善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・常楽寺の文殊祭 2019

2019年01月29日 | 鎌倉


常楽寺の文殊祭を取材しました。

臨済宗建長寺派の古刹の常楽寺は毎年1月25日に文殊祭を催します。
文殊菩薩は智恵を授ける仏様として知られ、この日は多くの大人が文殊様を拝み、僧侶たちの繰り広げる大般若経を見物するため常楽寺を訪れます。

1月25日の鎌倉はどんよりと曇っていて肌寒い日でしたが、多くの参拝客で埋まりました。

(常楽寺参道)

鎌倉囃子保存会のお囃子です。場所は駐車場の一角です。

(鎌倉囃子)


(常楽寺山門近隣寺院のご住職が到着)

山門をくぐると甘茶の接待所がありました。甘茶を勧めてくれます。

(甘酒のご接待)


(仏殿と文殊堂のお参り)


(仏殿の常楽寺本尊)

文殊祭は文殊堂の中で行われるのですが、境内の隅にあり、解放部分が狭く、参拝者も陣取りに余念がありません。
所定の午後2時に20人を越える僧侶たちが中に入りました。また、外縁にも5人の僧侶の席が
あります。
さて、僧侶の入堂です。
所定の午後2時に20人を越える僧侶たちが中に入りました。

(20名を越える僧侶が文殊堂に入る1)


(20名を越える僧侶が文殊堂に入る2)


(住職と副住職が文殊堂に入る2)

堂内には大般若経が席毎に備わっていました。
お堂の中は、常楽寺のご住職が中央最先端に座り、左右に向き合って7~8人づつ座っています。
入りきれない僧侶は縁側に座って、堂内の僧侶と一緒に唱和します。

(縁側に座った僧侶)

太鼓が打たれ、般若心経が唱えられ、その後、大般若経の転読が始まりました。

大声で大般若経の経巻名を読み上げ読んだことにするとのこと。ですから、この経巻をぱらぱらと開きその後閉じて次のお経巻にとりかかるのです。

(祈り続ける参拝者)

大般若経の転読が行われた後は、別のお経の唱和です。これも長く続きました。

そして、ご住職が出てきて、正面の参列者と右側の参列者に大般若経本をかざしてパラパラと開閉し、功徳を授けました。

最後に、ご住職は、文殊堂の奥に向かって座り、お経を上げて一切の行事が終わりました。

およそ35分のお祈りでした。


2017に撮った動画を Youtube にアップしてあります。

(2017年の文殊祭)



なんとも賑やかなありがたいお経でした。


鎌倉身辺雑記・くら寿司のサイドメニュー (4)

2019年01月25日 | 鎌倉


久しぶりのくら寿司です。

鎌倉市内のくら寿司は、鎌倉市植木にあるホームセンター・コーナンの敷地内にあります。

コーナンは雑貨や園芸関連の品数が多く苗や球根も安いため、月に1回程度は訪れることにしていますが、ランチでくら寿司に寄ることも多くなっています。

(くら寿司鎌倉店)

今回は、サイドメニューに赤鶏ゆずうどんを選びました。卓上にあった広告に惹かれたのです。
毎回、きつねうどんとオニオンリングではつまらないと思ったのです。

(赤鶏ゆずうどんの広告)

赤鶏ゆずうどんは、麺がしこしこと固く、おつゆはさっぱりとした味付けで合格です。

(赤鶏ゆずうどん \370)

ノンアルの発泡梅酒も合格です。

(ノンアルコールの梅酒)

さて、もう一つの話題は、正月の豊洲市場で話題になった例の大間のマグロの競りの話です。
競り落としたのは築地場外に本店のある回転寿司やさん「すしざんまい」の社長だったそうです。一匹三億円を超えた金額で過去の競り値を大幅に超えたとのことです。
当然「すしざんまい」のチェーン店で供されたものと思われます。

で、対抗上、くら寿司でも、大間のまぐろをを一貫200円で提供したそうですが、この日までに完売だったそうで、代わりの品は赤身まぐろとズワイガニということでした。

(赤身まぐろ)

通常たべるお寿司は以下の通りですが、全部の写真は撮りませんでした。

(あなご)


