善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

信州松代温泉の旅(9)・国民宿舎松代荘の温泉

2012年08月30日 | 温泉

松代温泉のお湯巡りを終わって国民宿舎松代荘に戻りました。
湯疲れで一休みです。

国民宿舎松代荘は近代的な国民宿舎として注目を集め人気が高い宿です。

温泉の質が良く掛け流しで、料金がリーズナブルな上に、料理も評価を得ていて、リピーターが多いそうです。

(国民宿舎松代荘)

建物は平屋建てで、結構グレードが高く、温泉の写真を見て頂けるとその良さが理解出来ると思います。

松代荘の前に赤丸ポストが有りました。
最近数が減ってきた上に、一度壊れると補修がきかないので、角ポストに替えられてしまうので、出先で赤丸ポストがあると、必ず写真を撮るようにしています。

(松代荘前の赤丸ポスト)

さて、この国民宿舎には、日帰り温泉に供いている大浴場と、宿泊者専用の浴場の二種類があるのですが、先ず大浴場を紹介します。

(脱衣場)

脱衣場は広く、高級仕様になっています。

浴場に入ると、左側に半身浴槽と露天風呂があり、正面に大浴場があります。

(大浴場の浴槽)

大浴場は20人以上入ることが出来そうな大きさで、笹濁りのやや茶色をおびたお湯が掛け流しになっています。

入浴感はぬるめの身体に浸透する感じのお湯で、塩辛く、苦く、鉄分臭がします。

入り口方向に戻って屋外に出て、建物の壁に沿った露天風呂に入りました。
見晴らしは良くないのですが、外気が気持ちよく感じられました。

(露天風呂)

お湯の浴感は内湯と変わりませんが、入っている人はにこやかで、全国各地からの入浴客とわかりました。
いつもこの季節に来るという富山の人がなつかしい富山弁を話していました。

(半身浴槽)

松代温泉は温泉の成分が濃く堆積物が溜まりやすい温泉ですから湯疲れがします、。

今日は頑張りすぎました。

国民宿舎松代荘のホームページへリンク


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鎌倉身辺雑記・ヒマワリ

2012年08月27日 | 鎌倉

6月に植えた数本のヒマワリは1メートル以上に育ち、8月半ばからほころび始めました。

ほころび始めたヒマワリは4~5日で円形になります。

(ヒマワリの蕾1)


(ヒマワリの蕾2)

最初に開いたヒマワリは円形でなくいびつにほころびました。

(ヒマワリほころぶ)

そして4日後に円形になりました。

(ヒマワリ咲いた)

咲いたのは6本の内2本だけで、残りの一部は半開きですが・・・。

(全景)

狭い庭にヒマワリは存在感があります。

なぜか全て南東の方向に向いています。


鎌倉身辺雑記・粘液嚢腫

2012年08月23日 | 鎌倉

発病の時期は特定できないのですが、およそ2年ほど前、左手の親指の付け根が腫れ始めました。
最初は気にならず、ずっと放置していたのですが、2011年8月に腫れが大きくなり、つっぱって、若干痛みを感じるようになりました。
8月末に、近所の皮膚科の開業医に診てもらうと「粘液嚢腫」という診断でした。
長引く、がんではない、とのことで、その日から治療が始まりました。

先生は、穿刺して、傷の中からゼリー状の粘液を絞り出し、傷口にステロイド剤の軟膏を塗り、傷口にサトウザルベ軟膏を塗ったガーゼを貼り付けて包帯を巻いてくれました。
このとき処方された薬は「サトウザルベ軟膏(10%)」と「リンデロン-VG軟膏」です。
用法は、1日1回、入浴後に、患部にリンデロンVG軟膏を塗布した後にサトウザルベ軟膏を塗ったガーゼ(2センチ×1センチ)で覆うこと。サトウザルベ軟膏はおよそ1週間後に傷口がふさがったら後はリンデロンVG軟膏のみ塗布するということでした。

(治療中の粘液嚢腫)


(サトウザルベ軟膏(10%))

傷口がふさがる前に、この指に力を入れたりすると粘液が漏れ出したり、傷口がふさがっても4~5日で粘液が漏れることがあります。

およそ4週間ほどで先生に見てもらうと、やはり穿刺して、リンデロン軟膏を塗布してサトウザルベ軟膏のガーゼで包帯という治療が続きました。

2ヶ月位経ったとき、この治療に、「トレニゾンテープ」という透明の貼り薬が加わりました。

入浴後、トレニゾンテープを使うかリンデロンVG軟膏を使うか自分で判断し、自分で治療するわけです。
先生に診てもらうのは1ヶ月に1回ぐらいですが、薬が無くなるタイミングもあり、3~4週間で診てもらう事もありました。
また、自分で穿刺して粘液を絞り出し、リンデロン軟膏を塗布した後サトウザルベ軟膏のガーゼを張って、包帯ではなく絆創膏(バンドエイドの類)で押さえるという療法を編み出した後は顔を洗ったり水仕事をしたりすることが楽になりました。

