善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

沓掛温泉と別所温泉の旅・かどや旅館のお風呂

2015年01月28日 | 温泉

(この旅は2014年3月に上田市と青木村を旅した記録です)

沓掛温泉小倉乃湯から戻ったら、かどや旅館の老夫婦が出迎えてくれました。

(かどや旅館)

かどや旅館は現在は子供の世代が運営しているのですが、帳場はおやじさんの方が預かっているし、料理は母親のほうが調理場に立っていろいろと教えてくれるのだそうです。
とても元気なお年寄りです。
ただし、運転や青木村バスターミナルへの送迎はおかみさんの仕事だそうです。

(元気な先代夫婦)


(おやじさんは時計のゼンマイ巻きも・・・)

この沓掛温泉は3軒の旅館と共同浴場と食堂などで成り立っており、源泉は「沓掛温泉1号泉、2号泉、3号泉の混合泉」です。
源泉温度は35度ほどの単純泉ですが、各旅館に来ているお湯はさらに温度が下がっているのでしょう。
この時期(3月末)はお湯を加熱しないと浴室が開けないとのことで、2箇所ある内湯の内片方だけ開けてくれました。
この日、泊まり客は私と家人だけでした。

(お風呂場は片方だけ開ける)


(脱衣場)

浴室はタイル張りで、浴槽の縁取りが赤御影石という旅館らしい浴室です。

(浴槽)

ぬるめの単純泉は肌に優しく、ぬるぬるすべすべのお湯です。

小倉乃湯と同じ源泉ですが、旅館のぬくもりが感じられるような気がしました。
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沓掛温泉と別所温泉の旅・沓掛温泉 小倉乃湯

2015年01月24日 | 温泉

(この旅は2014年3月に上田市と青木村を旅した記録です)

かどや旅館に着くなり荷物を置いて小倉乃湯に行きました。

日光の光があるうちに小倉乃湯の写真が撮りたかったからです。

小倉乃湯はこぢんまりとした共同浴場です。

(沓掛温泉 小倉乃湯)


(玄関の銘板)

脱衣場も小規模ですが清潔で気持ちの良い脱衣場です。

(脱衣場)

浴槽は、浴室の左側(女湯との壁のある側)にあり、後ろ側が洗い場になっていました。

(浴槽)

浴槽には間仕切りがあり、手前の大きな浴槽は加熱しない源泉のままのぬるいお湯で、奥の小さな浴槽は加熱した(それでもぬるい)お湯でした。

どちらの浴槽もぬめり氣のある肌にやさしいお湯で、のんびりと時の流に身を任すのにふさわしいお湯でした。

加熱した浴槽と非加熱のお湯に交互に入るということを繰り返しました。
地元の人は非加熱のお湯に長く浸かっていて、世間話に余念がありません。

(扁額と小倉乃湯の由来書)

小倉乃湯の向かって右側にある共同洗い場です。
野菜を洗ったりする洗い場と思われます。

(共同洗い場)

共同洗い場の隣に叶屋という旅館があり、その前に赤丸ポストがありました。

(叶屋まえの赤丸ポスト)


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沓掛温泉と別所温泉の旅・青木村 くつろぎの湯

2015年01月21日 | 温泉

(この旅は2014年3月に上田市と青木村を旅した記録です)

くつろぎの湯は青木村の中心に近い場所にあります。

くつろぎの湯は比較的新しい建物で、老人福祉施設として大広間やトレーニングルームもあります。

(青木村 くつろぎの湯)

脱衣場にはコインロッカーがあり、旅行者には便利です。

(脱衣場)

浴室は3つに分かれています。
左の入り口から入る場合、大浴槽と洗い場がある浴室と、気泡浴の出来る寝湯と、マッサージ浴槽と呼ばれる気泡浴のついた浴槽、歩行浴槽などがある中央の浴室、その右側に上がり湯のある小部屋があります。

(大浴槽)


(気泡寝湯・マッサージ浴槽・歩行浴槽)


(洗い場)

お湯は田沢温泉から引き湯しています。ヌルすべ感のある単純硫黄温泉で、じっとしていると身体に気泡がたまってきます。

田沢温泉のお湯ですからとても良いお湯です。

写真のモデルになってくれた人は85歳とかで、この建物を建てた元村長をほめていました。
この日予約した沓掛温泉・かどや旅館のおかみさんが車でこのくつろぎの湯まで迎えに来てくれると話したら、オレと同じ85歳の老人が運転する車には乗らない方がよいと忠告してくれました。

