善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・円覚寺塔頭龍隠庵の餅つき 2013

2013年12月29日 | 鎌倉

JR横須賀線の北鎌倉駅前にある円覚寺は臨済宗円覚寺派の総本山です。

暮れも押し詰まった2013年12月28日に、同寺塔頭の「龍隠庵」で恒例の餅つきが行われました。
円覚寺の総門は正月の初詣用の幔幕が張られていました。

(円覚寺総門)

龍隠庵は円覚寺三門をくぐり、同仏殿の左側にあります。
正確には仏殿の直ぐ左側は居士林で、居士林に沿って、長い石段を上った先にあります。

(龍隠庵の道案内)

長いゆるやかな石段を上りきると視界が開けますが、住職が笑顔で迎えてくれます。

(住職)

この餅つきは10年ぐらい続いている行事で、住職の人柄と努力と周囲の人達の熱心な支援のたまものです。

300人以上も人々が集まるので、餅米の手配や、けんちん汁用の野菜の手配と下ごしらえ、昼食として頂く絡み餅用の食材の用意等々から、ごみ処理の方法まで、かなりの準備が必要です。
搗く餅米は昨年は150キロと聞きました。
今年もそんなに多くのお餅つきが出来るのですね。

受付で記帳して、何とか参加出来る仕事が無いかをさがし、人の輪に入ります。

(受付)

客殿は、屋根にブルーシートが被されたままですが、住職はじめ関係者はこの日をとことん楽しんでいるようです。

(客殿)

客殿から円覚寺境内を見ると、ほんのちょっと位置が高くなっただけで見慣れた円覚寺と別の景色が見えてきます。

(客殿から見た円覚寺仏殿)

さて、お餅つきは、いろいろの人達が搗くのでいつも笑いを誘い、ついつい自分も参加したくなります。

(餅つき風景)


(餅つき風景2)


(餅つき風景3)


(餅つき風景4)

近年は外国から来た人達も参加する方が多く、下はスペインからのお客様だそうです。
お餅の味はいかがでしたか?。

(スペインからのお客様)

今回のレポートは昼食としてお餅を頂くところまでです。

絡み餅用の食材は、大根おろし・きな粉・餡・胡麻塩・納豆など年々種類が増えてきました。

(搗いたお餅は絡み餅)


(搗いたお餅は絡み餅2)

また、けんちん汁もふるまわれました。
昨日から下ごしらえをして、禅寺らしい味が出ていました。
たくあんや野沢菜の漬け物も良く絡み餅に合っていました。

以下次号(to be continued)


塩原温泉の旅・華の湯

2013年12月27日 | 温泉

まじま荘を出て徒歩で華の湯に行きました。
約4~5分の距離です。

華の湯は箒川の対岸にありますが川に面しており橋を渡ったところに駐車場があります。
那須塩原市の施設です。
温泉で有名な那須塩原市の市営施設は一つだけですが、民業を圧迫しないという配慮も働いているのでしょうか?。あるいは、いくつかのジモセンがるからそれでよしとしているのでしょうか?。

外観は立派で、運営も悪くありません。

(華の湯)

脱衣場には、木製の棚と籐製の脱衣用籠があります。

清潔な脱衣場です。

(脱衣場)

浴室に入ると、左側の短い廊下の先にサウナと水風呂があり、また正面にメインの大浴場とその右側には洗い場があります。
浴室はタイル張りで大浴場の浴槽は御影石の縁取りがしてあります。
浴槽は変形の五角形で窓に面しています。

(内湯)

お湯は無色透明の、さっぱりした感じのお湯です。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、源泉の温度は65.6度とのことです。

源泉名は「金録源泉」で、この源泉は華の湯以外でも付近の温泉旅館に供給されてようです。

循環使用ですがカルキ臭はさして気になりません。

露天風呂はワイルドな造りです。

(露天風呂)

巨石の途中から源泉がお風呂に注ぎますが、風で飛ばされたりしてしぶきがかかります。

箒川の方向に目隠しの垣根があり眺望は良くありません。

(洗い場)

内湯の洗い場は浴槽と結構距離があるので、洗っている人の水しぶきが浴槽に浸かっている人にかかる心配はありません。

入浴施設の他に、軽食コーナーや休憩室があるので、長時間過ごすことが出来そうです。

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塩原温泉の旅・まじま荘

2013年12月18日 | 温泉

河童のおかみさんにタクシーを呼んでもらい、上塩原温泉のまじま荘を目指しました。
まじま荘は中堅の旅館ですがネットによるとお風呂の評判がすこぶる良い旅館です。
塩原温泉郷の「湯めぐり手形」に加入している旅館はまじま荘だけだそうで、また良質の独自源泉をもつ旅館といわれています。

華の湯を左手に見て、ほんのわずかな距離でまじま荘がありました。

庭仕事をしていたおかみさんが日帰り入浴を快く迎えてくれました。

(まじま荘)

脱衣場はこの規模の旅館としては大きく鍵付きのロッカーもありました。

(脱衣場)

浴室に入ると、大きな窓に面して広い浴槽(大浴場)があり、その先に浅めの寝風呂と、深めの歩行浴の浴槽がつながっていました。
温泉を楽しむために工夫したのでしょう。

(内湯)

浴室の造りは床が十和田石で滑りにくく、浴槽は御影石の縁取りになっていて高級仕様です。
お湯は無色透明の肌触りのやさしいお湯でした。
若干のぬるすべ感もあり、広い窓から木漏れ日がさす素晴らしい環境です。

