかけなくても日帰り温泉施設は出来たに違いないと思うのですが?。

明石の湯のホームページ
明石の湯へリンク


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越後十日町市の旅(1)・キナーレ妻有交流館

2012年07月10日 | 温泉

まつだい駅から十日町駅まで各駅停車のほくほく線に乗り、十日町で下車し、帰宅までの4時間をどう過ごそうかと考えたあげく、駅から比較的近い二箇所の日帰り温泉施設を回り、時間があれば十日町駅周辺の古い町並みを見物することにしました。

十日町駅はほくほく線の駅とJR線の駅の間がかなり離れており、ほくほく線からJRに行って駅員に尋ねるとJR側にはコインロッカーが無いとのこと。
やむなくほくほく線の改札口に戻り、コインロッカーに荷物を入れました。

駅に併設されている観光案内所でいろいろ訪ねると、
1.キナーレ妻有「明石の湯」は徒歩で行くことが可能
2.キナーレから川西地区の「千年の湯」まではバス便かタクシーが良いということ
3.この日は郷土出身の宗教家の「生誕地祭り」で旧市街は混雑すること
などが判りました。

ほくほく線の線路に沿って歩くと6~7分でキナーレ妻有交流館の駐車場に着きました。
銚子観光とか山梨交通とかの観光バスが目白押しです。

(キナーレ妻有駐車場の観光バス)

運転手さんに聞くと、今日の「生誕地祭り」に参加する各地の信徒が集まっている最中で、ここから旧市街に徒歩で行くのだそうです。

キナーレの表に廻るとのぼりばたが見えました。

(キナーレ妻有交流館ののぼりばた)

建物に沿って、出店が出ているのは「生誕地祭り」をあてにした地元の産品の販売者たちです。
また、はっぴ姿は生誕地祭りを練り歩く各地の信徒たちの衣装です。

(キナーレ軒先の出店)

ここでも、珍しい柿(筆柿?)やサルナシの実を見ることが出来ました。

(柿)


(サルナシ)

キナーレ妻有交流館の会館は10時です。

(キナーレ妻有交流館の建物)

この建物は、地元の振興のため、和装の楽しさに触れることができる歴史館や体験工房館、和グッズを販売する和装工芸館(和のセレクトショップ)などが設けられているそうです。
建物の中身はがらんどうで、回廊に沿って二階にいくつかの体験工房があるのですが、人はあまり見かけませんでした。

集まった各地の信徒はバスを下りると旧市街地に向かいました。
キナーレ見学はパレードの後にするのでしょうね。
運転手さんたちは乗客が戻るパレード終了時までは時間が十分あるので、キナーレ一階の「明石の湯」に向かいました。我々も明石の湯です。

キナーレ妻有交流館のホームページ
キナーレ妻有交流館へリンク


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松之山温泉の旅(11)・まつだいふるさと会館前の朝市

2012年07月08日 | 温泉

翌朝、早めの朝食にしてもらい、わかおかみさんの送迎もお願いして早めにまつだい駅に向かいました。

わかおかみが料理を担当しているとのことで、いろいろの苦労話や、松之山温泉のこと、お客に提供するお米は棚田の契約農家の米であること、中越沖地震のこと、東北大震災の翌日の長野県栄村の地震のことなど様々な話でした。

まつだい駅前では朝市が開かれていました。

(まつだい駅前では朝市)

いろいろと珍しい農産物や、桐の木の細工物など楽しい朝市です。

こんにゃく芋をしげしげと見たのは生まれて初めてです。
丹波黒大豆の枝豆も関東では売られていません。

(こんにゃく芋)


(丹波黒大豆の枝豆)

十六ササゲも名前だけ知っていたのですが初めて見ました。

(十六ササゲとなめこ)


(カボチャ)


(金糸カボチャ)


(リンゴ-秋映え)


(小粒の甘柿)

甘柿のうち、関東にあるのは小粒の甘柿は善次丸という品種ですが、売られてはいません。

まつだいにはいろいろな農産物があるの驚かされました?。

価格が安いので荷物が多少重くなってもついいろいろと買ってしまいました。


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松之山温泉の旅(10)・和泉屋の夕食

2012年07月05日 | 温泉

掛け流し温泉の話が手間取りました。
和泉屋の夕食の内容について話します。

和泉屋は家族経営の小ぶりな宿で、旅館のホームページのトップには
「食べ切れないほどの料理は要らない
滋味豊かに。シンプル&ヘルシー!」
と掲げています。
で、同旅館を選んだ理由のひとつはこの宣言にあったのですが、以下のように種類が多く、手が込んでいて、多すぎて若干食べ残してしまいました。

(紫菊花のおひたし)


(ズイキの酢漬け)


(お刺身と鯉の洗い)


(豚角煮)


(身欠きニシンと野菜の炊き合わせ)


(岩魚の塩焼き)


(天ぷら)


(鯉こく)


(棚田鍋)


棚田鍋は棚田でとれた魚沼産コシヒカリのおも湯をベースにしたスープに、雪に見立てた大根おろしを浮かべた鍋で、松之山温泉の旅館8軒が共同開発したオリジナルレシピとのこと。
詳しくは、同旅館のホームページをご覧ください。

松之山温泉和泉屋ホームページ
和泉屋へリンク


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