実際に迎えに来た女性には、お母さんは元気ですかと声をかけていたので、この人は娘さんだとわかり安心しました。
10分ほどで沓掛温泉のかどや旅館に着きました。

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沓掛温泉と別所温泉の旅・真田から青木村へ

2015年01月18日 | 温泉

(この旅は2014年3月に上田市と青木村を旅した記録です)

かふぇ Saan から歩いて「ゆきむら夢工房」に戻り預けていた荷物を受け取り、「幸村の郷・夢工房前」バス停に戻りました。

真田町から青木村に移動します。

(幸村の郷・夢工房前)

真田町と上田駅を結ぶ上田電鉄のバスが来ました。ここに来たとき乗ったバスです。

(上田行きバス)

上田駅前で乗り換えて、青木村まで行くバスは千曲バスで、列車の線路をくぐって西側に出るとすぐに千曲川を渡ります。

(青木村行きバス)

千曲川は変わらず、蕩々と流れていました。

(千曲川を渡る)

青木村バスターミナルから、青木村くつろぎの湯までは徒歩で10分足らずです。
途中、赤丸ポストがあったので写真を撮りました。

クツカケ時計店の前です。
沓掛温泉もこの村なので沓掛という姓は由緒ある名前なのでしょう。

(クツカケ時計店前の赤丸ポスト)


(クツカケ時計店前の赤丸ポスト2)

赤丸ポストは愛嬌のある姿なので旅に出ると必ず写真を撮るようにしています。

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沓掛温泉と別所温泉の旅・真田のカフェ Saan

2015年01月15日 | 温泉

(この旅は2014年3月に上田市と青木村を旅した記録です)

千古温泉を堪能してまた歩いてふれあいさなだ館に戻りましたが、施設の受付は一度場外に出た人はたとえ食堂の利用といえども再入場は出来ない規則になっているので、裏口からしか食堂に入ることは出来ないということでした。

裏口から食堂に入ってみましたが、狭い汚い出入り口は食材や廃棄物の出入り口も兼ねているらしくここの印象が悪いのでふれあいさなだ館での昼食は断念しました。
そして、道路の反対側にあるカフェ&ギャラリーSaan というカフェでも昼食が摂れることがわかり、Saanに入りました。
ふれあいさなだ館の真裏ですが、観光案内所でくれた地元マップでは詳しく描かれていません。

(カフェ&ギャラリー Saan)

中に落ち着いてから、入り口にランチの看板があったのを思い出し見に行くと、数量限定の日替わりランチらしいので注文してみました。

(ランチの看板)

店内はカウンター席とテーブル席で明るい店内です。

(店内の様子)

ランチの鯖みりん焼きと家人はピラフを頼みました。

ランチには看板通りがんもの煮付け、菜の花のからし和え、じゃがの照り煮が盛られていました

(ランチ 鯖みりん焼き)


(ピラフ)

どちらも、十分満足出来る味で、価格が安いのに驚きました。

(メニュー)

係のおばさんに話を聞くと、実はこのかふぇ Saan は「アザレアンさなだ」という福祉法人の運営する施設でした。

特養施設やグループホームなどいろいろと運営しているようです。

帰宅後に観光案内所に電話して聞くと、地元の食堂マップに掲載してない理由は、食堂マップの編集は商工会議所に編集を依頼したとのことでした。

アザレアン さなだへリンク



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沓掛温泉と別所温泉の旅・真田の千古温泉

2015年01月11日 | 温泉

(この旅は2014年3月に上田市と青木村を旅した記録です)

ふれあい真田館のお風呂を出たあと、昼食までに時間があるので千古温泉に行くことにしました。

千古温泉はふれあい真田館からおよそ1.5キロほど西にあります。
車がないのでのどかな田園の中を歩きました。
15~6分後に千古温泉の看板がありました。

(千古温泉の看板)

千古温泉は元旅館業だったそうですが、今は立ち寄り湯専門だそうです。

看板からやや坂を下った場所です。

(千古温泉の玄関)

こぢんまりした建物ですが、奥には二階建ての宿泊所だった建物が連なっています。

広いロビーや浴室などはリニューアルしたみたいにきれいでした。

(千古温泉のロビー)

やはり小さな脱衣場の奥に浴室があります。

(脱衣場)