(あじ)


(オニオンサーモン)

くら寿司は、身近にある回転寿司なので、ファミレス感覚でお店に入れます。

麺類を取り、おつまみ感覚で回転寿司をたべ、デザートを摂ってから帰ります。
庶民の味方です。

くら寿司のメニュー




鎌倉身辺雑記・黄菊白菊

2019年01月21日 | 鎌倉


菊の花も終わりかけています。ここ数年の黄菊白菊を集めてみました。

菊でない花もあるかも知れませんが、ご近所の庭や塀際の小菊たちです。

(黄菊1)


(黄菊2)


(黄菊3)

上の写真は、神奈川県菊花大会の中で出品されていた「ドーム作り」の黄色と白色の鉢を並べたものです。

(白菊1)


(白菊2)

写真を整理してみて白菊の写真が圧倒的に少ないことに気づきました。

家庭でのコギクの栽培では、白菊はあまり流行らないのかも知れません。


服部嵐雪という人の句に

【黄菊白菊其外の名はなくも哉】(きぎくしらぎくそのほかのなはなくもがな)

という句があるそうです。

菊には黄菊と白菊さえあればそれでよいという意に解釈していますが、写真を整理してみると、実際には黄と白以外の色の菊が多く、次が黄菊、次が白菊ということに気がつきました。



鎌倉身辺雑記・年賀状考 2019

2019年01月17日 | 鎌倉


今年もいろいろと年賀状を頂きました。
で、年賀状は楽しいのですが、だが待てよという話です。

先ず作る楽しさ


年賀状の作成は楽しいことです。

図柄はネットで無料のイラストを探し出すのが面白い。
この図柄をエクセルで作ったひな形に挿入します。
決まった場所にイラストを挿入し、年号を改め、全体のバランスを整えればできあがりです。

その結果が下の写真のような年賀状です。

(2019年の年賀状)


宛名はワードの差し込み印刷でラベラーに出力します。
ただ、Word2003 の操作は年一回しかしないので、かなり忘れています。
でも、思い出しながらやるので時を忘れます。

今年の年賀状は昨年末に印刷しましたが、プリンターがうまく作動せず、新しくスキャナー付きの単機能の安いプリンターを新調しました。価格はインクの対価と若干のプラスアルファーの価格でした。


次に受け取る楽しさです。

年に一回、年賀状だけのおつきあいの方がかなりいますが、健在だったかどうか?近況は?など興味があります。
そして、手作りの年賀状はさらにその人のことを知っているだけにその人がしのばれます。

手作りのイラストで送ってくれる人、パソコンで作る人、写真が趣味の人、長年版画にチャレンジしている人などさまざまです。
もちろん、家族写真の人も多いし、一部だけ印刷された年賀状を入手して近況を綴って下さる方もいます。

(頂いた年賀状1)


(頂いた年賀状2)


(頂いた年賀状3)


(頂いた年賀状4)

そして、孫からの年賀状も楽しみの一つです。

(孫からの年賀状)


で、そんな中で、思ったより多かったのが、「来年から年賀状の出状はやめにします」という提案でした。100通足らずの年賀状の内10通を越えた方がそのように末尾に書いていました。同年代の友人からの提案が多かったのです。ちろん異義は無いし、来年は多少気楽になるナと受け入れることができました。
「来年から欠礼します」というのは、「自分は出さないからそちらも出して呉れるな」と合意の上で年賀状の交換を止めようという提案と解釈して納得しました。


そういえば、数年前に私も大病して治療中だったとき、一部の友人に「翌年は出せないかも知れない」と書いたことがあります。

そのときはどんな心境でそう書いてしまったのか?思い出せません。次の年にどうしかったのかも今は思いだせません。
年月を経た友人関係も年賀状だけの関係なら解消する年齢を迎えたからそろそろ年賀状は止めましょうか?と問いかけたかったのかな?。


なンか、分かりづらいブログになっちゃったなァ!!!




