さて、この日の宿は伊東園ホテル塩原です。
伊東園ホテルは各地のホテルを買収して、土日にかかわらず同一料金\7800という低価格を打ち出し、夕食時間帯はバイキング方式に飲み物(アルコールも含めて)無料サービスをつけ、チェックイン時には夜具は用意済みという経営戦略で多くのチェーンホテルを運営しています。
(伊東園ホテル塩原)
上記戦略によって徹底した人件費の節約と、無駄な食事を提供しないという合理性が生まれました。
さて、伊東園ホテル塩原のお風呂は、入ってみて20年以上昔に流行った「クアハウス」系のお風呂が残されていることがわかりました。
クアハウスは温泉での健康増進を推し進めるという動きでしたがさほど流行しないうちにその名を聞かなくなりました。
クアハウスだと判ったのは、脱衣場から浴場に入り、掛け湯をした後のことです。
(脱衣場)
洗い場の入口にある小さな掛け湯(かぶり湯)槽からお湯をくみ、身体に掛けてふと気がつくと、洗い場の壁に入浴プログラムの看板が掲げられていました。
(クアハウスの名残の入浴プログラム)
・一般健康人コース
・腰痛・肩こり解消コース
・美容コース
・らくらくコース
・ストレス解消コース
の5コース毎に入る浴槽や必要時間が書いてありました。
以下、重要な浴槽の写真を掲載します。
(お風呂の配置図)
(かぶり湯)
(大浴場は全身浴と半身浴用か?)
(ワールプール)
(気泡浴)
(寝湯)
(うたせ湯)
(サウナ室と水風呂)
(露天風呂)
露天風呂はサウナ室の脇を通り、外に出ます。
屋根を葺いた場所ですが、風が通り気持ちの良い露天風呂です。
伊東園ホテル塩原のお湯は、「上塩原金録源泉」、「畑カッパ源泉」、「紀州鉄道塩原源泉」の混合泉とのこと。
泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」とのことで、すっきりとした入り心地です。
若干のカルキ臭がしましたが、こんなに沢山のお湯を使うのですから、循環使用はヤムを得ないことと思いました。
ともかく、多くの浴槽に浸かるのは体力は要りますが楽しいことでした。
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