温泉分析書によると泉質はナトリウム-塩化物泉(低張性・中性・高温泉)で 湯温は 61.5 度とのこと。掘削後は自噴しているとも・・・。
源泉名は「真島源泉」ですから、もちろん独自源泉ですね。

(露天風呂)

窓の外には露天風呂がありました。巨石をあしらった露天風呂は見晴らしが良く、箒川が木々の間からすかして見えます。
川面を渡る風が涼しく拭いてきました。

(洗い場)


(歩行浴の浴槽)

ケロリンの洗い桶があるのも楽しさを増してくれました。

(ケロリン洗い桶)


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塩原温泉の旅・すっぽん料理の河童

2013年12月13日 | 温泉

河童の玄関を入ると、左手と突き当たりが広い座敷になっており、右手がカウンターで奥が厨房になっています。

(すっぽん料理河童)


(河童の座敷)

すっぽん料理河童のメニューはすっぽんのコース料理のみで一人前¥4200です。

突き出しの小鉢類は山菜などの佃煮で酒のつまみに最適ですが今日は湯めぐりがありアルコールは厳禁です。

料理を待つ間に一杯やるのが定番なのでしょうか?。

(付きだし)

キモは焼酎で漬けたとのことでほろ苦い味で、生き血はジュース割りで甘い味でした。

(キモと生き血)

スープはすっぽんを余すとこなく切り刻んだ身がたっぷりと入っており、コラーゲンのありそうな部位を食べた後、野菜を入れて野菜鍋にしました。

(スープ)


(スープの具)


(野菜)


(鍋)

野菜を一通り食べた後、鍋が厨房に下げられて、雑炊になって戻ってきました。

(雑炊)

雑炊はくせが無く、こくがあり、なぜか力が湧いてくるような気がしましたが、すっぽんが食べて直ぐ効いてくるとも思えません。

生まれて初めてのすっぽん料理は楽しく終わりました。

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塩原温泉の旅・河童の湯

2013年12月07日 | 温泉

塩原温泉バスターミナルでバスを下り、待合室から各シーを呼びました。
塩原温泉では、タクシーを4台ほど温泉場のタクシー営業所に常駐させているとのことです。

多くの温泉場はタクシーが無く不便を感じさせますがさすがに昔から流行っている塩原温泉の観光感覚です。

タクシーで、この日宿泊する伊東園ホテル塩原に寄って荷物を預け、すっぽん料理店に向かいました。

上三依に向かう国道400号を行き、日光に向かう県道19号の分岐を越すとすぐに左に入る脇道があり、この道の途中にすっぽん料理店があります。
農家の敷地のような雰囲気の庭に入ると、入口近くにビニールハウス、中程に平屋のすっぽん料理店、その右に河童の湯、奥に農家と並んでいます。
料理店の前は駐車場です。

(すっぽん料理河童)

料理店に入って席を決めると、料理が先ですか?温泉が先ですか?と聞かれ、温泉が先ですと答える。
おかみさんらしき人は、先客は直ぐに出るから、お茶でも飲んで待っていてくださいといいおき、厨房に姿を消しました。

河童の湯は小さな建物で、男女別に左右に分かれてそれぞれ脱衣場と浴室を備えていますが、左右は対称でどちらが男湯か女湯か区別がありません。

(河童の湯)

三和土と脱衣場は一体で、すぐに浴室です。

(脱衣場)

小さな浴槽が浴室の半分以上を占め、洗い場は手狭です。

(浴槽)

浴室は簡素で、窓側に石の浴槽があり、右手前に小さな洗い場があります。
浴槽は3人が限度の大きさです。
岩をあしらった湯口から源泉がしたたり落ちています。
源泉はやや熱めですが浴槽は適温で、入るとぬるぬる感がある無色透明のお湯が肌にまとわりつきます。わずかばかりですが小さな泡が身体に付きます。

(洗い場)

源泉名は「畑カッパ・上塩-9」といいます。
敷地の入り口近くにあったビニールハウスはすっぽん養殖池でした。
源泉はこの前にあってここまで引かれているそうです。
すっぽんと同じお湯に入っているわけです。

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塩原温泉の旅・塩原温泉へ

2013年12月02日 | 温泉

この旅は2013年3月の塩原温泉の旅を再現したものです。

今年中に76歳になります。
また結婚50周年を迎えます。
で、記念の旅行は塩原温泉にして、今まで足を伸ばしたことがなかった上塩原地区に行くことにしました。

ここにはずっと行きたいと思っていた河童の湯があります。
すっぽん料理を食べるとこの共同浴場は無料で入ることができるそうです。
新幹線車内から河童に予約を入れました。

(東北新幹線e-5系)

新幹線ホームではe-5系が人気の的です。

(やまびこ号ホームのテッセイ社員)

また、最近特に有名になったテッセイの社員は東京駅停車時間の10分足らずの間に車両の掃除をすべく並んで待っています。

excite ニュース 7分間で車内をピカピカにする「新幹線お掃除の天使たち」

那須塩原駅に降り立つと、JR関東のバスが駅前に待っていました。
那須塩原駅をバックにしたバスの写真を取り忘れたので、塩原温泉駅での写真を掲げます。

(JRバス関東)

平坦な道が続きますが、箒川が左手に見えてくると温泉街は直ぐでした。

(車窓は塩原温泉福渡)

塩原温泉は箒川に沿って発展したユニークな温泉街を形成しています。

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