鎌倉身辺雑記・円覚寺居士林のロウバイ

2019年01月13日 | 鎌倉


北鎌倉にある円覚寺の境内で、塔頭の龍隠庵の餅つきに参加したとき、龍隠庵の境内に入る石畳の道の途中の居士林の庭に蝋梅(ロウバイ)の木があったのです。
ロウバイの木の葉っぱが散る前に花が咲き始めていました。
居士林は在家信者のための座禅道場です。
2018年の台風24号の影響でしょうか?、葉っぱは痛んでいましたがロウバイは健気にもたくさんの花とツボミがついていました。

ほのかに、甘いにおいもしました。柵の隣からは撮影条件がよくなかったのですが、何とかh花の写真を撮ることもも出来ました。

(ロウバイ)


(ロウバイの花)


(ロウバイの花2)


(ロウバイの花3)


(ロウバイの花4)


(ロウバイの花5)

12月に咲き始めたのは、円覚寺が北側山を背負っている立地条件だったからと思いました。




大船ミネウイングの正月初売り福袋 2019

2019年01月09日 | 鎌倉


毎年、大船ルミネウイングの1月2日の初売りの際、二階にあるKALDIの福袋をゲットすることが正月の楽しみの一つだったのですが、今年は心境の変化なのか、開店前に30分も並ぶ意欲が湧かなかったので、10時よりわずかに早い時間に着きました。

それでも何百人もの列ができていて、急ぎ足でモノレールからJR大船駅へのコンコース通路から階段を上っていました。
ルミネウイングの正門入り口から次々にルミネウイングに吸い込まれています。

(モノレールへのコンコースの行列)

KALDI人気は相変わらずのようです。

正面玄関から二階にエスカレーターで下がると、二階の通路はKALDI待ちの人の行列で埋まっています。

(KALDIの最後尾)

KALDIの整理券は全て終わっているようなので、福袋の写真を撮るということに目標を切り替えました。

さァ!各店舗の福袋を撮りまくるぞー・・・。

(KALDIのもへじ福袋)


(KALDIの珈琲福袋)

駄菓子では太子堂が比較的人気が高く・・・

(太子堂の福袋)

一方たい焼のくりこ庵の福袋は完売御礼でした。

(くりこ庵の福袋)

とんかつの勝烈庵の福袋も完売御礼でした。

(勝烈庵の福袋)

パンの激戦場所では、サンジェルマンと銀座木村屋が互角のようでした。

(サンジェルマンの福袋)


(銀座木村屋の福袋)

伊藤園の福袋とは珍しい?。昨年もあったのかしら?・・・。

(伊藤園の福袋)

JR大船駅の改札口にあるルミネウイング正面のお菓子屋さんでも、福袋を求める人は大勢いました。
二階の福袋の大半が¥1000なのに対し、三階では¥3000が主流を占めています。
ただ、人の動きが複雑で、どこが優勢か判断が分かれそうでした。

(鎌倉小川軒の福袋)


(葉山日陰茶屋の福袋)

日陰茶屋の福袋にはお菓子の他に食事券も入っている?。

(GODIVAの売り場)


(GODIVAの福袋)

ゴディバは紙の福袋の上からトートバッグの布の一部がのぞき見出来ました。

でも、まあこういった福袋を買い漁っているうちは健全なのではないでしょうか???。


鎌倉身辺雑記・龍隠庵の餅つき 2018

2019年01月06日 | 鎌倉


話はやや戻りますが、昨年末に行われた龍隠庵の餅つきの状況報告です。

北鎌倉にある円覚寺の塔頭「龍隠庵」で恒例の餅つきの会が催されました。
今年も縁起を担いでか、暮れも押しつまった2018年12月29日(福の日)でした。

円覚寺は北鎌倉駅の東側にある臨済宗円覚寺派の大本山です。

寺の階段を上ると総門があり、暮れの29日ともなると北条家の紋を染め上げた幕が掲げられています。

(円覚寺の総門)

総門をくぐり三門をくぐって仏殿にお参りします。

(円覚寺仏殿)

仏殿から左側に進みます。

選仏場と居士林の間に「龍隠庵」と書かれた道しるべの石があり、間の路地をすすみます。

(選仏場)


(石段)