浴室は石造りで高級でした。
浴室に入ったとたんにほのかな硫黄臭につつまれました。

浴槽は、間口1.5間、奥行き1間のサイズで4~5人ほどが入れるでしょうか?。
お湯は無色透明です。黒い湯の華が舞っています。底に沈んだ湯の華で足の裏が黒くなるほど場所によっては黒く見える浴槽です。
注意書きではマンガンの湯の華とのことです。

(浴槽)

肌に優しいお湯で、ヌルすべ感がありました。
ぬるめの設定なので長湯が可能でした。名湯の名を辱めないお湯です。
お湯は飲めるらしくコップがあり、なめてみると玉子の黄身の味がしました。

湯質は単純硫黄冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)で湯温は24.4度。

(湯口)

浴槽はがっしりした浴槽ですが、湯口だけは平たい鉄平石で風情を演出していました。

ゆっくり入っているとせせらぎの音が聞こえてきました。

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沓掛温泉と別所温泉の旅・真田温泉 ふれあいさなだ館

2015年01月07日 | 温泉

(この旅は2014年3月に上田市と青木村を旅した記録です)
ふれあいさなだ館は夢工房裏手にあります。真田温泉健康ランド・ふれあいさなだ館という名称で、温泉施設プラス各種健康施設(室内ジム風)プラス水泳施設があります。

川を渡って最初の建物だからわかりやすい場所です。

車では、菅平に向かって「幸村の郷 夢工房前」のバス停を過ぎて最初の道を左折です。
ただし駐車場はさなだ館の建物を大回りして建物の裏手にあります。

建物は外観が和風ですが平屋建てのがっしりした建物です。

(ふれあいさなだ館)

温泉施設は受付のすぐそばにあります。

脱衣場は大きいのですが、コインロッカーはなく、貴重品は外側の貴重品ロッカーを使います。

(脱衣場)

浴場に入ると正面に大浴場があり中心に円形のジャグジー風呂(気泡浴槽)があります。

入るとほぼ適温で、わずかにぬるすべ感があるさっぱりとした浴感の湯がやさしく身体をつつみます。
やや特徴を欠くお湯ですが、広い割にのんびりとした湯浴みが楽しめます。

(メインの浴槽)


(洗い場)

浴室内には他に歩行浴槽、打たせ湯、部分浴などがあり、屋外には露天風呂があります。

(露天風呂)

露天風呂は内湯のメインの浴槽の外側にあり、敷地の塀に沿って作られています。
景観は敷地内の植栽だけですが外気がすずしく気持ちの良いお風呂です。

掛け流しのお風呂ではなさそうですがこういった官営の施設では循環使用や殺菌作業をやることも止むを得ないと思いました。

水泳施設は25メートル6レーンと子供プールがありました。
温泉施設と水泳施設の両方を利用して料金が¥500というのは非常に安い料金だと思いました。

(水泳施設)


ふれあいさなだ館へリンク


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鎌倉身辺雑記・1月2日ルミネウイングの福袋考

2015年01月04日 | 鎌倉

景気はよいのか?悪いのか?。

時の首相は「この道しかない!」と言っていますが、庶民の財布のひもは決して緩くはなさそうです。

2015年の1月2日、鎌倉市大船駅ビルのルミネウイングでは新春恒例の初売りです。
例によって、10時開店のおよそ1時間ほど前から福袋目当ての行列が出来ました。

(ルミネウイングの玄関前1)

福袋は不要不急の商品を売りつけようと、「××円入った福袋がたったの○円」という商法ですから、買った人は徳をしたのか?、買った人が不要品を買ったのだから損をしたのか?良くわかりませんが・・・。
庶民はほどほどの買い物をして、不況下の中でわずかに買い物をした満足感を味わっているようで、ついつい一緒になって列に混じります。

さて、大船駅ビルのルミネウイング玄関前では、行列は4人1列で三列ほどできていました。
時間は9時10分頃です。
手前に2列ほどと、ほとんど見えませんが奥に4人の一列の行列があり、その行列を追って見ると短い階段を下って湘南モノレール乗り場まで伸びています。

(ルミネウイングの玄関前2)

4人1列の一般行列はモノレール乗り場の近くまで伸びています。

(湘南モノレール乗り場まで伸びた一般行列の最後尾)