また、トレニゾンテープを貼れば、風呂も両手を使って入れることが分かり不自由さがかなり和らぎました。

転機は治療開始から8ヶ月位経ってからで、粘液の浸出量が少し減ってきたように思えて、希望が見え始めました。
10ヶ月目には、浸出量が際立って減ってきました。

最後に先生に診てもらってから1週間後の写真が下記です。

(最後の穿刺から1週間)

また、最後に先生に診てもらってから1.5ヶ月後の写真が下記です。

(最後の穿刺から1.5ヶ月)

一部、凹んだまま同じ高さに回復しない場所がわずかに有り、またどうしたら再発するのか不明ですが、8月末に先生に診てもらおうと思っています。


鎌倉身辺雑記・夏の庭

2012年08月19日 | 鎌倉

今年の園芸は、6月に来た台風でいろいろと影響を受けました。

まず、オミナエシ。
葉の部分が塩を含んだ雨に打たれて枯れてしまい、花だけが咲いたのですが何か力のない花で、秋が来る前に終期を迎えています。

(終期のオミナエシ)

種から育てたハマユウも花に勢いがありません。

(ハマユウ)

朝顔は、ブロック塀の高さまで園芸用のネットを張って、一日数十センチも伸びる蔓の誘引に毎日時間を取られます。
早く花をつけないよう、誘引を強引にやって、蔓を左右に引き回すのですが、なかなか上手く行きません。

(朝顔の誘引)

夏の昼食はソーメンが定番ですが、6月の台風の影響で、大葉の苗が全滅したので、その後種をまき、これだけは強い陽射しで、10枚88円の大葉は買わなくて済むようになりました。

(大葉)


毎年、8月の半ばに花が咲く素心蘭は、やはり、6月の台風で葉が傷み、花が少ないようです。

(素心蘭1)


(素心蘭2)

あと、6月の台風でコスモスの芽が全滅して、その後播いた種は何故か弱々しく、大きく育ちません。

で、ひまわりを植えました。
(この報告は次回にします。)


信州松代温泉の旅(8)・松代温泉公民館

2012年08月14日 | 温泉

松代温泉地区の一角に、昭和50年代に造成された住宅地があり、温泉団地と呼ばれています。
住宅地はしっとりと土地になじみ、旧市街地とは別の印象があります。

ここの住宅地の中心に近い場所に松代温泉公民館があります。

(松代温泉公民館)

公民館の建物は平屋建てで、地区の共同浴場の他に集会所などの機能を果たしています。
やや年季の入った建物ですが、脱衣場は改装したのか、木の脱衣だなは真新しい感じです。

(脱衣場)

浴室は、浴槽と洗い場だけで比較的狭いのですが、お湯は威勢良く注がれ、掛け流しであふれるお湯も半端ではありません。

(温泉浴槽)

湯口は浴槽の左奥のプラスティックのパイプで、そこから透明のお湯が流入しています。
お湯は、浴槽に滞留している間に酸化し、笹濁りになります。

ぬるめの身体に良くしみ込むお湯です。

(浴槽の排湯出口)

お湯が流れ出るのは洗い場側の角ですが、この付近は温泉成分が析出しておもしろい模様を描いています。
浴槽の縁に座ろうと思っても痛くて座れた物ではありません。

源泉名は「松代温泉親三号泉」で泉質は含鉄(Ⅱ)-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。湯温は45.2度。
理想的な条件のお湯が外来者でも250円で入ることが出来るなんて夢のようです。

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信州松代温泉の旅(7)・寿楽苑の温泉

2012年08月11日 | 温泉

旅館寿楽苑は一陽館と道路を隔てた向かい側にあります。

二階建ての建物で、玄関脇に帳場があります。

(寿楽苑)

帳場で日帰り入浴をお願いするとおやじさんが浴場に案内してくれました。

さして大きくない脱衣場で、木の棚とプラスチックの脱衣籠が置いてあります。

(脱衣場)

浴室に入ると、手前に白湯(温泉でないお湯)と洗い場があり、奥が温泉の浴室です。

(温泉浴槽)

浴槽はL字型になっており、湯口から透明なお湯があふれていますが、浴槽に溜まったお湯はやや笹濁りです。
入るとぬるめのお湯が肌に浸みます。

(湯口)

湯口を出るときは透明な温泉ですが、浴槽に滞留している間に酸化して笹濁りになり、茶色くなると効能書きに書いてあります。

(洗い場と白湯浴槽)


(効能書きの掲示)


(注意書き)

白湯槽の使い方も書いてあります。
身体の表面から温泉成分を洗い流して白湯に浸かり、もう一度温泉に浸かった後に身体を拭かないようにして衣服を着ると効能が高まるとのこと?

