(この旅は2014年4月に熊本県菊池温泉と山鹿温泉を旅した時の記録です)
平山温泉では二軒の共同浴場に入りました。
さて、昼食の件ですが、山鹿バスセンターにあった観光案内所で聞いた範囲では平山温泉にも有名なそばやがあるのだが、お店の評判は各人の好き好きなので、山鹿市街に戻って昼食を摂ったらどうだろうかということになり、すやま旅館のおかみさんにタクシーを呼んでもらい山鹿市街に戻りました。
戻った先は、この日泊まる予定の旅館「寿三」です。
受付で荷物を預かってもらい、さっそく山鹿市街の散歩ですが、旅館の位置から考えると「さくら湯」に入ることにしました。
さくら湯は旅館から5分ほどの至近距離です。
(さくら湯)
さくら湯は規模といい、復元後の姿といい半端ではありません。
さくら湯は江戸時代から幾多の変遷を経て平成24年に再生しました。
江戸期に創設されたさくら湯は、今回の再生により、外観は昭和48年の解体前の姿になり、•内観は昭和33年改修前の姿に再生 したとのとのことです。
詳しくは、 オフィシャルホームページで・・・
さくら湯で
さくら湯は正面(県道側)からも裏面(公園側)からも入ることが出来る構造になっています。
通常は南側からの出入りが一般的らしいのですがこの日は国道側の玄関も開いておりここから入りました。
ちなみに、公園側の入り口は次のような唐破風屋根の玄関です。
(さくら湯-公園側の入り口)
脱衣場はどちらの入り口から入ってもそれぞれについています。
(脱衣場)
浴場は大浴槽が中央にあります。大理石の縁取りです。
床は滑りにくい鍋田石です。
(内湯浴槽)
(別角度の内湯浴槽-2)
お湯はアルカリ性単純温泉で、ヌルヌルスベスベの極上のお湯です。
源泉が、大浴場の中央にある半楕円系の内側からあふれて来ます。
浴場でお湯に浸ると、高い天井が見えますが、脱衣場から階段を下って浴場に届くわけですから浴場の場所は半地下ぐらいのレベルです。建物の湯気抜きが高い場所にあるので、大きな空間が浴槽の真上にあるわけです。湯気のこもらない、気の利いた設計です。
洗い場は二カ所あります。
(洗い場)
(別の洗い場)
玄関が二カ所あるので洗い場も脱衣場の位置によって選ぶことができるわけです。
ともかく、この壮大な共同浴場が山鹿市の再生につがっていることは間違いありません。
よくもここまで徹底した企画を実現したものと、関係者に敬意を表します。
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