突然ですが、円覚寺の塔頭の龍隠庵の恒例の餅つきの報告です。
2012年12月28日に、年末恒例の龍隠庵の餅つきがありました。
龍隠庵は北鎌倉の臨済宗大本山円覚寺の塔頭の一つです。
円覚寺の山門(三門)をくぐり、左手の選佛場と在家用の座禅堂居士林の間の石畳を上ります。
(円覚寺の山門)
(選佛場)
(表札の石)
ゆるい石段を上って上に上がると廻りの景色が一変します。
開けた広場の右側は龍隠庵の客殿ですが、左手には円覚寺の山門や法堂などの屋根が見えて良い景色です。
この広場に人々が集い、餅つきの最中です。
(人が群れる)
人が群れている中心は、餅つきの二つの臼です。
裏方の持ってくる蒸し上がったもち米を丁寧につぶした後、みんなで餅つきです。
(先ず餅米をこねる)
こねるための杵は先が細めの杵で、3~4人で廻りながらこねていきます。
そして餅つきです。
(もちつき1)
(もちつき2)
老いも若きも、ご婦人も子どもも参加者はそれなりに餅をつきます。
(もちつき3)
(もちつき4)
子供さんには住職や世話役の大人がアシストします。
(もちつき5)
2013年の正月用のお供え用餅を作った後は、つきたてのお餅を千切って絡み餅にして、参加者全員で頂きます。
(もちを千切る)
(絡み餅を作る)
大根おろし、きな粉、餡、ゴマ、などが定番で、その他に熱々のけんちん汁、自家製漬け物などがあります。
(みんなで食べる楽しい昼食)
(裏方1-せいろで蒸す係)
(裏方2-けんちん汁の係)
(裏方3-お供え餅の係)
龍隠庵はおよそ13年ほど前に再興されました。
住職の努力や、住職の人柄、周囲の方々のサポートもあって、今や多くの人が集まるお寺になりました。
本堂や客殿は質素なままですが、いろいろな催し物を開催し、多くの人が集い、何かを得て帰って行く場所に変身しました。
(龍隠庵本堂)
(住職)
志戸呂焼きの作陶家の心齋さんが静岡県から駆けつけ、恒例の呈茶のお茶の先生も庫裏の座敷から応援です。
(志戸呂焼作陶家-心齋さん)
今年もお茶の先生の写真を撮らせてもらいました。
(お茶の先生)
この日は一家総出の参加者も多く、もちを搗くための裏方さんも大忙しでした。
モチ米は150Kgとのことで、年々増えているそうです。
あいにく夕方から小雨がぱらつきましたが参加者は楽しく過ごしました。