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で泉温は39.2度。
源泉名は松代1号泉。
隣の一陽館と同じような泉質ですが、加賀井温泉時代から井戸を掘り直したので歴史有る加賀井温泉とは名乗らなくなったのでしょうか?。

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信州松代温泉の旅(6)・加賀井温泉一陽館

2012年08月06日 | 温泉

虫歌の湯のフロントでタクシーを呼んでもらい、観光案内所経由で今日の宿として予約した国民宿舎松代荘に向かいました。
観光案内所では預けておいた荷物を受け取りました。

田園地帯に出て、松代温泉(旧名 加賀井温泉)の施設のある地区に到着しました。

国民宿舎松代荘にはチェックインだけして、付近の温泉を巡る計画です。

松代荘の前には赤丸ポストがありました。
この日2つ目の赤丸ポストです。

(松代荘前の赤丸ポスト)

今では、加賀井温泉を名乗るただ一軒の温泉宿「一陽館」は、松代荘の裏手にあたる場所にあります。
松代荘から歩いて4~5分の距離です。

(加賀井温泉一陽館)

一陽館はもともと旅館だったのですが、今は一浴料金を徴収して入浴のみ営業しています。

母屋にあたる部分に料金を支払う場所があり、その前に湯小屋があります。

(湯小屋)

初めて来たというとおかみさんらしき人が、湯小屋と源泉槽と露天風呂を案内してくれ、脱衣場は内湯の中に有る旨を説明してくれました。

内湯から露天風呂に行くのに裸でもかまわないと云っていました。

(内湯)

右側の男湯に入ると、細長い浴槽に沿うように脱衣用の棚があるいわゆる一体型の浴室で、脱衣場が独立しているわけではありません。
自分の脱いだ衣服を見ながらの入浴です。

(脱衣用棚)

内湯の浴槽の縁は堆積物ででこぼこしており、笹濁りのお湯があふれています。
お湯はぬるめです。
肌触りが良いというお湯ではないのですが、ぬるめのため、長湯しても疲れません。

湯口に土地の常連さんが入っており、お湯の効能をいろいろ教えてくれました。
お湯を舐めてみると塩辛さと苦み味が混ざっており、鉄分臭が加わります。
たとえて云えば鉄瓶で沸かしたお湯にとろろ昆布を溶いたような味です?。

(露天風呂)

常連さんが誘ってくれて、露天風呂に行ってきました。
露天風呂はさらにぬるめでした。内湯に戻る途中で、

(源泉槽)

内湯に戻る途中で、源泉槽がぶくぶくとあふれだしました。
間欠泉のように定期的にお湯があふれ、源泉槽の回りをお湯だらけにぬらし、さらに内湯に流入するお湯もふえて、内湯があふれ出す有様でした。

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信州松代温泉の旅(5)・虫歌の湯

2012年08月04日 | 温泉

旧樋口家住宅を出て、次は何処に行くのかちょっと悩みました。

もう一軒武家屋敷を訪ねるか?、真田家ゆかりの寺院をお参りするか?、温泉施設巡りをはじめるか?、という選択です。

昼食を摂ることも考え、温泉施設巡りをしようと思い、市街地からやや離れた「虫歌の湯」に行くことに決めました。
この施設は、路線バスの終点の「松代高校前」より2キロほど上の皆神山の麓にあります。
丁度路線バスが通りかかり、バスに乗って虫歌の湯を目指しました。

(虫歌の湯)

虫歌の湯は皆神山のすそを造成した敷地に建設された日帰り温泉施設です。
敷地と建物の規模は大きく、結構な人数が入っていました。

(脱衣場)

脱衣場のロッカーはコインの戻る仕組みの大きなロッカーで安心です。

内湯は石造りの高級仕様で、ぬるめのお湯が張ってありました。
入浴している人は少なく、窓側に戸があって、露天風呂に出ることもできます。

(内湯)

露天風呂もぬるめのお湯です。

(露天風呂)

お湯は特徴があまり無いお湯でした。

温泉成分分析書が脱衣場に掲示されていましたが、加賀井温泉とこの地の冷鉱泉の混合泉だそうです。
ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(泉温18.3度)とありました。

大広間にはかなりの人がくつろいでいました。
大きなお風呂に入って、そろって食事が出来るという図式は、日帰り温泉施設が流行る一つの家族のあり方でしょう。

(大広間)

大広間の前の厨房で掻き揚げソバ¥850を頼み、ロビーの椅子席で食べました。

(掻き揚げソバ¥850)

ややこげた掻き揚げは課程の味がしました。


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信州松代温泉の旅(4)・武家屋敷旧樋口家住宅

2012年08月01日 | 温泉

真田宝物館の脇の広場を出るとすぐに立派な武家屋敷が公開されていました。

旧樋口家住宅です。
端正な門構えと、さして大きくない屋敷が外から見て取れました。

(旧樋口家住宅の門)


(旧樋口家住宅の説明板)

中に入ると説明してくれる方がいて丁寧に説明してくれました。

旧樋口家住宅は、真田藩の目付役の家で禄高は230石とのことです。
樋口家は高級武士の家柄で、1500名ほどの家臣団の中の序列はおよそ50番目とのこと
ですが、住宅は思ったより質素な印象を受けました。

(住宅を庭から写す)


(居室)


(具足)

旧樋口家住宅は指定管理者としてNPO法人夢空間という会が受託運営しているそうです。

入場無料でこのような貴重な施設を公開することは旅する人に感動を与えます。

(門前の菊)

門前には見事な菊の鉢も飾られていました。


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