JR横須賀線の北鎌倉駅前にある円覚寺は臨済宗円覚寺派の総本山です。
龍隠庵は円覚寺の塔頭で、今年も暮れの12月28日に年末恒例の餅つきが行われました。
(円覚寺総門)

龍隠庵は境内を入って三門をくぐり、同仏殿の左側にあります。
正確には仏殿の直ぐ左側は居士林で、居士林に沿って、長い石段を上った先にあります。
(龍隠庵の道案内)

石段は途中で折り返します。
(石段)

ゆるやかな石段を上りきると視界が開けます。
笑顔の住職が出迎えてくれます。
(住職)

龍隠庵の餅つきには、今年は先代の円覚寺管長の大老師も顔を出されました。
(住職と大老師)

(住職と大老師2)

今年の客殿は、屋根のブルーシートが銀の防水シートに変わりました。
この餅つきは10年以上続いている行事で、住職の人柄と努力と周囲の人達の熱い支援で長く続いて来ました。
300人以上も人々が集まるので、餅米の手配や、けんちん汁用の野菜の手配と下ごしらえ、昼食として頂く絡み餅用の食材の用意等々から、ごみ処理の方法まで、かなりの準備が必要です。
搗く餅米は今年は160キロと聞きました。
客殿から円覚寺境内を見ると、ほんのちょっと位置が高くなっただけで見慣れた円覚寺と別の景色が見えてきます。
(龍隠庵からの景色 遠くの屋根は居士林と仏殿)

さて、餅つきは二つの臼を並べて次々にせいろで蒸された餅米が運び込まれます。
(餅つき風景1)

(餅つき風景2)

大老師も力強い杵さばきです。
(餅つき風景3)

(餅つき風景4)

(餅つき風景5)

裏方で餅米を蒸す担当には5~6人ほどが前日から対応し、前日にはお供え用の餅を数臼搗いたとのことです。
(裏方のせいろ番)

撮影時はせいろを抱えて持って出た後なので二段のせいろだけ撮影できました。
ご苦労さまです。
以下次号