路地には龍隠庵の木の門柱などがあり、道なりに進むと石段があります。途中で折れ曲がって更に進むと龍隠庵の境内に入ります。

龍隠庵は円覚寺境内より10メートルほど高い場所にあるのです。ここが龍隠庵の境内です。

餅つき会の日なので受付がありますが、普段は受付はありません。

初めての人も住所氏名などを書くと餅つき会に参加できます。
広場では多くの人が餅つきをとりまいていますが、龍隠庵本堂はもう一段高い場所にあります。一見お寺さんとは思えない建物です。

(本堂)

既に餅つき会はたけなわですが、ご住職を見かけたらご挨拶をしましょう。
この会は十数年続いています。住職のお人柄からか、なぜか皆さんが三々五々と集まってきます。

(住職)

さて、餅つき会の概要を説明しましょう。

ここの建物は客殿と呼ばれていますが客殿前が餅つき場です。階段を上ってきたので眼下に円覚寺仏殿などを見下ろすことが出来ます。

広場では二つの臼で餅が搗かれます。

(餅を搗く人)

もち米は客殿裏側で蒸されています。

この年は、前日までのもち米90キロと今日の分を合わせて210キロのもち米が用意されたとのことです。

(客殿の裏側のせいろ)

客殿裏から人の間を縫って臼に入れられたお米を先ず臼でこねます。臼とお米の間に水を打ちそのお米を臼になじませると共に米粒が飛び散らないようにするためです。

(臼でこねる)

次が餅搗きで、大人も子どもも飛び入りで楽しんでいます。

(臼で搗く)

出来上がったお餅はからみ餅の係りの台に載せられ、小さく丸くちぎられてトレイに載せて昼食用のからみ餅にして供されます。

行列を並んで、次は絡める係りの台に進みます。
からめる具は、きなこ、胡麻、ゆで小豆(餡)、納豆、大根おろしなどお好み次第で、からみ餅の出来上がりです。

(からみ餅1)


(からみ餅2)

龍隠庵の境内の好きな場所で皆さん美味しそうにお餅を食べています。

からみ餅の行列の先にはけんちん汁の係りの人が、お椀によそったけんちん汁を勧めてくれます。

このけんちん汁も天下一品の味です。

(けんちん汁1)


(けんちん汁2)

何しろ建長寺とならんで、けんちん汁を世に広めた立役者なのです。

と、こういう具合に餅つきの会は夕方まで人が入れ替わっても続いてゆきます。


今年はビデオを撮らなかったのですが、昨2017年の餅つき会のビデオは Youtube にアップしてあります。
龍隠庵の餅つき会2017



こんな訳で、今年も良い年越しの行事に参加できました。
皆さまよいお年をお迎え下さい。。



鎌倉身辺雑記・常楽寺初詣 2019

2019年01月03日 | 鎌倉


毎年元日の朝は散歩を兼ねて近所の禅寺常楽寺に初詣をします。

初詣といっても、初日の出の時間帯の早暁の写真を撮るだけの話ですが、何となく厳かな気分になるので毎年写真を撮り溜めています。

常楽寺の山門は茅葺きで、北条の家紋を染めた幔幕を張り、明るくなるまで電灯が灯っています。

(常楽寺山門)


(常楽寺山門扁額)

それから仏殿にお参りします。

仏殿も古い木造の建物で、内部は薄暗いのですが、灯が灯り、おぼろげながら仏像をお参りすることが出来ます。

(常楽寺仏殿)

ご本尊は阿弥陀如来座像です。
脇侍の観音菩薩像、勢至菩薩像は修復中とのことでお参りできません。

(仏殿内部-阿弥陀如来座像)

隣にある茅葺きの文殊堂もお参りします。

孫たちの学業成就を祈ります。

毎年一月末には文殊祭りが開催され、多くの人で賑わいます。文殊祭りは、近所の建長寺派の禅寺から十数人のご住職が集まります。大般若経を賑やかに唱え、半ば過ぎに常楽寺のご住職がでてきて見物人に功徳を授け、その後なにやらお経が続いて終わりになります。

(常楽寺文殊堂)


(文殊堂の提灯)


お参りしているうちにすっかり明るくなり、家路につきます。

自宅は直ぐ近くなのでほんの30分ほどの散歩です。