一般行列の呼ばれるのは、整理券を配らない店舗のための行列で、この行列はかなり長い列になりました。

さて、9時45分頃、行列が動き始めました。

10時開店の前に、行列を並んだ人を全て店内に入れておかないと、いくつかある他の玄関から入る並ばなかった客が先に各店舗に着くという不具合が生じるからです。

例の東京駅での「東京駅ビル100周年記念Suica」発売の大混乱はJR東日本の不祥事として記憶に新しいので、今回はルミネ駅ビルでも多くの整理員が腕章をして警備に当たっていました。

(カルディーコーヒーファームの列)

ビルの中に入って中二階のカルディーコーヒーの店舗に行くと、ここでもカルディーの店員さんが行列を作るように誘導していました。
ピンクの整理券を配り、食品の福袋は券一枚で一個限りですとのご託宣です。
他の福袋は並んだ人は2袋以上でもOKとのこと。

(カルディーコーヒーファームの列の最後尾)


(カルディーコーヒーファーム店)


(食品詰め合わせの福袋)


(コーヒー詰め合わせの福袋)


(ワイン詰め合わせの福袋)


(食品詰め合わせの福袋とお菓子詰め合わせの福袋)

さて、ルミネウイングの中二階の他の食料品店の福袋も紹介しましょう。

(サンジェルマン パン屋さんの福袋)


(太子堂 駄菓子屋さんの福袋)


(濱田屋 小倉屋山本しお吹きこんぶの福袋)


(あきもと 漬物処さんの福袋)


(大川水産 ひもの屋さんの福袋)


(横浜くりこ庵 たい焼き屋三の福袋)

これは100円以上のお好きなたい焼き5個を500円で袋に入れるという福袋だそうです。


ただ、やはり人気はカルディーコーヒーファームの一人勝ちだったようです。

常日頃、無料でコーヒーの試飲をしていた人たちが、日頃の罪滅ぼしにこの日の福袋を購入したためではないでしょうか?。
また、福袋の素材が紙袋でなくキャンバス生地の布製福袋なので、中身よりも袋その物に価値を見いだした人も多いようで、今年のお菓子詰め合わせ福袋は羊の干支をデザインに織り込んでいました。

消費者心理を良くつかんでいたとと言うべきでしょうか?。


鎌倉身辺雑記・北鎌倉龍隠庵の餅つき 2014 (続)

2015年01月01日 | 鎌倉

先に報告した龍隠庵の餅つきの続編です。

餅つきは楽しいし、食べて美味しいし、天気が良く気持ちがよいし、ともかく良いことずくめ
なのですが、裏方のことも写真に撮ってみました。

(受付)

受付は大切な仕事です。
住職の知り合いでも、受付担当が全員のお顔を知っているとは限りません。
また、初めての方、特にこの日たまたま円覚寺を訪問して餅つきのかけ声を聞いて訪ねて下さった方もいらっしゃるでしょう。
ともかく気配りの仕事です。

(受付2)

餅つきは相変わらず切れ目無く続いています。

(餅つき1)


(餅つき2)

二度三度と搗く方もいらっしゃいます。

さて、客殿の中では、これも恒例の呈茶です。

(呈茶1)

お茶の先生は健在で今年もお見えです。

(呈茶2)

ただ、客殿の中は混雑しており、お茶でなくアルコールの方もいらっしゃったようで・・・。

けんちん汁は臨済宗が始まりです。
今回も前夜から仕込み、ちょうど昼食時のからみ餅に合わせてできあがり、行列が出来ました。

けんちん汁は前日からの仕込みがありました。
素材は大根、にんじん、ゴボウ、さといも、油揚げ、こんにゃく、豆腐、椎茸、こんぶ、柚子など。

(けんちん汁係)


(けんちん汁1)

今年も良いお味に仕上がりました。

(住けんちん汁2)

供え餅づくりは丸くなめらかに仕上げるには年期がいるそうです。

(お供え餅1)

参加者に持ち帰ってもらうため、パックに詰めて、番号を書きます。

(お供え餅2)

昼食用からみ餅では列に並びます。

からみ餅の具は、餡こ、黒ごま、きなこ、大根おろし、たくあん、納豆、白菜漬け、菜のつけもの、・・・・・・ と、年々具の種類が増えてきました。

(からみ餅の具)


(好きな具は)


食べ終たあと、お代わりが欲しい人は、自分の食器を持ってまた並びます。

食器は最後は自分で分別してごみ箱に捨てて下さいと係の人に注意を受けます。

とまあ数限りなく話は尽きませんが・・・。